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No.566 イコちゃんの墓参り
2009年2月1日(日)
2月3日の節分はイコちゃんの一周忌。
昨年のこの日は大雪が降り
出場する予定だった青梅マラソンが中止になり
そして
イコちゃんも死んでしまったのだ。
イコちゃんが死んだ直後は家の中にぽっかり穴が空いたようだったが
時が経ちそしてたいちゃんも産まれ
もうすっかりあの頃の寂しさは消えた。
一周忌にはちょっと早かったが
この日イコちゃんのお墓参りに行ってきた。
イコちゃんのお墓は近くの公園のとある杉の木。
この日は久々のいい天気。
イコちゃんを埋めに来たときは辺りは雪で真っ白だったなー。
ちょっと面白がってたいちゃんを草の上に座らせてみた。
たいちゃんを支えていた手を離してさっと離れて撮影。
この撮影直後後ろに倒れた。
まだちょっと早かったかな。
・
ちょっと近況報告。
この約一週間前たいちゃんが高熱を出した。
このくらいの赤ちゃんはよく高熱を出すと聞いていたし
医者に連れて行ってかえって別の病気を伝染されるのも嫌だったので
しばらく様子を見る。
熱はやがて下がったものの
だんだん咳がひどくなり咳き込んで吐くようになってきてしまった。
夜中も咳き込んで苦しそう。
ウンチも下痢気味。
ユキちゃんも伝染ったのか体調不良
とうとう医者に連れて行くことにした。
お医者さん曰く「なんでもっと早く連れてこなかったの?」
咳を抑える薬と下痢を抑える薬をもらった。
薬を飲ませるもなかなか良くならない。
相変わらず咳は止まらずやっぱり吐いてしまう。
もう一度医者に連れて行って今度は別の薬をもらったが
それを飲ますまでもなくたいちゃんに復活の兆し。
咳がだいぶ収まってきた感じ。
入れ替わるように今度は僕に風邪の兆し。
伝染ったか。
金曜日会社で仕事中みるみる熱っぽくなり
これは早めの対処がいいと思い
会社の近くの医者に行く。
そこで熱を測るとなんと38度以上!
検査したらインフルエンザとのこと!!
たいちゃんの話をしたら「その子も多分インフルエンザでしょう」
ええぇぇぇぇぇ〜!
たいちゃんを診てもらったお医者さんはそんなこと言わなかったぞ。
僕もユキちゃんもちゃんと予防接種受けたのに。
幸い今話題のタミフルが効かないインフルエンザではなかったので
タミフルをもらって全く寝込むことなく回復。
(本日トップの写真を撮ったときも僕はまだ病み上がり)
いやー、たいちゃん9ヶ月にして早くもインフルエンザを経験。
大事にならなくて良かった。
そんなこんなの今日この頃。
(イコちゃんのお墓の前で撮影)
No.567 たいちゃんが立った!
2009年2月7日(土)
たいちゃんが立った!
...というのは実は大うそ。
でも両脇をしっかりと支えてあげれば立つようになった。
ちょっと前までは同じことをしても
足が曲がって全く立つ気配が無かった。
これでもすごい進歩なのである。
実は未だに寝返りもうたなければハイハイもしないたいちゃん。
どうやらたいちゃんはそれらをすっ飛ばして
いきなり立ちそうだな。
・
これも最近始めたナンチャッテ肩車。
一見普通の肩車のようだが
こちらも両脇をしっかり持って
ただ肩の上に載せてるだけ。
早く本当の肩車をしてあちこち出かけたいの〜。
(自宅にて撮影)
No.568 たいちゃんの入院
2009年2月15日(日)
2月8日(日)の夜
たいちゃんが再び39.4度の高熱を出した。
そのほんの数時間前まではいつも通り元気だった。
この時期の子どもは母親から受け継いだ免疫が切れ
いろんな病気にかかりすぐに高熱を出すらしい。
しかしほんの2週間前にも風邪(多分インフルエンザ)になったばかり。
たいちゃんも大変だのー。
その晩夜泣きをしたときに吐き、かなり調子悪そうなので
翌月曜日の朝一にかかりつけのお医者さんへ。
診断結果は
突発性発疹。
1歳までの子どもの約90%がかかる病気で39度を超える高熱が2〜3日続くが
その後勝手に治る、それほど深刻な病気ではないらしい。
治療薬というよりも元気をつける漢方薬のようなものを処方された。
前回の風邪の時は1日だけ39度近い高熱を出したもののその後すぐに下がり
それ以降はひたすら咳と鼻水。
それでもたいちゃんは比較的元気だった。
でも今回はかなり辛そう。
高熱でぐったりしていて目もうつろで常に機嫌が悪い。
まあそれも2〜3日らしいのでがんばってもらうしかない。
・
ユキちゃん1人での看病がかなり大変そうなので
翌火曜日は僕も会社を休んだ。
朝からたいちゃんは不機嫌でずっと抱っこしていた。
ミルクを飲んでも吐いてしまうので
麦茶とか子ども用のスポーツドリンクでちょっとずつ水分補給。
お昼にまた吐いた。
このときたいちゃんの顔色が青くなっていることに気が付いた。
なんか様子が変。
本当は木曜日にもう一度行くことになっていたお医者さんに電話して
午後にまた診てもらった。
今回は血を採って検査。
10分後くらいに検査結果が出て再び先生に呼ばれたとき
先生が少し慌てているのが分かった。
どうやら何かの感染症にかかっているらしく
すぐに大きな病院で診てもらう必要があるらしい。
しかも即入院も必要らしい。
先生自ら僕たちの目の前で電話を取り受け入れ可能な病院を探す。
幸いにも最初の病院にベッドの空きがあった。
僕は初めて聞く名前の病院だったが家から車で15分くらいのところにある総合病院。
先生が紹介状を書いてくれる。
「もしかしたら髄膜炎かもしれない」と言っていた。
僕はそんなに病気には詳しくないが
髄膜炎と言えば脳に関係する部分の病気であることはすぐに察しが付いた。
すぐに車でその病院へ向かった。
・
小児科の待合室で待っている間に
壁に貼ってあった1枚のポスターに釘付けになる。
それは「
Hib髄膜炎」という病気に関するポスター。
インフルエンザ菌b型が原因でかかる髄膜炎であるらしい。
僕が先週かかったインフルエンザはB型だった。
絶対これだと思った。
ポスターにはいろいろなことが書かれていた。
「日本では年に約600人の子どもがかかっている。」
少なすぎる!
感染者の約5%が死亡し、約25%が重い後遺症に悩まされるという。
相当高い確率に思えた。
軽い後遺症まで含めたら何%になるんだろう。
順番を待ちながら何度もそのポスターを見て
いろいろなことが頭の中を巡った。
待ち時間が長かった。
・
やっと名前が呼ばれた。
意外と若い男の先生。
だいたいの状況はすでに分かってるようで
さっそく処置が始まった。
まずは再び血液検査。
この日2度目の採血をされるたいちゃん。
可哀想だが仕方がない。
処置室から出てきたたいちゃんの腕には点滴。
次に頭のCTスキャン。
髄膜炎の検査のために髄液を採取する必要があるのだが
髄膜炎の影響で頭が大きく腫れていたりするとそれができないらしいので
まずはCTスキャンで調べるのだという。
初めてCTスキャン装置をじかに見た。
CTスキャン中は僕たちは部屋の外へ。
部屋の中からたいちゃんの泣き声が聞こえる。
泣いて暴れるたいちゃんをどうやって押さえつけてCTスキャンしたのか分からないが
5分くらいで終了。
再び小児科に戻り今度は病棟へ移動。
そこは6人くらいが入院できる大部屋。
他に2人の子どもが入院していてそれぞれ両親が付き添っていた。
そこで改めて先生から詳しい話があった。
何らかの感染症にかかっていること。
髄膜炎の可能性もあること。
髄膜炎ではなかったとしても
感染症の原因が分かるまでには時間がかかるかもしれないことなど。
僕はさっそくHib髄膜炎について訪ね
僕がほんの一週間前にインフルエンザB型にかかっていたことを話した。
すると先生からは意外な話が。
「
インフルエンザ菌と
インフルエンザウィルスは
名前は似ていても全く違うものなので関係ないです」
ずいぶんと気が楽になった。
さっきまでは完全にHib髄膜炎だと思いこんでいたのが
そうじゃない可能性も出てきたのだ。
・
CTスキャンの結果問題ないとのことで次に髄液の採取。
背中から脊髄のあたりに注射して髄液を取るのだ。
これが相当痛いらしいということを何かで聞いたことがある。
「麻酔を打つにしても結局注射することになるので
今回は体を押さえつけて麻酔無しでやります」とのこと。
たいちゃんがナースステーションの奥に連れて行かれたが泣き声だけは聞こえた。
その間僕たちはたいちゃんのベッドの前で待っていた。
でも気持ちはだいぶ楽になっていた。
やがて髄液の採取が終わり戻ってきたたいちゃん。
今日一日いろんなことをされて泣きすぎて顔がぐちゃぐちゃになっている。
髄液を採取したことで2時間くらいはベッドに寝かせて安静だという。
しばらくして先生が来た。
「髄膜炎ではありませんでした」
全身からどっと力が抜けた。
「感染症の原因もわかりました。尿路感染です」
どうやらおチンチンからばい菌が入ってしまったようだ。
さらに詳しく調べるためにこれからおチンチンから管を入れて
膀胱から直接尿を採取するとのこと。
再びたいちゃんがナースステーションの奥に連れて行かれた。
本当に可哀想だが仕方がない。
しばらくして泣き疲れてぐったりしたたいちゃんが戻ってきた。
今のが今日の最後の検査らしい。
よくがんばったね。
その後先生に呼ばれて尿路感染症に関する詳しい説明を受けた。
通常おチンチンからばい菌が入っても
腎臓と膀胱をつなぐ管に逆流防止の弁が付いていて
すぐに感染症にはならないらしい。
今回感染症にかかってしまったのは
その弁が無い可能性もあるのだという。
感染症が一段落したらその検査をして
結果によっては手術もあるとのこと。
ただもし弁が付いていなかったらもっと早く感染症にかかっていてもおかしくなく
9ヶ月の今になってかかったということは可能性はあまり高くないかもしれないらしい。
30歳前と思われるこの先生は
病気に関して丁寧に細かく説明してくれて
しつこいくらい「何か聞きたいことはありませんか?」と聞いてきてくれる。
信頼できる良い先生だと思った。
看護婦さん達もみんな(若くて)明るくて親切。
小児科医が不足しているというこの時期に
いい病院に入れて本当にラッキーだと思った。
・
入院期間は約2週間。
親が寝泊まりして付き添うことはできず
通常の面会時間に来るしかない。
面会時間は平日は午後3時から夜8時まで。
日曜日と祝日は午前11時から夜8時まで。
それ以外の時間は看護婦さんがちゃんと面倒をみてくれるようだ。
入院した翌日も高熱が続き朦朧としていたたいちゃんだったが
夕方には熱が下がり始め少し笑うようになった。
・
その後の検査で尿の逆流の心配も無いことが分かり
感染症が治れば退院できるらしい。
今ではすっかり熱も下がりだいぶ元気になってきている。
ずっと病室で退屈なのかたいちゃんは結構不機嫌なことが多い。
早く帰れるといいね。
(病院にて撮影)
No.569 たいちゃん退院
2009年2月22日(日)
当初の予定よりも早く
この日めでたくたいちゃん無事退院となった。
おしっこからばい菌もすっかりいなくなって
尿路感染症は完治したらしい。
2月10日から2週間弱。
長いようで意外と短かった。
(たいちゃんにとっては長かったのかな)
退院記念にずっとお世話になってきた看護婦さんたちと
担当のお医者さんも一緒に記念撮影。
本当にお世話になりました。
・
入院中たいちゃんが泣くと
看護婦さんたちはベビーカーに乗せて院内のお散歩にでかけていたらしい。
僕たちが面会に行くと今まさにベビーカーに乗せられようとしていたり
ユキちゃんが来たときにはナースステーションでの看護婦さんの打ち合わせに
ベビーカーに乗ったたいちゃんが参加していたこともあったらしい。
やっぱり結構大変だったようだ。
でも意外と人気もあったようで
たいちゃんのかわいさにベッドの周りに看護婦さんたちが群がっていたこともあった。
僕は平日は仕事が忙しかったのでほとんど面会には来れなかった。
この日の前日ほぼ1週間振りに面会に来ると
ベッドの上でたいちゃんが1人でちゃんとお座りしていた。
なんだかたった1週間なのに
たいちゃんが赤ちゃんからずいぶんと子どもっぽくなっていてびっくり。
しつけられたのかな。
・
退院の後家に帰ってくると
なんだかいつもよりも甘ったれ気味のたいちゃん。
やっぱり入院中は寂しかったのだろうか。
もうずっと一緒にいられるから大丈夫だよ。
(病院で撮影)
No.570 その後のたいちゃん
2009年3月8日(日)
予定より早く順調に退院したたいちゃんであったが
実は退院後もいろいろあった。
退院前日に37.6度の熱を出し
その日の夕食をほとんど吐いた。
本当にこれで退院できるのか不安になったが
病院としては入院のきっかけとなった尿路感染症は治っているので
予定通り退院。
熱は退院日には下がっていた。
退院翌日は下痢をしていたものの特に何事もなかった。
しかしその翌日また高熱を出しミルクも吐くようになってしまった。
まるで入院前に戻ってしまったよう。
再び病院でお世話になった先生に電話で相談し
また診てもらった。
下痢の具合から
ロタウィルスではないかとのこと。
水分補給さえ気を付けていれば
1週間くらいで勝手に治るらしい。
やっと退院したばかりなのに
たいちゃんも忙しいのー。
ロタウィルスは確かに翌日曜日くらいには症状は無くなった。
(土曜日には僕も胃腸がおかしくなり38度まで熱を出した。
絶対ロタウィルスに感染したと思ったが吐くことも下痢もなく熱もすぐに下がった。
いったいなんだったんだ...)
・
ロタウィルスのせいかどうか分からないが
退院後数日は激しく夜泣きするようになってしまい
僕たちを困らせた。
本当にそれまでにないような激しい泣き方をし
昼間も激しくぐずるようになってしまった。
入院前よりもかなり手がかかる。
やっぱり入院はたいちゃんにとって相当なストレスだったのかもしれない。
僕たち、特にユキちゃんが相当に参ってしまったが
その後少しずつ前のたいちゃんに戻っていった。
最近はすっかりご機嫌なたいちゃんに戻った。
ここしばらくはちょっと遅れているハイハイの特訓(本日トップの写真)。
・
何も病気にかかっていないたいちゃんは本当に久し振り。
やっぱり健康が一番。
もう病気にはならないでね。
(自宅にて撮影)
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