全国秘湯巡り・肥後
熊本人吉公衆浴場三昧(続編)
第1日目 羽田→鹿児島空港→
人吉へ
第2日目 人吉温泉(
球磨川清流下りと公衆浴場めぐり)
第3日目 人吉温泉→鹿児島空港→羽田
第2日目
朝食の前に公衆浴場3湯に入り、青井阿蘇神社と本願寺別院にお参りした。(以上前編参照)
球磨川清流下り
朝食後、徒歩で球磨川清流下りの乗船場所に向かった。
場所は本願寺別院に近い上流側。
(球磨川清流下り)
球磨川下りには急流コースと清流コースがあるが、9月からの渇水で清流コースのみ営業していた。 人吉発船場は、乗り合いの他に随意発船する団体タイムもあって結構な賑わいだった。
コースは人吉市街のやや上流から西人吉駅に近い場所まで約8キロを2時間かけてのんびりと下る。
球磨川清流下りのスナップ
1回の出船で5〜6艘の船が船団を組む。前の船のマイクで観光情報の説明がある。
ゆっくりと進むが、急流にかかると船底を石がこすったりして結構スリルがある。
客同士は昨夜の旅館の料理の話などをしあっている。
一番の急流の近くの岸の岩の上からカメラを構えて撮ってくれたのが巻頭の写真。
申し込むと1週間位で郵送されてくる。
のんびりした清流下りが終わり、昼頃着船場に着いた。
頼んでおいたタクシーで温泉町の「しらさぎの湯」に向かった。
しらさぎの湯(9湯目)
(しらさぎの湯) | |
(しらさぎの湯浴槽) |
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しらさぎの湯は、創業昭和31年の「郷土料理 民宿 御用蔵しらさぎ」の温泉部門。
しらさぎの湯は平成10年3月に新しくなった。
食事をすると200円の温泉代が不要というキャッチフレーズに惹かれて立ち寄ったのだが、これが何と気持ちの良い温泉。
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お湯はうす黄金色で肌に優しく、浴室・浴槽は木造。建家は窓が広く林の中のような演出でとてもすがすがしかった。
(郷土料理しらさぎ) | |
(鶏唐揚げ定食) |
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(うなぎ蒲焼き定食) |
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食事は、休日のことだったので日替わり定食が無かったが、鶏唐揚げ定食もうなぎ蒲焼き定食もボリューム満点で、この写真の他に鯉こくと自然薯の茶碗蒸し風おすましが出て、ひろさん夫婦にはとても食べきれなかった。
しらさぎの湯から「たから湯」迄は歩いて4〜5分。
途中、左手に「湯の元観音」があり、その前(右手)に「人吉市社会福祉センター」があり、その先隣がたから湯だった。
たから湯(10湯目)
(たから湯) | |
(たから湯浴槽) |
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たから湯は、高級旅館の内湯を公衆浴場として公開している。
明治に創業した老舗旅館は改築されたばかりだった。
内湯は玄関先からすぐの廊下の右手で、入ると階段を下りて脱衣場があり、更に下に木の浴室と浴槽があった。
木の浴槽にはやや黄金色のお湯があふれていた。
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たから湯を出て、湯の元観音に手を合わせた後、人吉市老人福祉センターのお湯に入った。
人吉市老人福祉センター(11湯目)
(湯の元観音) | |
(人吉市老人福祉センター) |
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(人吉市老人福祉センター浴槽) |
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老人福祉センターのお湯では、数人の年配者がゆっくりと湯に浸かっていた。
お湯はここもうす黄金色のなめらかなお湯だった。
老人福祉センターでタクシーを呼んで貰って市街地の戻った。
家人は人吉旅館で下りたがそのまま乗って「鶴亀温泉」に向かった。
鶴亀温泉(12湯目)
(鶴亀温泉) | |
(鶴亀温泉浴槽) |
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鶴亀温泉は、昭和初期に開業したといわれる公衆浴場。
現在も当時の面影を色濃く残している浴場で地元の人気が高い。
一時、湯量が減ったのでボーリングし直して源泉を確保した。
200円で掛け流しとはうれしかった。
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鶴亀温泉を出て、再度市街地に徒歩で向かった。
タクシーではわずかだったが歩くと結構距離がある感じだった。
湯疲れしたのかな?と思った。
宿に戻る前にもう一軒の公衆浴場を覗いてみた。
中央温泉(13湯目)
中央温泉は町中にある。
人吉駅から徒歩5分といったところ。
昭和初期の創業と言うが建物は昭和50年代か?。
浴室、浴槽の雰囲気がサンルームの中の岩風呂という感じでそれなりにくつろげる。 オーナーの意図は球磨川急流下りのイメージを浴槽にしたとか?。
お湯はぬるぬる系。 | |
(中央温泉) |
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(中央温泉) |
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職人の町−鋸刃物鍛冶 岡秀
途中、岡秀というのこぎり専門の鍛冶屋の販売店があり写真を撮らせて貰い、話を伺う。
店には付属の工房があって、炉と機械式鍛造設備(鎚打ち機)があったが、主な製造工程は「球磨川桃源郷」という職人/工芸家の団地にあるということだった。
球磨川桃源郷の工房巡り名簿にリンク。
宿に戻ったらくたくたに疲れていた。
くま川鉄道
しばらく休養して、夕暮れ時に、くま川鉄道に乗ってみることにした。
列車に乗りっぱなしなら身体はさして疲れないと考えた。
列車はのんびりと山村を走った。
川辺川と球磨川の合流点が左窓に見えたがシャッターチャンスを逃してしまった。 いろいろ考えたが、多良木で下り、30〜40分を過ごして折り返し人吉に戻ることにした。
(くま川鉄道) |
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(えびす物産館) |
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(駅前のえびす) |
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えびす温泉センターはさすがに入る気がせず、えびす物産館の買い物で時間を過ごした。
あたりは夕闇が迫り人吉駅に帰り着いたら真っ暗だった。
人吉旅館に戻り夕食を摂った。
昨夜以上のご馳走だったが半分ぐらいは残してしまった。
就寝前に人吉旅館のお風呂にのんびり浸かった。
第3日目
早朝、昨日と同じ時間に宿を抜け出し、朝靄の中の人吉橋を渡り相良路の湯「おおが」に行った。
相良路の湯・おおが(14湯目)
人吉橋をわたり2ブロックほどを右折する。
スイミングスクールと併設された公衆浴場で湯量が多く、浴槽に雰囲気がある。
24時間営業のため県外からのお客も多いらしい。
脱衣場はやや狭い。
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(おおが) |
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(おおが浴槽) |
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永国寺
おおがを出て、初日にお参り出来なかった永国寺をお参りする。
古いお寺で本堂を開放し、庫裏の近くにはギャラリーもあった。
(永国寺仁王像) |
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(永国寺本堂) |
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(寺宝幽霊の絵) |
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宿に戻り朝食。
段ボールをもらいほとんどの荷物は宅急便で家に送った。
チェックアウトを済ませタクシーで願成寺温泉に向かう。
相良藩願成寺温泉(15湯目)
願成寺温泉は市街地から2〜3キロ。
昭和32年の創業で浴槽に特徴がある。
何とひょうたん型の浴槽で、大きい方は5〜6人が入れる。
小さい方は1人がやっと入れる広さで、源泉の流入口の近くなので上がり湯のかわりにざぶりと浸かって出るのがマナーか?。
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(願成寺温泉) |
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(願成寺温泉浴槽) |
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温泉のロビーには新米やギンナン、卵などが売られていた。
家人は身軽になったせいかいろいろと買い込んでいた。
願成寺
外に出て、願成寺にお参りした。
大きなお寺さんだった。
(願成寺本堂) |
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(本堂内陣) |
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願成寺門前に出たらバスが来た。
手を振ったらバス停ではないが止めてくれた。
乗客は他に一人だけだった。
水ノ手橋との交差点で下ろして貰った。
いわい温泉(16湯目)
(いわい温泉) |
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(いわい温泉浴槽) |
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(いわい温泉露天風呂) |
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いわい温泉はビジネスホテル「ひのき屋」の温泉部門を公衆浴場として登録している。
玄関はビジネスホテルの入口と公衆浴場の入口が並んでおり、中に入ると帳場があるが無人。
床には野菜や果物などが段ボールに入れられて売られていた。
脱衣場はやや小振りだが10人程度の客なら狭さは感じない。
浴槽は横長。外には塀に囲まれた露天風呂もあった。
これが人吉を離れる最後の公衆浴場かと思うと名残惜しかった。
表に出て、角のコンビニで球磨焼酎を買い、タクシーを呼んで貰った。
帰路へ
鹿児島空港への高速バスが発着する産交バスターミナルまで歩けない距離ではないが、ともかくタクシーは安く感じられるのでもっと多用しても良かったのではないかと思った。
鹿児島空港へのバスは快適で来たときと同じく1時間も掛からなかった。
飛行機の出発まで時間がたっぷりとあったので、また空港の足湯に浸かった。
(若干の情報)
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