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全国秘湯巡り・青森県青森公衆浴場巡り 2011
第1日目 東京→新青森→五所川原→
つがる市→
五所川原 第1日目● 新青森へ(はやぶさの「がんばろう日本」)2011年7月9日から東北新幹線のダイヤがほぼ大震災前の状態に戻った。 7月16日からの海の日の三連休は、待ちに待った新青森までの東北新幹線初体験が可能になった。 乗車券発売日の6月16日は、早起きして大船駅に予約に行ったのだが順番は3番で、目当ての「はやぶさ」の切符は手に入らなかった。 第二希望の「はやて」はどうにか入手出来たのだが、東京出発が16分遅く新青森到着は50分ほど遅くなるので、新青森駅での昼食はあきらめ、駅弁の昼食と計画を変えた。 はやぶさが入線し出発するまでの21番線ホームは「はやぶさ」フィーバーで混雑した。 ようやく「はやぶさ」をカメラに収めて、「がんばろう日本」のロゴもうまく撮れた。
● 仙台のおべんとうはやても車内は満席だった。仙台で6分の停車があり家人がホームに下りて駅弁を購入してきた。 こばやしという料理とお弁当屋さん。 時間が早いので、盛岡に着いたら食べる事にした。
昼食が終わって八戸に着く。 八戸から新青森までの新規開通部分はトンネルが多く残念ながら景色を楽しむ前に終点となった。 このページのTop ● 新青森駅新青森駅は歓迎ムード?一色だった。ホームでも、改札の外でも、垂れ幕を掲げたり観光案内のパンフレットを配ったりして多くの人が動員されていた。
ただ、歓迎ムードとは裏腹に、旅行者に対する準備が整ったとは言い難い気がした。例えば、五所川原に路線バスで行きたいと思って、五所川原行きのバス停の場所をいろいろな方に聞いてみたが要領を得ず、皆が教えてくれるバスターミナルの4番乗り場には五所川原行き時刻表が無い。 何度も聞き回った末、ようやく反対側(駅裏)にあることが判ったが目指す時間のバスには乗り遅れた。 また、後で述べるが、コインロッカーは駅舎の外の高架下にあり、鉄道で旅する人の利便性を考慮したとは言い難い。 駅の幹部が駅頭に出て観光客に手を振るとか、浅虫温泉のおかみさんが歓迎の旗を振るのが真の歓迎なのかしばし考えさせられた。 駅裏で乗った弘南バスの運転手さんは、青森の人は弘南バスの事情をよく知らないのではないかと云っていた。 このページのTop ● 五所川原へ五所川原行き弘南バスは三内丸山遺跡のそばを通り、程なく森にさしかかり、やがて街道に出て、一時間丁度で五所川原に着いた。
宿泊予定のサンルートホテルにチェックインし、タクシーで木造に向かう。 旧木造町は今はつがる市というが、JR五能線の木造駅の遮光器土偶を見て、駅付近に点在する公衆浴場に入り、夕方五所川原に戻るという計画だ。 ● つがる市 JR 木造駅の遮光器土偶「しゃこちゃん」木造駅舎のしゃこちゃんは、2011年1月25日に朝日新聞で写真入りで紹介された。それ以来、機会があったら温泉巡りのついでに是非カメラに収めたいと狙っていた。 朝日新聞の記事 しゃこちゃんを背負った駅舎は、先ほど見た新青森駅より親しみが持てた。 左足を欠いたまま発掘された姿がそのまま拡大されている。 このページのTop ● あずましの里温泉 いい湯だな(第1湯目)家人を市営のしゃこちゃん温泉の前で下ろし、あずましの里温泉 いい湯だなに行ってタクシーを返した。家人とはしゃこちゃん温泉で後ほど合流の予定。 あずましの里温泉 いい湯だなは大型の温泉銭湯で、ロビーと脱衣場が広く、また浴室も広い。 浴室に入ると、タイル張りで、浴槽は変型の四角形で、浴槽の周りにカランなどを備えた洗い場があり、浴槽は24〜5人は入れそう。 透明で薄黄色のお湯は、入ると肌がぬるぬるスベスベ感につつまれ、お湯が肌にしみ入る感じ。 お湯は熱めで、加水、塩素殺菌をしているらしいがカルキ臭は気にならずとても気持ちが良かった。 受付にいたおかみさんにタクシーを呼んでもらい次の公衆浴場を目指す。 このページのTop ● 光風温泉(第2湯目)光風温泉は、自動車整備会社の経営者が敷地内に掘った温泉の良さを地域の人にも楽しんでもらいたいと、自ら公衆浴場を経営することにした温泉好きには有名な温泉で、ここも一度は訪ねたかった温泉の一つ。もう無くなったのだが、NHK の「ふだん着の温泉」という番組でも取り上げられた。 光風温泉は、鉄骨造の工場のような建物で、休憩室が広く一部畳敷きの他は粗末なベンチが置かれていた。 おかみさんが浴場内の番台からここに出て来て入浴料金を集めていたが、これがなんと¥250でかなり安い。 浴室に入ると先客がいて、奥の浴槽の方がぬるいと教えてくれた。 いろいろ話している内に神奈川県から公衆浴場巡りに来たこと、会長(じっこ)のテレビを以前見たこと、家人はしゃこちゃん温泉で待っていること等を話したら、会長が来る時間だからゆっくりと出て、一目会っていった方がよいということになり、時間を調節した。
会長はテレビで見たとおりの人で、湯治のために方々のお湯を訪ねたが、自分の工場から出たお湯が自分に一番良く合うと話していた。 先ほど話した先客が次の屏風山温泉まで自分の軽自動車に乗せて連れて行ってくれた。 このページのTop ● 屏風山温泉(第3湯目)屏風山温泉は光風温泉としゃこちゃん温泉の中間に位置し、どちらからも近い場所にある。旅館の浴場を公衆浴場として公開しているらしく、旅館側には家族風呂もあるとのこと。 浴室中央に大きめの浴槽があり、金属製のパイプから源泉が注いでいる。 お湯はやや熱めで44〜5度程度か?。 やや黄褐色系で透明のお湯は塩辛く、入るとぬるぬるスベスベ感が強い。 脱衣場ももちろん広い。 光風温泉も屏風山温泉も極上の源泉がふんだんに使われ、塩素殺菌のカルキ臭はほとんど感じられない。 屏風山温泉からは徒歩でしゃこちゃん温泉に行った。 田んぼの中の道を6〜7分でしゃこちゃん温泉に着いた。 家人がしゃこちゃん温泉のロビーで待っていた。 このページのTop ● しゃこちゃん温泉(第4湯目)としゃこちゃんのイラストしゃこちゃん温泉というネーミングは、この土地の亀ヶ岡遺跡から発掘された「遮光器土偶」から由来し、地元ではこの土偶をしゃこちゃんと愛唱している。しゃこちゃんの姿は、JR木造駅舎に貼り付けられているが、しゃこちゃん温泉の前にある「つがる市縄文住居展示資料館」の入館券に印刷された佐藤公知氏のイラストが素晴らしい。 という訳で、しゃこちゃん温泉に入る前に、木造駅やつがる市縄文住居展示資料館などを見学し、また周辺の良質の温泉銭湯に浸かり、この日最後のしゃこちゃん温泉に入る時はかなり消耗し、温泉のレポートも散漫になりそうだった。 家人の待つしゃこちゃん温泉のロビーの休憩所で軽食を食べ、五所川原へ戻る交通機関を調べたら、5時半前後にしゃこちゃん温泉の前を通る路線バスがあることを知り、ゆとりを持ってしゃこちゃん温泉に入る事が出来た。 しゃこちゃん温泉は現在はつがる市の市営施設で、広いロビーがあり、ロビー脇には休憩室があり、広い浴場には多くの浴槽やサウナ室が備わっている。 ジャグジー風呂、メインの浴槽には一部泡風呂が付いており、水風呂とうたせ湯があり、建物に囲まれているものの露天風呂(岩風呂)まである。 設備的に恵まれている上に、お湯の質が良い。 (弘南バス五所川原行き) お湯はウーロン茶色だが透明で、ナトリウム−塩化物泉は塩味がして、加水や塩素殺菌のカルキ臭も気にならない。 入浴だけだと¥320だが、施設全体を使う一日券は¥500で、ここでのんびりと一日過ごしても良いかも知れない。 五所川原行き弘南バスはやや小振りのバスで、五所川原までおよそ15分。 立倭武多の館前で下りて立倭武多を見物した。 このページのTop ● 五所川原市 立倭武多の館五所川原の立倭武多は1996年に市民有志が明治時代の巨大ねぷた(高さ22メートル)を復活し、1998年から「五所川原立倭武多」の名前で8月初旬の四日間祭りとして市内を運行する事になった。五所川原市は立倭武多の運行ルートの電線や電話線を地中線化して、高さ23メートルの立倭武多の運行に支障の無いようにするなど、かなりの力を入れている。 ひろさんは2005年にこの運行を五所川原商工会議所の設置する有料観覧席で見たのだが、その際は立倭武多の館は家人だけが見学し、ひろさんは五所川原の公衆浴場巡りで忙しかった。 今回は、五所川原の公衆浴場は一箇所だけ明朝入る予定なので、ホテルに戻る前に寄ってみたわけ。 立倭武多の館には巨大立倭武多が3年分保管され、新しい立倭武多が出来た翌年は、一番古い立倭武多が昇天されるとのこと。
立倭武多の館の建物の高さは38メートルで、エレベーターで上まで上がり、回遊式に一回まで歩いて、三台の立倭武多を立体的に見学することが出来る。 今年の立倭武多には「がんばろう東北」の文字が鮮やかだった。 このページのTop ● ホテルサンルート五所川原ホテルサンルート五所川原に戻った。フロントの女性が、ホテルサンルート版「がんばろう日本」のバッジを胸に付けていたので是非にと頼み込んで、従業員用のバッジをもらった。
ホテルサンルートの夕食 食事の時間になっていたので食堂に行った。 このホテルの食堂は見晴らしが良く、過去に昼食だけを摂りに来たことがあったが、今回は宿泊料に朝夕の食事が付いて一人 \7000 という格安の料金でツインルームを選ぶことが出来た。
いくつかのコースの中で、ホタテづくしコースと海鮮コースを選んだ。 過不足無いメニューで、新鮮な青森の魚介類が美味しかった。 この日一日雲に隠れていた岩木山が、夕暮れの中をようやく顔を出した。 ● ホテルサンルート五所川原のお風呂(第5湯目)ホテルサンルート五所川原の温泉は、三階にある男女別大浴場。片方は10人以上入ることの出来、もう片方は6〜7人入る事が出来る。 脱衣場はどちらも同じようなサイズで比較的狭い。 お湯は、敷地内から汲み上げた天然温泉で、無色透明。 入ると、肌がぬるぬるとした感触に包まれるナトリウム−塩化物泉で源泉の温度は58.8度とのこと。 各部屋のユニットバスに入る気がしないし、食堂に訪れた際も入浴してから食事するという手もある。日帰り温泉の料金は¥400と格安。 このページのTop 第二日目● 磯の湯温泉(第6湯目)磯の湯温泉は朝4時半〜の営業。早朝に起きてお湯の支度をして出かけた。ホテルサンルート前の国道を北に歩いてほぼ7〜8分の距離。 国道とJR 五能線が交差する踏切際にある。 磯の湯温泉は結構な広さで、日帰り温泉系の施設のイメージに近い。 メインの浴槽は20人程度入れそうな広さで、その奥に源泉のみの熱い湯が満ちた浴槽が隣接する。 広い浴槽の両側に洗い場とカランがあり早朝から10人以上の人であふれていた。 事前にネットで調べた範囲では冷鉱泉の沸かし湯という情報だったが、平成19年に高温泉を掘り当てたとのこと。 塩味のぬるぬるすべすべのお湯で、源泉名は「磯乃湯温泉」。源泉温度は49.1度。 出た後もぽかぽかと身体があたたまるよいお湯で、循環使用でも気にならないような温泉だった。 ホテルサンルートの朝食 (ホテルサンルートの朝食) 一泊 \7000 という二食付き宿泊料の朝食は洋食を選んだ。 この他に、飲み物はセルフサービスのバイキングで、牛乳やジュース、珈琲、紅茶など。 場所は昨日と同じ六階のレストラン。 ということで、今回の宿泊所選びは大満足だった。 徒歩でJR駅前の弘南バスの五所川原駅に向かう。 五所川原駅 五所川原の駅はJR と 津軽鉄道の駅が並び、向かい側に弘南バスの待合所がある。 新青森駅経由青森駅行きのバスに乗る。 このページのTop ● 新青森駅のコインロッカーは駅舎の外(新青森駅のコインロッカーは駅舎の外)昨日通った道を戻り、1時間で新青森駅に着いた。 新青森駅を拠点に数カ所の公衆浴場を巡る予定。 で、荷物をコインロッカーに入れようとコインロッカーを探す。 案内板をたよりに行き着いた先は駅正面の外の高架線下のコインロッカーだが、何とここは駅舎の外。 JR東日本さん、これって無いよね!!!。 鉄道で旅する人は、荷物からどう逃れるかが勝負なのだが、鉄道会社はコインロッカーなどは鉄道事業と関係ないと、エキナカをフルに貸しビル業化して、コインロッカーを邪魔者扱いにしている姿を垣間見た感じ。 このコインロッカーの事業者は「新青森駅 あおもり旬味館」。 温泉銭湯巡りの後は、あおもり旬味館で食事をし、このビルの活気を写真に収め・・・ などと考えていたが・・・??? このページのTop ● 三内温泉ヘルスセンター(第7湯目)コインロッカーに荷物を収め駅裏に戻ってタクシーに乗った。三内温泉ヘルスセンターは近かった。 タクシーが三内温泉の敷地内に入ったら硫黄臭がした。 館内に入ると、受付があり、手前の券売機で購入した入浴券を受付に渡して浴場に入る。 脱衣場が広く、両サイドと中央に木の棚が連なる。 青森県の公衆浴場によく置いてあるようなコインロッカーが無かった。 浴室に入ると、女湯との境にプールのような石造りの浴槽が連なり、うす緑色で白濁の硫黄泉があふれていた。 豪快で、しかも味わい深い硫黄泉が、このような平地の青森市内で大量に湧出するなんて信じられないのだが、長年あこがれていた三内温泉は、皆さんの Web 紹介記事のように現実に存在した。 出た後も下着に硫黄臭が付きなかなか取れなかった。 受付にいた三内温泉のおかみさんにタクシーを呼んでもらい、線路の反対側のあさひ温泉に向かった。 このページのTop ● あさひ温泉(第8湯目)タクシーは、JR 在来線の海側に向かい、大通りのいくつかの流通センターを抜け、生協の裏側のあさひ温泉に着いた。大きな公衆浴場だった。 脱衣場が広く、木製の棚が連なっていた。 浴室はタイル張りで、メインの浴槽が15〜6人入れる大きさで、他に、水風呂、子供風呂、ガラスに仕切られたうたせ湯があり、その他にサウナ室もあった。 メインの浴槽の縁取りは桧の板が張ってあって、浴槽の縁に座って足だけ浴槽につかるとお尻の肌触りが良く心地よかった。 お湯はややぬるめ。 掛け流しの温泉が売り物で、同社のホームページによると源泉は「アルカリ性単純温泉(低張性中性高温泉)」とのことで、源泉温度は42.5度。 近くのもう一軒の公衆浴場を廻ることも予定に入っていたのだが、青森で昼食を摂らずに八戸で昼食を摂るのなら、予定の新幹線の列車より前の列車に乗った方が良さそうだと思い、タクシーで新青森駅に戻った。 高架下のコインロッカーで荷物を出し、緑の窓口で変更を申し出たら二列車前のはやての予約が取れた。 このページのTop ● 八戸へ(八戸パークホテル)はやては約23分で八戸に着く。 八戸は一泊するのでホテルが拠点になる。 在来線で本八戸駅に行き、午前中なのでホテルで荷物を預かってもらうつもりがそのままチェックインが出来た。 こういう融通が利くのは東北ならではか?。 荷物を置いて、お風呂セットとカメラを持って町に出た。 繁華街で昼食を摂って、バスで鮫に向かい蕪島に行き、その後八戸の温泉銭湯に寄る予定。 いずれにしても、蕪島の無事な姿が見たかった。 昼食は南部亭のそば 繁華街にあるみどりやの6階にいき、南部亭というそばやに入った。 月見とろろそばと山菜おろしそばを頼んだ。 価格、味ともまあまあ。 このページのTop ● 蕪島とウミネコ さらに、ワンコインバス「うみねこ号」とJRのリゾート「うみねこ」外に出ると、バス停が近い。鮫行きのバスは直ぐに来た。 陸奥湊は駅近くよりは海側を走り、鮫のJRの駅を超えて街中のスーパーの前が終点だった。 蕪島まで約1キロで、途中の塀には鮫小学校の生徒さんの蕪島案内の壁画が描かれていた。 海岸に出ると、突然遠方に蕪島が見え、ウミネコの声が聞こえた。 蕪島は健在だった。 鳥居や参道の両側、蕪島神社を取り巻く灯籠の上には全てウミネコがとまっていた。 ウミネコの糞を避けるため、カサをさして蕪島神社に上った。 ウミネコの幼鳥が1〜2割混じっていた。 昔来たときに比べてウミネコの総数は多いように感じた。 下に下りてまたウミネコの群れを撮影した。 蕪島から立ち去りがたかった。 JR 鮫駅に戻ろうと少し歩いたら、鮫駅と種差海岸を往復しているワンコインバスの「うみねこ号」が来たので乗せてもらった。 料金は¥100。 このバスの運行については予備知識が無かったが有り難かった。 ちゃんと計画していたら、種差海岸行きも出来たかも知れない。
ついているときはついているもので、JR鮫駅でしばらく待って、市の中心部に向かったのだが、この列車もリゾート「うみねこ」だった。
家人を列車に残して、一人で陸奥湊駅を降り立った。 (注:帰宅後ネットで調べたら、リーゾト「うみねこ」は2011年4月以降9月まで、八戸から三陸鉄道北リアス線に乗り入れて、八戸<−>宮古間を1日1往復することになっていたが、2011年3月11日の大震災によって鉄道が寸断され、この時点では八戸<−>種差海岸の1往復のみ運行されていたとのこと。) 駅に近い公衆浴場「柳湯」に寄る作戦で、家人はパークホテルに戻るという。 このページのTop ● 柳湯(第9湯目)柳湯は陸奥湊駅を山側に下り、新井田川方向に歩く。ほんの数分で、新井田川をまたぐ柳橋の近くの柳湯が見つかり、木造としては大きな建物に驚いた。 今回の旅の企画時に電話を入れるとおかみさんらしい人がでて、浴場のタイルが落ちたが改修して復旧したので是非来て欲しいという震災の被害の話があった。 メインの浴槽は壁のコーナーに沿った変型の浴槽。 壁側にいろいろの仕掛けを施し、立ち風呂、座風呂、寝湯、ジャグジー、電気風呂や薬湯など、試してみるとそれぞれ楽しい。 立ち風呂は底に石が敷かれ遠赤外線が出るという。足踏みしながら入ると身体に良いそうだ。 立ち風呂、座風呂ともにスイッチを入れるとジェットバブルが出る仕組みになっている。 海水の成分に近い塩味の温泉は、ナトリウミ−塩化物泉で湧出温度は12.6度。 出がけに番台にいた男性に聞いたところ、タイルは直したが温泉の配管が一部損傷を受け、冬までには補修の必要があるとのこと。震災の傷跡はまだ残っていた。 バイタル温泉柏崎への道を聞いたら、柳橋を渡って直進とのこと。 このページのTop ● みどり温泉(第10湯目)途中までバイタル温泉に向かっていたが、あまりの暑さにファミリーマートに寄って清涼飲料水を購入し、あわせてタクシーを呼んでもらった。運転手さんに相談すると、みどり温泉の方がわかりにくいのでみどり温泉を奨めてくれた。 場所は八戸聾唖学校のすぐそば。 周囲は静かな住宅街で、50年以上も営業を続けてきた。 創業は昭和32年で、現在は二代目の経営。 内部は昭和の面影を良く残していた。 二階建ての建物の一階部分に浴場があり、入ると昔ながらの番台がある。 昔ながらというのは、脱衣場側を向いているということ。 浴室内は両サイドと真ん中にカランがあり、突き当たりがメインの浴槽。 浴槽には、1メートルほどの高さの岩の間からお湯が注ぐ。 この浴槽には間仕切りがあって、超音波風呂と電気風呂が続く。 奥にガラスの壁を隔ててサウナと水風呂がある。 お湯はナトリウム−塩化物泉で湯温は27.8度。 この源泉は創業時からの源泉とのこと。 加熱されたお湯は適温で、無色透明。 肌触りなど特色はないが、カルキ臭も少なく、さっぱりとした浴感は毎日入りたくなりそうだ。 籐製の脱衣籠が数多く積まれていた。懐かしいね。 二代目のおかみさんといろいろ話をし、その後タクシーを呼んでもらった。 パークホテルに戻りしばしの休憩。 このページのTop ● 八戸七夕祭り八戸の繁華街で夏祭りが始まるというので出かけてみた。歩道には屋台が出てイカ焼きを焼き、生ビールーを売っていた。 午後5時半に交通が遮断され歩行者天国になると、大通りに七夕飾りが吊され、各商店や地元町内会などがライブやパフォーマンスを行った。
このページのTop ● パークホテルの夕食ホテルに戻ると夕食。今回は繁華街に出ずホテルの食堂で夕食を食べる、朝夕付き宿泊料 \7490 というコースを選んだ。 それぞれ、和食と家人の中華というコースで、場所は一階のレストラン。 このレストランは庭に面しており、雰囲気も良い。
和食はお造りと杜仲豚の冷シャブが中心で8品。 中華はスモークドダックのチャイナクレープ巻き(北京ダック風)と牛肉と海老の酢辛味煮、四川風ゆでギョーザ、ジュンサイとハムのスープ卵白仕立など。 飲み物は国産ビール小瓶付。 結構な味と適切な量とで本当に堪能した。 レストランの外の庭園では、ビヤガーデンが流行っていて20人程が生ビールで盛り上がっていた。 このページのTop 第三日目● 温泉みちのく(第11湯目)朝起き抜けに温泉巡りを始めた。 朝食前に一人で、、温泉みちのくとバイタル温泉柏崎をまわってこようというもの。フロントにタクシーを呼んでもらった。 温泉みちのくは意外に近かった。 温泉みちのくの規模はかなり大きく、当然ながらロビーは広かった。大型のテレビなどがあり、なでしこジャパンの決勝戦が行われていた。 浴場は、脱衣場も広く、無料のロッカーがずらりと並ぶ。 浴室はタイル張り、一部御影石造りで、ほぼ真ん中に棚田状にメインの浴槽があった。 下から、ブラックシリカ入り風呂、ジャグジー、超音波風呂と4槽並び、壁際には電気風呂、寝風呂などが続いていた。 当然のことながら湯口に近い上の浴槽ほど浴槽内部の温度が高い。 他に水風呂とサウナがあった。 温泉分析表によると源泉は二種類あって、類家温泉は28.6度の冷鉱泉、類家温泉2号泉は46.8度の高温泉なので、浴室内に加水の表示とと加温の表示が表記されている。 お湯は割とさっぱりとしたナトリウム−塩化物泉で、無色透明。 循環利用で殺菌剤を使用とのことだが、においは気にならなかった。 温泉から出ると、なでしこジャパンのドイツでの決勝戦は延長戦に入っていた。 このページのTop ● バイタル温泉柏崎(第12湯目)徒歩でバイタル温泉柏崎に向かう。道は大通りなので分かりやすかった。 昨日訪れた「みどり温泉」に近い。 バイタル温泉柏崎は天然温泉でなく、バイタル濾過システムを通した弱アルカリ水を使用している銭湯なのだが結構繁盛していると聞く。 規模は温泉みちのくよりはやや小振りだが、みどり温泉よりは大きい。 浴室は、入るとすぐに丸い薬湯の浴槽があり、その先にメインの浴槽が続く。 メインの浴槽は女湯との境の壁側にあり、途中に間仕切りがあり、やや黄褐色の透明のお湯が張られている。手前がジェット風呂で一段下がって泡風呂。 アルカリ性のためか肌触りの良いお湯だった。 他に、電気風呂、寝風呂、打たせ湯、サウナ(ドライ・スチーム)、水風呂がある。 このように、いろいろのメニューがあることが流行る原因なのか?。 出たあと、おかみさんにタクシーを呼んでもらった。 遠くからいらっしゃったのか?と聞かれて、神奈川から来てホテルに帰りますと答えたら、お気を付けてとと云われうれしかった。 このページのTop ● 八戸パークホテルの朝食ホテルに戻ると、なでしこジャパンが優勝したと家人が騒いでいた。女性は強い。 八戸パークホテルのレストランは雰囲気がよいし、静かなのが良い。
家人ともども洋食を選択したので写真はこれだけ。 飲み物はセルサービスでミルク、ジュース、お茶、コーヒー、紅茶など。 食後、チェックアウトして、タクシーで本八戸駅に行き、陸奥湊の市場に行った。 このページのTop ● 陸奥湊の市場陸奥湊の市場は健在だった。大震災の被害を直接受けたのではないが、間接的には港が直結する商売だけにいろいろとあっただろう。 だが、おばちゃんたちは元気にいつもの通り魚をさばき、刺身を造り、干物を並べ、ホタテを見つくろっていた。
市場の隣の果物屋さんは、青森名物のあんずの八助が旬を迎え、青森産のサクランボもジューシーで酸っぱく、7月らしい風景だった。
市場の向かいの乾物屋さんも健在。
このお店で、北海道南茅部産の真昆布が見つかり大量に買ったほかにホタテ貝柱の干したもの等も買った。 大洋食堂 大洋食堂をのぞいてみた。 自分時を終わって、おばちゃん達はくつろいでいたが皆さん元気で、肖像写真はいつもの通り断られ、お茶を勧めてくれた。 陸奥湊は完全に復興を終えていた。 このページのTop ● はちのへ温泉(第13湯目)陸奥湊駅から在来線で八戸駅に着き、荷物をコインロッカーに入れた。八戸駅のコインロッカーはエスカレーターの下で、新青森駅と異なり少なくとも駅舎の外ということはなかった。 徒歩ではちのへ温泉に向かう。 およそ10分で到着。 ロビーも脱衣場も広い。 脱衣場は、コイン式のロッカーが大きさ別に数種類あってとても便利。 浴室は、左側にメインの浴槽が奥まで連なり、右側にはカランと洗い場がおよそ40人分ぐらい並んでいた。 長く連なったメインの浴槽は、ぬる湯、高温湯、ジェットバス、寝湯、電気風呂、といろいろ仕掛けがあり、他に水風呂やサウナ室。 お湯はうす黄褐色で透明のナトリウムー塩化物泉で舐めると塩味。地下水の加水はあるが循環はしていないと表示し、消毒臭もない 今回八戸市で5湯程入ったのだが、循環使用してない旨を宣言していたのははちのへ温泉だけであった。 昼食は駅弁 帰りの東北新幹線車内で食べる駅弁は、八戸駅前のユートリープラザ一階の物産館で買った。 八甲田の根曲がり竹の笹っ葉で巻いた笹寿司で評判が良いとのこと。 具はうに、いか、紅鮭、さば、ほたてと凝っている。
ただ、飲み合わせるビールは本物のビールで、自宅でよく飲む発泡酒でないのが残念だった。 このページのTop (若干の情報)
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