HOME 青森の旅  遍路・交通事情 2巡目の四国遍路 日帰りの旅  PhotoGalery リンク集 
全国共同浴場 全国秘湯巡り 3巡目は乱れ打 初めての四国遍路 プロフィール 旅先で読む本 旅の記録

Home全国秘湯巡り目次 > 三陸海岸直通列車

全国秘湯巡り・岩手と宮城

三陸海岸直通列車

三陸鉄道15周年記念特別行事
仙台→八戸間1日1往復

第1日目 東京→盛岡→宮古→ 小本(小本温泉)
第2日目 小本→宮古→ 浄土ヶ浜→宮古→ 仙台(花火見物)
第3日目  仙台(七夕見物)→東京

夏の16日間(7月31日〜8月15日)だけ、JRと 三陸鉄道の相互乗り入れで、仙台→八戸(八戸→仙台)の直通列車が運行 されるという記事を見つけて、旅行を企画した。
この行事は、三陸鉄道創立15周年記念と銘打っているが、 仙台→久慈間は97年から運行しているという。

三陸の温泉に泊まり、仙台か八戸近辺で夏祭り を体験し帰宅するという計画が、結局次のようになった。

1.小本温泉に泊まる。
2.宮古の浄土ヶ浜を見る。
3.仙台の七夕を見る。

第1日目

(直通臨時列車)
直通臨時列車 小本温泉は三陸唯一の温泉といって良い。
平成5年に試掘に成功し、平成7年から営業開始という。
電話で聞くと小本港で釣りが出来るというのも決め手になった。
小本は宮古から30分ほど北に位置する(岩泉町)。

盛岡→宮古間のJR山田線は快速が一日2本運行している。
11時25分発に間に合うよう東京を出る。
快速「リアス」号は冷房なしの気動車。
連日の猛暑で車内の温度は 34.5 ℃を示している。ただ、 単線区間なので、周囲の木々が車窓に迫り、とても良い 列車の旅となった。

トンネルに入ると窓から入る空気がひんやりとする。短いトンネルでは 冷風は入らない。

少々飽きた頃、宮古着。
宮古からの三陸鉄道は、冷房付き、ワンマンカー。今時、どうしても 冷房は必要だよ。
三陸鉄道のこの区間はトンネルが多く、トンネルを出ると車窓が蒸気で曇る。

小本温泉

(小本温泉の浴槽)
小本温泉
の浴槽 小本で下車し、タクシーで温泉へ。途中釣り道具屋の場所を聞く。
電話で依頼すれば駅までの送迎は快く受けてくれると云う。

小本温泉の泉源は11℃の冷泉。この温泉は霊験あらたかで、 いろいろの病が治ったという感謝の便りがところ狭しと掲示されている。
入った感じはマイルド。浴室の外には露天風呂があり、石のヌルヌル感 を除けばとても気持ちがよい。

海岸や漁港までは歩いても近いが、自転車を貸してくれる。

漁港は、工事中で、発破におそれをなしたか、カレイは一枚 きりで、当歳子のアイナメばかり。

(小本温泉の食事)
小本温泉
の食事 海岸や漁港までは歩いても近いが、自転車を貸してくれる。

漁港は、工事中で、発破におそれをなしたか、カレイは一枚 きりで、当歳子のアイナメばかり。
夕食は三陸の海の幸でとても豪勢。特別料理のウニやアワビも 割安の感じ。

建物が新しいので、冷房が無くても快適。戸を開け放して寝れば 風通しが気持ちよい。


第2日目

翌朝、鎌倉から来たというサラリーマンと話をした。
お隣さんと旅先で話をするのはとても楽しい。
私たちの旅程を説明する。
三陸鉄道の臨時列車のことは 知らなかった由。
旅好きでも気づかない情報があるものだ。
彼は1時間前の列車で宮古に向かった。

直通列車の小本発は11時14分だが、2時間前に宮古に 向かった。

浄土ヶ浜

浄土ヶ浜を見たい。
十数年前、子供連れで三陸を回ったとき、宮古から龍泉洞 に行ったので、浄土ヶ浜は訪れていない。
そのとき、旧JRの 三陸キャンペーンのポスターを入手し長らく家に飾ってあった。

駅からタクシーで浄土ヶ浜へ。白い岩が印象的。風光明媚 な三陸の中では女性的といえる。

(浄土ヶ浜)
浄土ヶ浜 十数年前、子供連れで三陸を回ったとき、宮古から龍泉洞 に行ったので、浄土ヶ浜は訪れていない。そのとき、旧JRの 三陸キャンペーンのポスターを入手し長らく家に飾ってあった。

駅からタクシーで浄土ヶ浜へ。白い岩が印象的。風光明媚 な三陸の中では女性的といえる。

遊歩道を歩き、タクシーで魚菜市場へ。車中の食料や梅干しなどを 買い込む。駅までは10分ほど。
三陸鉄道の駅舎でキャンペーンのポスターを貰う。
直通列車は快適な車両で、座席はほぼ満席。マニアと見られる 若い人が多い。
車内では、沿線を紹介する各町村のビデオを流していた。

(駅での歓迎風景)
駅での歓迎風景 宮古→仙台間は約6時間。経由する線は、山田線、北リアス線、 大舟渡線、気仙沼線、石巻線、東北本線とかなり多い。

JRのコンセプトでは、海岸線を走る各線はすべて東北本線の支線だから、 ダイヤも東北本線の主要駅からの発着が中心で、海岸線を通して乗るには 待ち時間が多すぎる。

海岸線を通して運行するというという発想は全くなかったのだろう。

残念ながら、今回も16日限りの運行で、宣伝もJR(東日本) あげての宣伝をしたとは言い難く、むしろ三陸鉄道の孤軍奮闘 といったところか。

岩手県と宮城県で対応が全く異なったことも残念な点の一つ。
我々部外者は、どこまでが岩手県で、どこまでが宮城県か 全く意識していない。三陸全体でおなじイメージを売った方が 良い。外部から一人でも多くの旅行客を獲得するのが 先決だろうに。

一般的に云って、車窓から海が見える頻度は南に行くほど 多くなる。
車ではさらに多くなるのだろう。
従って、三陸の海(景色)を楽しむには、直通列車に乗りっぱなし ではなく、部分的にバスを使うとか、どこかに泊まるとか の工夫が必要になる。

楽しい列車の旅もあっという間に過ぎ、所定の午後6時に、 人混みの仙台に到着した。

仙台七夕

七夕前夜は花火大会がで行われると云う。
ビジネスホテルにチェックインし、簡単に風呂に入り、 夕食を兼ねて、花火見物に外出した。

花火は広瀬川に面した、西公園が会場で、7時半から 9時までとのこと。
居酒屋で食事し、広瀬通りを西に進むと、人と人の 間から、花火が見え、近づくに従って頭上で見える ようになった。

道路はござに座った人で身動き がとれなくなり、9時近くには大玉が炸裂した。
残念ながら、雲行きが若干怪しく、大玉は薄い雲 に遮られたりした。

第3日目

(七夕の飾り(1))
(七夕の飾り(2))
七夕の飾り(1)
七夕の飾り(2)

2時過ぎの東北新幹線で帰るだけの日。
観光地見物がしたくなり、青葉城公園へバスで行ったが、期待はずれ だった。
一番町に戻り、七夕の飾りの中を人の波と一緒に漂った。
平塚の七夕に比べ、飾りのすそが低く、うっとうしいところが とても良い。
昼食は久しぶりの洋食。

昼食後も、うちわを貰いながら、徐々に仙台駅に近づき、 所定の列車の一台前の自由席が確保できた。


<若干の情報>
小本温泉
岩手県下閉伊郡岩泉町小本字下中野 33-1
0194-28-2121

小本温泉へのアクセス。
三陸鉄道北リアス線小本駅から1キロ、駅から車の送迎あり。


全国秘湯巡り目次 Next 宮城・中山平温泉と東鳴子温泉
Home