No.391 愛・地球博〜前編
2005年6月17日(金)〜18日(土)
大地の塔の切り絵灯籠の前にて超伝導リニアの前にて
皆様のご期待を裏切らず(?)
行ってきました愛・地球博
6月17日はうちの会社の創立記念日でお休み。
貴重な平日のお休みを最大限に活用し
更に翌土曜日も使って2日がかりで行ってきた。
めちゃくちゃ疲れた。
でもその甲斐あって主要なパビリオンはほぼ全て制覇することが出来た。
内容盛りだくさんなので前編・後編の2回に分けてレポートする。

6月17日。
早起きしてできるだけ早い電車と新幹線を乗り継いで万博会場へ。
途中リニア・モーターカーのリニモに乗った(乗るまでに20分くらい待った)。
おお、ついに子供の頃からあこがれていたリニア・モーターカーに乗れる日が来た!
万博開幕当初には「人が乗りすぎて重すぎて浮かばない」なんて情けない姿を披露してしまったリニモだが
なんのなんのこの日もほぼ満杯状態だったけどしっかり走っていた。
電磁石でも強化したのだろうか。
乗り心地はなんとなくお台場のゆりかもめに似ている。
でもさすがにこっちは浮かんでいるだけあって振動はほとんど無い。
たった2駅だけだったが結構感動ものだった。

万博会場へ到着すると入場ゲート前にはものすごい数の人、人、人...
昔開園前に並んだディズニーランドを思い出す。
本当は9時の開場と同時に入場する計画だったが
リニモに乗るのに時間がかかってしまいすでに9時を過ぎていた。
おまけに長蛇の人の列がほとんど前に進まない。
入り口では1人1人手荷物検査と金属探知器の検査を行っているのだ。
結局入場するまでに30分くらいかかってしまった。
入場ゲート前の大混雑

急いでトヨタのパビリオンへ走る(本当は走ってはいけない)。
トヨタ館は事前予約と当日整理券のみでしか入場できないので
まずはここの整理券をもらってしまおうという計画。
しかし到着すると係の人が1人立っていてその人に詰め寄る人々の光景。
横にあったボードを見るとすでに3時頃までの全ての回の整理券が無くなっていた。
それ以降の回に関しては午後2時に整理券を配布する予定だという。
いきなり計画が狂ってしまい一瞬茫然とするがそんなことをしている暇はない。
次のパビリオンを目指す。
次の予定は特に決めていなかったので
とりあえずトヨタ館の隣にある日立グループ館へ向かう。
ここは整理券は無く事前予約か当日並ぶのみ。
すでに長蛇の列で最後尾にあったボードに書かれていた待ち時間はなんと250分!
4時間以上!?!?
あり得ない!
今日は本当に平日なんだろうか?
現実の厳しさに打ちひしがれヨロヨロになりながらも次を目指す。
三井・東芝館
ここの待ち時間は180分だった。
それでも3時間だがこれ以上他のパビリオン探してウロウロしていても埒が開かない。
まずは1つ何か見よう。
ということでここに並ぶことにした。

何時間も並ばなくちゃいけないことは覚悟していた。
ちゃんと2人ともそれぞれ自分の小説を用意してきていた。
並んでいる間中黙々と小説に読みふける2人。
周りの並んでる人からはその準備の良さに羨望のまなざしで見られていたようだ。
しかし周囲にはもっと準備のいい人がいて
自分用の小さい折り畳みイスを持ち歩き
列が止まっている時はそれに座っているという人も結構いた。
あれはいい手かもしれない。

結局3時間も並ばないで2時間弱で入館することが出来た。
20人ずつのグループに分けられて1人ずつ顔の写真を撮影する。
単なる顔写真ではなく顔の立体データを作成するのだ。
そしてその後に始まるSF映画に自分の顔の人物が登場するのだ。
誰がどんな役になるかは実際に始まってみないと分からない。
僕は宇宙船のオペレータ役。
結構アップで映ったこともあったがあまり出番は無くセリフも少な目。
(セリフはもちろんプロの声優さんのもの。ただし男女は自動的に識別するという)
一方ユキちゃんはちょっと神秘的な役柄で登場回数も多く歩くし喋るし結構いい役だった。
お互いが登場するたびに思わず笑ってしまう。
僕は正直このパビリオンはあまり期待していなかったのだが
自分が登場するというだけでこんなに面白くなるとは思わなかった。
今回の万博で1位2位を争うくらいのヒットだった。

日立グループ館
とりあえず1個、しかも結構面白いのが見れたのでだいぶ精神的に余裕が出てきた。
これ以降はユキちゃんがi-modeでそれぞれのパビリオンの待ち時間をチェックしながら
比較的短いものを選んで並ぶ(短いと言っても最低2時間)。
三菱未来館を観た後、ちょうど2時頃だったので再びトヨタ館へ。
しかしすでに2時から配布の整理券も終了。
あとは5時以降の回に並ぶしか無いらしい。
それに望みを託す。
隣の日立館の待ち時間は150分まで減っていた。
(この頃には150分が短く感じてくるから不思議だ)
がんばって日立に並ぶことにする。
並ぶのにはだいぶ慣れたと思ったが足がそろそろ疲れてきた。
おまけにさっきちょっと食べたお昼と一緒に飲んだ生ビールと
今朝の早起きも相まって眠気に襲われ結構辛かった。
日立グループ館でも初めに顔写真が撮られ(こっちは単なる写真)
最後に出口近くでICチップ入りの万博入場券をかざすと自分の顔写真が合成された画像が画面に現れる。
この画像はその後1ヶ月間はインターネットからダウンロードできるというので
帰ってからさっそくダウンロードしてみた。
変な顔。
日立グループ館の記念

ワンダーサーカス電力館を見た後
時計はすでに5時を回っていたのでもう1度トヨタ館へ向かう。
すると再び係員へ詰め寄る人々。
なんでも最終の8時半からの回を除く全ての回がすでに満席になっていて
その最終の回も時間の関係で中止になるかもしれないらしい。
それでも構わないならその8時半の回に並んでもいいという。
すでに大勢の人が無駄かも分からない8時半の列に並んでいた。
僕たちはこの日はトヨタ館はあきらめることにした。
明日こそ開場と同時に入場して整理券をゲットしてやる!

ワールドレストランでトムヤムクン・ラーメンを食べる
もう時間は6時近く。
ワールドレストランで腹ごしらえ。
トムヤムクン・ラーメンがばかうま。
それから長久手日本館名古屋市パビリオン「大地の塔」を立て続けにこなす。
この時間帯になるとぼちぼち人が減ってきている。
長久手日本館も昼間i-modeでチェックした時は150分近くの待ち時間だったはずだが
この時には80分になっていた。
この長久手日本館の中にあった球状のスクリーンがすごかった。
直径10メートルくらいの球形のスクリーンで人はその中に入って内側全面に映し出される映像を観るのだ。
映像自体は立体映像でもなんでもないが
下手な立体映像なんかよりずっと立体的に見える。
やはり360度、上も下も全て映像に囲まれていると
人は自分が完全にそこに描かれている世界にいると錯覚してしまう。
時間がほんのちょっとなのが残念。
もっと長く観たかった(酔っちゃうかもしれないが)。
これは必見!
「大地の塔」の方は「めざましテレビ」で藤井フミヤがプロデュースしていたメイキング映像を結構観ていたので
どんなものかはよく知っていた。
単なる(といったら怒られるか)巨大な万華鏡。
結構すごい。
ずっと上を見続けていると首が痛くなる。
そんな人用に上を見なくても万華鏡が見えるように壁に鏡が置かれていた。
そこに映った僕たち2人と天井の万華鏡と一緒に記念撮影。
世界最大の万華鏡をバックに

この「大地の塔」は僕的には内側の万華鏡より外観の方が好き。
ほとんど模様がない石の表面の三角柱の塔。
存在感たっぷりでまさに「大地の塔」という感じ。
おまけに表面には水が流れて霧が出ていたりする。
お陰でこの周りに立っていると結構濡れる。
大地の塔

「大地の塔」を出たところで時間は9時近く。
この時間になるとほとんどのパビリオンが終了してしまっている。
ぶらぶら歩いていると外国のパビリオンが集まっているエリアに着いた。
そのいくつかはまだ開いておりおまけに並んでいる人もいないので入り放題。
マレーシア館ニュージーランド館オーストラリア館に入った。
結構それぞれよく出来ている。
マレーシア館なんて国の紹介の映像を観ていたら行きたくなってしまった。

万博の終了の10時まで30分を切った。
最後に駆け込みで大混雑のおみやげ屋さんに入り万博会場を後にした。
リニモに乗るまで再び大渋滞。
もう並ぶの嫌だ。
足疲れた〜!

この日は名古屋駅近くのホテルを予約してあった。
ビジネスホテルにちょっと毛が生えた程度、でもまあまあのホテルだった。
ホテルに到着したのは12時近かったが
ちゃんと夕食を食べていなかったので近くの居酒屋さんで軽く飲んで食べて
夜中2時に消灯。
一瞬で眠りに落ちた。

後編へ続く...。
(愛・地球博会場にて撮影)
No.392 愛・地球博〜後編
2005年6月17日(金)〜18日(土)
トヨタグループ館前にて
6月18日。
朝6時に起床。
無茶苦茶眠いが今日こそは早く行ってトヨタ館の整理券をゲットするのだ。
7時前にホテルをチェックアウトして名古屋駅へ。
名古屋駅から万博会場までエキスポシャトルという直通電車が出ているのだが
一番早い電車が7時22分発。
遅っ!
他にも何通りか行き方はあるが到着時間を考えるとそれほど変わらなそうだったので
7時22分のエキスポシャトルに乗った。
さすがに土曜日。
電車は満員に近かった。
万博八草駅に8時前に着くと降りた人のほとんどがぞろぞろリニモ乗り場へ。
リニモは昨日乗れたので今日はバスを使う。
しかしここでも長久手会場行きバスの始発が8時20分。
もっと早く出せよ〜!
少し離れた瀬戸会場行きのバスはすでに何本も出ている。
しかし昨日の時点では瀬戸会場と長久手会場を結ぶモリゾーゴンドラが点検のため運休していた。
ということで8時20分まで待って長久手会場行きバスに乗る。
途中バスからモリゾーゴンドラが動いているのが見えた。
8時半に入場ゲートに到着。
しかしすでに昨日を上回るほどの人。
果たして何時頃入れるんだろうか...。
9時前だがすでに入場は始めているようだ。
しかし会場内を見るとモリゾーゴンドラの方向からすでに大勢の人が歩いて来ているのが見えた。
やられた。
瀬戸会場経由の方が早かったか!

〜万博口コミ情報〜
ということでこれから愛知万博に行こうという人は
万博八草駅から瀬戸会場行きバスに乗り
モリゾーゴンドラで長久手会場入りするのが一番早いと思われます。
(保証はしませんが...)

結局入場出来たのは9時15分。
大急ぎでトヨタ館へ向かう。
しかしすでに時遅し。
昨日と全く同じで3時過ぎまでの回がすでに満席だった。
次の整理券配布は午後2時。
仮にも朝7時前に名古屋駅近くのホテルを出て
最速だったかどうかはともかく一般的な出来る限りの早い手段で会場入りしたのに
すでに満席とはどういうことだ!?
やりきれない不条理さを感じる。

この日はユキちゃんが事前にがんばってくれたお陰で
愛・地球博のテーマ館であるグローバル・ハウスブルーホールの事前予約が取れていた。
11時20分〜30分頃に入場する必要がある。
それまでの間どうするか。
ユキちゃんがi-modeで混雑状況を確認すると
やはり土曜日のせいか各パビリオン共昨日を上回る待ち時間。
日立館なんて300分以上になっていた。
アンビリーバボー!
たまたま近くのパビリオン「夢みる山」で整理券を配っていたので並んでゲットできた。
しかしもらえた整理券は11時15分からのもの。
自分で時間を選ぶことは出来ない。
もろに事前予約が出来ているブルーホールと重なってしまった。
しばらくここで待ってもっと遅い時間の整理券の人と交換してもらおうかと思ったが
ブルーホールを見終わる時間が分からない。
12時過ぎまではかかるだろう。
「夢みる山」の午後の分の整理券はまた別の時間に配るという。
残念だがこの整理券はあきらめるしかない。
仕方がないので他のパビリオンに移動。
JR東海の超電導リニア館の3Dシアターが比較的早く入れそうだったので並ぶ。
意外にも30分くらいで入ることが出来た。
ここでは世界最高速の時速500km以上を記録した超電導リニア(次世代新幹線)の3D映像を観ることが出来る。
偏光方式の3Dメガネを受け取りまずは超電導リニアの解説。
その後シアターに移動。
この3D映像では超電導リニアの解説などは一切無く
ひたすら実写をベースにしたイメージ映像が流れるのみ。
セリフも全くなし。
これが意外にも良かった。
時速500kmで走る超電導リニアの姿。
3D映像なので迫力満点。
初めのうちはタイヤで走行しスピードが上がるとタイヤが収納されるシーンや
減速する時にはボディーのあちこちの外板が開き風の抵抗を受けて減速するシーンなど
興味深いシーンがたくさんあった。
すっかり超電導リニアのファンになってしまった。
このパビリオンの外には超電導リニアの実写が展示してあって中も通り抜け出来るようになっている。
せっかくなので入ってみたが見れたのは客室のみ。
こっちはあまり面白くなかった。
超伝導リニア内部

グローバル・ハウスまでにはまだ少し時間がある。
朝が早かったのでもうお腹が空いてきた。
トルコ料理のファストフード店メルハバに行く。
ここのサバサンドが食べたかったのだ(本物のトルコでは食べれなかった)。
ユキちゃんはケバブサンド。
サバサンドもケバブサンドも激うま!
しかしのんびり食べている暇は無い。
サバサンドを片手に食べながらグローバル・ハウスまで歩く。
サバサンド

ブルーホールでは事前予約者専用の入り口から入る。
入り口に立っていた人が特殊な機械で僕たちの万博の入場券をチェック。
非接触で入場券に組み込まれている小型チップの情報を読み取り
僕たちが確かに事前予約してあることを確認。
無事中に入ることができた。
事前予約でパビリオンに入場するのはこれが初めて。
超快適。
VIP気分。
中に入るとすでに新技術の解説のようなものが始まっていた。
薄暗い部屋の中に大勢の人がいる。
きっとみんな何時間も並んでやっと入れた人達なんだろう。

このブルーホールの目玉はSONYが開発した赤・青・緑の純色レーザー光線を使ったプロジェクション・スクリーン。
その名も「レーザー・ドリーム・シアター」
9:16の縦横比のワイド画面を更に3つ分横につなげた実に9:48の超横長ワイド画面。
横幅50メートル、縦10メートルの2005インチ大スクリーンである。
このレーザードリームシアターの特徴は画像のコントラストと彩度がとても高いこと。
確かに色鮮やかではっきりくっきりした綺麗な画面だった。
ここに映し出される世界各地の美しい風景。
まさに息を飲むような映像の数々だった。

この後はいよいよこの万博の目玉とも言えるマンモス・ラボに移動。
ガラス張りのマンモス・ラボの前をゆっくり進む動く歩道に乗って中のマンモスを見る。
ここに展示されている通称ユカギルマンモスはロシアの永久凍土より発掘された
1万年以上前のものなのに皮膚や毛が残ったままの冷凍マンモス。
牙が異様に大きいだけで意外と普通の像そっくりな感じだったが
これが1万年以上このままの形で残っていたことを考えるととても感慨深い。

本日の目玉であるグローバル・ハウスが終了してしまった。
ダメもとで整理券をもらった「夢みる山」に行ってみる。
しかし当然時間の異なる整理券を持っていても入れてもらえる訳もなく
しかもこの日の整理券は全て配布終了。
無念。
2時から配布予定の整理券目当てにトヨタ館へ行ってみるが掲示板には例のごとくすでに満席の表示。
まだ12時半なのに2時から配布の整理券が終了とはどいうことだ!?
ちょっとした憤りを感じながら並んでいる所へ行ってみるとまだ大勢の人が並んでいる。
整理券配布は2時からだが並んでいる人数がすでに整理券の枚数に達しているということらしい。
係の人に5時以降の回に並ぶにはどこに行ったらいいかたずねると
今はその場所は無く2時以降今並んでいる人たちに整理券を配布し終わって
ここに人がいなくなったら同じ場所に並んでもらうとのことだった。
早くても2時半以降とのこと。
この頃にはもうトヨタ館なんてどうでもよくなりかけていた。
係員の対応があまりにもお役所的過ぎる。
なんだかとても気分が悪い。
もうトヨタ車なんて買わない!

次にどこに行こうか迷っているとユキちゃんがポーランド館へ行きたいと言いだした。
ポーランド館があるのは今いる場所から万博会場のほぼ反対側。
ちょうどこの近くから出ているキッコロゴンドラ乗ると近くまで行ける。
でもキッコロゴンドラの待ち時間は40分。
歩けば20分くらいで着くだろう。
歩くことにした。

長久手日本館と大地の塔
万博会場の中をぐるっと1周回っているグローバル・ループという空中回廊を歩く。
この日は結構天気が良くて暑い。
でもグローバル・ループから会場内のいろいろな景色が見れて面白かった。

やっと到着したポーランド館。
ここにも結構な人が並んでいて30分くらい待った。
初めに大きな3面スクリーンでポーランドを紹介するイメージ映像を観る。
ヨーロッパ的な美しい街並み。
その後は世界最大で最古という岩塩抗を再現した部屋へ。
本物の巨大な岩塩も置かれていた。
ユキちゃんがどうしてここに来たがったのかいまいちよく分からなかったが
まあまあ面白かった。

キッコロゴンドラ
ポーランド館を出ると2時を回っていた。
僕はもう半分どうでもよくなっていたがユキちゃんがやっぱりどうしてもトヨタ館に行きたいと言うので
今からじゃもう遅いような気もしたがトヨタ館へ向かう。
目の前にはキッコロゴンドラ乗り場。
待ち時間はやはり40分と書かれていたが
疲れていたしせっかくなので乗っていくことにする。
実際には40分も待たずに乗れた。
いわゆる普通のスキー場にあるゴンドラリフトと同じ。
森林ゾーンの上を通って行く。
完全事前予約制の「となりのトトロ」に出てくる「サツキとメイの家」がこの森のどこかにあるはず。
よく注意して周りを見ていたが結局どこにあるのか分からなかった。
(屋根のてっぺんらしきものがチラッと見えたような気もしたが...)
あっという間に企業パビリオンゾーンに到着。
トヨタ館の行列の場所へ行く。
やはりすでに大勢の人が並んでいたがまだ満席ではないらしい。
並ぼうと思えば並べるみたいだった(そう、トヨタ館は並ぶことが難しいのだ)。
ちょうど僕たちの前に数人の集団が並ぶところだった。
係員の人が「はい、ここまでで5時50分の回は満員です」と告げた。
ガーン!!!
もうあとほんのちょっと早く来てれば5時50分の回を観れたのに〜!
僕たちからその次の6時40分の回。
ついてない。
しかし今ここで並ばないと恐らくもうトヨタ館に入るチャンスは無いだろう。
まだ3時だったが6時40分まで並ぶことにした。

トヨタ館に並ぶ人々
ここはボード・デッキで屋根もあるのでのんびり座って待っていられる。
昨日からずっと立ちっぱなしでもうくたくた。
靴も靴下も脱いで完全にリラックス状態。
のんびり気長に待つことにした。
小説を読んだり寝転がってうとうとしたり。
周りで並んでいる人たちもそれぞれ好き勝手なことをしていた。
こうやってただ待っているのもそれほど苦じゃなかった。
靴も脱いでくつろぐ

5時近くになった。
僕たちの前の5時50分の回の人たちへの整理券配布が始まる。
あー、もうちょっと早く並んでいれば...。
前の集団がいなくなって僕たちの列が前に移動する。
僕たちはもちろんその列の先頭。
突然係の人がやってきて僕たちを含め先頭にいた何人かの人数を確認し始めた。
人数が12人になったところで「それでは今の人たちだけ前に進んでください」と言う。
一瞬何事か分からなかったがすぐにピーンと来た。
もしかして1つ前の5時50分の回に入れるんじゃないか?
その予想は大正解。
選ばれた12人に歓声が上がる。
やっとここに来て運が回ってきた。
トヨタもいいとこあるじゃん。
ついについについに念願の整理券をゲット!
でも集合時間まで20分位しか無いのでトイレなどを済ませてすぐに入り口に向かった。
ここでもうしばらく待たされるが
さんざんゆっくり休ませてもらったので足もすっかり元気。

やがてついにパビリオンに入場。
中央のステージをぐるっと取り囲むような観客席に
端から順に着席させられる。
僕たちの場所は結構いい席だった。
初めはロボットによる音楽演奏。
まずはトランペットを吹く2足歩行のロボットが登場した。
実際にそのロボット持っているトランペットから音が出ているようだった。
なかなかいい音を出している。
トランペットって実際には唇をふるわせて音を出すはず。
どんな構造の口をしてるんだろう...。
他にもトロンボーンを演奏するロボットや
ドラムを叩くロボット、DJロボットも登場した。
2足歩行するのはトランペットを吹くやつだけ。
しかし僕が注目したのは2輪車式のロボット。
話題のセグウェイと同じようにジャイロか何かで自動的に姿勢制御しながら
スムースかつスピーディーに会場内を動き回っている。
とても機動性が高そう。
突然衝撃が走った。
ここに近未来のロボットの姿を見たような気がしたのだ。
どうしても日本人はロボットというと2足歩行にこだわってしまうが
歩くだけで精一杯のロボットよりも移動手段は2輪車にした方が
作るのも簡単だし安全だしよりコストも安くできて
よっぽど実用性の高いロボットになるはず。
「なんだ、これでいいんだ」
と実際に自由自在に動き回るロボットを目にして思わず納得してしまった。

ロボットの演奏に引き続き始まったのは
人が乗れる近未来の乗り物が登場するパフォーマンス。
1つはi-unitといって1人乗りの4輪ヴィークル。
前後のタイヤの間隔が変化し
低速中は人が起きあがった姿勢になり
高速移動になるとタイヤの間隔が広がって人が寝た姿勢に変化する。
確かにとても便利そうな。
でもこんなのが1人1台ずつあったらみんな運動能力が衰えそうだ。
もう1つはi-footといってイスに足が2本生えたような搭乗歩行ロボット。
これに人が乗って会場に現れた時は結構衝撃的だった。
あまり速くはないがのっしのっしと歩くその姿はなかなかインパクトがでかい。
よくある2足歩行するロボットは基本的にどれも人間の姿形をしていて
もしかしたら中に人が入ってるんじゃないかとも思えたりするが
こいつの上半身はイス。
中に人が入ってることなど絶対にあり得ない。
本当に機械が2足歩行してるんだと改めて実感し軽い衝撃を受けた。
軽快な音楽に合わせてダンサーやi-unitが踊ったり動き回ったり
華やかでとても楽しいショーだった。
さすがに人気が高いだけある。
見れて良かった。
さんざん苦労した甲斐があった。
i-unit低速移動姿勢

終わって外に出るともう6時半。
辺りは薄暗くなり始めていた。
この後ドイツ風ビアレストラン(ただし営業はキリンビール)で生ビールを飲みながら腹ごしらえをして
万博会場を後にした。
9時半名古屋駅発の新幹線で帰路に就いた。

〜(勝手に)愛知万博総括〜
丸2日かけてめいっぱい楽しんできた愛知万博だったが
いくつか気になった点もあった。
気になった点その1
子供の時に両親に連れて行ってもらった筑波科学博。
富士通館の3DのCG映像や東芝館の超巨大スクリーンの映像などに目を奪われ
それはもう感動と興奮の連続だった。
しかし昨今高機能テレビゲームでハイレベルなCG映像は手軽にご家庭で楽しめるし
アイマックスシアターなどで超巨大スクリーンの映像もいつでも観ることが出来る。
万博ならではのワクワクドキドキ感がかなり薄れてきてしまっているような気がした。
気になった点その2
環境保護がメインテーマの万博だけあって
各パビリオンで流れる映像やメッセージはそういったテーマのものが多い。
しかしどうしても映像技術やテクノロジーそのものばかりに気が行ってしまい
元々のテーマがダイレクトに伝わって来ることがほとんど無かった。
おまけに環境保護を声高に訴えれば訴えるほど
「だったらそもそもこんな万博やらなきゃえーやん」
なんて考えが頭をよぎってしまう。
なんとなく矛盾に満ちた万博であるような気がした。
気になった点その3
確かに入場者数が多く人気のパビリオンはすぐに満員になってしまうのは分かる。
早い者勝ちという考え方も理解出来なくはない。
しかし会場内で見たいパビリオンに入ることが出来ずにガックリ肩を落とすご老人の夫婦の姿を見たりすると
もう少しうまいやり方は無かったのかと疑問を感じずにはいられない。
どこに行っても会場側の対応がお役所的なのだ。
せっかく高い入場券を買って来ているのに
どれくらい楽しめるかは人によって大きく差があるように思える。
入場者への「愛」が感じられない愛・地球博だった。

とかなんとか言いながら
実際にはとっても面白かった愛知万博だった。
行けて良かった。
チケット手配などいろいろ手を尽くしてくれたユキちゃんに大感謝なのであります。
(愛・地球博会場にて撮影)
No.393 全てがつながった
2005年6月25日(土)
STAR WARS Episode 3
スターウォーズ・エピソード3の日本公開は7月9日。
しかしその頃僕は海外出張中の予定。
スターウォーズを見るならワーナーマイカル海老名の7番シアターと決めている。
日本最大級の巨大スクリーンなのだ。
でもその巨大スクリーンで上映するのは公開直後の話題作のみ。
僕が海外出張から帰ってきたときにまだ7番シアターでスターウォーズを上映しているのかどうかとっても不安。
そんなときにユキちゃんが
ワーナーマイカル海老名でスターウォーズ・エピソード3の先々行上映をやる情報をゲットした。
ネットで予約が取れるワーナーマイカル系のeリザーブでチェックしてみると意外にもまだ空席があって
しかも結構いい席も残っている。
最近はもっぱら午後9時以降のレイトショーで\1,000で映画を観ていたが
先々行上映ではレイトショーが無く定価の\1,700で観るしか無い。
でもスターウォーズなら\1,700でもいい!
ということでこの土曜日
全国公開日の7月9日に先駆けて
観てきました、スターウォーズ・エピソード3。
しかもこの日一番のお昼12:00からの上映。
もしかしたら日本人の中でトップクラスの早さかも。
観客がマニアで
ダースベーダーやヨーダのコスプレばっかりだったらどうしようとちょっと不安もあったが
極めてみんなごく普通のお客さんだった。

本編。
ここではあえてストーリーに関して多くは語らないが
はっきり言って想像以上。
上映開始直後から目を見張るシーンの連続。
2時間21分の上映が終了するその瞬間まで微動だに出来ずにスクリーンに釘付けになった。
ラストでは空白だったパズルのピースが全て埋まり
見事にエピソード4につながった。
素晴らしいスターウォーズの世界。
ストーリーが終わってエンドロール。
普通ならぞろぞろと席を立ってしまうところだが
さすがに先々行上映を観に来ている観客たち。
ほとんどの人がエンドロールが終わるまで席を立たなかった。

今これを書いているこの瞬間においてもまだ映画の余韻が頭に残っている。
スターウォーズは僕の人生において初めて映画館で観た映画。
それがついにこの日完結の時が来た。
真っ白に燃え尽きた。
これでなんの心残りもなく海外出張に行ける。

〜ご注意〜
映画というものは得てして過大な期待を持って観ると
それほどでも無くガッカリしたりしてしまうもの。
これからスターウォーズ・エピソード3を観ようという人は
極力冷静な気持ちでご覧ください。
(自宅にてスターウォーズ・エピソード3のプログラムを撮影)
No.394 シンガポール日記〜シンガポールの夜
2005年7月1日(金)
ニュートン・サーカスにて
今シンガポールにいる。
もちろん出張。
6月29日深夜にこっちに到着して7月16日帰国予定。
結構仕事が忙しそうなのであまり楽しめないかもしれないが
できるかぎりここでシンガポールの様子をお伝えしていこうと思う。

まずは簡単にシンガポールの紹介から(僕もまだそんなに詳しくないけど)。
シンガポールは赤道の近くにある小さな島国。
東京23区くらいの大きさしかないらしい。
すぐお隣がマレーシアで橋で簡単に行き来できる。
一応公用語は英語となっているが街で見かける看板は中国語で書かれているものが多く
こちらの会社の人も僕と話す時は英語だが彼らだけで話している時は中国語だった。
シンガポール人が話す英語は発音が独特でシングリッシュなどと呼ばれていたりする。
単語の頭の部分だけ強く発音して終わりの方はほとんど発音されない。
例えば「Car Park」は「カッパ」となる。
今年の1月から新しい部門に異動になって何度かシンガポールの人とも電話会議があったが
その中で彼らの話す英語はほとんど聞き取りができなかった。
しかし回を重ねるごとにちょっとずつ聞き取れるようになり
今回実際にシンガポールに来てみると思っていたよりもだいぶ聞き取れた。
(それでもやっぱり聞き取れないことも多く何度も聞き返してしまう)

こっちでの移動はもっぱらタクシー。
たくさん走っているし安くて安全。
人なつっこい運転手さんが多くみんないろいろと話しかけてくる。
(みんな基本的に英語が話せる。でもシングリッシュのきつい運転手さんも多い)
初日の仕事帰りホテルへ向かうタクシーの運ちゃんに「食事をするならニュートン・サーカスがいいよ」と教えてもらった。
一度部屋に戻りガイドブックでチェックすると屋台が集まったような場所で観光客も多いらしい。
行ってみることにする。
再び移動はタクシー。
運ちゃんに「ニュートン・サーカス」と言うと一発で分かって連れて行ってくれた。
おー、確かに屋台が寄り集まった感じで面白そう。
ここはシーフードが多いようだ。
しばらくブラブラ歩いているとちょっと胡散臭さそうな兄ちゃんに「何人?」と声をかけられた。
「1人」と答えると半ば強制的にここに座ってと指図される。
しかしそのテーブルの上は前の人たちの山ほどの食べ残しがそのまま。
すぐにその兄ちゃんは近くにいた色の黒い別のお兄ちゃんに指図し
テーブルの上のものはあっという間に綺麗さっぱり捨てられた。
兄ちゃんがメニューを持ってきてくれていろいろと説明してくれる。
ガイドブックには気をつけないと結構高く付くこともあるようなことが書かれていたので
値段に気をつけながら注文。
兄ちゃんがあれこれ勧めてくるが断る。
(そんなにしつこくはない)
それからあとはタイガー・ビール。
シンガポールでは有名なビールでなかなかうまい。
フライド・ヌードル エビのバーベキュー
すぐに注文したフライド・ヌードル(焼きそば)と
名前を忘れたがエビ料理(兄ちゃんは分かりやすくエビのバーベキューと教えてくれた)が運ばれてきた。
どちらにもプチトマトのような小さいライムが丸ごと載っていて
どうするのか分からずにそのまま食べていると兄ちゃんが「こうやって絞って食べるんだよ」と教えてくれた。
結構親切なやつ。
どっちも超うまかった。
それぞれ適度にスパイシーでそれでいて辛すぎずにちょうどいい。
タイガー・ビールが進む。
タイガー・ビール500ml缶2本飲んで合計$40(シンガポール・ダラー、$1=約\66)。
ちょっと割高かもしれないがおいしかったし満足。
シンガポール、面白い。
気に入った!
(シンガポール、ニュートン・サーカスにて撮影)
No.395 シンガポール日記〜セントーサ島観光
2005年7月3日(日)
セントーサ島のマーライオンをバックに
本日トップの写真は
ちょっとベタだがシンガポールのシンボルとも言うべきマーライオンをバックに記念撮影したもの。

土曜日も仕事があったので日曜日のこの日がシンガポールに来て初めてのオフ。
とりあえずシンガポールに来たらここは押さえておかなければいけない(?)という
セントーサ島へ行ってみた。
MRTという地下鉄と専用シャトルバスを乗り継いで1時間くらいで到着。
シャトルバス代往復$1と入島料$2を払う。
人から借りた「地球の歩き方」には島内は無料のモノレールが走っていると書いてあったが
レールがあるのみで走っていないみたい。
無料の巡回バスも走っているのでそれで移動することにする。
まず向かったのはアンダー・ウォーター・ワールドという水族館。
島内の別の場所にあるドルフィン・ラグーンという施設にも入れて大人$19.50(約\1,300)。
この水族館のすごいところは水槽のトンネルが長いこと。
日本にも水槽のトンネルがある水族館はいくつもあるが
どこもエスカレータなどで一瞬にして通り過ぎてしまう。
ここも動く歩道があるのだがスピードはとてもゆっくりで
となりに動かない歩道もあるので立ち止まって見物することも出来る。
結構長くて動く歩道に乗って回ると10分くらい楽しめる。
大きいサメや変わった形のエイなどが頭上をゆうゆうと泳いでいるのを眺めていると
まさに海底にいるような気分になってくる。
アンダー・ウォーター・ワールドのトンネル

アンダー・ウォーター・ワールドを出たところにカフェテリアがあった。
お腹は空いていなかったのでビールだけいただくことにする。
ビールも飲み終わり席を立とうとしたその瞬間異様な光景に出くわす。
巨大なトカゲがのっしのっしと歩いてくるではないか。
しかも人を恐れることなく我が物顔で悠々と歩いている。
この島ってこんなのが普通にいるんだ!
モンスター・リザード
ふと、こんなが島内の車道を横断してることもあるんじゃないかと気になった。
ひかれちゃったらかわいそう。
しかし巡回バスに乗っていたら「Monster Lizard Crossing」という道路標識を所々で見かけた。
アイツってモンスター・リザードって呼ばれてるんだー。
よく「鹿注意」とか「牛注意」みたいな道路標識はアメリカでよく見たが
「トカゲ注意」は初めて見た。
さすがシンガポール。
(その後「猿注意」と「キジ注意」の標識も見かけた)

ドルフィン・ラグーンのショー開始3:30までまだかなりある。
ということでセントーサ島のマーライオンに行ってみることにする。
実はシンガポールの街中にもマーライオンがいてそっちが有名な方。
僕はまだ本家の方は見ていない。
このセントーサ島にあるものは巨大で顔もりりしいらしい。
巡回バスで最寄りのバス停で降りてしばらく歩くと正面にマーライオンの雄姿が見えてきた。
これは撮らない訳にはいかない。
ということでかなりベタだが本日のトップの写真のできあがり。
このマーライオンには登れるようなのでせっかくなのでチャレンジ。
入場料$8。
初めにシンガポールの歴史を紹介したアニメーションを観てその後エレベーターでマーライオン上部へ。
まずはマーライオンのお口の部分から外を眺める。
意外にお口小さいのね。
マーライオンの口
その後マーライオンの頭の天辺にある展望台から島を一望した。

そろそろドルフィン・ラグーンのショーの時間が近づいてきた。
巡回バスで移動。
着いてビックリ。
なんとなく江ノ島水族館のイルカショーをやるような施設を想像していたのだが
砂浜にテントとイスが並べてあるのみ。
すでに大勢の人が集まっている。
ドルフィン・ラグーン会場
見るとあちこちで席で飲み食いしている人がいるみたいなので
すかさず売店でタイガービールを1缶買いちょうど1つだけいい位置に空いているイスを見つけて座る。
ショー開始はもうちょっと。
突然遠くからゴロゴロと雷の音がした。
そっちの方向の空が暗くなってきている。
会場がどよめく。
やがてショーが始まる。
ちょうどその時についに雨が降り始めた。
しまった!
今日は傘を持ってきていない。
まあTシャツだしある程度濡れてもいいかと覚悟を決めた。
しかし甘かった。
降り方が尋常じゃない。
まさにバケツをひっくり返したような雨とはこのこと。
ショーも中断。
観客もわずかなテントの中に避難。
僕はちょっとタイミングを逸ししてしまいテントに入れず。
あっという間にパンツまでずぶ濡れになってしまった。
ドルフィン・ラグーンでのスコール
いい加減雨水が冷たくなってきた。
見るとテントの一番前の辺りにちょっとだけ人が入れそうな空間が残っていた。
僕も入れてもらうことにする(すでにびっしょりだったけど)。
カメラはTシャツの中に入れ濡れた布が触れないように手で広げてガードしていたが
ちょっと出してみたらそれでもかなり濡れていた。
大丈夫か心配だったがとりあえずその後も問題無く動いてくれた。
15分くらいたってちょっとだけ小降りになってきた。
すかさずショー再開。
まずい、雨宿りで一時的に入れさせてもらっただけなのになんだかとってもいい位置にいるぞ。
気まずくなって後ろの人を振り返ると「いいから座って」と手で合図される。
確かに一番前で立っていられたら邪魔で迷惑。
しょうがないのでそこにあったイスに座らせてもらって
最前列の特等席でショーを観させてもらうことに。
ちょっとだけ心苦しい。
しかしお陰でとってもよくイルカたちを観ることができた。
ここにいるのはピンク・イルカ。
係員たちによくなついていてとても可愛いイルカたちだった。
ピンク・イルカのジャンプ

ショーが終わりみんな出口へ向かう。
この頃には雨はほとんど止んでいた。
ずぶ濡れのTシャツを脱いで絞りたかったが
こっちに来たことがある別の日本人に「公衆で裸になると罰金だよ」という話を聞いたことがあり
さらに周囲を見ても服を脱ごうとする人が一切いなかったのでやめておいた。
しかししばらく歩くとビーチがありここには水着の人もたくさんいたので
ここならいいだろうとTシャツを脱ぎ絞る。
水がボタボタ落ちた。

その後ビーチをしばらく散歩し
アジア大陸最南端の地(実際はちょっと違う)という所で写真を撮り
帰ることにした。
アジア大陸最南端の地

帰りがけ「地球の歩き方」に載っていた有名なホーカーズ(屋台が寄り集まった所)の
ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケットという所で
シンガポール名物、バクテー(肉骨茶)を食べた。
実は金曜日の夜にこっちの会社の人に会社の近くの無名のホーカーズに連れて行ってもらい
そこでバクテーをご馳走になった。
そのバクテーが無茶苦茶うまかった。
しかし残念ながらこの日食べたバクテーはちょっといまいち。
やっぱりうまい所とそうじゃないところがあるのね。
バクテーとタイガービール
(セントーサ島にて撮影)
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