S/A
出走予定7頭のうち2頭が出走回避してしまい、5頭立てとなったAmerican H.(G2)。あまりの少頭数のせいか、”出入り”のない淡々とした競馬が続き、ブレイク号は見せ場を作れずじまいで4着に敗れた。 レースは2番人気の逃げ馬Special Ringが好スタートを決め、飛ばしてハナへ。それを追いかけるように半馬身ほどの差で1番人気Candy Rideが追走する。この2頭から2馬身程離れた後方を残る3頭が差のない一団となって追いかける形。ブレイク号はその後方集団の後尾につける。何せ5頭の少頭数、しかも馬群が前から後まで4〜5馬身とあっては”最後方”追走という言葉は使いづらい(苦笑)。この形のままレースは淡々と流れ、1コーナーから2コーナー、向こう正面。5頭とも大きな動きもないままに、最終コーナーをカーブ。最終コーナーの仕掛け所でCandy Rideが満を持してSpecial Ringに競りかけていき、レースはペースアップ。ここで後続3頭は前2頭との差を詰められず、勝負あり。Candy Rideは直線最後の200mで先頭に立つと、後はジワジワとSpecial Ringを引き離し、その差が3/4馬身になった所でゴール。着差以上の完勝だった。ブレイク号は、最終コーナーで脱落したNinebanksを交わしただけで、直線でも見せ場を作れず4着に終わった。 日本に比べて少頭数になることが多い海外の競馬だが、5頭立ての4着。どう評価したら良いのだろう!?1番人気でハンデ頭の馬が1着、2番人気で準ハンデ頭の馬が2着、となったことを考えれば、これが今の力の差なのだろうか。ひとまず次走を見守りたい。
7/4 American H.(G2)(Hollywood Park Race7 芝9F 7頭立)
Odds
サンデーブレイク号がターフに再挑戦する。新境地となる”turf”の戦い第2ラウンド。芝コース初挑戦となった前々走のArcadia H.(G2)では(前走はMervyn LeRoy H.(G2:ダ8.5F)4着)、さすがに芝適性について半信半疑の所があったものの、結果は勝ち馬と僅差の3着。ダート戦と変わらない走りっぷりで、芝に対する適性も充分に持ち合わせていることを印象付けた。血統的に見ても、半姉のファレノプシス号(父:ブライアンズタイム)は芝のGIを3勝している一方で、阪神競馬場2歳ダート1200m戦のレコードホルダーでもある。芝ダート兼用、心配ご無用。今回は前々走よりも自信を持って見守れそうだ。前々走では、ゴール寸前まで競り合ったものの、あと一歩の所を差し切れなかった。その辺りがどう変わってくるか。米国重賞初制覇(G2:'02/5/25)の美酒から早いものでもう1年が過ぎた。”アメリカ独立記念日”に日本馬が優勝!?話題性としては悪くない。 →→→<<過去のNews>> ・Mervyn LeRoy H.(G2)4着敗退。直線踏ん張り利かず。ハンデ差か。(5/11) ・Mervyn LeRoy H.(G2)ダートに戻る。G.Stevens騎手とのコンビ復活。(5/8) ←←←<<NewsTopへ戻る>>