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9日目〜Meteo Crater & Grand Canyon〜
2016年10月24日(月)
Meteo Crater
アリゾナ州の時差のせいか朝5時に目が覚める。
いろいろ準備を済ませ7:20にホテルを出発。
まず給油。
たまたま入ったガソリンスタンド(Chevron)でダメ元で給油機にクレジットカードを読み込ませると
ZIP Codeを聞かれることなく給油することができた。
ガソリン満タン!
ここでホットドッグとコーヒーを購入($3.25)。
・
前日に行けなかった
Barringer Meteorite Craterに向けてI-40を東へ。
Barringer Meteorite Craterの最寄りの出口を降りて片側一車線の細い道路を南下。
途中牛さんが放牧されているエリアを通過。
Meteor Craterに到着。
時間は8:20。
ちゃんとゲートが開いていた。
(オープンは8:00)
まだ車もまばら。
・
チケット売り場も人はまばら。
入場料$18。
エレベーターで最上階(といっても3階くらい)に昇るとまずそこはMuseumになっている。
外に出てちょっと歩いたら目の前に広大な景色が現れた。
おお、でかい!
超巨大なお椀状の地形が目の前に広がっている。
近くに見晴台があったのでそこまで階段を登った。
クレーターがでかすぎてどうがんばっても写真一枚に収まりきらない。
こんなにでかい穴が隕石落下後わずか数秒で出来上がったらしい。
しばらくするともう1人おじさんが登ってきてお互いに写真を撮り合った。
ちょっと下の方にはクレーターの内側に突き出た見晴台がある。
そこまで降りてみる。
見晴台の床板には隙間があって下が見える。
結構な高さ。
1人おばさん(ちょっとおばあさんに近い)が「高くて怖いわね(英語)」と話しながらやって来たので
床板の隙間を指さすと「あ〜、怖い(英語)」とまるで日本人のオバチャンのようなそぶりを見せた。
オバチャンはきっと世界共通だ。
その見晴台には向きが固定された望遠鏡が10個くらい備え付けられていて
それぞれがクレーター内のランドマークが見えるようになっている。
このメテオクレーターはまたの名をバリンジャー・クレーターといって
以前は火山の火口と思われていたものを
バリンジャーさんがあれこれ調べて隕石の落下によってできたクレーターだと発見したのだという。
その調査の際に掘った坑道の入り口なども見れる。
それぞれ望遠鏡無しだとほとんど米粒程度にしか見えないが
望遠鏡をのぞくと(当たり前だが)とても大きく見える。
いかにこのクレーターが大きくて深いかということだ。
・
クレーターを堪能した後
ミュージアムの中も一通り見た。
数分おきに上映しているこのクレーターがどのようにして出来たかを説明する映画も観た。
以前ここに来たことのある知り合いが
内側が水晶になっている石を$1で売っていてお薦めと言っていたのだが
確かに売っていたのだが$8に値上がりしていたのでやめた。
・
9:20グランドキャニオンに向けて出発。
I-40に向かう道路の途中
牛が放牧されているエリアで
道路のすぐ脇に牛が3頭まるで何かを話し合ってるかのようにたむろしているのが見えた。
なんとなく道路を横断するような気がしてスピードを緩めると
本当に3頭連なって道路を横断した。
(スピードを緩めてなくても横断していたような気がする)
あらかじめスピードを緩めていたので無事にやり過ごすことができた。
ちょっと微笑ましい光景。
・
メテオクレーターからグランドキャニオンまでカーナビによると2時間。
近い。
時間通りに11時半くらいにグランドキャニオンに着きそうだった。
このまま行くとまたお昼抜きになりそうな予感がしたので
ちょっと手前にあったマックでお昼。
考えてみれが今回のアメリカ旅行で初めてのマック。
クォーターパウンダーのセット(こっちではミールと呼ぶ)。
なかなか美味かった。
Grand Canyon〜Bright Angel Trail
走り始めてすぐにゲートに到着。
入園料車1台$30。
2004年に来たときは夜だったためゲートが開放状態だった。
そのため入園料を払わずに入園したけどやっぱりそれくらいするのね。
受け取ったレシートにはフロントガラスに貼り付ける用のテープが貼ってあった。
言われたとおりフロントガラスに貼り付ける。
前回来たときに他の車のフロントガラスにレシートが貼ってあったかどうかまでは憶えていない。
今晩の宿であるMaswik Lodgeに向かい、その駐車場(たまたま1台分だけ空いていた)に車を停める。
(前回来たときは何にも無いところでカーナビに「You have arrived(到着しました)」と告げられ焦ったが今回はちゃんと最後まで案内してくれた)
すぐにMaswik Lodge前に園内を巡回しているバス(ここにはグリーン・ルートが来る)が来たので慌てて飛び乗った。
グランドキャニオンの広大な景色を見たいのは山々だが
まず解決しておきたい問題があった。
それはネットワークの件。
思った通りグランドキャニオン内ではモバイルルータが使えない。
ローミングが有効であれば使えたような気がする。
わずかな期待を胸にMarketplaceという大きな売店があるところで降りた。
しかしさんざん見て回ったがやっぱりSIMカードのようなものは売っていなかった。
諦めて再びグリーンバスに乗ってこの日の目的の
Bright Angel Trailの近くで降りる。
前回は雪が降っていたため歩けなかったトレイル。
今回は時間も余裕があるし歩けそうだ。
12:45にBright Angel Trailを歩き始めた。
水は500mlのボトルを2本持った。
いきなきトレイルのすぐ横が結構な崖で怖い。
思わず山の斜面側を歩く。
しばらく歩いたところで何人かが崖から下をのぞいていた。
僕も何だろうと思ってのぞいた見たが特にどうということは無かった。
そのまま歩き出すとさっき下をのぞいていた1人
いかにも人に何か話したくて仕方なさそうなおばちゃんが
「下に角が丸まっているシープ(羊)が見えるわよ(英語)」
と興奮気味に話しかけてきた。
改めて怖々崖をのぞいてみると確かに4匹くらい見えた。
うち一頭は立派な角が丸まっていて雄だ。
なんか凄いぞ。
その後も歩いているすぐ先の丘の上にいたりして
登山者の注目を浴びていた。
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横に顔を向ければそこにはグランドキャニオンの壮大な景色。
2004年に初めて来たときほどの感動は無かったが
それでもやっぱり凄い。
何度も足を止めては写真を撮った。
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だんだん暑くなってきてパーカーを脱いだ。
下りは膝に気をつけながら比較的早いペースで下った。
結構な下り坂なので折り返して登りが結構きついんじゃないかと思われたからだ。
でもなんだかんだいいながら途中ビデオや写真を撮ったりしていたので
目的地のMile-and-a-half Resthouseに着いたのは13:35だった。
ここまで所用時間は約50分。
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ここでトイレを済ませ水を飲んでしばらく休憩。
ここからの景色もなかなかいい。
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上を見上げるとなんだか結構登りも大変そう。
暑いでの長袖シャツを脱いでなんとかウェストポーチに入れた。
写真やビデオを録ったりして14時いよいよ意を決して登り開始。
ペースは抑えめに、こまめに水分補給。
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途中のちょっと広くなった所に小学生ほどの集団が腰を下ろし
先生らしき人がグランドキャニオンがどうやってできたかを身振り手振りを踏まえながら熱く語っているのを聴いていた。
素晴らしい課外授業!
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途中景色がいいところで小さい三脚にデジカメを付けて山側の岩の上に置いて自撮りしていると
結構お年を召したおばさま(おばあさん)が「Did you get good pictures?」(多分)と聞いてきた。
適当に受け答えしていたら私が撮ってあげるという。
半分大丈夫かなと思いつつ一眼を渡したら頑張って撮ってくれた。
「Thank you!」と言うと「My pleasure!」と明るく答えてくれた。
そのおばさまは1人で登っていたわけではなく
もう1人若い女の子(見た感じ十代か二十代前半)と一緒に登っていた。
お孫さんかな?
そちらはあまり僕とは積極的に関わろうとしない感じだったので僕も話しかけなかった。
カメラなどの後片付けをしてる間にそのおばさまは先を歩き出した。
僕も後を続いて歩き始めるが
そのおばさまの歩みが恐ろしいほど遅い。
かといって快く写真を撮ってくれた人をスタスタと追い越して行くのもどうか...。
仕方がないので写真を撮ったりしながら追い越さないように時間稼ぎ。
そうこうしてる間に、下りの時に山羊がいた辺りにさしかかった。
世話好きのさっきのおばさまが別の人に山羊の説明をしている隙に
気付かれないように横から抜かせてもらった。
幸い本人は僕のことに全く気付いていないようだった。
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山羊は下りのときよりも更にトレイルの近くにいた。
みんな写真を撮っている。
近くの人が僕に「ほら、ゴートが見えるよ」と話しかけてきた。
ゴート!
下りのときはおばちゃんはシープ(羊)と言っていたが
確かにこれはシープじゃなくゴート(山羊)が正解だ。
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登りは下りよりも遙かにきついかと思っていたのだが
思っていたよりも早くゴールが見えてきた。
途中30分くらい写真を撮ったり休憩したりしたのだが
結局15:10にTrailheadまで戻ってこれた。
1時間10分で登って来れたことになる。
それほどきつくなかった気がする。
レッド・ルート
その後前回来たときは雪で運行していなかったレッド・ルートのバスに乗った。
最初の停留所「Trailview Overlook」で降りる。
さっき歩いたBright Angel Trailの全体がよく見える。
こうしてみると大した距離ではなかった。
(下の写真白っぽい筋に見えるのが僕が歩いたトレイル)
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そこから停留所2つ分(「Maricopa Point」と「Powell Point」)を
途中写真を撮ったりしながらグランドキャニオン沿いを歩いた。
(こんな道を歩いた。すぐ横は断崖絶壁)
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「Powell Point」では日本人の親子と遭遇(若いご夫婦と小さいお子様)。
「写真撮りましょうか?」と話しかけると
向こうは僕のことを日本人と思っていなかったような感じで「あ、ありがとうございます!」と。
その後僕も写真を撮ってもらった。
なんか独り言以外で日本語を話すのが凄く久しぶりな感じ。
(このとき撮ってもらった写真)
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「Powell Point」から再びバスに乗る。
このバスの運転手さん(女性)はよく話す人で
「Monument Creek Vista」がとにかくお勧めだと車内放送で言うので降りてみる。
確かにここからはこのグランドキャニオンを作り出したコロラド川がよく見える。
実にいい景色だ。
(コロラド川を観たのはこれが初めて)
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バスに乗って「Pima Point」へ。
ここからの眺めもなかなかよかった。
再びバスに乗って折り返し地点の「Hermits Rest」へ。
ここはView Pointとしてはいまいちだった。
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17:30にここから帰りのバスに乗って結局終点に着いたのは18時過ぎ。
辺りはもう真っ暗。
途中Grand Canyon Villedgeの明かりがきれいだった。
空は曇っている。
遠くで雷がピカピカ光っている。
Maswik Lodge
レッド・ルートのバスの終点からMaswik Lodgeまで歩こうかと思ったが
ちょうどグリーン・ルートのバスが来たので1区間だけ乗った。
Maswik Lodgeにチェックイン。
受付の黒人のおねえちゃんがいまいち愛想が良くなくて言葉も聞きづらい。
1Fがいいか2Fがいいか聞かれたので
重い荷物の出し入れが楽な1Fを選んだ。
殴り書きで紙に書いてくれた部屋番号も解読困難。
Wi-Fiが使えるか聞いたらこのロビーとカフェテリアがある建物の中でのみ
部屋番号とLast Nameで使えるとのこと。
(ちなみにMaswik Lodgeは全客室が離れ(アパートのような建物))
部屋に移動はせずにそのままロビーのソファでスマホでWi-Fiへの接続を試みるがうまく繋がらない。
車からPCを持ってきて再挑戦。
今度はちゃんとログインページが表示されて部屋番号とLast Nameを入力して無事Wi-Fiに繋がった。
PCを閉じてもう一度スマホで接続を試すがやっぱり繋がらない。
一旦諦め。
車を僕の部屋がある棟の近くの駐車場に移動して部屋に荷物を運び入れる。
PCとスマホとカメラとビデオを持って歩いて本館へ(2〜3分)。
夕食はカフェテリア方式。
4種類のエリアに分かれていて僕はパスタの所に並んだ。
ちょっとお年を召したおじさまに「何にする?」と訊かれ
「スパゲッティ」と応えるとソースはこれとこれとこれがあるとそれぞれ指さしてくれる。
ジェノバ・ソースを選択。
スパゲティを茹でるのに5分待て、と言われる。
その間にそのおじさまは次のお客さんの注文に。
その間も時々僕の方を見ては「あと2分だ」と教えてくれた。
茹で上がったスパゲッティを皿に載せジェノバ・ソースをかけて出来上がり。
見た目はなかなか美味しそう。
その後グランドキャニオンビールのボトルを取ってレジへ。
カフェテリアの中は賑わっていたが
端っこの方にテーブルが空いていたのでそこで食べる。
スパゲッティははっきり言って茹ですぎであんまり美味しくなかった。
グランドキャニオンビールはまあまあ美味かった。
・
周りの人の会話を聞いていると英語ではない。
フランス語やスペイン語が多いみたい。
みんな外国からの観光客のようだ。
食べながらスマホでWi-Fiへの接続を試みるがどうしてもつながらない。
一番端のテーブルにしてしまったため電波が弱いみたい。
食べ終わる頃にはお客さんもだいぶ減っていた。
電波の良さそうなロビーに近いテーブルに移動して再挑戦。
ブラウザの読み込み中の表示が数分続きやっと表示されたのが
「プロキシーが反応しませんでした」
というエラー。
しかしそこに表示されていた「再試行」というボタンをタッチしたところ
比較的すぐにログインページが表示された。
部屋番号とLast Nameでログイン成功!
ユキちゃんとLINEで少し会話して無事であることを伝え一旦部屋へ戻る。
デジカメの写真をPCに転送して再び本館に移動。
仕事のメール処理、ユキちゃんとのLINE、Facebookへの報告を一通りやった。
カフェテリアのなかもだいぶ人がまばらになってきた。
部屋に戻ることにする。
外は雨で雷もゴロゴロピカピカ。
・
部屋は2Fの方が良かったみたい。
前回泊まったときは2Fの部屋で天井も高くてとってもいい感じだったが
今回は天井は普通で部屋も普通な感じ。
(天井の違いによる印象の差だけかもしれないが)
・
この日の移動距離、177マイル、283キロ。
この日の移動奇跡
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