全国秘湯巡り・福島
玉梨温泉と只見線を楽しむ旅
第1日目 東京→郡山→会津若松→会津川口→玉梨温泉 
第2日目 会津川口→小出→越後湯沢→東京 
第1日目
会津若松へ
(会津若松駅の快速列車) 
 
只見線に乗る旅を企画した。
  
宿泊は玉梨温泉に決め、さらに会津川口駅周辺の共同浴場を巡る。 
 この企画では、土地勘が無く、交通事情も判らない上に、車を持たないことを非常に残念に思ったが、予想を上回る秘湯に入ることが出来た。
  
会津地方は奥が深いという印象を受けた。
  
折しも、JR東日本のキャンペーンで「会津ディスティネーション」という催しがあり、郡山で乗り換えた磐越西線の車内は大混雑だった。 
列車の窓を開けて風景を撮るという目的は達成できなかった。 
が、JRの、SLを走らせたり、臨時の在来線特急を新宿から走らせて、会津若松や喜多方に人を呼ぶという目論見は成功しているように見受けた。
  
| (ラッシュ並の車内混雑) |   | 
(車窓風景) | 
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(若松駅の混雑) |  
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会津若松では2時間ちょっとしかなかったので、1ヶ所だけ観光することにし、会津武家屋敷をタクシーで訪ねた。
  
会津武家屋敷は鶴ヶ城落城の際の家老西郷頼母邸を中心に、藩米精米所、会津歴史資料館、旧中畑陣屋、数寄屋風茶室(嶺南庵麟閣)、会津くらしの歴史館などをまとめた場所で、壮大な家老屋敷は特に圧巻だった。
  
 
 
| (水車で動く精米杵) |   | 
(旧中畑陣屋) | 
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(会津天満宮) |  
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会津若松駅までは路線バスで戻った。 
会津まつりの「会津藩公行列」の渋滞で危うく只見線に遅れるところだった。 
 
会津若松から会津川口へ
只見線は4番線から出る。 
2両編成のディーゼル車で、車内の扇風機が懐かしかった。 
遅めの昼食は「会津たらちね」弁当。竹の皮を編んだ弁当箱にかわいらしいおむすびが4個。 
缶ビールに最適でした。
  
| (只見線・小出行き) |   | 
(懐かしの扇風機) | 
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(会津たらちね弁当) |  
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車両の窓は開閉が自由で、開けたままの状態で車窓風景が撮影出来たが、持ってきたデジカメはシャッターが落ちるまでに時間が掛かりすぎ、数多くの失敗作を家に持って帰る結果になった。
  
会津若松駅を出て会津坂下駅あたりまでの約1時間は、会津盆地をグルッと迂回する。 
右側の車窓に会津磐梯山と豊かに稔った水田が美しく広がっていた。 
 | (磐梯山) |   | 
(稔った水田) |  
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会津坂下(あいづばんげ)駅で上りの会津若松行きとすれちがう。 
会津柳津(あいづやないづ)駅は春日八郎の幟のラッシュ。 
沿線のススキをいかに美しく撮るかの工夫・・・。
  
| (只見線・会津坂下駅) |   | 
(会津柳津駅) | 
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(ススキ) |  
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このあたりから車窓の風景は一変する。 
稔り豊かな会津平野は山村風景に変わって、田圃もところどころでソバが実り、桐の木が多くなる。
  
と、車窓からダム湖が見えた。 
シャッターはわずかに1枚切っただけで通り過ぎた。 
 | (柳津ダム) |   | 
(会津宮下駅) |  
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会津宮下駅では長い停車。駅前の食品店に買い物に出る客10人足らず。
  
この際恥をしのんで書いてみると、ひろさんは
只見線は只見川の下流方向に向かって新潟に至る
只見川のダムはせいぜい3つ 
という認識しか持っていなかった。
  
ところが、実際には、新潟に向かって只見川を遡行するし、ダムは何と10ヶ所を数えるという。 
帰宅後調べた結果は、大川合流より上流で(阿賀川より上流で)、
下から、1片門、2柳津、3宮下、4上田、5本名、6滝、7只見、8田子倉、9大鳥、10奥只見と10ヶ所のダムがある川ということが判明した。
  
只見線からは柳津ダムから田子倉ダムまで見ることが出来るとして7つのダム湖の写真が撮れる訳だが、実際には数カ所の写真しか掲載出来ず、
これから載せる写真はどのダム湖であるか、間違いがあったら申し訳ないと最初から謝っておきたい。 
 | (宮下ダム?) |   | 
(本名ダム) |  
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会津川口駅
(会津川口駅) 
 
所定の時間に会津川口駅に着いた。
  
所要時間2時間で66キロだから、時速33キロ。 車窓から写真を撮るのに適した速度か?。 
 下りたのは10人足らず。 
もう車内に残っている人も新たに乗った人も少なかった。
  
かねて調べて置いた「川口タクシー」を呼んで湯倉温泉に向かった。
  
湯倉温泉共同浴場は素晴らしい共同浴場で秘湯と呼ぶにふさわしい。 
隣接する「旅館・鶴亀荘」のお湯に入れてもらい、また川口タクシーに来てもらった。 川口タクシーの運転手さんは先だって交通方法を相談した人の奥さんで、共同浴場にタクシーで通う姿を笑っていたが、ひろさんが熱心なので、駅近くの「川口温泉共同浴場」の前まで行って、共同浴場の外観を見せてくれた。
 
会津川口駅に戻り、今日の宿、玉梨温泉「恵比寿屋」の迎えの車を待った。 
恵比寿屋にチェックインしてすぐに付近の共同浴場「八町温泉共同浴場」と「玉梨温泉共同浴場」に向かった。 
どちらも、湯倉温泉共同浴場に負けず劣らずの秘湯だった。 
 
会津川口・浴場巡り
(クリックすると拡大します) 
(掲載の順序は金山町のリストの順序です)
八町温泉 共同浴場
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玉梨温泉 共同浴場
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湯倉温泉 共同浴場
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湯倉温泉 旅館鶴亀荘
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恵比寿屋
(恵比寿屋玄関) 
 
共同浴場巡りから戻ったら夕食の時間だった。
  
恵比寿屋の玄関では、山の人が天然のシシ茸や舞茸を厨房に納めていた。
  
夕食はこれらの茸に沼沢湖のヒメマス、自家製のこんにゃくが並んでいた。 
会津の郷土料理はきのこ類をうまく使っていてとても旨かった。
  
| (天然のシシ茸) | 
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(天然の舞茸) | 
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(ヒメマスの西京焼き) | 
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(こづゆ) | 
 
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| (きのこ鍋) | 
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(きのこ鍋) | 
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(夏野菜の天ぷら) | 
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(シシ茸ご飯) | 
 
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テレビを見ているうちに猛烈に眠くなった。 
恵比寿屋の温泉は翌日ということになった。 
第2日目
早朝恵比寿屋のお風呂に入った。 
町営源泉の掛流し。 
内湯の他に露天風呂が2種類あった。 
 | (恵比寿屋全景) |   | 
(内湯) |  
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 | (露天風呂1) |   | 
(露天風呂2) |  
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早めの朝食を摂ったあと、ご主人に駅まで送ってもらった。 
同乗者は我々を含めて4人。皆鉄道ファンか?。
  
以下は会津川口駅から新潟の小出駅に至る只見線沿線の車窓風景。 
 
| (只見線の車窓風景1) |   | 
(只見線の車窓風景2) | 
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(只見線の車窓風景3) |  
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| (只見線の車窓風景4) |   | 
(只見線の車窓風景5) | 
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(只見線の車窓風景6) |  
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| (只見線の車窓風景7) |   | 
(只見線の車窓風景8) | 
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(只見線の車窓風景9) |  
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長いトンネルを抜けて新潟県に入った。 
下りになると列車は猛烈なスピードになり、車窓風景も変わって写真が撮りにくくなった。 
会津川口駅から約2時間の只見線の後半部分が終わった。 
 
| (只見線の車窓風景10) |   | 
(只見線の車窓風景11) | 
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(只見線の車窓風景12) |  
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終着の小出駅は何ともレトロな駅で、40年以上前にスキーのついでに寄ったのだが何も覚えていなかった。
  
越後湯沢
上越線で越後湯沢駅に出た。 
ここは30年ぶりだが、新幹線の影響か様変わりの駅前風景だった。 
荷物をコインロッカーに預けて共同浴場巡りをした。 
廻った順序は、タクシーで湯元共同浴場(山の湯)に行き、後は歩いて駒子の湯、江神共同浴場という順にした。
  
江神共同浴場では、逆の順序だと、「お湯がだんだん良くなるのに・・・」と一緒に入っている人に皮肉られた。 
どの浴場も空いており、入っている人は撮影に協力的だった。 
越後湯沢・共同浴場巡り
(クリックすると拡大します) 
越後湯沢温泉 湯元共同浴場 (山の湯)
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越後湯沢温泉 下湯沢共同浴場 (駒子の湯)
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越後湯沢温泉 江神共同浴場
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越後湯沢の共同浴場巡りをしている間に撮った初秋の花は次の通り。
 
 
 
 
駅に戻って、ごちゃごちゃの駅ビルの中の食堂に入って遅い昼食を摂った。 
観光地特有の横柄さが目立つ店で、あまり旨いとも思えなかった。
  
共同浴場はともかく、この雰囲気は再訪する気分を萎えさせる。
  
 
(若干の情報) 
  
 
 
 
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