- サンデーブレイク号 プリークネスS回避→ピーターパンS(G2)→3冠目(ベルモントS)へ。(5/14)
今週末の米国三冠第2戦プリークネスS(5/18:G1:ダ9.5F)を前にして出否を保留していたブレイク号ですが、Drysdale調教師とオーナーによる協議の結果、プリークネスSを回避することが決定しました。そして今後は5月25日Belmont Park競馬場で行われるPeter Pan Stakes(G2:ダ9F:賞金$200,000)へ向かい、そこから米国三冠レースの残る1冠、第3戦ベルモントS(6/8:G1:ダ12F)を狙うことになりました。同馬は先週土曜日にベルモントパークにてプリークネスSに向けての調教を行いましたが(↓下記)、今後もDrysdale厩舎の他の6頭と共にベルモントパークに滞在し次走に備えることになります。
実はこのローテーションは同調教師が過去に管理したA.P.Indyと同じルート。1992年A.P.Indyは三冠第1戦ケンタッキーダービーに出走が決まっていたのですが、何とその当日の朝に脚を負傷。その状況を見た同調教師は即座にケンタッキーダービー回避を決断し、その後のローテーションを「ピーターパンSからベルモントS」へと設定し直しました。そしてA.P.Indyはその決断を称えるかのように見事にその2戦を快勝!この話は馬優先主義であるDrysdale調教師の名声を高めたエピソードとして広く知られています。果てして今回ブレイク号は先輩A.P.Indyの後に続くことができるでしょうか。
このブレイク号の回避により、当初フルゲート(14頭)による混戦が予想されていたプリークネスSは現在の所12頭のみの出走見込みとなりました。
- サンデーブレイク号 プリークネスSへ向けて調整続く。しかし現時点ではまだ出否未定。(5/13)
先週の土曜日ベルモントパークにてプリークネスS(5/18:G1:ダ9.5F)の1週間前の調整を行いました。7ハロンを1:28.02のタイムで流しての調整。時計としてはやや遅めでしたが、Drysdale調教師としては満足のいく動きだった様子で、「タイムが遅かったのは馬場のせいだろう。とても軽く調教をこなしてくれたね。良いんじゃないかな。」とのコメント。ただ本番のプリークネスSへの出否についてはオーナーときちんと相談してから決めるということで、プリークネスSに出走するかそれともPeter Pan Stakes(5/25:G2:ベルモントパーク競馬場:ダ9F)に向かうかで話し合いがなされている模様です。「サンデーブレイク号はデビューからドンドン良くなってきていたし、きっとダービーでも良い所を見せてくれていただろうね。この馬には駆け引きのできる優れたスピードと加速力があるから。」と、ブレイク号への同調教師の評価は相変わらず高いものがあります。
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