この日は完全な移動日。
途中にいくつかの観光を織り交ぜながら
途中トルコの首都であるアンカラを経由して
一路イスタンブールへと向かう。
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アンカラへ向かう途中
トゥズ湖という塩湖に立ち寄った。
この頃がちょうど一年で最も水が干上がっている時期で
見渡せる限り一面が真っ白な塩の平原となっていた。
ちなみに世界最大の塩湖はイスラエルにある死海。
ここトゥズ湖はそれに次いで世界で2番目の大きさの塩湖となる。
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足下一面真っ白な塩。
カチカチに固まっている。
ちょっとなめてみたかったが
かなり汚れているみたいだったのでやめた。
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真っ白な平原にぽつんと立ちつくす女が1人。
(※ユキちゃんです)
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湖畔(?)のお土産屋さんの軒先に置いてあった塩の塊。
目の前の塩湖から拾ってきたものだろう。
売ってるのかと思ったら持ち帰り自由だった。
それにしても1つの塊が大きすぎる。
なんとか苦労して小さいかけらにして1つ持り帰ってきた。
(でもいつの間にかユキちゃんに捨てられてた(涙))
長い道のりの末たどり着いたトルコの首都アンカラ。
トルコの首都はイスタンブールだと思われがちだが(かく言う僕も実はそう思っていた)
実はここアンカラがトルコの首都。
高層ビルが建ち並ぶ整然とした近代的な都市である。
ここでの観光は道路脇にバスを路駐して
道路越しに眺めたアタチュルク廟。
近代トルコを1人で造りあげたと言ってもいい偉大なムスタファ・ケマルという人が眠るお墓。
この人はトルコの父という意味のアタチュルクと呼ばれている。
ガイドのアルプさんの話が本当であれば半端じゃなくすごい人。
1900年代初期、廃れゆくトルコを救うため
宮殿に住む昔ながらの貴族達の力が強いイスタンブールから首都をここアンカラに移し
政教分離を実施し
現在のトルコの法律やトルコ語をほとんど1人で作り出したという。
現在のトルコ語は比較的新しい言語らしい。
アルプさんの話によるとトルコ語は世界の言語の全ての発音が含まれているという。
だから文法と言葉さえ分かればどの言語も正しい発音で話せるらしい。
本当だったらすごいことだ。
アタチュルクはトルコ国民全てから尊敬され愛されていて
お札にも印刷されている。
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アンカラのレストランで昼食を摂った後
高速道路に乗って一路イスタンブールに向かう。
ここからイスタンブールまではずっと高速に乗ったまま。
途中に寄った高速のパーキング・エリアにて
運転手さんのアフメットさんとツーショット撮影。
かなり日本語が分かる。
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休憩中、バスの運転席に座っている助手のジャネルさん。
毎晩僕たちが乗り終えた後のバスの室内を掃除してくれているらしい。
現在17歳。
ゆくゆくは運転免許を取ってアフメットさんのような運転手を目指すらしい。
(アルプさん談)
時すでに夕方。
やっとイスタンブールが近づいてきた。
目の前にはボスポラス大橋が見えてきた。
結構渋滞している。
朝夕のラッシュ時にはもっと激しい渋滞になることもあるとか。
この日は比較的空いてる方。
橋の向こう側はヨーロッパ大陸。
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ボスポラス大橋からの眺め。
ヨーロッパ大陸とアジア大陸を隔てるボスポラス海峡を渡る。
ボスポラス海峡に面した地区は超高級住宅街。
まさにリゾート地のようなたたずまい。
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この日のホテルはイスタンブール新市街にあるヒルトン・ホテル。
7階の僕たちの部屋からはボスポラス海峡が見える。
すでに日も暮れてしまっていたが月明かりに浮かぶボスポラス海峡が美しい。
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イスタンブールで夜を過ごすのはこの日だけ。
♪夜だけ〜の〜パラダイス〜♪
と歌にもあるくらいなんだから
さぞや面白いのではないだろうか。
このチャンスを逃す手はない。
ホテルの前でタクシーを拾って新市街と旧市街を結ぶガラタ橋へ。
二層構造になっているガラタ橋は
車が走る道路の下には飲食店が並んでいる。
ガイドのアルプさんによるとこの辺はちょっと危ない所らしい。
(たちの悪い酔っぱらいが多いとか)
ユキちゃんはちょっと緊張気味。
僕も警戒しながらそれでも目の前に広がるエキゾチックな風景に目を奪われた。
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遠くにトプカプ宮殿がライトアップされている。
その右の方に見える寺院はアヤソフィアだろうか。
ちょうど満月に近い月が出ていて
なんとも言えない美しさ。
手前に見える海は金角湾。
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闇に浮かび上がるアヤソフィア。
丸いドームと尖塔が特徴のトルコの寺院(イスラム教の寺院?)の姿は
僕の一番のお気に入り。
何度見ても飽きない。
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旧市街側のガラタ橋の近くに一際大きく美しいイェニ・ジャミィが見えた。
これをバックに2人で記念撮影。
どことなく緊張感が漂う2人の顔。
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新宿と銀座を足して2で割ったような場所だというタクシム広場。
ガラタ橋からは歩いていけなくも無さそうな距離だったが
この時間帯はその途中の道が危ないらしいので
タクシーを使って移動した。
(タクシーもちょっと怖かったが)
この時現地時間で9時半頃。
着いてみると本当に人が多く。
すごい賑わいだった。
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シシケバブを売っているお店を発見。
棒に牛肉が何枚も串刺しになっていて
回しながらオーブンで焼かれている。
そしてその表面を削るように切り落として売っている。
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ホテルで夕食を食べた後でそれほどお腹も空いていなかったのに
思わずシシケバブのバーガーを買ってしまった。
パンがでかく思った以上にボリュームがあったが
おいしくてユキちゃんと2人で一気に平らげてしまった。
(値段は忘れてしまったが日本円で300円くらいだったと思う)