ボラボラ日記


4. レストラン

今回の僕たちのツアーには食事は一切ついていなかったので
夕食は毎日ホテルの外のレストランに食べに行っていた。
事前にガイドブック「地球の歩き方」とインターネットの「ボラボラ口コミ情報」で事前調査を十分にしておいた。

4.1 バンブー・ハウス

口コミ情報で比較的評判の高かったバンブー・ハウス
ボラボラ島に到着した初日に行ってみることにした。
ホテルからはちょっと離れているが
ボラボラではホテルのフロントに頼めば予約も取ってくれるし
しかるべき時間にちゃんと車で迎えに来てくれる。

ホテルから車で10分位の距離。
その名の通り竹でできた雰囲気のいいレストラン。
ボラボラ島のレストラン全般的に言えるが
完全に壁に囲まれた建物になっていることはまれで
屋根と簡単な囲いがある程度の小屋であることが多い。
(悪く言えばほったて小屋のような感じ)
開放的で気持ちがいい。

マヒマヒと呼ばれるタヒチでは定番の魚のソテーと小エビのパスタ、グリーンサラダを頼む。
赤ワインもボトルで頼んでしまった。

マヒマヒ料理 グリーンサラダ
マヒマヒのソテーとグリーンサラダ。
マヒマヒはこってりしていて魚とは思えないほど。

小エビのパスタとユキちゃん
小エビのパスタを目の前にしてうれしそうなユキちゃん。
このパスタはうまかった。

マヒマヒは魚とは思えないほどこってりしていてボリュームがある。
小エビのパスタはクリームソースでかなりいける。
ここの料理は評判が良かっただけあって、今回の旅行を通して結構おいしい方だった。

フランス系のボーイさんが陽気で楽しい。

これだけ飲んで食って9,400CFP(パシフィック・フラン)。
1CFPが約0.9円くらいだったので、8,460円か。
結構高いがワインを飲んだので仕方がないか。

満足な僕
食べ終わって満足感で一杯の僕。

4.2 レストラン・マティラ (Restaurant Matira)

同名のホテルのレストラン。
ちなみに僕たちのホテルのある岬の名前がマティラ岬。
歩いていける距離だったので予約無しで行ってみた。
ここでは中華料理が食べられる。
ちょっと意外な感じだが、タヒチには中華料理のお店が結構ある。
中国から移民してきた人が経営しているらしい。

レストラン・マティラ
中華料理の店、レストラン・マティラ。
ユキちゃんが青いのはデジカメのホワイトバランスのせいで
決して気分が悪いわけではありません。

海沿いにあって夕暮れの景色がいいという評判だったが
この日は風が強く布が下ろされていて外は見えなかった。
残念。

あらかじめ仕入れておいた情報に従い、チャオメンとカレーとスープと頼む。
(なんで中華でカレーやねん!というつっこみは無しね)
大きいどんぶりで出てきたスープにはちぢれた麺が大量に入っている。
スープそのものはおいしいが麺はいまいち。
カレーはココナッツ風味でそれほど辛くはなかった。
かた焼きそば風のチャオメンはまさに中華風の味付けで抜群にいけた。
やっぱり中華の味は日本人の舌に馴染んでいるのかな。

チャオメン カレー スープ
順番にチャオメン、カレー、スープ。
チャオメンがバカうま。

料理とヒナノ・ビールとユキちゃん
料理とヒナノ・ビールとユキちゃん。

5,920CFP。
安い!

帰りはきれいな星空を見ながらぶらぶらとホテルまで歩いて帰った。

4.3 トップ・ダイブ (Top Dive)

口コミ情報ではボラボラらしくないほど高級感漂うレストランだという。
名前の通りダイバー御用達の同名のホテルのレストラン。
我々のホテルからはかなり離れていたがちゃんと迎えに来てくれた。

水上コテージを巨大にしたような形の建物。
三角屋根が高い。
店内は薄暗く確かに今までのレストランとは雰囲気が違う。

薄暗くてしゃれた感じのトップ・ダイブ
薄暗くてしゃれた感じの店内。

天井が高い
水上コテージと同じ造りの天井(屋根)だが遙かに高い。

例のごとく二人で適当に3皿頼んだのだが、ここはきちんとしたフランス料理のお店らしく
「これはどちらの方ですか?」
といったような感じで持ってこられてしまった。
二人の前にはかたや前菜が置かれ、もう1人にはメインディッシュが並ぶといったように
アンバランスなものとなった。

メインディッシュは牛のステーキ。
ボリューム満点だったが、羊肉のような臭みがあってちょっといまいち。

高級感漂う店の感じにびびり気味のユキちゃん
高級感漂う店の感じにびびり気味のユキちゃん。
当然僕もびびってます。

僕はヒナノ・ビール、ユキちゃんはカクテル。
3皿で8,950CFP。
高かった。

4.4 ブラッディ・マリーズ (Bloody Mary's)

ここの店は入り口でその日獲れた魚の中からどれにするか選んで調理してもらう。
お店の人が日本語で(!)ひとつずつ説明してくれる。
カジキマグロ、赤マグロ、白マグロ、サワラ(これは照り焼きになるらしい)、サメ、マンボー...
生の魚の切り身がぎっしりと並べられている。
端っこの方に鶏肉と牛肉も置かれていた。
サメとマンボーが気になったがここは無難に2人それぞれ赤マグロと白マグロにすることにした。

白い砂が敷き詰められたお店
白い砂が敷き詰められた南国風でとてもいい感じのお店。

店内は白い砂が敷き詰められていて裸足でも気持ちよさそう。
どこもかしこも南国風で感じがいい。

南国風な店内
南国風な店内。

赤マグロと白マグロのステーキは脂がのっていておいしい。
食べ比べてみたら味付けに微妙な違いがある。
より素材の味が生かされた赤マグロ。
しっかり味付けのされている白マグロ。
どっちもなかなかいける。
お皿にはライスものっているがあまりおいしくない。
タイ米だという噂も...。

赤マグロのステーキ
赤マグロのステーキはおいしかったぞ。

ハーフボトルのワインも頼んでしまったので9,150CFP。
おいしかったので満足だが、ここは要領が分かった上でもう1度来たいと思った。

2人で記念撮影
お店の人に頼んで撮ってもらった。
閉店が近くすでに周りのお客さんはほとんどいない。

店の前にはこの店を訪れた有名人の名前や写真が飾られている。
日本人では加来千香子、かとうれいこ、時任三郎、島田洋子など。
外人ではオリビア・ニュートンジョン、リンゴ・スター、カーペンターズなんてのもあった。
ブラッディ・マリーズ、侮り難し。

この店を訪れた有名人の写真 同様に名前
この店を訪れた有名人の写真と名前。
不思議なのがお店で撮影したものではなくブロマイドなどがほとんど。
後から有名人自ら送ったのだろうか。
加来千香子の昔のモデル時代の写真もしっかりはってあった。

4.5 ラ・ブンティ (La Bounty)

ボラボラ最後の夜、ガイドブックを見て「ヨット・クラブ」というレストランに決めていたのだが
ホテルのロビーで予約を取ってもらおうとしたら、なぜかしばらく休み中とのこと。
仕方がないので第二候補、いつも買い物に行っていたスーパーの途中にあった
レストラン、ラ・ブンティに行くことにした。

ラ・ブンティ
ラ・ブンティ。

ポアソン・クリュ(生の魚の混じったサラダ)、小エビのパスタ、ピザを頼む。
どれも日本人の好みの味でおいしい。
ピザがばかでかい。
これだけでもお腹一杯になりそう。
パスタもうまかった。

3つのお皿を前にするユキちゃん ヒナノ・ビールを飲んでいい気分の僕
3つのお皿を前にするユキちゃんと、ヒナノ・ビールを飲んでいい気分になってる僕。

どこから来たのか大きな犬が店内を歩き回っている。
各テーブルを回りおこぼれに預かろうという魂胆らしい。
僕のところに来たときにフランスパンをちぎってあげた。
はぐはぐと食べた犬はまた別のテーブルへ。
一通り回った後、犬は再び僕のところへ。
哀愁漂う目でじっと僕を見つめる。
やめろ、そんな目で見ないでくれ。
これ以上何かあげると癖になりそうなので、何かあげたくなる気持をぐっとがまん。
すぐにどこか行くだろうと思っていたら、なぜかその犬は僕たちのテーブルから離れようとしない。
それどころか、なでろと言わんばかりに横になりお腹を出してしまった。
しょーがないなー。
胸の辺りをなでてやるといい顔をしている。
憎めない奴。
レストラン中の注目の的。

哀愁漂う目で見つめるどこかの犬
哀愁漂う目でジッと見つめてくる犬。
やめろ、そんな目で見ないでくれ!

レストランの隣の家の子供が何か大きな声で呼んだ。
その声にパッと反応したその犬は一目さんで店を出て隣の家に走っていってしまった。
なんとこの店の犬ではなくて隣の家の犬だったらしい。
エサの時間かな。
もう来ることはないだろうと思っていたら、数分後また再び店の中に現れた。
しかもなぜか他のテーブルには目もくれず僕のところにまっすぐやってくる。
ダメだよ。
何にもあげないよ。

今度はユキちゃんにこびる犬
今度はユキちゃんにこびる。
見つめ合う2人。

犬の話ばかりになってしまったが、ここは料理も結構おいしくしかも比較的安いので僕はお気に入り。
(犬のせいもあるかも)
ホテルから歩いて来れて、しかも予約も不要なので気軽に来れる。
5,150CFPなり。

店を出るとなぜか犬も付いてきた。
しばらく僕たちの周りをうろうろしていたが、やがてどこかへ行ってしまった。
ちょっとむさいが、かわいい犬だった。

以上簡単なレストラン・レポートでした。
どのお店にも共通だが、料理の量がとても多い。
一皿だけでお腹がいっぱいになってしまうほど。
どのレストランでもおいしそうなフランスパンが最初に出てくるのだが
食べたい気持は山々なのに後から出てくる料理が食べられなくなってしまいそうなので
ずっと我慢だった。

クリームソース系の料理が多かった気がする。
さすがフランス。
おいしいけどちょっとしつこい。
たまにさっぱりしたものが食べたくなる。

あとこれも当然といえば当然なのかもしれないが、ココナッツ系の味付けが多かった。
これも結構好みが別れるところじゃないかな。
僕は結構好きだったがだんだん飽きてくる。

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