ここはカイマクル地下都市。
その昔キリスト教徒がアラブ人から逃れるために造られたと言われる。
2万人が同時に半年間くらい住んでいられるほどの広さがある。
ちゃんと食料貯蔵庫や羊のための部屋もある。
ここは当時教会だった部屋。
内部はまるで迷路のよう。
しっかり前の人に付いていかないと道に迷ってしまう。
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こんな狭い通路をかがみながら進んでいく。
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内部は立体構造になっている。
地下8階まであるが見て回れるのは地下5階まで。
順路を示す矢印が無ければ二度と日の目を見ることはできないだろう。
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これが通気孔。
数百メートルの深さがある縦穴である。
当然底は見えない。
両壁に一定間隔で穴があり
ここに手と足をかけて人が上り下りしたらしい。
想像しただけでお尻がムズムズする。
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一通り説明を受けながら一回りした後
まだ時間があるというので写真を撮りに再び内部に入った。
結構面白い写真を何枚も撮ることが出来た。
何度か道に迷いかけたが矢印のお陰で無事地上に戻ることができた。
長かったこの日の観光も終わりホテルに戻ってきた。
食事までの間に少し時間があったので
ホテルの周りをぶらぶら歩いてみた。
結構人が多くてにぎやかな町である。
たくさんの人が僕たちを見つけると手を振ってくれた。
部屋で飲む用の缶ビールを数本調達した。
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とあるお店の前に乳母車が置かれていた。
中には可愛い赤ちゃんが。
お店のご主人っぽいおじさんがお店のことをしながらあやしている。
あまりに可愛かったので撮っていいかと聞くと
わざわざ写真のために赤ちゃんを笑わせてくれた。
気のいいご主人だった。
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日も暮れてきた。
ホテルの屋上から町が一望できた。
カッパドキアに沈む夕陽。
夕暮れの空に浮かび上がった教会の2本の尖塔が印象的な風景だった。