3巡目は乱れ打
1.松山周辺クラス会
44番〜45番・02年4月
2.結願は次の始まり
1番〜5番・02年10月
3.広島まで来たら
43番〜54番・03年9月
4.阿波路はコスモス
6番〜19番・03年10月
5.土佐路は雨模様
29番〜31番 37番〜39番・04年5月
6.2年ぶりの四国遍路
20番〜27番 32番〜33番・06年5月
2巡目四国遍路
(1998-2002)
はじめての四国遍路
(1995-1998)
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3巡目は乱れ打・その3
広島から松山へ・松山周辺の遍路
(2003年9月7〜9日)
第1日目、広島→松山
第2日目、道後→
浄瑠璃寺→
八坂寺→
西林寺→
浄土寺→
繁多寺→
石手寺→
円明寺→
太山寺→
延命寺→
しまなみ海道→道後
第3日目、道後→卯之町→
明石寺→
八幡浜→松山→羽田
(広島港の快速船)
シニアネット関連の集まりが広島で行われた。
広島まで来たら、四国に寄らない手はない。
で、二日ほど時間を取って、松山周辺のお参りをすることにした。
広島からの足は高速船。
広島港は工事中で、松山行きのフェリーと高速船では出発場所が若干違う。
高速船は1時間毎に出ており、呉経由と直行船とがある。 所要時間は1時間チョット。
松山観光港は初めてで、太山寺にかなり近い。
道後行きのバスが連絡しており、伊予鉄に沿って松山の市外に入り、市駅経由で
道後までおよそ50分。
(道後の足湯)
道後に着くと、陽が傾きかけていた。
今流行の足湯が大人気だった。
メルパルク松山にチェックインして湯に入り、夕食のため街に出た。
道後の居酒屋は道後温泉本館の直ぐそば。
道後温泉本館は相変わらず観光客の大人気だった。
(道後温泉本館) |
(道後の居酒屋) |
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第2日目
今回は、46番・浄瑠璃寺から、53番・円明寺まで廻り、ゆとりがあったらその前後をお参りしたいと考えていた。
46番・浄瑠璃寺
浄瑠璃寺へは、伊予鉄バス丹波線が門前まで運行している。
松山市駅で時間があったので、バスの切符売り場に入ったら、親切なお嬢さんが、西林寺から浄土寺までのバス「久米・窪田線」を教えてくれた。
この時期、まだ残暑が厳しく、遍路シーズンには入っていないが、マイクロバスの
7〜8人の遍路が多く、浄瑠璃寺も参拝客が絶えなかった。
(浄瑠璃寺・大師堂) |
(浄瑠璃寺・本堂) |
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47番・八坂寺
八坂寺は直ぐ。
ここも静かなお寺で、居心地が良い。
(八坂寺・山門) |
(八坂寺・大師堂) |
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48番・西林寺
八坂寺から西林寺までは、4キロぐらいだが交通機関が無く、残暑が厳しいので大汗をかいた。
(西林寺・山門)
途中、重信川の大橋を渡ると西林寺は近い。
西林寺もマイクロバスの小団体の遍路だけで、比較的静かなお参りだった。
西林寺の納経所は今日はご住職が担当か?
バス停を訊ねると、信号を斜め左に曲がり、小さな川の橋の際とのこと。
久米・窪田線の100円バスはマイクロバスだが、30分ごとに来るので予定が立ちやすい。
49番・浄土寺
久米の駅まで10分足らず。 久米の駅から浄土寺は近い。 浄土寺は丁度昼時でひっそりしていた。
アイスクリームを売るおじさんが居眠りをしていた。
(久米・窪田線バス) |
(浄土寺・山門と本堂) |
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50番・繁多寺
繁多寺へは、バスでも行けるが、今回は歩くことにした。
久米から石手寺に向かうバス道を歩き、途中からバス道を離れる。
(繁多寺)
昼食の時間だが、繁多寺をお参りした後、バスで松山市駅に出て、そこで昼食を摂れば太山寺行きのバスの時間を見ながら調節できると思っていた。
繁多寺も人はほとんど居ない。
すれ違った夫婦者に挨拶し、納経所に行く。
納経所では、年輩のご住職(と思われる人)と話をする。
暑い中で、更に暑い事をすると涼を感じるという話で、ゆっくりとお参りすることを奨められた。
禅問答的な話だったが、非常に知的な話だった。
バス停に向かう途中、缶入り飲料を求めて自動販売機の前に立っていると、通り過ぎた乗用車がバックで戻ってきて石手寺まで乗っていかないかと声を掛けてくれた。 有り難く乗り込むと、お二人は新居浜の人で、30年ぶりに遍路を再開した由。
51番・石手寺
(石手寺の鐘をつくご主人) |
(石手寺の二人) |
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二人は納経はしないが、本堂と大師堂でお経を読む。
ひろさんと行動パターンが違うので石手寺ではゆっくり話すヒマがなかったが、再度車に誘われ、太山寺と円明寺に行かないかとのことで、喜んでお願いすると、車に乗っている間にだんだん事情が飲み込める。
ご夫婦はひろさんと同年代。
最近、母親が亡くなったこと、それを機に10歳以上離れた弟が歩き遍路で結願したことなどが動機という。
むかし、納経帳や掛け軸は終わっているので、今回は、お経をあげながら廻っているとのこと。
53番・円明寺
国道を左に折れ、踏切を渡ると円明寺。
楼門が格好良い。
(円明寺楼門) |
(円明寺本堂) |
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52・太山寺
太山寺は門前町のような家並みの奥にある。
駐車場の上に納経所があり、その更に上300メートルぐらいのところの石段の上に本堂(重文)と大師堂がある。
(重文・太山寺本堂) |
(太山寺大師堂) |
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お参りを済ませて、まだ2時を廻ったところなので、今治の延命寺まで足を延ばすことを奨められ、同乗をお願いする。
海沿いの国道は空いており、途中「うどんや」で昼食を摂り、これをごちそうになった。
車の中でのお互いの身の上話などがはずみ、住所氏名を名乗りあったりする。
54番・延命寺
見覚えのある大西駅裏のバス停を過ぎると延命寺は近い。
(延命寺・大師堂) |
(延命寺の納経所) |
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延命寺は街道を左折した突き当たりにある。
庫裏ではお土産などを売っており、庶民的な印象を与える。
今回はこのお寺で打ち止めとし、明日天気が良ければ43番に戻ってお参りすることをIさんに告げた。
しまなみ海道
Iさんは、しまなみ海道の見える「糸山公園」に案内してくれた。
(しまなみ海道・来島海峡大橋)
糸山公園は今治側の入り口近くにあり、来島瀬戸が見渡せる。
来島海峡大橋は、馬島を土台にして大島につながっており、橋桁毎のワイヤーが美しく輝いていた。
「来島海峡展望館」には、基礎の工法の図解や、橋を吊っているワイヤーの模型などがあり尾道から今治まで観光で訪ねたいと思った。
今治駅まで送ってもらってJRで松山に戻りたいと思っていたが、Iさんは国道317号を通って約30キロの道のりを道後のメルパルクまで送ってくれた。
途中、今治藩の隠し田の桜の美しさなどを話してくれた。
Iさんの奥さんの薦めもあり、共同浴場の「椿湯」に行った。
巨大な風呂で気持ちの良い共同浴場だった。今まで、メルパルクの風呂か道後温泉本館の風呂しか知らなかったが、椿湯も非常に良い。
夕食は、伊予電に乗って松山に行き、8年前の最初の遍路の際に立ち寄った「とび魚」で食べた。
期待に違わず美味しい魚が出た。
第3日目
暑い残暑からの気候の変わり目か、松山駅前に着いたらドット雨が降ったが10分ほどで青空になった。
卯之町までJRの特急で約1時間。
43番・明石寺
卯之町から43番・明石寺までは良く知った道だ。
古い街並みから、聾学校の脇を通ると、深い杉林になり、急登をしばらく我慢すると峠に出て明石寺は直ぐ下だ。
(明石寺・本堂) |
(明石寺・大師堂) |
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明石寺もひっそりしており、個人の遍路客が数組とマイクロバスの団体だけだった。 ここの建物も古びていてかっこよく、心が落ち着くお寺だ。
広い境内にイチョウの木が2本ほど有りギンナンが落ち始めていた。
(宇和町の街並み1) |
(宇和町の街並み2) |
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来た道を戻り、宇和町の古い街並みを写真に撮り、JRで卯之町から八幡浜に行った。
2〜3時間ほどをどう過ごすのが良いか?。 森進一の唄の文句の牽引力が勝った感じ・・・。
ただ、八幡浜には
観光案内所は無く、駅舎に入っていた旅行会社で、八幡浜で何を見たらよいか聞いたが答えがなかった。
八幡浜
タクシーに乗って漁港へ行った。
孫を連れたおじいさんと、乳飲み子を抱いた若奥さんが釣りをしていた。
(八幡浜の漁港1) |
(八幡浜の漁港2) |
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松山に住むおじいさんが、伊予大洲に住む娘と孫のために釣りに来たとのこと。
サビキ釣りでアジ、シマアジ、メジナが入れ食いだった。
竿を借りてしばらく釣りを楽しんだ。
別れ際におじいさんから「巨峰」を一房頂いた。
八幡浜を後にして、松山から空港行きのバスに乗った。
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