ボラボラ日記


6. タヒチ島へ

かわいいボラボラ島の魚たちとも今日でお別れ。
長いようでアッという間だった4泊5日。
今日からタヒチ島に移動しそこでもう2泊するのだ。
名残惜しい水上コテージに別れを告げ、ホテルの送迎車でバイタペの港へ。
送迎車に乗るときに運転手さんから貝でできた首飾りを一人一人にくれた。
見ると結構よくできている。
作るのも大変だろうがこんなにたくさんの貝...きっといくらでもあるんだろうな。

港に着いた。
ここからボートで空港に行く。
空港はボラボラ島にいくつもあるモツ(無人島)の1つにある。
まだボートは到着していなかった。
しばらく港周辺で時間つぶし。

バイタペの港
バイタペの港で空港へのボートを待つ。
ユキちゃんの後ろに見えるのはホテルの送迎車。

バイタペの港
真っ青な空と海。
港の中の海は透明感のない水色だった。

バイタペの港
バイタペの港には小屋がいっこあるだけで、あとはなーんにもない。
真ん中に小さくポツンと見えるのはユキちゃん。

10分ちょっと待った頃にやっとボートが到着した。
僕たちを含めて10人位が乗り込む。
小屋付きのボートだったがやっぱり外が気持ちいい。
幸い運転手さんの後ろの場所が確保できた。
やがてボートは空港に向けて進み始めた。
風を受けて気持ちがいい。
約10分ほどの道のり。
別れを惜しみつつ流れるボラボラの景色を見続けた。

ボート
これが空港までの送迎ボート。

ボート
幸い運転手さんの後ろの場所が確保できた。
風を受けて気持ちいい!

空港へ到着。
搭乗手続きを済ませる。
預け荷物の扱いが雑。
トラクターの荷台に山積みされた荷物。
いくつかボロボロと落としていた。
大丈夫か...?

飛行機は小型のプロペラ機。
なんと席は自由席。
事前情報で左側の席からの眺めがいいらしい。
いい席に座れるように早くから並んで搭乗を待つ。

いよいよ搭乗開始。
地上から階段を数段上って機内に乗り込む。
真ん中の通路を挟んで左右に座席が2個ずつ。
全部で20列ぐらいはありそう。
なんとか無事左側の席が確保できた。

やがて離陸。
さあ、いい景色は見れるか!?
ぐんぐん高度を上げていく。
今のところは右側の方がいい景色のようだ。
きっとこの後旋回してこっち側にいい景色が来るに違いない。
しかし悲しいかな、飛行機はボラボラ島からどんどん遠ざかっている。
どうやら左側の景色がいいというのはボラボラ島に来るときの話だったみたい。
僕たちが来たときは夜明け前で真っ暗で何も見えなかったのだ。
がっくし。

45分くらいのフライトで無事タヒチ島のFAAA国際空港(ファアア空港と呼ぶ)へ到着。
FAAA空港はタヒチ島、いやフレンチ・ポリネシアで唯一の都会パペーテにある。
ここからツアーの用意した送迎車で各ホテルへ向かう。
僕たちが泊まるホテルはル・メリディアン・タヒチ。
結局同じ送迎車に乗った中でパペーテから最も遠いホテルだった。

なかなかここも立派なホテル。
なんとなく東洋的な雰囲気の漂う屋根の建物。
広くてきれいな庭。
砂浜のあるプール。
プライベート・ビーチ。
そしてここにも水上コテージが何棟かあった。

ホテル、ル・メリディアン・タヒチ、庭からの眺め
ホテル、ル・メリディアン・タヒチ。
庭から建物を写した1枚。
庭が結構広くてきれい。

砂浜のあるプール
右手に見えるのが砂浜のあるプール。
結局入りませんでした。
ちなみに僕が来てるのはボラボラ島で買ったアロハシャツ。

部屋はごく普通のツインの部屋。
とは言えそれなりにしゃれた部屋ではある。
でも前日まで水上コテージで過ごしてた僕たちにとっては、極めてノーマルな部屋に感じてしまう。

窓の外にはちょっとしたバルコニーがある。
その向こうには2階であるにも関わらずいきなりプール...というか水たまりが広がり
パームツリーが水の中に生えている。
なかなか奇抜な景色だ。

部屋
僕たちの部屋。
それなりにおしゃれな部屋ではあるが水上コテージと比べると極めてノーマル。
写真ではとても広そうに写っているが、これは広角レンズのせい。

バルコニー
部屋には小さなバルコニーが。
しかしそこから見えるのは、水の上にパームツリーが生えるなかなかシュールな光景。

パペーテまで出てみることにした。
タヒチで最もポピュラーな移動手段はル・トラックという乗り合いバスのようなもの。
しかしこれがなかなかくせ者で
行き先を間違えたり、降りたいところで降り損なったり
初心者にはなかなか難しい乗り物らしい。
パペーテにあるとある免税品店で2,000CFP買い物をすると
帰りも乗せてくれるという送迎車がちょうどあったので
それで行くことにした。

途中2〜3カ所のホテルを経由し30分くらいでパペーテに到着した。
フレンチ・ポリネシア唯一の都会とはいえ高層ビルとかは一切無い。
大きめの港町といったところ。
さすがにフランス領だけあって、町並みはフランスっぽい。
走っている車も圧倒的にフランス車が多いみたいだ。

車道は石畳でできているみたい。
片側2車線の道路を横断したいが歩行者信号がない。
横断歩道の縁にたっていると、なんとすぐに走っている車が停まってくれた。
反対車線の車もやはりすぐに停まってくれる。
なんて運転マナーのいい国なんだ。
こんなところで妙に感動してしまった。

パペーテの港にて
パペーテの港にて。
後ろに見えるはボラボラでも見かけた豪華観光客船。
フレンチ・ポリネシアの島々を巡る贅沢な旅ができるそうだ。

パペーテの町並み パペーテの町並み
なんとなくフランスを彷彿とさせる町並み。

バイマ・ショッピングセンターで買い物を済ませた後は
港の大通りに面したル・レトロというカフェ・レストランで一休み。
オープン・カフェのおしゃれな店でサンドイッチとヒナノ・ビールを楽しんだ。

カフェ・レストラン、ル・レトロ
赤い字が目印のカフェ・レストラン、ル・レトロ。

サンドイッチとビーチで一休み
ユキちゃんはサンドイッチ、僕はヒナノ・ビールを楽しんだ。

日も暮れてホテルでのんびり過ごす。
ちょっとホテル周辺を散歩してみたり、部屋のバルコニーでビールを楽しんだり...。
夕食はホテルのレストランで済ませた。

ホテル、ル・メリディアンの入り口
ホテル、ル・メリディアンの入り口にて。

ライトアップされたホテル
闇の中にライトアップされたホテル。
なかなかきれい。

バルコニーでビール
部屋のバルコニーでヒナノ・ビールを飲む。
周囲には相変わらずのシュールな光景が広がる。
バルコニーではヤモリを見かけた。

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