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全国の旅・愛知名古屋 2013
第1日目 大船→小田原→名古屋 第1日目
(名古屋城)名古屋とは、現役時代からさして縁がなかった。 会社員の時、名古屋はほとんど訪れなかったし、その後も、高山や下呂温泉の帰りに乗り換えでちょっと時間が出来たぐらいであった。 ところが、ある事情から縁が出来たので、年に数回は名古屋に行くかも知れない。 名古屋を訪れても、温泉に因んだ旅は出来そうにないが、温泉に寄らなくても、この項目に入れる以外に分類出来ないので、秘湯巡りの目次に入れざるを得ない。ご容赦を。 JR東日本のジパング倶楽部の割引は、JR東海の新幹線の利用の場合「ひかり号」か「こだま号」とのことで、1時間に2本ほどしかないひかり号だが3割引は魅力なので旅程を組むには工夫が必要だった。 ● 名古屋 タワーズ内郵便局の風景印地下鉄の利用については、次の項に述べるのだが、地下鉄に乗る前にトイレに寄ろうとトイレを探していると郵便局があったので、風景印について尋ねてみると何と立派な風景印を押してくれた。この風景印によって、名古屋の駅ビル名は「JRセントラルタワーズ」だということも分かった。
このページのTop ● 名古屋の地下鉄名古屋駅から目的地に行くには地下鉄で本山駅に出る必要があった。どうせ地下鉄に乗るなら名古屋城見物に2時間ほど費やそう、と、名古屋駅の観光案内所に寄って地図をもらい、地下鉄で名古屋城に行くのに必要な知識を得た。
東山線の地下鉄にもぐった。券売機では、腕章をしたおじさんに親切に教えてもらった。
名古屋駅東山線ホームはとても混んでいたが、みなさん整然と並んでいた。 この日、ディゲームで中日/巨人戦がナゴヤドームで行われるので、「栄駅」乗り換えで球場に向かう親子連れが多いとのことだった。 教わったとおり市役所駅を出たら改札前にコインロッカーがあった。 名古屋駅の観光案内の女性の正確な説明に感心しながら荷物を入れる。 全て彼女の云ったとおりの展開だった。
なお、名城線の外回りと内回りは、名古屋駅の案内嬢も云っていたのだが、名古屋では「右回り」と「左回り」と呼ぶらしく、電車の方向幕にも右回りと表示されていた。その英訳は「clockwise」とのこと。 市役所駅のB2出口近くに噴水があり、反対側に名古屋市役所の古い建物が望遠出来た。 このページのTop ● 名古屋城
名古屋市役所側から名古屋城に入ると東門から入るのだが、昼食は愛知県体育館の一階にある食堂で摂ることにした。お店の評判は分からないが、公共の建物内の食堂なら無難だろう。
冷やしきしめんとみそラーメンを選ぶ。
確かに無難な選択だった。 このページのTop ● 名古屋城 「本丸御殿 玄関・表書院の公開」名古屋市役所からの名古屋城入り口は東門なのだが、巨石を積んだ城壁などを見ながら進むと、東門を入った直後に、見終わった人で城を出る人と新たな入場者が別々に誘導され、真新しい玄関の脇の入口から入るようになっており、ポスターの通り「玄関・表書院の公開」の現場に入ってしまうようになっていた。全く予期せぬイベントで大感激だった。
誘導されて内部に入ると、下足用のロッカーと持ち物ロッカーがあり、素足の人はスリッパを靴下の人はそのまま入ることが認められ、デイパックや鞄等は全て預ける仕組みを説明された。まるで欧米の美術館のようでフラッシュ無しの写真撮影はOKとのこと。 白木の床を護りふすま絵等のこすれを防止し光の退色も避けたい配慮らしい。
ふすま絵の写真を中心に何枚かを以下に掲げる。
本丸御殿の玄関と表書院の見学は眼福の一語に尽きる貴重な体験だった。 この日は猛烈な暑さで、外に出ると目がくらむ程だった。 まだ工事中の他の部分も公開していたが、そちらを覗くと天守閣までたどり着くのは覚束ないと思い断念して、途中の売店でソフトクリームを買い木陰で食べた。 滅多に外で買い食いをしないのだが、今回は特別に良いとした。 このページのTop ● 名古屋城 天守閣売店近くのベンチから見る天守閣は立派だった。一息入れてから天守閣に上った。 といっても、車椅子やベビーカー専用のエレベーターでアクセスし、内部のエレベーターも使って、最後の二階分を階段で上ったワケで、情けないことおびただしい。
名古屋城は大きくそびえ、天守閣から名古屋市内がよく見えた。 ただなじみのある景色ではなかった。 暑い中を東門に戻り、地下鉄にもぐって、コインロッカーで荷物を出し、名城線の本山駅に向かった。 本山駅で約束の人と落ち合い、自宅に連れて行ってもらった。 このページのTop ● 夕食は浩養園夕食は浩養園というビアホールだったが、浩養園は日本最古のビアホールとのことで、大正15年に竣工した「サッポロビール名古屋工場」の接待所として昭和6年に開業したという。場所は、当時の三大庭園の一つの「浩養園」とのこと。 大きなビアホールで、屋外もあるが、巨大な建物の一階のバーベキューレストランが予約してあった。 予約してない人達の長い列を尻目にホールの中央へ。
頼んだのは、子どもたちがジュースとスモークドサーモン、きしめんなど。大人が生ビールとバーベキュー、ピザなど。
周囲の大テーブルには、企業か何かの会合かは不明だが数十人の団体が多く、かなり盛り上がっていて、各団体は誰かの発声で一斉に席を立ち乾杯を繰り返していた。 負けずにこちらも盛り上がる!!!。 最近の銀座のライオンビアホールやニュートーキョーなどは行っていないが、こんなに団体席が多く盛り上がっている場所は初めてで名古屋の活性をつくずく感じた次第。 このページのTop 第2日目
翌日、車でトヨタテクノミュージアム 産業技術記念館 に連れて行ってもらった。名古屋駅の次の名鉄栄生駅から間近とのことで、豊田自動織機製作所栄生工場を産業遺産として活用しながら繊維機械と自動車の製造技術の進歩を中心に「モノづくり」の大切さを世に伝えるという企業の社会貢献の在り方を深く考えさせる場所だった。 駐車場側の入口(南入口)から入ったので、正面からの写真撮影を忘れたのだが、この施設の巨大さに先ず度肝を抜かれた。 内部は、大まかに云うと繊維機械館、自動車館(1階。2階)とテクノランドに分かれ、別棟にトヨタグループ館、豊田商会事務所がある。 この日、時間が無く、テクノランドと自動車館の見学だけに終わったのだが、もっともっと見学したかった。 入場料は良心的価格で、65歳以上の大人は年齢を証明出来れば無料であった。また、夏休み期間中は小・中学生も無料とのこと。 テクノランドテクノランドは繊維機械や自動車に関連する展示だが、いろいろの工夫をして親子して体験出来るようになっていた。小学生未満の子どものキッズコーナーもあり、安全な科学教育の場でもあった。
他に、「ぴたっとブレーキ」、「リズムピストン」、「ミッションでミッション」、「機織りマシーン」、「柄織りベンチ」、「ウォータージェット・シュート」等々、創意工夫にあふれた体験が盛りだくさん。 このページのTop 蒸気機関この施設は旧豊田紡織本社工場の跡地なのだが、かつて紡織機の原動力としてスイス スルザー社製の蒸気機関が設置されていたそうで、その実機を展示し動かしていた。展示機は1898年のスルザー社製で、高圧/低圧の2本のシリンダーと直径4.7mの巨大なフライホイールを備えており、9本のロープ伝動により発電機を回転させるとのこと。 100年以上前に作られた蒸気機関が力強く動きはじめた。静止画では迫力が伝わらないので、下記のデジカメの動画をYoutubeにアップしたが、音声が不明瞭でやや力不足か?。 蒸気機関の実演(約1分) この蒸気機関の実演の後、自動車館の展示会場出口から自動車館に入ってしまったため、正規の順番を無視した見学になってしまった。(産業技術記念館様、ごめんなさい!。) このページのTop 自動車館自動車館では、子どもと大人では興味を惹くモノ、見たいモノは自ずと異なり、子どもは「テクノライブショー」や「わくわく体験コーナー」から離れようとしなかった。この日のテクノライブショーは模型の衝突実験をビデオで拡大しながら分かりやすく説明してくれていた。 わくわく体験コーナーは「ゴム駆動自動車づくり」が大人気だった。 このコーナーは、部品をトレイに集めて説明書通りの手順でくみ上げるモノで、男の子も女の子も夢中になっていた。
15分で組み立てるのが標準時間とのことだが、手伝う親の方が夢中になってしまう親子も居た。 大人は、何といっても実際の自動化されたライン、特に歴史的に意義のある機械に惹きつけられていた。 上記はステアリングナックルの鍛造工程で1ton フリーハンマーの鍛造機を動かす様子などは、良く実機を保存していたものだと感心した。 自動車館には他にも興味のある展示が多かった。 このページのTop 昼食は館内のレストラン ブリックエイジ昼食の時間になった。館内のエントランスロビーに面したレストラン「ブリックエイジ」で摂ることにした。 時分時で10分ほど待ったが、格好の席が取れ、それぞれが好きなモノを選んだ。 家人は記念館シェフランチ、ひろさんは単品のスパゲッティボンゴレ 子ども達向けのお子様用のランチもリーズナブルの価格だった。
短い名古屋の旅はあっという間に終わった。 車で名古屋駅の新幹線側に送ってもらった。 このページのTop ● 帰路へ予約したひかりの乗車時間まで、若干のゆとりがあったので、高島屋のデパ地下に行った。一昨年の奥飛騨からの帰りにも寄ってみたのだが、今晩の夕食のお総菜を買うのが目的で、高島屋の地下の食品売り場は大賑わいだった。 帰りのひかりは小田原に止まらず新横浜経由で大船に着いた。 行き当たりばったりの旅だったが、温泉に入らなくてもそれなりに良い旅だった。
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