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伊東温泉・七福神巡り 2016
伊豆急のリゾート号に乗る大船から伊東までは熱海乗り換えでおよそ1時間30分の旅になる。この日熱海からの伊豆急電鉄は黒い「リゾート21号」で、この電車は先頭車両はひな壇の座席で、運転席と客席との間仕切りが低く、運転している様子と景色が一体になっている。また、先頭車両以外は、座席の半分は前向きでなく海側向きというおもしろい電車だ。 伊東までの短い時間でもこの車両に乗ると沿線の景色が十分楽しめる。 伊東駅に着いて、荷物をコインロッカーに預け、真っ先に駅前の観光案内書を訪ね、伊東の市街マップと七福神巡りのスタンプ帳をもらう。 伊東温泉七福神巡りで最初にお参りするのは、伊東駅が起点の場合は松月院の弁天様が良いかも知れない。 松月院の弁天様伊東駅前を線路に沿って宇佐美駅方面に歩くと、すぐに線路下の高架の道路に突き当たるので、左折して山側に出て、次の辻を右折すると100メートルほど先に松月院の山門が見える。山門をくぐり、階段を上ると本堂で、本堂の左側に弁天堂がある。 弁天堂は数年前に新築され、中に弁天様が祀られている。 本堂から振り返ると、伊東の海がまぶしく光る。 境内には小彼岸桜か?、川津桜か?、ともかく桜が三分咲きでうれしかった。今年はともかく暖冬である。 このページのTop 朝光寺の大黒様来た道を伊東駅まで戻る。次は朝光寺の大黒天。朝光寺はやはり伊東線の線路より山側にあり伊東駅から距離はそれほど無いのだが坂がきつく、階段も長いので伊東駅から行くにはタクシーを選んだ。 朝光寺の大黒様は本堂でなく隣の七面堂にある。 七面堂は昔の本堂だった木造の建物で、大黒天は向かって右側の廊下の奥。 タクシーを待ってもらって伊東駅に戻った。 林泉寺の福禄寿林泉寺は伊東の市街地から遠く離れた荻という場所にある。幸いなことに、荻には東海バスの路線バスが走っており、ダイヤも30分に一本ほどあるので、ここはバスを使う。時刻表は東海バスの事務所でも観光案内所でももらうことが出来る。 20分ほどで荻(おぎ)バス停に着く。林泉寺は目の前にある。 戻りのバスの時刻表を確かめ、藤棚の奥の本堂に入る。 福禄寿は本堂内にある。 福禄寿は新しかった。 林泉寺に来るといつも思うのだが、藤の花のシーズンに来てみたいと思っておりそれがなかなか果たせない。 山神社のムクの木荻まで遠征したら、見逃せないのが「山神社」のムクの木だ。ちょうど、道路を挟んで林泉寺の前にある山神社には、伊東市の天然記念物のムクの木、杉の大木などがあり、木立の中で天を仰ぐ格好になって梢の先を見てみたい。バス停「荻」から伊東駅行きのバスに乗り伊東駅に戻る。 コインロッカーから荷物を出し、昼食を摂る予定の「江戸屋」に入る。 このページのTop 伊東駅前の江戸屋で昼食江戸屋はお気に入りのインストアべーカリーで、隣にカフェがある。カフェは独自のメニューがあるが、パン屋側で買ったパンを持ち込むことも出来る。 江戸屋は味の良いパン屋さんで、特に串田孫一のイラストとそのお皿やマグカップが好きだ。 店内は落ち着いており、ランチメニューはリーズナブルで、必ずパンが付いている。パンは美味しく、いろいろなパンを隣のパン屋側から持ち込める。 このページのTop 最誓寺の寿老神昼食を堪能し、予約した伊東園ホテル松川荘に荷物を預け、最誓寺に向かう。最誓寺は、松川を渡り、国道を下田方面に向かって歩き、GSの先を右折したところにある。 樹齢600年といわれるソテツの木が見事である。 最誓寺には、本堂右側の庫裏の玄関から入る。寿老人は目の前に祀られている。BR> 最誓寺の寿老人をお参りして、次は東林寺の布袋尊である。 このページのTop 楠見神社の大楠の木最誓寺から緑風園の前を通り東に向かうと7〜8分で楠見神社に突き当たる。巨木のクスノキが本殿左側にそびえている。 このクスノキは非常に巨大で、背が高く、どっしりとしている。いつ見ても圧倒される。 山神社のムクの木もそうだが、伊東温泉七福神巡りは巨木との再会の旅でもある。 このページのTop 東林寺の布袋尊楠見神社の脇の道を西に進み道なりに右に折れると東林寺がある。七福神の布袋尊を祀るほか、河津三郎祐泰の墓、曾我兄弟首塚、相撲塚などがある。布袋尊のお堂は中が見えないので、お堂の上部に貼ってある布袋尊の像を描いた絵に手を合わせる。 東林寺の次は佛現寺の毘沙門天だ。 佛現寺は伊東市役所の隣にある。 佛現寺の毘沙門天東林寺からは楠見神社に戻って、その前の道をぐり茶の杉山の工場の方向に進む。 いつもなら、杉山から国道に出るあたりでタクシーが捕まるのだがこの日は全く見当たらず、国道の歩道を通って市役所まで歩いてしまった。距離は数百メートルだが上り坂がきつく足が痛い。佛現寺の毘沙門天像は、伊東温泉七福神巡りでも最大のお像で、開運厄除けの神様と云われる。 佛現寺は大きなお寺で、常時本堂に人がいるので、たとえばお線香などが購入できないかと尋ねたが販売する物はないとのこと。かわりに、信徒に配るお供物とか粗品を頂戴してたいそう恐縮した。 このページのTop 新井神社の恵比寿神タクシーで新井神社に行く。佛現寺までは2キロ足らずだし、下り道なので歩けるかも知れないが、足がもつれそうで心許なかった。 新井神社は急な石段の上にある。手すりにつかまりながら上る。 新井神社の恵比寿~はお姿が見えないので本殿の扁額を掲げる。 七福神巡りはこれで終了した。 伊東市の伊東駅前観光案内所でもらった。七福神のスタンプ帳は下記の通りとなった。 来るたびに今度こそ各七福神のスタンプはきれいに押したいと思うのだがなかなか思うようにならない。 この日泊まる伊東園ホテル松川館について若干レポートする。 このページのTop 伊東園ホテル松川館考 2016この松川館は伊東園ホテルの本館からわずかに離れた場所にある。松川館は向かい合って本館と別館が道路の両側にあるのだが、地下道で繋がっているという不思議なホテルである。ホテルが繋がったのは、先に買収し伊東園ホテル松川館として再生開店した本館側と、後から買収して一体運営するために松川側の別館をつなげたためだろうと推測される。 この松川館が、他の伊東園ホテルホテルと同様、食堂をバイキングにしたり、寝具の上げ下ろしは昼間のうちにやったりという合理化が出来て、土日を含めて一泊二食と飲み放題付きで \7800 という価格破壊をした運営が可能になったので予約が取りにくい。 伊東園ホテルは、未だに数が増え続けており、ご同慶の至りである。 この低料金の結果、家族連れ(特に子供連れ)が多く、二人客も多いが、5〜7人といった一家全員が車で来るという客も多く、お風呂で子供が泳ぐという昔の銭湯並みの賑やかさがあって、ほほえましい情景をよく見かけるようになった。 今年の伊東園ホテルの特徴は、以下の特別イベントに現れていた。 つまり、近年、食材がややマンネリ化してきたことで、客足が落ちたのではないか?と思われるふしが見られたのだが、今年うたれた戦略がこのグルメフェアではなかろうか?・・・。 夕食のバイキング会場では、かにの食べ比べも、天ぷらを揚げている姿も、地酒の吟醸酒や純米吟醸が出ている場所も人気があって列ができていた。 かくして翌日になり、朝食のバイキングを頂き、伊東駅から普通列車で大船駅に戻った。 伊東駅朝10時発の特急踊り子号はダイヤから無くなっていた。 帰宅後、佛現寺でいただいた品々を開けてみた。 粗品にはお線香が、御供物には紅白の本久寿湯(葛湯)が、カラフルなのし紙の中には干支の申の絵柄の不織布の札入れが入っていた。なぜかとてもうれしくなった。 このページのTop |
(若干の情報)
場所 | 電話 |
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