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初芝の感触は上々!戦線復帰後の成績が振るわずに苦しんでいたサンデーブレイク号が久々にその実力を見せてくれた。米国三冠ベルモントS(G1)3着の実績はダテではない。復活の兆しが見えた! 初の芝コース挑戦となったArcadia H.(G2)。ここ2走が2桁着順で惨敗しているせいもあり、6番人気の低評価。しかし、その評価とは裏腹に、今回から着用したブリンカーの効果なのか、スタート前も落ち着きがあり良い雰囲気。ゲートインも順調に進む。 注目のスタート。無事にスタートを切る。やや内に切れ込みながら2番手に位置取る。逃げるのはチリ産馬Gondolieri。それを2、3馬身後方から追走し、第1コーナーへ。カカることもなく良い手応え。向こう正面中程で 3番手のPassinettiが押し上げてくる。ブレイクはそれに突かれるように徐々にペースを上げ、逃げるGondolieriに外から競りかけて行く。バックストレッチ終わりから2頭で競り合うような形になり、最終コーナーをカーブ。外から持ったままでGondolieri並びかけ、いざ直線へ。 直線。内で粘り腰を発揮するGondolieriとの叩き合い。直線半ばで一旦先頭に立ったかに思われたが、内からGondolieriが盛り返し、抜きつ抜かれつのデッドヒート。なかなか差し切れずに苦労している所に、ゴール前で外からCenturyCityが強襲。2頭まとめて交わされた所でゴール。内と外に挟まれながら懸命に頑張ったのだが、首+アタマ差の惜しい3着。昨年5月以来のウィナーズサークルはお預けとなった。 しかし、内容は決して悪くない。初芝は上々。前々でレースを進め、直線で抜け出すレースっぷりには彼本来の走りが戻ってきた感がある。ここ2走では全く見られなかった姿だ。復活の兆しは見えた!
4/6 Arcadia H.(G2)(Santa Anita Park Race7(3:37 PM) 芝9F 9頭立)
サンデーブレイク号がキャリア11戦目にして初めて芝コースに挑戦する。戦線復帰後のここ2戦で「最下位」→「ブービー」と苦汁を味わっている同馬だが、この中間はもちろん、ここ2ヵ月もの間、入念に芝コースで乗り込まれ調教を積んできた。新境地で昨年5月のピーターパンS(G2)以来遠ざかっているウィナーズサークルを狙う。 先週の水曜日(3/26)には、サンタアニタ競馬場の芝コースでC.ナカタニ騎手を背に追い切られ、7F:1:26.40の一番時計をマーク。「かなり良い感じで来ているよ。彼にはもっと色んな適性があるんじゃないかと期待しているんだ。母父もストームキャットだし、芝での調教も充分にこなしているからね。どうだろう?」とDrysdale調教師。 調教での動きからすれば、芝でも充分に通用すると判断したようだ。 また、前走で見せた気の悪さを矯正するために今回からブリンカーを着用することになった。 cf.前走:ゲート内で落ち着きを無くし、スタートで大きく出遅れ。全くレースにならなかった(10着)。 ***強敵 Ballingarry号*** 今回のレースでブレイク号の強敵となるのはアイルランド産のBallingarry号。11戦4勝。サドラーズウェルズ産駒で、2歳時にクリテリウムドサンクルー(フランスG1)を、3歳時にはカナディアンインターナショナルS.(G1)を制している強豪。その実績からして、当レースでは当然ハンデ頭の120pを背負う。今回は昨秋のBCターフ(G1)7着以来の出走となるが、同馬にとってはここは’03年緒戦のステップレースに過ぎず、これから春から夏にかけて続く芝のG1レースに狙いを定めている。 →→→<<過去のNews>> ・ニューオーリンズH.(G2)出遅れ響き惨敗。スタートが全て。見せ場無く。(3/3) ・本年緒戦はニューオーリンズH.(G2)。鞍上はテン乗りでE.Prado騎手。(3/1) ・ストラブS(G2)に登録するも出走回避。調子は良好。(1/28) ←←←<<NewsTopへ戻る>>