2. Wurzburg(ブュルツブルク)
ヴュルツブルクは僕にとって最初のドイツ(フランクフルトはただ通過しただけだし)。
そのせいもあるだろうが、僕は妙にこの街が気に入ってしまった。
どことなくボルダーに感じが似ていたのもその理由の1つかもしれない。
ここで生活してみたいと思った。
Aug. 21, 2002
2.1 ヴュルツブルクの夕暮れ
途中アウトバーンの渋滞にはまったりしながら
2時間くらいでヴュルツブルクに到着。
部屋に入って何気なくTVを点けると見慣れたアニメが。
そう「ドラゴン・ボール」だ。
もちろんみんなドイツ語を喋っているが
時々「フリーザ」とか「ソンゴクウ」などの名前が聞き取れた。
「ドラゴン・ボール」は本当に人気があるみたいで
どこの街の本屋さんにもマンガ本が置かれていた。
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この日は機内で夕食が出たのでホテルにチェックインした時点で自由行動。
もう8時を過ぎていたがドイツは緯度が高いためまだ外は明るい。
ユキちゃんと2人で街に繰り出すことにした。
街には市電が走っている。
上の写真は目の前を通り過ぎたコカ・コーラのロゴの書かれた市電。
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街のあちこちにオープン・テラスのお店があり
たくさんの人がビールを飲んだり食事をしたりしている。
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ホテルの近くにマイン川という川が流れている。
そこからこの街のシンボルとも言えるマリエンベルク要塞が見える。
丘の上にどっしりと構える要塞。
僕にとってドイツ最初の地であるヴュルツブルクでのこの光景には正直参った。
美しすぎる!
しばらく見入ってしまった。
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マイン川ほとりの景色。
もうあまりのきれいさに僕はとっくに逝ってしまっている。
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こんな街の真ん中にもこんな石造りの塔を持った建物が建っている。
ドイツっていったい...。
後から知ったがこの建物は現在、国際会議センターとして使われているらしい。
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遠くには一面にブドウ畑が広がる。
ドイツではよくこういう光景を見かける。
これらのブドウは全てワインの原料となる。
ここヴュルツブルクはフランケンワインの主要生産地。
ドイツでは主に白ワインがおいしいらしい。
楽しみ。
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再びマリエンベルク要塞。
あまりにすばらしい景色で何枚も同じような写真を撮ってしまう。
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川沿いにはこんな建物も。
ガイドブックによるとこの名称は「古いクレーン」という意味の「アルター・クラーネン」というらしい。
このクレーン、なんと江戸時代中期頃に造られたものというから驚き。
今でもちゃんと動きそうだ。
現在はフランケンワインの飲めるレストランになっている。
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だいぶ日も暮れてきた。
夕焼けが美しい。
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路地裏のワンシーン。
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少し小腹も空いてきた。
通り沿いにあったオープンテラスのレストランで軽い食事。
ここで初めてドイツのビールを口にした。
Weizen(ヴァイツェン)という白ビール(右)とPils(ピルス)という普通のビール(左)を頼む。
白ビールはその名の通り白く濁っている。
これがばかうま。
特に白ビールがおいしい。
よく地ビールのお店なんかでたまに口にするような味で
以前飲んだ時にはどちらかというと苦手な部類だった。
しかし今回はなぜかこの味にはまってしまった。
ここではあとピザを1つ注文し2人で食べた。
ピルス300mlで2.1ユーロ(約250円)。
ヴァイツェン500mlで2.6ユーロ(約300円ちょっと)。
安い!
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〜ドイツ豆知識その3〜
ドイツ語で「メニュー」というとそれは「定食」を意味する。
よってレストランなどで「メニューください」などと言ってはいけない。
ドイツ語ではSpeisekerte(シュパイゼカルテ)と言うそうだ。
でもそんな長い単語憶えられない。
幸い僕たちの行ったレストランではどこもテーブルの上に初めからメニューが置いてあったので助かった。
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