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全国秘湯巡り・愛媛

伊予松山・小学校クラス会の墓参旅行

第1日目 松山→ 円光寺の墓参り 大宝寺 岩屋寺
第2日目 古岩屋→ 内子 宇和町 道後温泉
第3日目 道後→ 石手寺 砥部→ 松山市内見物→松山空港

第1日目

内子座で 小学校のクラス会が毎年ある人は少ないだろう。
ひろさんの場合、東京杉並第9小学校の結束は堅い。
多い年はミニクラス会と合わせて2回も開かれる。

仲間の一人が亡くなってかなり経つ。お墓は松山。ひろさんは遍路の帰路、墓参に寄ったことがあり、お墓参りしたいという声が挙がった。


3月発売の某航空会社の割引券を必死になって入手し、墓参の旅が実現した。

8人の住む場所は一都二県にまたがる。航空券を事前に配るのも手間が掛かるので、チケットレスで購入の上、当日入手当日配布という徹底したローコスト作戦だが混乱も無くうまく運んだ。
HIS顔負けの手際。

松山は晴れ。
四月半ばなのに新緑が鮮やかだ。
10人乗りのレンタカーの手配もスムーズに終わり、松山市駅前へ。

円光寺

クラスメートの菩提寺の円光寺は銀天街のとば口。

花の手配
円光寺の墓参
(花の手配) (円光寺の墓参)

高島屋(元そごう?)で花を求め、円光寺を訪ねた。
住職と先代の大黒さんが応対してくれる。
墓参団の説明をする。読経が済む。

円光寺は明月上人(7代目円光寺住職)に関する子規の句碑など話題が多い。

円光寺に関する記事は「ひろさんの旅枕・2巡目の四国遍路・その5」に詳しく書いているので参照して欲しい。 2巡目の四国遍路・円光寺

墓参りを終え、久万に向かう。

砥部を過ぎ、山道をどんどん登る。

大宝寺

久万では、大宝寺に寄る。
遍路には無関係のクラスメートだが、ひろさんは自分の趣味を押しつけた。

大宝寺大師堂
大宝寺で
(大宝寺大師堂) (大宝寺で)

大宝寺から岩屋寺までは、車だととても近い。
道もよく、ドライブには快適。
国民宿舎・古岩屋荘の前をとおり、岩屋寺駐車場。

20分ほどの急な登りで岩屋寺。

岩屋寺

古い地層の岩が迫り、岩屋寺はいつも不思議な気持ちになる。

昔のおてんばが、ハシゴを登って世界を見る。
ひろさんも2度目のハシゴ登り。

納経所では名古屋の団体に待たされたが、待っている間の雑談で、他の遍路は今横浜在住だが、生まれはひろさんの自宅近いことが判って話が弾んだ。
納経所の若者が、住職の息子さんらしく、聞くとその通りとのこと。
待たされるのも悪くはない。

岩屋寺の最後の登り
岩屋寺本堂
(岩屋寺の最後の登り) (岩屋寺本堂)

古岩屋荘

古岩屋荘は公営国民宿舎。
鉱泉を沸かした湯だが、遍路宿の中では数少ない温泉宿。
岩屋寺には車が入らないので、車の遍路はここを使う。

(古岩屋荘の夕食 )
内子座で 風呂に入り、早めの食事。

食事の質と量は共に適切でシニア向き。
食後は、8人が一室に集い、気の置けない話が弾む。



第2日目
岩屋→内子→宇和町→道後

あいにくの曇り空。
行程を考え、8時の出発。
昨日の道を戻って国道に出、落合から内子に向かう。
道は狭いが対向車も少なく順調に内子に着く。
着いた直後に雨。

内子

内子の街並み
内子の街並み
(内子の街並み) (内子の街並み)

内子は有名な観光地で説明の必要もあるまい。
傘を持って小一時間の散策。電柱の無い街並みは写真写りが良い。
このところ、松崎、小布施、内子となまこ塀に何となく縁が深い。

内子座で 内子座に入って、舞台で見得を切ると役者になった心境。

宇和町に向かう。
高速道は大洲までだが一般道も交通量は少なく、すぐに宇和町。
国道に面したかまぼこ工場で、熱々のジャコテンをぱくつく。
意地汚いのがこの世代か?



宇和町ではお目当ての「宇和民具館」と「開明学校」が共に休館。
昨日の夜、ちゃんとガイドブックを見ておけばよいのに・・・

宇和町

雨の中、宇和町の古い町を一周し、車に戻る。

宇和町の街並み
宇和町の街並み
(宇和町の街並み) (宇和町の街並み)

雨のため、早めに道後へ行こう。
途中、大洲で、うどん屋に入ってセルフ式の讃岐うどんを食べ、松山自動車道で快適に松山に戻った。

道後温泉

松山から道後は空いた道があった。

メルパルク松山

道後の宿はメルパルク松山。

ここは結婚式などに使われる宿だが、公共の宿としてはがんばっている。
部屋割りも無事に済み、しばらくしてから道後探訪に出る。
宿の隣が「伊佐爾波神社」。その隣が「宝厳寺」。
宝厳寺は時宗の一遍上人が生まれた寺とのこと。

坂を下ると道後温泉本館
温泉街をぶらついた後、道後温泉本館に戻り入浴。

道後温泉本館
霊の湯二階席
(道後温泉本館) (霊の湯二階席の受付)

ここは、温泉は2種類(神の湯と霊の湯)。
入浴後のサービスが異なり、神の湯階下、神の湯二階席、霊の湯二階席、 霊の湯三階個室となっている。
いずれのサービスも、三階の坊ちゃんの間の見学はOK。
観光客でごったがえし、遍路の時は入らないが、今回はひろさんも観光客。

雨の中を宿に戻る。時間の塩梅がよく、すぐに夕食。
料理は西洋風和食?。
昨夜に比べやや豪勢か。クラスメートも大喜びで食が弾んだ。
食後、昨夜の一斉攻撃をおそれ、八時半には寝たふりを決め込み、襲撃を避けた。

第3日目

昨日しつこく降り続いた雨が上がっていた。

宿の設備は快適で、温泉もその例にもれない。
朝湯が心地よい。椿の湯へ行くことも考えたがメルパルクで十分。

朝食はバイキング。遍路の時は朝食を摂らず早立ちだが、今回はゆっくり出来た。

石手寺

一番の訪問先は石手寺。

(国宝)石手寺山門 石手寺は、観光客、遍路、町の人とにぎやかな寺だ。
だが、好きな寺でもある。

四国の寺はほとんどが鐘をつかせる。この寺も例外でなく、クラスメートは入れ替わり鐘をつく。

お参り後、都卒天洞と呼ばれる洞窟に入る。八十八カ所の霊場のご本尊が祭られ、簡単に四国お遍路が完了する仕組み。

砥部焼・大西陶芸

次の訪問先は砥部の大西陶芸。
ひろさんお勧めの窯元だ。

砥部まで30分ほど。
ところが、砥部に着いてから道がわからない。
電話番号も忘れてきたため、国道に戻り、電話してようやくたどり着く。
息子さんの出迎えがあり、工房はご主人に案内して頂く。

絵付けの現場や、窯での焼きの工程を詳しく聞き、ロクロによる作陶の過程も 実演してもらう。

砥部・大西陶芸で
砥部・大西陶芸で
(砥部・大西陶芸で) (砥部・大西陶芸で)

砥部・大西陶芸で
砥部・大西陶芸で
(砥部・大西陶芸で) (砥部・大西陶芸で)

皆、大感激。
折しも、砥部焼き祭りの準備の最中で、実行委員として大忙しのご主人にはお礼のしようも無かった。

大西陶芸のホームページへのリンク
砥部焼窯元・大西陶芸

松山に戻り昼食。洋食屋さんに入り、コロッケやオムレツを食べた。
観光は、時間の都合もあり、一カ所。
衆議は、松山城となった。子規関連のいろいろな名所は、円光寺だけ初日に訪問したが、後は次回となった。

初夏を思わせる陽気の中を天守閣まで登った。
小高い山の上のさらにそびえ立つ天守閣からは松山中が見渡せた。

レンタカーを返し、空港でお土産を買ったらすぐに出発の時間となった。


(若干の情報)
場所電話
円光寺089-931-4277
国民宿舎・古岩屋荘0892-41-0431
内子座0893-44-2840
メルパルク松山089-945-6411
松山市・道後温泉事業課089-921-5141
砥部・大西陶芸089-962-2456



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