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全国の旅・信州沓掛温泉の旅(前編)沓掛温泉編
第1日目 東京→上田→真田町→上田→青木村 第1日目
(沓掛温泉・小倉乃湯)この旅を企画した理由は二つあるのだが、一つは2002年の田沢温泉の旅で田沢温泉の有乳湯(うちゆ)には入ったのだが沓掛温泉の小倉乃湯には入り損なったこと、もう一つは昨2013年には信州角間温泉に行きそびれたこと。 さらに云えば、別所温泉の旧相染閣がリニューアルされたことも理由の一つで、結局、真田温泉・別所温泉を巡るのに沓掛温泉は格好の隠れ里ということになると考えた。 真田温泉は昔からの温泉場ではなく、温泉場の共同浴場巡りとはいえそうもない場所だが、真田の中心地には日帰り温泉施設があり、ここから徒歩約15分のところには秘湯の呼び声が高い千古温泉があるので、真っ先に訪れる場所に選んだ。 今回の目玉は、むしろこの千古温泉なのだ。 東京駅の長野新幹線のホームでは「テッセイ」の社員たちがきびきびと働いていた。 毎回の写真掲載で気が引けるのだが今回も掃除の天使を撮らせてもらった。 新幹線 お掃除の天使たち 上田駅前と上田バスの料金割引 上田駅はモダンな建物で、駅前は整備中だった。 真田幸村の馬上の銅像があり、大きな水車なども回っていた。
上田バスは「バスに乗ろう」というキャンペーン中で、上田市内は最大でも500円以上の料金は取らないという値引きの最中だった。 たとえば、最遠の菅平や鹿教湯までで500円(本来なら菅平は1350円、鹿教湯は1250円)という気前の良さで、 真田までは、650円 → 300円というお得な乗車料金だった。 上田駅前郵便局で風景印をゲット バス発車間際に、「上田駅前郵便局」という局があったので、風景印があるかどうか尋ねたらあるとのこと。 時間が迫っていて郵便局の写真は取り損なったが、風景印をご披露する。 絵柄は上田城の櫓と真田幸村の銅像、遠景が菅平だろうか。 このページのTop ● 真田温泉上田バスに乗る。市街地を抜ける頃、遠方に白い峰が垣間見えた。 菅平だろうか?。
いよいよ真田地区に入ると、真田氏の遺構の看板が目立った。 バス停の名は「幸村の郷 夢工房前」 バス停の前に観光案内所があったので真田温泉の場所や近辺の昼食場所、千古温泉の行き方などを聞く。 また、コインロッカーか荷物預かり所の場所を聞く。 どうやら、ここで預かってくれるらしい。
この案内所ではかなり多くの職員が働いており、そば打ちとか他の体験も出来るらしい。 同館の案内パンフレットのページリンクを張る。 上田観光情報 このページのTop ● 真田温泉・ふれあいさなだ館ふれあいさなだ館は夢工房から左に折れ、橋を渡った先にある複合健康施設で、日帰り入浴施設の他に、温泉プール、トレーニング施設、大広間、個室と食堂を備えた多目的施設である。日帰り温泉施設は、1.8キロメートルほど引き湯した浴場で、メインの浴槽は円形の泡風呂と大浴槽を備え、ほかに、歩行浴槽、打たせ湯、部分浴などがあり、屋外には露天風呂がある。
入るとほぼ適温で、わずかにぬるすべ感があるさっぱりとした浴感の湯で、比較的すいていて、やや特徴を欠くお湯だが、のんびりとした湯浴みが楽しめる。 温泉に入った後から水泳をする人は少なかろうが、プールを楽しみ、トレーニング施設で汗を流した後に温泉につかる人は結構いるかも知れない。 このページのTop ● 真田町・千古温泉千古温泉は秘湯の誉れ高い良泉を掛け流しで提供する温泉宿で、昔は湯治などの宿泊を受け付けていたらしいが今は日帰り入浴専門である。場所は、ふれあいさなだ館から約1.5キロほど西の洗馬川に沿って、ひっそりとたたずんでいる。
日帰り温泉を頼むと女将さんらしき人が歓迎してくれ、ロビーの右手の浴室を指さしてくれる。 脱衣場はさして広くないが、入ったとたんに硫黄臭が歓迎してくれる。 浴室も浴槽も広くない。浴槽には5人ほどが入れるだろうか。 無色透明のお湯はヌルすべ感があり、お湯の中に黒い湯の華が沈着している。 沈着している場所に足を踏み入れると足の裏が真っ黒になる。湯の中のマンガン成分が濃いからだとのこと。 泉質は単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)で湯温は24.4度とのこと。 窓を開けると洗馬川のせせらぎの音が聞こえる。 このページのTop ● 真田地区の昼食は → カフェ&ギャラリー Saan徒歩でふれあいさなだ館に戻ったが、同館では一度退館すると再度入場券を購入することが決まりになっているとのことで食事処に行くには500円が必要ということがわかった。仕方なしに道路に戻り反対側のカフェ&ギャラリー「Saan」に入る。 折角上田市の郊外に来たのにカフェで昼食というのも何となくしっくりこないのだが、看板の日替わりランチのさばのみりん焼きに惹かれて入ってみると、店内はカウンター席が並んでおり、窓際にテーブル席もある。 いらっしゃいといわれたおかあさんの笑顔が良く、テーブルの天板のぎざぎざ模様も気に入って席に着いた。 何と、これが大正解で、どうも地元のおかあさん達が調理しているらしい。
戻りのバスを気にしながら頼んだメニューは以下の通り。 特に日替わりランチについていたサイドディッシュのがんもの煮付け、菜の花のからし和え、じゃがの照り煮の三品は家人も絶賛するほどの出来で、二人でシェアしながら昼食を摂った。 ふれあいさなだ館で入館を断られたおかげで安くて健康的な昼食をいただけたことに感謝!!!。
なお、同カフェは、特養施設「サザレアンさなだ」の付属施設で、管理栄養士などが日替わりランチのカロリー計算をして、看板の黒板に記載している。 上田市発行の観光パンフレット「真田の郷たべものマップ」にカフェ Saan だけ詳細の記載がないので以下ご参考までに記載してみると・・・
このページのTop ● 上田駅前で千曲バスに乗り換え青木村へ幸村の郷では若干の時間があったので、農産物直売所 新鮮真田市でふきのとうや天然蜂蜜を購入した。上田バスはダイヤに遅れも無く、上田駅前の千曲バスの乗り継ぎもスムーズだった。
千曲バスは上田駅を離れると直ぐに千曲川を渡った。 青木村のバスターミナルに着き、田沢温泉の湯を引いたく「つろぎの湯」が近いことを知って、予定を変えくつろぎの湯に入ってから沓掛温泉の「かどや旅館」に行くことに予定を変えた。 くつろぎの湯はバスターミナルから歩いて10分ほど。 青木村の赤丸ポスト 歩き始めて直ぐに国道に面して、クツカケ時計店の前に赤丸ポストを見つけ写真を撮った。 古い土地を歩いていると赤丸ポストを見かけるが、最近の旅行ではこの写真を掲載するすることも楽しみの一つ。
このページのTop ● くつろぎの湯くつろぎの湯は青木村の運営する老人福祉施設で、低料金で各種の温泉が利用できるすばらしい施設。建物は堅牢で、浴室の窓は広く、大浴場の他に、気泡浴、寝湯、歩行浴、打たせ湯など多様な温泉が楽しめる。 田沢温泉からの引き湯で、観光客は田沢温泉の有乳湯(うちゆ)に行ってしまうので観光客の入浴者は少ないという。
後ろ姿を写させてくれたおじさんは85歳とのこと。元村長でこの施設を計画した方と同年代で、元村長はいずれ表彰されるだろが、同年代が結構多く、歩くことと温泉に入ることが健康の秘訣と云っていた。 沓掛温泉のかどや旅館に予約が入れてあり、おかみさんがここまで迎えに来てくれるはずというと、85歳のおかみさんも同年台だが、車には乗らない方がよいかも知れないという。 迎えに来てくれた女性はもっと若い人で、母は運転していないと云っていた。 このページのTop ● 沓掛温泉のかどや旅館沓掛温泉までは車で10分足らずだが結構遠い感じ。迎えに来てもらって良かったと思った。かどや旅館は温泉のとば口の旅館で、他に二軒の旅館があるだけのひなび温泉地。 老夫婦が迎えてくれた。 落ち着くまもなく近くの小倉乃湯へ。暗くなると浴室内部の写真が撮れなくなるからだが、落ち着くともうお風呂は十分だ!という気持ちもわいてきて宿から出たくなくなるからだ。 今まで、いくつかの取材漏れの共同浴場が思い出される。 このページのTop ● 沓掛温泉・小倉乃湯小倉乃湯はすぐそばだった。沓掛温泉に三軒しかない旅館も近くにかたまっており、間に一軒の食堂もあった。
小倉乃湯には二人ほどの先客がいて、後からもう一人が入ってきた。 先客に了解を取って写真を撮り、その後ゆっくりと湯浴みする。 手前の浴槽はかなりぬるめの湯で、奥は加熱されたお湯が湯口から出てきて、それでもぬるいなりに快適な入浴だった。 小倉乃湯の左側に共同の洗い場があって源泉が満たされており掛け流しであふれていた。 共同の洗濯場兼野菜などの洗い場とのこと。 沓掛温泉・叶屋前の赤丸ポスト さらに、共同洗い場の向かいに叶屋旅館があって旅館の玄関に赤丸ポストが鎮座していた。 温泉薬師堂 叶屋旅館の裏側に温泉薬師堂があり、急な段々道を上りお参りする。
このページのTop ● 沓掛温泉・かどや旅館のお風呂この日の客は我々夫婦だけだったので、お風呂は女湯だけ加熱してくれるとのこと。源泉湯口とボイラーを経由した加熱湯口のミックスが入り頃の温度になっていた。
アルカリ性単純温泉で源泉温度が35.3度のお湯はほぼぬるめの適温で、肌にやさしく、身体全体がすべすべになるような氣がした。 このページのTop ● 沓掛温泉・かどや旅館の夕食食事は一階の部屋。85歳という先代のおかみさんも厨房に立ち調理していた。 こまやかな美味しそうな料理が食卓に並んだ。 とても全部は食べきれなかった。 ざんねんだなァ!!!
他にご飯、味噌汁、香の物、デザートなど。 後編 別所温泉編 に続く このページのTop
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