全国秘湯巡り・信州
野沢温泉再訪と戸倉上山田温泉
第1日目 東京→野沢温泉
第2日目 野沢温泉→戸倉→東京
第1日目
野沢温泉
(麻釜)
数年前、野沢温泉を訪問したときは共同浴場のページを開設していなかったので上寺湯と熊の手洗い湯しか入らなかった。
今回は13ヶ所全てに入る意気込みで野沢温泉再訪を企画した。
従って寄り道をせずに昼には野沢に着けるように、長野から高速バスを利用した。
高速バスは長野「東口」から出る。何の気なしに「善光寺口」に行ってしまい危うくセーフ。一部ハイウエイを走り、快適なバス旅だった。
野沢温泉の今回の宿は「中島屋」。熊の手洗い湯の真ん前である。
宿に着いて、荷物を置いてもらおうと思ったら、女将さんが「部屋が掃除済みだから着替えなどをお部屋でどうぞ・・・」と言ってくれた。
軽装で宿を飛び出したのが12時半を若干回ったところ。女将さんが昼食のそば屋なら「良味食堂」が良いのではないか?と口添えしてくれた。
場所は麻釜湯の隣。「良味」に行くのに、上寺湯の前を通る。
野沢の共同浴場巡り
で、上寺湯を覗いたら誰もいなかったので、今回の共同浴場その1は「上寺湯」になった。
ざっと浸かって浴槽の写真を撮る。
汗が流れるままに「麻釜湯」の隣の「良味」へ。 久しぶりに美味しいそばだった。
良味の軒下にツバメが巣くい、雛が活発に動いていた。巣離れも近そうだった。
隣が麻釜湯では入らない訳にはいかないので「麻釜湯」に入った。
ここも空いていた。
麻釜湯を出て、次は「河原湯」、その次が「大湯」。このあたりは共同浴場の密集地帯だ。
立て続けに4湯に入っていささかグロッキー。
少し休養するため、麻釜に行った。 麻釜のそばで「温泉まんじゅう」を食べた。
(麻釜の由来) | |
(フキヤの温泉まんじゅう) |
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(野沢温泉の街並) |
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次の目標は「十王堂の湯」。
途中、紫陽花が咲き、ルナリアの種が実っていた。
(ヤエのガクアジサイ) | |
(柏葉アジサイ) |
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(ルナリアの種) |
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十王堂の湯へ行くには大湯通りを東に歩く。
旅館や商店が入り交じった道で、左におぼろ月夜の館へ行く道の右側交差点が「十王堂の湯」。
左側には閻魔堂もある。
十王堂の湯は2階建ての建物で男湯は2階。
さっと入る。あつい。
新田の湯は同じ道を東にたどり、2つ目の交差点を右に曲がった途中にある。
2階建てに見えるが、上部は浴室の湯気を抜く部分。
ここもさっと入る。あついお湯・・・。
(閻魔堂) | |
(5-十王堂の湯玄関) |
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(6-新田の湯) |
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(閻魔さま) | |
(十王堂の湯浴槽) |
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(新田の湯浴槽) |
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新田の湯から下のバス道に出る。
バス道をさらに東にたどり、中尾の湯の看板を見て左折。畑の中に中尾の湯。
中尾の湯は大きい。
野沢温泉の共同浴場随一の大きさで、内部も大湯に匹敵するような貫禄。
家人はここで、疲れが出たと湯巡りを止め、おぼろ月夜の館へ。
ひろさんはさらに秋葉の湯、松葉の湯へ。
この2つの共同浴場はおぼろ月夜の館の上部にあり、民宿が多い地区。
お湯はさっと入るだけでも結構体力を消耗する。
(7-中尾の湯) | |
(8-秋葉の湯) |
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(9-松葉の湯) |
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(中尾の湯浴槽) | |
(秋葉の湯浴槽) |
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(松葉の湯浴槽) |
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おぼろ月夜の館の玄関で家人と落ち合う。
陽が傾いてきた。
9湯入ってぐったりしたが、あと4湯はどの順番に、いつ入るか?・・・
中島屋旅館
中島屋旅館にもどって若干休養した。
6時半の夕食が待ち遠しかった。
夕食は適切な味で、量も多すぎず、またたび酒で元気が出た。
食後眠くなったが、真湯に入ることに決めて浴衣で宿を出た。
宿の前の「熊の手洗湯」をのぞくと、入っている人が少なかったので、せっかく来たのだからと一風呂あびた。
ぬるめの良いお湯だった。
汗が引かないまま、急坂を上って「真湯」。
真湯は天下の名湯の別名があり、お湯は白濁していたが、黒い湯花が散見された。
地元の人から明朝5時の開湯時に来ると、湯が緑色に透き通って見えると教えられた。
(10-熊の手洗湯浴槽) | |
(11-真湯) |
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(真湯の黒い湯花) |
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第2日目
翌朝早起きして、真湯、滝の湯、横落の湯とまわった。
真湯の朝の湯は緑色だった。
滝の湯は麻釜の上側にあるひなびた共同浴場で、秘湯の趣もある。
横落の湯は、野沢温泉のバス停の前の「民宿組合事務所」の地階で、昨日何度か前を通った。
天井はそれほど高くはないが、お風呂に品格があった。
(真湯の緑色の湯) | |
(12-滝の湯浴槽) |
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(13-横落の湯浴槽) |
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朝湯のはしごの後、家人を誘って朝市へ。
朝市は毎週日曜日に開かれる。鳴子の人たちの来訪者に対する意気込みが伝わる催しだ。
朝市の歴史の無い土地にようやく定着してきた。
場所は大湯前の大湯通り。商店の人と農家が半々ほどか・・・。
この日の予定は、長野に出て、しなの鉄道で戸倉で途中下して、戸倉上山田温泉の共同浴場をいくつか訪ね、その後上田から長野新幹線で帰宅するというもの。
そのため、タクシーで戸狩野沢温泉駅に出た。
飯山線は初めてだった。
信濃川が見え隠れし、のどかな山村を走って長野に着き、しなの鉄道に乗り継いだら
、川は千曲川となり、川原が広くなって鮎釣りの人が見えた。
戸倉上山田温泉
戸倉駅からタクシーで亀の湯に行ったが開店時間を間違えていたので入れなかった。 歩いて温泉街の中程の「瑞祥」に向かった。
町は夏祭りの準備中で活気があった。
(亀の湯) | |
(戸倉の夏祭り1) |
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(戸倉の夏祭り2) |
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(万葉橋から千曲川)
「公衆浴場 瑞祥」は新しい施設らしく、共同浴場と呼ぶには若干のためらいもあるが、温泉は適温で良いお湯だった。
さらに歩いて、万葉橋を渡って千曲川の右岸に出て、「万葉超音波温泉」と「戸倉観世温泉」に入った。
超音波温泉も観世温泉もどちらも規模が大きく、コンセプトは野沢温泉に比較のしようも無いが、公衆浴場として合格だと思った。
(瑞祥の露天風呂) | |
(万葉超音波温泉浴槽) |
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(戸倉観世温泉浴槽) |
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戸倉の共同浴場は、入りそこなった亀の湯を除いて、大型の公衆浴場を指向しているが、お湯も施設もグレードが高い。
この後、さらに歩いて戸倉駅に戻った。
梅雨が明けたらしく、かなりの暑さだった。
駅近くの元造り酒屋(今はショーウインドウのみ)で地酒と他のお土産を買った。
上田で長野新幹線に乗ったら東京はとても近かった。
(若干の情報)
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