Boulder滞在記

※注意

September 10〜19, 2000

2日目・出逢い - Monday, September 11, 2000

2.1 目覚め

ホテルの窓から見た朝の景色 気持ちが高ぶっていたのと、いよいよ明日こっちの会社に行って仕事をするんだという緊張感から、夜はほとんど眠れなかった。
実は時差のせいだったのかも。
早く慣れなければ、このままでは体がまいってしまう。

6時半に目覚ましをセットしたが結局6時に眠るのをあきらめる。 外はまだ薄暗い。 シャワーを浴びる。 熱いシャワーを浴びながら気持ちがリラックスするのが分かる。 夕べ寝る前に浴びておけば、もうちょっと眠れたかも。

シャワーからあがると外はちょうど日の出。 部屋の窓から向かいの山が赤く光っているのが見えた。

夕べちょっと見た感じではホテルの中に朝食が食べられるようなレストランは無さそうだった。 散歩がてらに近くに何か食べるお店がないか探しに行くことにした。



2.2 ホテルでの朝食

ロビーの前を通り過ぎようとしたところ、ホットケーキとコーヒーを持って部屋に戻ろうとしているおばさんとすれ違う。 ??? 何だ?
見るとロビーの前にイスとテーブルがいくつか並ぶリビングっぽい空間があり、その壁際にパンやらコーヒーやらジュースやらがどっさり並べられている。 勝手に食べていいのかな。 ロビーのカウンターにいた従業員に聞いてみるとなんとFreeらしい。 ラッキー!
しかしなんか冷たくてボソボソしたパンと甘い菓子パンとホットケーキ。 トースターがあるがどれを焼くんだろう。 トースターに入りそうなパンは無い。 甘そうなものが多い。 なんでアメリカ人はみんな甘いものが好きなんやー!
文句を言ってても始まらない。 昨晩も結局シアトル−デンバー間の飛行機の中で出た軽食だけだったし、ほとんど寝ていない以上とにかく食事で体力を持続させるしかない。 朝から甘いものは嫌だったがとにかく食べる。 意外にも結構おいしい。

2.3 初めての散歩

すっかりお腹もよくなったところで、食後のお散歩。 外はいい天気。 空にはぽつりぽつりと雲が浮かんでいる。 Tシャツ一枚ではちょっと肌寒い。
夕べはすっかり暗くなっていたからよく分からなかったが、山がすぐ近くにあっていい景色。 本当はロッキー山脈のすぐそばのはずだが、それは見えなかった。 あたりにはアメリカンな風景が広がる。 日本を離れすごく遠くの地に来てしまっていることを再び実感してしまう。

ちょっと歩いたところに軽食屋さんを発見。 明日はここに来てみるか?
さらに行くとなんとLiquor Shopも発見。 これでビールが買える!
10分位歩いたところで引き返し、今度は反対方向へ。 こっち側はBoulderの端。 本当に何もない。 ひたすら広大な草原が広がる。

ホテルの前の道路
ホテルの前の道路。

クルマで牽引する荷台が売りに出されている
車で牽引する荷台が売りに出されている。
う〜ん、アメリカン。

と思ったら今度はこんなでかいトラックまで売っている
と思ったら今度はこんなでかいトラックまで
売っている。

ボロいのになぜか絵になるこっちのトラック
ボロいのになぜか絵になるこっちのトラック。

いわゆる路線バス。出番を待っている。派手
いわゆる路線バス。
出番を待っている。
派手。

ホテルからちょっと歩くと、ひたすら広がる荒野
ホテルは街の外れ。
街とは反対方向にちょっと歩くと
見渡す限りの荒野が広がる。

ホテルの前の道「Broad Wayを示す道路標識。
牛がブギウギを踊っている。
ホテルの前の道路の名前「Broad Way」を
示す道路標識。
牛がブギウギを踊っている。

2.4 出勤

ホテルに戻るともう8時。 僕がお世話になる予定のDavisさんとは9時の約束だ。 地図からすると30分もあれば着きそうだ。 支度をしてるうちに8時半。 さあ行くぞ!

広大な駐車場と広大な建物 いやー、明るいと運転しやすい。 夕べいきなりの夜の運転はちょっと無謀だったな。
地図を見ながらあらかじめ決めておいたとおりに進んでいくと、左手の遠くの丘の向こうにやたら敷地面積のでかそうな薄茶色の建物が見えてきた。 きっとあれがそうだ。 片側2車線のかなりクルマ通りの激しい道路。それを左折しなければ目的の建物には入れない。左折した先には、その会社の敷地しか無いというのに、左折レーンが2車線もある。もちろん信号もある。半端じゃない。
駐車場もひたすら広大。 あらかじめどの辺に車を停めればいいのか聞いていたので問題なかったが、分からなければ迷子になっていたところだ。無事車を停め受付へ。

広い受付ロビーにきれいなお姉ちゃんがいる光景を想像していたが、なんだか小狭い部屋に人が大勢いて、カウンターには気むずかしそうなGentlemanがどっしり構えている。 イメージとのギャップがでかい。
そのGentlemanに、「自分はこの会社の日本法人から来た人間で、Bill Davisさんに会いたい」と伝える。
社員証の提示を要求され、なにやらカードに記入するように言われる。 名前や電話番号や会社名などを記入すると臨時のバッジをくれた。 これでこの建物への出入りが可能となる。

2.5 対面

受付のGentlemanに「Bill Davisはじきに来るから待っていろ」と言われ、約10分くらい待つ。 やがてちょっと年のいっているおじさんが来てきょろきょろ見渡している。 お、あの人か。 ここだよと身振りでアピール。 「Okada?」 「Yes!」 「I'm Roger.」
Davisさんでは無かったが、あらかじめメールで「私(Davisさん)かRogerがエスコートする」と伝えられていたので特に驚かなかった。

回転ドア方式の扉にバッジを通して抜けると、Rogerさんが先に立って案内してくれた。
いろいろ聞かれる。 「旅はどうだった?」 「Boulderはどうだ?」
「こんな長旅は生まれて初めてだったからすごく疲れた」と言ったつもりだったがRogerさんに特に反応はない。 なんだか返答に困っているよう。 どうやら通じなかったらしい。 ガク...

迷路のような建物の中をしばらく歩いて、とあるオフィスに到着。 そこで別のおじさん(年齢は40代半ばくらい)が僕を待っていた。
「Okada?」 「Yes.」 「I'm Bill Davis. Nice to meet you!」
やっとDavisさんにあえた。 すごく陽気な人。
挨拶が終わった後、彼らのマネージャーに紹介される。 高級感漂う紳士。 かっこいい。 「Nice to meet you!」 「Nice to meet you too!」 一応歓迎されているらしい。
再び旅はどうだったと聞かれる。 またさっきみたいに通じなかったらやだなと思っていたら「疲れてるんじゃない?」と聞いてきたので、指でちょっとという風にジェスチャーすると今度はみんなに通じたらしく
「そうだろうね。大変だったね」
と労をねぎらってくれた。
こうしてずっと心配していた現地のEngineerとの対面は平和なうちに済んだ。

2.6 お仕事

日本から送っておいた装置が気になる。 これが無ければはるばる来た意味がない。 彼らの実験室に案内される。
お、あれは! 作業机と台車の上に見慣れた装置が置いてある。 事前に到着していることは確認しておいたものの、自分の目で確認できて心底ホッとした。
よかったー。 本当にちゃんと届いてたんだ。
胸に手を当てて一安心したというそぶりを見せると、Davisさんも同じそぶりを返してニッコリ笑ってくれた。

とにかくDavisさんは親切。
余談だが、我が社では外人さんに対しても「〜さん」と呼ぶことが多い。 日本人が「〜さん」と呼ぶのがなんとなく標準になってしまったようだ。 メールでも"Hello, Davis-san"とかいった具合。
こっちのつたない英語でも理解してくれるし、逆に話すときはこっちにも理解できるようにゆっくり、しかも難しい単語をあまり使わないように話してくれる。 昨日までとは違って相手の話している内容が分かる。 急に英語ができるようになったかのような錯覚に陥るが、あくまでも錯覚でしかないのが悲しい。

装置を開梱しさっそく機能チェック。 おそるおそる電源を入れるが問題なく動いた。 もう1機種の方も問題ない。 怖いくらいに順調。
午前中にあらかたやることは終わってしまった。

空いてる個室を僕に提供してくれた。 こっちにいる間は自由に使って良いとのこと。
「Your home!」 と言ってくれる。 とりあえず椅子と机があるのは助かる。

「Bathroomを使いたいなら、こっち」 とトイレの場所を教えてくれる。
アメリカで「トイレ」ということは日本でまさに「便所」ということと同じだから、代わりにBathroomと呼ぶこと、と本で読んで知っていたが、Davisさんがそう言ったのを聞いて、本当なんだ、とあらためて実感。

2.7 日本人

Davisさんが見知らぬ日本人を連れてやってきた。 出発前、日本で別の部門の人からBoulderに来ている日本人2人の名前を聞いていた。
事前に僕にメールをくれた岩崎さんか?
もう一人の方の稲積さんだった。 稲積さん宛の荷物を預かっていたので渡す。 これでまた一つ仕事が済んだ。

2.8 Lunch

そろそろお昼の時間。 Davisさんが来て「食事をするか?」と聞いてきた。 あまり食欲はなかったが「Yes」と答える。 しかしカフェテリアの場所が分からない。 なにしろ建物がいくつもあってとにかく広いのだ。
「カフェテリアはどこ?」と聞くと「案内しよう」と連れていってくれた。
建物の敷地図のコピーをくれて、「今がここで、カフェテリアはここ」というように分かりやすく教えてくれる。 ええ人や。

ここのカフェテリアは、日本で言う屋台村のよう。 いろいろなお店が入っていて好きなところに並んで食べるものを選べばいい。 ケンタッキーやピザ・ハットを始めさまざまなお店が入っている。 真ん中にはサラダ・バーもあり、飲み物やジャンク・フードまである。 好きなものをトレーに乗せレジに行って精算というシステムらしい。

ここでもDavisさんは一軒一軒「ここはメキシカンのお店、こっちはチキン」と説明してくれる。 挙げ句の果てにはDavisさんはまだ食事をとらないのに「レジのところで待っててやるから好きなものを選んでおいで」とまで言ってくれた。 さすがに悪いので「あとはもう大丈夫。」と言って仕事に戻ってもらった。 本当にええ人や。

どれにしようか迷ったが、ロールパンにいろいろなものを挟んでくれるSUBWAYというお店に並ぶ。
「何にする?」と聞いてくるので「Stake & Chees」と書いてあるところを指でさす。
「Which one?」と3種類のパンを指さして聞いてきた。 見た目は若干違うがよく分からないのでとりあえず真ん中のパンを選ぶ。
無造作に肉をパンに詰め込むと、そのとなりにいるもう一人の人に渡す。 その人はその上にこっちの指定通りにレタスやらペッパーやらをトッピングしてくれる役らしい。
前の人が頼んでいるのを参考にしながら、レタスとトマトとピーマンをのせてもらう。 前の人はさらにその上になにやらソースのようなものをかけてもらっていたが僕のにはかけてくれなかった。 ちゃんと頼まないとだめらしい。
できあがったものを紙で包んで値段らしいものが書いてあるシールを貼って渡してくれた。

さあ次。 きっと野菜が不足しているはず。 サラダ・バーに挑戦。 と言っても日本でもよく見かけるサラダ・バーと同じ。 それどころか下手なホテルのサラダ・バーなんかより野菜の種類が豊富でよっぽど充実している。 気に入った。
野菜をいっぱい取りオレンジジュースも取って、さっきDavisさんが「これは本当にうまいよ」と一押しで薦めてくれたチョコレートアイスを手にとってレジへ。

レジの黒人のお姉ちゃんがなにやら僕のトレーを見て言っている。 初めなんと言っているのか聞き取れなかったが、どうやらサラダの皿をそこに乗せろと言っているらしい。 彼女の指さす先にはステンレスの台が。 なるほど、ここで計量して値段が決まるのね。

全部で$8ちょっと。ここではみんなキャッシュで支払っているので、堂々と$10札を出す。 なぜか$1紙幣しかお釣りをくれない。 と思ったらちょっと先で機械からちゃらちゃらと残りのコインが出てきた。 こいつは便利だ。

どこで食べようか迷っていると日本人2名を発見。 さっき出会った稲積さんともう一人、たぶん岩崎さんだ。 隣に座らせてもらう。

やはりもう一人は岩崎さんだった。
「Welcome to Boulder!」
なかなか明るい人。
独り言以外で日本語を口にしたのはずいぶん久しぶりのような気がする。 日本語で会話できるってすばらしい!
二人はもう食事は終わっていたのに僕につきあってくれた。 いろいろ話す。 夜一緒に食事をする約束をした。

2.9 昼休み

食事の後、岩崎さんのオフィスの場所を案内してもらう。 途中広い中庭を通る。 卓球台がいくつかあって、ピンポンを楽しんでいる社員が数人いる。 のどかだ。

ここのEngineerは、ほとんど一人ずつ個室を持っている。 岩崎さんも例に漏れず個室。 岩崎さんは一年間Boulderにいる予定で今は3ヶ月目だという。

岩崎さんのオフィスからの帰り、まだ食べていなかったチョコレートアイスを中庭のベンチに座って食べる。 外側のチョコはまだ十分固かったが、中のバニラの部分はほとんど溶けかかっていた。 確かにおいしいが僕にはちょっと甘すぎ。

2.10 午後

午前中にほとんどのことは終わっていたので、午後は暇だった。 PCをつなげてメールの処理をしたりする。

普通ならオフィスのLANに接続させてもらえそうなものだが、なぜかこの部門にはそういう接続する口がない。 代わりにFAXの電話線を提供してくれた。 会社の中からダイヤルアップ。
「自由に使ってくれていいよ。」
そうは言ってもつなげてる間はFAXの送受信が出来ない。 手短に切るように努める。

3時半過ぎいよいよ試験装置にマシンをセットする。 試験装置を閉めたらもう手も足も出ない。 ちゃんと動作することをもう一度確認。 失敗したらまた最初からやりなおしだ。

テスト中のマシンの動作条件に関してRogerさんが何か言っていた。 通常はもっと激しい動作をさせなければいけない。
しかしDavisさんがこの製品の性質上これでいいんだと、本来僕が説明しなくちゃいけないところを代わりに説明してくれる。 ええ人や。

これで今日の僕の仕事は終わり。 時間は夕方5時前。
明日は朝7時半にここに来るように言われる。 早い!

アメリカ人は朝早くから仕事を始め、午後には早々と帰ってしまう人が多い。 中には朝6時くらいから仕事をしてる人もいるらしい。 そのかわり午後4時を過ぎるとほとんど人がいなくなってしまう。 勤務時間なんてちゃんとつけている人はほとんどいない。 みんな年俸制だとのこと。

Davisさんが案内してくれて、明日の朝直接このビルへ入館できるゲートを教えてくれる。 臨時のバッジを使えば、ビルには出入り自由だ。
ただしDavisさん達がいるオフィスや実験室の部屋には更にもう1つドアがあり、そこは臨時のバッジでは入れない。
Davisさんが僕の日本のIDバッジを登録申請してくれた。 この登録が済めばそれらのドアも開けられるようになる。 しかしDavisさん曰く登録が済むまで「3時間か3日か分からない」そうだ。 なんでもここの申請が一度New Yorkに飛び、更にSan Franciscoまで飛んで、やっと再びBoulderに戻ってきてやっとPassするらしい。 意外と面倒なことをやっているのね。

裏技として車のKeyを使ってドアの隙間からラッチを外す方法をDavisさんが教えてくれた。
オイオイ、そんな方法教えていいのかよ。
でもその直後うっかりBathroomに行ったら部屋に入れなくなって、さっそくその方法を使わせてもらった。 なるほど、こいつは便利だ。

帰る直前、Davisさんが「今晩の食事はどうするんだ?」と聞いてきた。
エッ? どこかに連れていってくれるの? でも岩崎さん達と約束しちゃったしな。
別に食事に連れていってくれるわけではなく、レストランを教えてくれようとしたらしい。 いろいろ気を使ってくれて、本当にええ人や。
「稲積さん達と食べる約束をした。」 と言うと、「そいつはいい。 楽しいDinnerを。」 と安心した様子。

2.11 CROSSROAD MALL

稲積さんと岩崎さんは日本との電話会議が7時過ぎまであるので、7時半にBoulder唯一最大のショッピング・モールCROSSROADS MALLで待ち合わせることになっている。
5時半頃にはそこに到着していた。 ちょっとぶらぶらしよう。

CROSSROAD MALL 昔ハワイのショッピング・モールに行ってその巨大さと人の多さに驚かされたが、なんかここは感じが違う。 広いことは広いが、何よりお客さんがほとんどいなくて閑散としている。 これでお店はやっていけるのだろうか。
衣服、スポーツ用品、靴など似たような店が何件もあり、面白みがあまり無い。
お店ではいろいろ面白いものも見つけたが、とにかくお客さんがいないので目立ってしまってデジカメで撮影しづらい。 文句を言われたらやだもんね。

おもちゃやさんに入るとなんだか日本にいるよう。 ポケモン、デジモングッズで溢れている。 本当にすごい人気なのね。 おまけにドラゴン・ボールやセーラー・ムーンまである。 日本のアニメって本当に人気があるのだ。

ゲームショップではプレステ、NINTENDO、ドリームキャストのゲームが並ぶ。 やっぱりプレステのゲームが一番多い。 日本では売っていないようなゲームもあって欲しかったが、買っても日本では遊べないのが悲しい。 ソニーめ。

ホテルの部屋に歯ブラシがなかったので買おうと思っていたのだが、ついに見つけることができなかった。
一軒、シャンプーやら石鹸やらしゃれた洗面用具を売っているお店を見つけた。 ここならあるだろうと入ると、若い女性の店員から「May I help you?」と声をかけられた。
「Do you have toothbrush?」と訊ねたが
「No.」との返事。 なぜ無いんだー!!! こんなショッピングモールってあり?

本屋さんは面白かった。 スタートレックとスターウォーズの小説の多いこと多いこと。 スタートレック専用のコーナーもあった。 トレッキーのうちの兄貴に一冊買っていってやろうかと思ったが、どうせ読まないだろう。 やめた。



2.12 Dinner

約束の7時半、約15分ほど遅れて、稲積さん、岩崎さんがやってきた。 みんな忙しいんだな。
前もって食べたいものを具体的に決めておいて欲しいと言われていたので「ステーキが食べたい」と言う。
意外にもステーキ専門のお店ってあんまり無いらしい。 ちょっと値段が張るがおいしいというお店に連れていってくれることとなった。

みんなそれぞれレンタカー。 車3台連なって目的のお店へ。

結構しゃれた感じのお店。 ウェイターの人とのやりとりはほとんど岩崎さん達に任せてしまった。 僕にはほとんど聞き取れなかった。

プライム・リブのステーキとロブスター・テールのセットを頼む。 前菜にはカニのコロッケのようなものとシュリンプ。

こんなアメリカの真ん中で日本語で会話しながらの食事。 なんか不思議な感じ。 いろいろBoulder情報を教えてもらう。

会社の敷地の中で、たまにうさぎやカルガモを見ることができる。

ホテルの部屋は異常なほど乾燥しているので、夜寝る前バスタブに水を張っておき、枕元にはコップに水を入れ置いておくと良い。

近くにBoulderを一望できる場所がある。

CROSSROAD MALLは一応Boulderで一番大きいショッピング・モールだが、面白いのはPEARL STREETという通り。 ここは道の両側にお店がたくさんあり、屋外型のショッピングモールのような場所。

ビールを買うときにはパスポートを見せないと売ってくれない。 年齢を証明できるのはパスポートのみ。

などなど。 とても参考になる。
食事は食べきれないほど。 結局ステーキはなんとか食べ切ったが、ロブスターや丸々1個付いてきたジャガイモは残してしまった。

会計タイム。 3人でどう割るのかなと思っていると、なんとキャッシュで割り勘。 合計で$100越えている所でキャッシュで支払うとは。

前から疑問に思っていたことを岩崎さんに質問。 レストランの会計でカードで支払うときチップはどうやって払えばよいのか。
岩崎さん曰く、チップとTOTALを書き込む欄があるから、そこに自分で金額を書き込めばよい。 チップの欄は空白で、TOTALの欄だけ書くのがいいよ、とのこと。 なるほど。

チップも入れて多めに札をテーブルに置いて席を立つ。 楽しいひとときだった。 忙しい中、食事につき合ってくれて本当にありがとう。
お腹いっぱい。 今日はぐっすり眠れそう。

ホテルに戻る。 明日は7時半に仕事開始だ。 早く寝よう。 夜11時半消灯。

To be continued...


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