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全国秘湯巡り・長野

信州・田沢温泉

(今回の旅は1泊2日です)
第1日目 東京→上田→ 石井鶴三美術館田沢温泉/有乳湯
第2日目 田沢温泉→上田→ 小諸懐古園→東京

第1日目
長野新幹線で上田→田沢温泉

温泉好きのドイツ文学者・池内紀さんが、「終の栖」にしたいと考えている 意中の温泉がこの田沢温泉だという。

で、田沢温泉行きが決まった。
近所に、沓掛温泉があり、大宝寺の三重の塔は国宝で、付近の川にはイワナが生息しているという。

(みすず飴・飯島商店)
みすず飴・飯島商店 長野新幹線で1時間チョット。すぐに上田に着く。
空模様があやしいので、青木村に行くのを遅らせ、上田市内の散策に切り替えた。

観光案内所で上田の地図をもらい、上田城趾を目指して歩き始めると、立派な「洋館」。飯島商店・みすず飴本舗とある。

入って、店の人に話を伺う。
創業は明治37年。創業の経緯やみすず飴の生まれた歴史は同社のホームページに詳しく書いてある。
建物は大正10年完成の3階建て洋館。
内部はやや薄暗いが、昔のままが保存されており面白かった。
地方発送は、この机の上で書く。

みすず飴本舗内部1
みすず飴本舗内部2
(みすず飴本舗内部1)
(みすず飴本舗内部2)

みすず飴は昔スキーに来て食べたのと変わらない味だった。

みすず飴本舗・飯島商店へのリンク。


(旧上田藩主屋敷跡)
旧上田藩主屋敷跡 駅前通を左に折れ、県立上田高校前に。

この高校は旧上田藩主屋敷跡にある。

上田市役所前の道は橡の木の並木で、季節は若干早いのだが、橡の実が落ちていた。

拾い集めて持って帰る。

市役所の橡の木
橡の実
(市役所の橡の木)
(橡の実)

市役所から上田城跡はすぐだが、市役所と道をはさんで、ここにも古い洋館があった。

石井鶴三美術館

ピンクの洒落た屋根が印象的な建物。
達筆な字で「石井鶴三美術館」とある。

石井鶴三美術館
信濃男
(石井鶴三美術館)
(信濃男)

地図にもなく、見落としそうな場所で、みすず飴本舗の西洋館を見なかったらら、多分気づかずに通り過ぎていただろう。

館長の説明
読売新聞・父子鷹の挿絵
(館長の説明)
(読売新聞・父子鷹の挿絵)

館長の橋詰さんから丁寧な説明を受ける。
なぜ石井鶴三美術館が上田にあるのかがよくわかる。2階の子母沢寛の父子鷹の挿絵が懐かしかった。

上田城趾公園はすぐ。
本丸はなく、いくつかの櫓が残っているだけだった。
折から、JAフェスティバルという催しがあって、大勢の人だかりがあり、屋台や農産物の品評会を楽しませてもらった。

上田城趾公園
JAフェスティバル
(上田城趾公園)
(JAフェスティバル)

上田城跡から、北国街道を歩いて駅に戻った。
古い民家や造り酒屋が残っており、昔の人の生活の臭いがした。

北国街道沿いの造り酒屋
北国街道沿いの造り酒屋
(北国街道沿いの造り酒屋1)
(北国街道沿いの造り酒屋2)

駅前で信州そばを食べる。
香りが良い。歯ごたえも良い。

千曲バスで青木村へ。
降りそうでなかなか降らない雨に感謝をしながら青木村。
大宝寺の国宝三重の塔や沓掛温泉は次回にパスして、旅館の送迎車をお願いする。

田沢温泉

宿の風呂には入らずに、共同浴場・有乳湯へ行く。
帳場でもらった入湯券で200円の代金は無料。

共同浴場・有乳湯(うちゆ)
有乳湯の浴槽
(共同浴場・有乳湯(うちゆ))
(有乳湯の浴槽)

有乳湯の湯は、池内さんの本の通りやさしく、暖まる湯だった。

富士屋ホテル

今日の宿、富士屋ホテルは数軒ある旅館のなかでは一番新しいらしい。
藤村の「千曲川のスケッチ」に登場する旅館は次にとっておこう。

富士屋ホテル
富士屋ホテルの露天風呂
(富士屋ホテル)
(富士屋ホテルの露天風呂)

雨が降り出し、釣りは断念して、テレビを見たり、ミステリーを読んだり十分贅沢な時間を過ごし、今度は宿の風呂へ。
泉源は有乳湯と同じとのことだが、肌にまつわりつく気泡が若干衰えていた。

露天風呂では、兵庫県からのお客と話をする。
温泉宿ではこういった世間話が一番楽しい。

富士屋ホテルへのリンク。

第2日目
田沢温泉→上田→小諸→東京

早朝温泉に浸かる。
夜来の雨が上がり、曇り空で、気温は低い。
暑い夏から一足飛びに秋が来た。

青木村の村営バス、千曲バスと乗り継いで上田に出た。

小諸

ここからさらにしなの鉄道で小諸へ。
小諸の見所は、懐古園と北国街道。それと藤村の旧跡。

小諸の北国街道は一部かなり整備されていて、歩きやすかった。

味噌醤油醸造元
造り酒屋
(味噌醤油醸造元)
(造り酒屋)

大手門
旧本陣
(大手門(重文))
(旧本陣(重文))

懐古園

懐古園に最後に来たのは何年前だろうか?。
石垣を見、藤村記念館を見、展望台から千曲川を見ている内にだんだん思い出してきた。
若い頃高峰高原に良くスキーに来たが、その後、このあたりにはとんとご無沙汰だった。

三の門
懐古園の石垣
(三の門(重文))
(懐古園の石垣)

藤村の遺品以外は興味を引く物はなく、次回小諸を訪れるときは、もっと北国街道を探訪しようと思った。

今日も昼食はソバにし、小海線で佐久平経由長野新幹線に乗った。
短い間に何回も温泉に浸かったせいか、うつらうつらしている間に東京に着いた。



(若干の情報)
場所電話
上田駅観光案内所
0268-26-5001
みすず飴本舗
0268-23-2150
石井鶴三美術館
0268-24-9620
富士屋ホテル
0268-49-3111
小諸市観光案内所
0267-22-0568
藤村記念館
0267-22-1130
小山敬三美術館
0267-22-3428



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