No.189 英語強化週間
2002年3月11日(月)〜15日(金)
前にも書いたとおり3月11日から15日まで入社10年の社員がもらえることができる
フレッシュ・アップ休暇を取っていた。
そしてこの1週間、英会話学校の短期集中講座に通い
長らく低迷している僕の英語力の強化に当たることにした。
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僕が選んだのはGABAマンツーマン英会話学校。
ちょうど僕にぴったりの1週間短期集中講座があったことと
料金が比較的リーズナブルだったことが選んだ理由。
下世話な話だがまずお金の話から始めよう。
「ケイコとマナブ」という雑誌には短期集中講座が12万円と書かれていた。
しかも普通なら1万9千円かかる入会金が期間限定で免除されるとも。
しかし実際には短期集中講座は免除の対象外だということがわかり
さらに教科書代として1万5千円がかかった。
消費税も加えてしめて¥161,700。
入会金はともかく教科書代は広告などには現れない金額なので
雑誌などに載っている授業料にプラス1〜2万はかかると見ておいた方がいいだろう。
ちなみに教科書は薄っぺらい本とワークブックのセット。
学校の近くの本屋さんで2500円位で売っているのを見つけてしまった。
あらかじめどの本が必要か言ってもらえたら自分で用意したのに〜。
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GABAは1つのクラスが40分。
この間外人の先生と本当に2人っきりで過ごすことになる。
短期集中講座は21回分のクラスがセットになっていて
月曜日から金曜日まで1日4回のクラスを受けることになる。
(最後の金曜日のみ5クラス)
午後1時授業開始で各40分のクラスの間に5分の休憩が入る。
4つのクラスが終わるのは3時55分。
つまりほぼ3時間ぶっ通しで英会話を続けることになる。
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初日。
さすがにちょっと緊張。
いったい3時間も外人の先生とどうやって過ごしたらいいんだろうか...。
最初の先生はイギリス出身の女性の先生。
これが意外にも先生の話すのを聞き取るのが難しかった。
先週受けた無料体験授業での先生は聞き取りやすかっただけにちょっとショック。
やはり聞き取りやすい英語と聞き取りにくい英語がまだあるようだ。
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授業はテキスト中心。
テキストはビジネス英会話なので
仕事で人と会ったときの挨拶の仕方から電話での対応など
先生と2人でロールプレイをしたり先生が読み上げた英文の内容を理解したりしながら授業は進んだ。
やがて最初の40分が終わった。
思った以上にアッという間。
「エッ!? もう?」といった感じ。
次のクラスも同じ先生だ。
5分間の休憩の時間だが「休みたい?」と聞かれて
あまり疲れていなかったので「別にいい」と答えると先生も休憩も取らずにそのまま授業を続けてくれた。
とてもいい先生だと思った。
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次の40分も同じような感じで進み、アッという間に終わった。
「ありがとう」と先生に挨拶し、次のクラスがあるブースに移動する。
今度は男の先生。
今回も基本的にテキスト中心だったが、おしゃべりの好きな先生らしく雑談がよく混じった。
今回の先生もちょっと聞きとりづらい。
先生との会話の中で僕があまり正しくない英語で話したときも
意味さえ通じれば先生はそのまま会話を続けた。
本当は一つ一つ間違いを直して欲しい。
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40分が過ぎ5分間の休憩。
「休みたい?」と聞かれたので「大丈夫」と答えると
「じゃここにいていいよ。僕は少し休憩してくるから」とどこかへ行ってしまった。
オイ。
やっぱり休憩はちゃんと取るよね。
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次の40分もテキスト半分、雑談半分といった感じ。
またアッという間に終わってしまった。
3時間ぶっ通しでさすがにちょっと疲れるが全く長いとは思わなかった。
こうして初日が終わった。
テキスト中心で確かに勉強にはなるがちょっと僕の望んでいたものとは違う。
僕が今回英会話学校に来ようと思ったのは
なるべく正しい英語でなるべく速く会話をする練習をしたかったからだ。
今日はあまり会話をしなかったし間違えてもほとんど直されなかった。
所詮英会話学校なんてこんなものか。
とは言え少なくともほぼ3時間の間外人の先生と2人っきりで過ごせるというのは
確かに有意義に違いない。
言葉は悪いが「腐ってもマンツーマン」といったところか。
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翌日は4クラスとも同じ先生だった。
授業の最初にこれからの授業をどうしたいか聞かれた。
教科書に沿ってやりたいか、それとも何か他のことをやりたいか。
すかさず会話の練習をしたいと伝えた。
OKということで、テキストは使わずにフリー・トークとなった。
今日の先生は僕の間違いを指摘してくれる。
こういうのを望んでいたのだ。
こうして相手の英語を理解し
頭の中で必死に英文を組み立てながら会話をし、最初の40分が終わった。
2クラス目、3クラス目の最初にも「この時間はどうしたい?」と聞かれ
僕は会話の練習を希望し続けた。
3クラス目にはさすがにちょっと疲れてきて
途中フッと突然集中力が切れ相手の話す内容が一切耳に入らなくなることがたまにあった。
それでも相手は僕のことをじっと見ながらいろいろ話してくるので
相手に気づかれないように必死に集中力の回復に努め、そのブランクを埋めなければならなかった。
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4クラス目はもうかなり疲れていたので
今度また「どうしたい?」と聞かれたらテキストを選ぼうと思っていた。
しかしそういう時に限って何も聞かれずにそのままフリー・トークに突入。
もうヤケだ。
幸い4クラス目になってだんだん集中力も復活し調子が良い。
こうして2日目もアッという間に終わっていった。
結局テキストは使わずじまい。
頭の中がだんだん英語で埋まっていく。
脳の普段あまり使っていない部分が活性しているような感じがする。
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3日目、4日目もテキスト無しで授業は進んでいった。
ひたすらフリー・トーク。
教科書代はもったいないが僕が本来望んでいたものはこれだ。
先生はそれこそいろんなタイプの先生がいる。
ちゃんと僕の間違いを直してくれる先生もいれば
ひたすらしゃべりっぱなしの先生もいる。
聞き取りやすい先生もいれば聞き取りづらい先生もいる。
みんな個性豊かで面白い。
上の写真はそんな大勢の先生の中の1人と写したもの。
趣味の話でデジタル・カメラの話の流れで撮影することになった。
撮影した写真をその場で見せてあげると痛く感動していた。
もちろん写真はその後Eメールで送ってあげた。
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いよいよ最終日。
この日は5クラス連続。
ちょっと一週間の疲れがたまってしまったのか
妙に頭の回転が悪く、なんとなく流しながら終わってしまった感じ。
さすがに一週間の短期集中講座はきつかったかな。
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さてこの一週間で僕の英語はどうなったのだろうか。
自分としてはあまり向上したような自覚は無いが
日をおいて何度か同じ先生に当たることもあり
だいぶ話すスピードが向上していると言われたことがある。
週の前半に比べて後半の方が英語で何かを表現するのがあまり苦にならなくなってきたことは確かだ。
英語で話すことに対する慣れができあがってきたのかもしれない。
少なくともBoulderに行ったときに比べたら英会話能力が向上しているのは確かだろう。
ただし所詮英会話なんて自分の知っている言葉、言い回しを組み合わせているに過ぎない。
いくつか新しい言い回しも教えてもらったが
やはり会話のバラエティーを増やすには英会話学校だけでは不十分だ。
またしばらくNHKラジオの英会話講座を続けてボキャブラリーの充実を図っていこうと思う。
そしてまた半年後とか1年後とかにそれまで憶えた言い回しを実際に口に出せるように
英会話学校に通ってみるのもいいかもしれない。
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僕の10年目のフレッシュ・アップ休暇。
まあそれなりに充実した1週間であった言えるのではないだろうか。
さてまた元の普通の生活が始まる。
がんばろう!
(GABAマンツーマン英会話学校にて撮影)
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