前走Arcadia H.（G2）3着のレース内容が評価され、単勝4.0倍の2番人気に支持される。前走に引き続きブリンカーを着用。レースはPalmeiroとWooden Phoneが競り合うようにしてハナへ。少し離れた3番手にTotal Impactがつける。ブレイクは先頭から7馬身半離れた中団後方を追走し、第1角へ。第1角から第2角にかけて馬場の外目を通り、徐々に前との差を詰めにかかる。第2角を回った辺りからFleetstreet Dancerと並ぶようにして更に前に進出。この辺りでレースはPalmeiroが先頭に立ち、3番手に控えていたTotal Impactがそれに連れて競りかけていく展開に。

第3角を過ぎるとレースは仕掛け所を迎え、Total Impactが一歩抜け出し、やや脱落気味のPalmeiroをブレイクとFleetstreet Dancerが連れて捉え、先頭から2馬身ほどの差で直線へ。直線に入っても先頭を走るTotal Impactの脚色は衰えず、そのままスイスイ。2番手は内に進路をとったFleetstreet Dancerの脚色が優勢で、ブレイクは思ったほど伸びない。バラけた形で大勢が決した所に、道中ポツンと離れた最後方を追走していたPiensa Sonandoが直線だけの競馬で怒濤の追い上げ。ゴール前でブレイクを差し切って3着に入線。ブレイクは4着に敗れた。勝ち馬と2着馬が共に軽ハンデだったことを考えれば、直線の脚色の差はハンデの差とも言えそうだが、ただそれにしても少し離され過ぎの感もある。最後で3着馬に差されたのは勝ちに行っての結果。仕方がない所か。ただ、一時の不振からは完全に脱しており、今後直線での踏ん張りが戻ってくるかどうかが、復活へのポイントになりそうだ。

*Gary-Neilコンビ重賞連勝ならず*
N.Drysdale調教師とG.Stevens騎手のコンビは、当レースの1レース前（Race 7）に組まれていたJim Murray Memorial H.（G3）をStorming Home号で快勝しており、ブレイク号には重賞連勝の期待がかかっていた。

前走Arcadia H.（G2）で復活の手応えを掴んだサンデーブレイク号だが、今年3走目にはMervyn LeRoy H.（G2）を選択。前走で芝コースへの適性も証明された同馬だったが、今回は再びダートコースに戻っての戦いとなる。鞍上も昨年春のクラシック戦線でコンビを組んでいたG.Stevens騎手に戻ることになった。新馬初戦からベルモントS（G1）3着までの間、ブレイク号の手綱を取り競馬を教えてきた主戦騎手に戻ることで、ブレイク号復活への期待はいやが上にも高まっていく。昨年5/25以来、ほぼ1年ぶりに勝利の女神は微笑むのか。


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　　　　・Arcadia H.（G2）僅差3着！直線追い比べ、後一歩及ばず。初芝は上々。（4/7）
　　　　・Arcadia H.（G2）で初芝挑戦。今回からブリンカー着用。（4/5）

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