(みずのと)の章 ─第5章─
第19話(かっぱ?)

[1] 妖介はいきなり警察に追いまわされるハメに。いろりも妖介を追い詰める。

[2] いろりの次は蝦夷を相手に…。いったい妖介の身に何が起こった!?



[3] 眷族は全部で10匹。そして四季や属性も関係があるらしい。

[4] 季節は冬になり、妖介の寿命もあと半年…。宮古野市の謎も深まるばかり。



[5] 太一は、このところ巷を騒がす「かっぱ」の噂を語る。青龍川にはかっぱの民話があるというが…。

[6] そんなある夜、民話は現実のモノに…。川の中州に浮かぶ黒いシルエットの正体は?


第20話(覚とケンジ)

[1] 季節は冬。宮古野市にはクリスマスの日が近づいてきていた。

[2] 通学途中、妖介は不良グループによるゆすりの現場に居合わせる。



[3] 不良グループの中心人物の名はケンジ。実はケンジと妖介たちは昔、親しい仲だった。

[4] 不良グループの中に一人だけまじめそうな少年「覚」がいた。彼はグループ内でイジメにあっていた。



[5] ひとり川に取り残されてしまった覚。覚は、変わり果てた自然と人間関係に涙する。…そのとき。

第21話(覚醒)

[1] クリスマスイブの日。妖介たちは、街にできたばかりのショッピングモールに買い出しに来ていた。

[2] そこで万引きをする幼なじみのケンジの姿を発見。
それはクリスマスの雰囲気がシラける光景だった。



[3] 不良グループは1週間行方不明だった覚をみつける。しかしどこか様子がおかしいようだ…。


[4] 一瞬でひとりの少年が襲われた。覚は明らかに人間業とは思えない力で少年の目玉を喰らう。

[5] 少年の次は少女が…。狂気の表情を浮かべる覚に、かつての友人たちの言葉はもう届いていない。


第22話(復讐)

[1] ピンチのケンジを救ったのは妖介だった。大勢の人が見守る中で、眷族は妖介たちに牙を剥く。


[2] 飛んできた朱雀の矢をかわし、あっという間に天井に…。覚の恐るべきスピードの速さに驚く妖介。

[3] 人ごみの中、狙い済ましたかのように不良グループを襲う覚。妖介は覚の目的を探るが…。



[4] ケンジたちを守れるのは妖介のみ。しかしケンジはそんな妖介の言葉に耳を貸さない。

[5] ひとり…、またひとり…。かつての友を次々と手にかける覚。次は誰だ…?


第23話(瀞主の力)

[1] 偶然現れたいろりが仲間に加わる。不良グループはあと2人。これ以上覚の殺戮を見逃すわけにはいかない!

[2] いろり対覚の壮絶なバトルが始まった。ショッピングモール内を、所狭しと戦う2人。それは神器使いと眷族との格闘戦だった。



[3] 妖介はある作戦を提案する。朱雀の矢は残り1本…。これ以上失敗は許されない。次でなんとしてもしとめなければ…。

[4] いろり対覚の格闘戦は熾烈を極めた。いろりはなんとしても覚の動きを封じなくてはならない。しかし…。

[5] そしてついに朱雀の矢は放たれた。この矢の向かう行方は!?ケンジたちの運命は…?


第24話(能力-ちから の代償)

[1] 追い詰められたケンジを救うため、覚に体当たりを仕掛けるいろり。一ノ瀬の死を見て取り乱したいろりの攻撃は、簡単に覚にかわされた。

[2] ひたすら追われるケンジを守るために、大量の出血をしながらも立ち上がる妖介。しかし朱雀の矢は一本も残っていなかった…。



[3] ただひとり残されひたすら逃げるケンジ。しかし覚の復讐の魔の手はどこまでもケンジを追い詰める。

[4] ケンジを捕らえ、狂気の表情をむき出しにする覚。もはやケンジには救いの手は届かないのか?



[5] 覚の爪がケンジをとらえた瞬間、現われた白虎。

[6] 燃え盛る覚の身体。覚はいったいどうなってしまうのか?そしてケンジは瀞主から逃れることができるのか?