No.152 我が愛すべきアイテムたち
その2〜Canon AutoboyJET
2001年2月26日(月)
「我が愛すべきアイテムたち」のその2は、キャノン・オートボーイジェットである。
これはボクが初めて自分のお金で買ったカメラかもしれない。
(前回のMSXの時にもそんなことを言った気がするなぁ)
なんと言ってもこの独特な形状が何とも言えず魅力的だった。
レンズの蓋をパカッと開けるとそこにフラッシュが付いていて
しかもズーミングするとフラッシュの前のレンズも連動し遠くまでフラッシュが届くというしかけ。
なかなか良くできている。
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この特異な形状からか人にシャッターを頼むときに戸惑う人が多かった。
ビデオカメラと勘違いする人も結構いた。
このカメラ、その独特な形状のせいで
単なるデザイン重視のカメラと思われがちだが
構えてみると手にピッタリ収まり
エルゴノミクス・デザインとでも言おうか、かなり考えられたデザインであった。
当時まだあまり一般的じゃなかった夜景モード(別名スローシンクロ)を備え
これはしばらくシャッターを開いた後フラッシュが光るという撮影機能で
通常のフラッシュ撮影と異なりバックの夜景まで綺麗に写る。
スキーのナイターで撮影し
人だけじゃなくてバックのゲレンデまで鮮やかに写っている写真が撮れたときは
それはもう大きな感動だった。
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このカメラの末期
1枚か2枚撮影しただけでフィルムを巻き取ってしまうという現象が何度も発生。
やがて現役を去っていった。
しかしこの独特な形状には今だ愛着があり
使わないのに捨てることができず、ずっと保管していた。
しかし今度の引越を機についに泣く泣く処分してしまったのであった。
(Canon AutoboyJETを撮影)
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