No.251 悔しい釣り
2003年6月14日(土)
この日、僕は釣りが下手だったことが分かった。
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約10年くらい前、友人とルアー釣りセットを揃えて
芦ノ湖へよく釣りに行っていた。
でも結局一匹も釣ることはできなかった。
友人は1匹だけ釣れた。
周りを見ても釣れてる人はほとんど無く
たまにフライをやってる人に当たりがあるくらいだった。
そのうちに釣りに行くことは無くなった...。
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先日会社の昔の友人達(前にルアー釣りに行ったのとは別のメンバー)と飲んだとき
なんとかルアーで釣りたい!という僕のリクエストにより
今回の企画が始まった。
場所は
リヴァスポット早戸。
ここは言ってしまえば自然の川を利用したルアー、フライ専用の釣り堀(管理釣り場と言う)。
一日券4,000円を払って朝6時から夕方5時まで釣りを楽しむことが出来る。
魚種はニジマス、イワナ、アナゴ、アメマスなど(持ち帰りは無制限)。
毎週土曜日には放流もある。
ここならば釣れるだろう。
僕のルアー初ヒットに向け、いやが上にも期待が高まる。
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雨を覚悟していたこの日の天気は意外にも結構良かった。
朝6時に現地に集合してさっそく釣りを開始。
見ると魚影がすごく濃い。
これなら釣れる!
この場所を教えてくれた人はちょっと来るのが遅れていたので先に釣り始める。
やがて現れたその友人は何と最初の一投目でヒット!
こっちは今のところ当たりはない。
さすがだ。
そのうちに他の友人達も徐々に当たりが来始めた。
僕の方はと言うと...全く何も無い。
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はっきり言って僕はそれまでルアー釣りをなめていた。
魚がいて道具がそこそこのものであれば
誰がどうやったって釣れるものだと思っていた。
でも今回はっきり分かった。
腕がある。
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あまりにも釣れない僕を見て、さっきからバカスカ釣っている友人が道具を貸してくれた。
「手首でツンツンってアクションを加えながらやれば絶対釣れるよ」
手首でアクション!?
本とかではそんなことも書いてあったが、本当にそんなことが重要なんだろうか。
リールの巻き方を微妙に変化させたり竿をちょっと変わった感じで振ってみたりはしていたが
手首でのアクションはやっていなかった。
とりあえず道具を借りてしばらくチャレンジするがやっぱり釣れず。
別の友人が釣っているのを注意深く見てみると
なるほど、確かに手首を細かく震わせている。
そうか、あーやるのか。
見よう見まねで僕もやってみる。
続けること数十分。
ついにその瞬間はやって来た。
竿にビクンと衝撃が走る。
釣れた!
リールを巻く手に力が入る。
しかし残念ながら釣り上げる前にばれてしまった。
うーん、悔しい!
なおも続けているとやがて2度目のヒット!
今度は絶対に上げてやる。
魚が引くブルブルとした感覚を楽しむ余裕も無いまま夢中でリールを巻き続け
ついになんとか釣り上げることに成功!
よし、写真を撮ろう。
あいにく周囲に友人はいなかった。
ポケットのデジカメを出そうと悪戦苦闘している間に
魚が針から外れ地面に落ちた。
なんとかその姿でも写真に納めようとしているうちに
魚は川の中に逃げていった。
なんかださ過ぎる自分が恥ずかしい。
まあでもキャッチ&リリースだと思えばいいかと自分を慰め
とにかく人生において初めてルアーで魚を釣り上げたことを素直に喜んだ。
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借りていた道具を友人に返そうとすると友人が僕の竿を返しながら
「この糸太いね。魚が逃げちゃうよ」
薄々感づいていたがやっぱりそうか。
友人の釣り糸はほとんど見えないくらい細いのに僕の糸ははっきり見えている。
腕が悪いのに道具もだめだとあっちゃ釣れるはずがない。
その後も自分の竿で黙々とチャレンジしたが
魚が僕のルアーに関心を示してツツツーと近寄ってきても
食いつく前に逃げてしまうのを何度も目撃した。
やっぱり糸が見えてしまっているのかもしれない。
結局その後釣れることはなかった。
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後半再び友人が
「ここ釣れるよ」
と道具を貸してくれた。
見ると結構魚たちが僕の操るルアーに関心を示しつつも
やっぱり食いつくまでには至らない。
そのすぐ隣でルアー釣りをしている赤の他人は僕の見てる前で軽く2〜3匹を釣っていた。
腕の差、歴然。
そんなに腕で違いが出るんだー。
悔しさといたたまれなさで胸がいっぱい。
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一緒に行った友人達。
左上はこの場所を教えてくれた人。
本日一投目で釣り上げた大ベテラン。
右上の友人は決してうまいようには見えないのに結構コンスタントに釣り上げていた。
左下は寡黙に黙々と釣りを楽しむ。
本日の釣果は10匹。
右下は最近安いフライ一式を買ってこの日はフライを楽しんだが
いまいち釣れていなかった(でも7匹)。
結局僕はダントツでビリ。
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こーんなに魚が一杯いる。
それなのに釣れない。
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リヴァスポット早戸の全景。
大勢の人でにぎわっていた。
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なんとかこの日、釣れたには釣れたがちょっと悔しすぎる。
僕はこんなふうに自分が一番下手くそなのは大嫌いなのだ。
こうなったら今度一人で来て特訓してうまくなってやる!
でも4,000円は毎週来るには高すぎる。
せいぜい月一回くらいが限界。
それでもしばらくは続けてみよう。
でもまずその前に糸を細くしないと...
(リヴァスポット早戸にて撮影)
No.252 御殿場プレミアム・アウトレット
2003年6月17日(火)
この日は会社の創立記念日でお休み。
(前日の月曜日も休暇を取ったので実は4連休だったのだ)
あいにくの雨模様だったがせっかくの平日がもったいない。
ということで土日にはすごく混雑しそうな
御殿場プレミアム・アウトレットに行ってきた。
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さすがに雨の平日だけあって人はまばら。
観光バスがたくさん停まっていてツアーの人らしきお客さんは結構いた。
(中国語を話す人たちは台湾人か?)
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7月のリニューアル・オープンに向けいくつかのお店は閉店。
そのせいかどうかは分からないがなんとなくいまいち。
Nike、L.L.Bean、Gapなどメジャーなお店はあるのだが
アウトレットならではの目玉商品、お買い得品などがあまり無いような気がした。
それでも無印良品で雨の日の釣り用のレイン・ジャケットと
Brooks Bros.でシャツを購入。
ユキちゃんに関しては興味を引く品物が全く無く退屈そう。
多分もう2度とここに来ることは無いだろう。
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中にあったフード・コートで僕は御殿場高原ビール。
ユキちゃんはケーキとコーヒー。
ユキちゃんの機嫌が少し良くなった。
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(御殿場プレミアム・アウトレットにて撮影)
No.253 ジブリがいっぱい
2003年6月21日(土)
スタジオジブリ立体造型物展に行って来た。
展示場内は一切撮影禁止。
やろうと思えば隠し撮りくらいはできたかもしれないが
ここは一つ大人になって目で見て楽しむことにした。
この展覧会は全て時間指定の前売り券になっていて僕たちは2時からのチケットを購入していた。
そうやって人数を制限してくれたお陰で展示場内はそれほど混雑せずに
どの作品もゆったり見ることが出来た。
※入れ替え制ではない。
昨年公開の「猫の恩返し」から始まって「となりの山田くん」、「蛍の墓」など
宮崎作品に関わらずスタジオジブリ作品は全て立体化されていた。
しかしやはりなんと言っても宮崎作品。
「となりのトトロ」「紅の豚」「魔女の宅急便」など。
「天空の城ラピュタ」ではタイガーモス号が忠実に再現されていて結構感動した。
全長4〜5メートルくらいはあるだろうか。
カッコいい!
うう〜、写真が撮りたいぜ。
ハエのような乗り物も2メートルくらいの大きさで再現されていた。
さすがにラピュタそのものは無かった。
「風の谷のナウシカ」ではメーヴェに乗ったナウシカと羽蟲。
できれば王蟲を再現して欲しかったなー。
なんと言っても圧巻なのが来夏公開予定の「ハウルの動く城」
その城が高さ10メートルくらいの巨大な立体造型として展示されている。
お城には大砲や小屋などがびっしりくっついているのだが
そのどれもが細かいところまでよくできている。
こいつを宮崎駿がどう動かすのか。
このお城の上でどんなドラマが展開されるのか。
期待で胸が高鳴る。
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さすがに写真撮影が全く出来ないと暴動が起こると予想したのか
中庭にちゃんと撮影用の場所も用意されていた。
と言ってもトトロだけ。
10人くらいの列に並んでなんとか無事に撮影完了(上の写真)。
ここから窓越しに「ハウルの動く城」が見える。
撮っちゃえ。
(東京都現代美術館にて撮影)
No.254 きれいなお庭のビアガーデン
2003年6月21日(土)
そろそろビアガーデンの季節。
この日も蒸し暑くて絶好のビール日和。
ということでユキちゃんが来たがっていた「ビアテラス鶺鴒(せきれい)」にやって来た。
ここは明治記念館の和風庭園にある。
ビアガーデンというとビルの屋上のイメージだが
ガーデンという意味からすればこここそまさにビアガーデン。
芝生の美しい庭を眺めながらのビールはまさに最高!
さすがに明治記念館なので庭に面した各会場内では結婚式がとり行われている。
それらを見ているのも楽しい。
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7時半を過ぎて辺りも暗くなってきたところで
このビアガーデンの目玉、日本舞踊が始まる。
なぜビアガーデンで日本舞踊?などと疑問に思ってはいけない。
ここは明治記念館だからそれでいいのだ。
日本舞踊は初めてみるが...あまり来なかったな。
比較的短くてあっさりめの日本舞踊が終わったら
今度は何と今踊っていた人と記念撮影ができる。
別にそれほど一緒に記念撮影したいとは思わなかったが
タダだしとりあえず記念にはなるだろう。
ポラロイドで撮ってくれるのだが他の人のを見ていたらデジカメでも撮ってくれている。
当然僕たちもデジカメで撮ってもらった。
できるだけ背景も写るように、それでいて普通の人が撮っても手ぶれしないように...。
いろいろ考えてカメラの設定をしたのだが
残念ながら見事に失敗。
完全に人物が白飛んでしまった。
ポラロイドで撮ってもらった写真は人はちゃんと写っているが思った通り背景は真っ暗。
う〜ん、難しいな〜。
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料金はちょっと高めだったが
きれいな芝生の上で気持ちのいいビールを味わうことができた。
(ビアテラス鶺鴒にて撮影)
No.255 同期との再開
2003年6月28日(土)
会社の同期と本当に久しぶりの飲み会を開いた。
場所は横浜中華街。
この日集まったメンバーのほとんどは10年以上会っていない。
僕も変わったがみんなも変わった。
結婚して子供がいるのがほとんど。
みんな老けたなー。
ということで30半ばのむさいオヤジどもで撮った記念撮影。
更に10年後はどうなっていることやら。
(横浜中華街、菜香新館にて撮影)
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