ホッカイダーのための便利情報 (2006/3/25更新)
2006年関連情報
一般情報
1.どこに泊まる?
北海道での宿泊方法はいくつもあります。
●キャンプ
とても一般的な方法です。北海道では予約なしで大丈夫でしょう。また無料のキャンプ場もあり、かつ近くに温泉があるキャンプ場も多数あります。昭文社の「ツーリングマップル北海道」があれば、キャンプ場の場所などの情報が得られます。
●とほ宿
とほ宿とは、バイクのライダーだけではなく、「徒歩」で北海道を旅しているような方々のためにある宿です。大体5000円くらいで2食付きで泊まれます。男女別の相部屋ですが、これがまた居心地がいいんです。和気あいあいで楽しく旅ができます。
ホームページはここです。
- 吉里吉里(きりきり)はお勧め
- 日本海側の「羽幌」にある私のお気に入りの宿です。
●ライダーズハウス
ライダーのための安宿です。
シュラフを持参する必要がありますので、キャンプする予定の方が雨に降られた場合などに利用するといいでしょう。
ライダーハウスの紹介はここです。
2.持って行くと便利なもの
●昭文社の「ツーリングマップル北海道」
ライダーには有難い大きさです。そしてライダー向け情報が記載されているのが他のマップとの違いです。車用のマップは大きいサイズですから、停車しているときは見やすいですが、逆に停車しないと見られません。また、オフロードの識別もなく、ハーレーが不得意とするジャリやダート道が分かる必要があります。それがツーリングマップルのメリットです。タンクにマップルを乗せられるケースもあると便利でしょう。私がツーリング時に使っているやつです。これがないと、走行中にマップを見られませんね。その時は停車してから見ましょう。
2004年春に改訂版が発売されましたので、最新版を持っていきましょう。
●「とほ宿」の本
この「とほ宿」はお勧めです。必ず北海道には持参するといいです。もし雨の時、普通の旅館は高いですが、とほ宿なら気楽に泊まれます。とほ宿のホームページに、購入先が紹介されています。
●プライベート用名刺
現地で出会った人に渡すと、あとで連絡が付けられます。名前、e−mailアドレスと携帯電話の番号程度でOKです。住所は盗難防止の観点から、あまり名刺には入れないようにしましょう。
●情報メモ
HDJのサイトを見て、道内および東北(経由地)にあるハーレーのショップ住所、電話番号、定休日などをメモしておき、持参しましょう。また、乗船予定の無いフェリーなども予定変更に備えてメモしておきましょう。
3.北海道に限らず持参していると便利なもの
●チューブ
チューブ式タイヤの方は是非ショップでチューブを買っておいてください。パンクしたときに救われます。北海道内ではハーレーのショップが少なく、単なるパンクでも大事態になります。ガソリンスタンドではハーレーのパンク修理を行って貰えません。しかし、チューブを持っていれば交換ですみますので、やって貰える可能性が高くなります。必ずご持参ください。なお、これは北海道に限ったことではありませんので、普段から持参されることをご提案します。
●はりがね、ガムテープ、ビニールテープ
●盗難防止用ロック製品(繁華街に宿泊する場合)
●サンダルまたはスニーカー
キャンプ場でも、フェリーの中でも、ブーツでは不便ですし、温泉に行く時にブーツでは格好がつきません。やはりサンダルやスニーカーが便利です。
4.持参するといいキャンプ用品
●テント
●シュラフとマット
●懐中電灯またはヘッドランプ(頭に付けるランプ) 最近はLED式が明るくてお勧め。
●ガス式コンロ
●コッヘル
●少量のウィスキーなどのお酒とつまみ
地元のコンビニ「セイコーマート」では、サッポロソフト」という瓶入り焼酎をうっています。内地では買えないですから、こんなのを飲んでみては?
●コップ
●簡単なイス
5.ピースサイン
その昔、どこを走っていてもライダー同士がすれ違う時にはピースサインを出したものです。今は雑誌などで、「あなたはピースサインをしますか?」などが取り上げられるようになり、寂しい気がしていました。しかし、ホッカイダーは別世界です。道内を走っていると、あちこちでピースサインを交わすライダーが健在です。いや、その多くは本州から行っている私達なのです。あなたもホッカイダーになったら、遠慮無く「ピース」を出して挨拶しましょう。とてもいい気分です。そして、道内を走る多くのチャリダーを目にしたら、対抗車線でも同じ車線でもピースサインを出してください。追い抜きしたあと、バックミラーでチャリダーがピースを返してくれる姿を見ることができます。
ホッカイダーでは、チャリダーにも徒歩ダーにも「ピース」。お互いに爽やかな気分で旅を続けれられるというものです。
6.ガソリン給油
ホッカイダーとなって走る際に、避けて通れないのが給油です。道内ではスタンドの所在に気をつけましょう。しばらく無い場所もありますし、週末に休みの場合もあります。営業時間が終わってしまい、朝までスタンド付近でキャンプすることになるかも......
ツーリングマップルには、スタンドの場所が明記されているので、場所によっては予め見ておくといいでしょう。「ホクレン」というスタンドは、北海道の農協スタンドのこと。ここで給油すると、ライダーにだけ「旗」をくれます。この旗を付けて走るのが、ホッカイダー流です。旗は地域によって色が違います。毎年3〜4種類ありますので全部集めてみては。
なお、場所によってはハイオクが無いスタンドもあります。そんな時は仕方ないのでレギュラーで我慢。レギュラーでも走りますのでご安心を。
7.動物に注意、夜間走行はダメ
頭では分かっていることですが、北海道には野生の動物が多く生息しています。道東の知床にはヒグマが数百頭いるといいます。ということは、「動物が生きている場所に道路を作った」と考えるべきで、道路に動物が出てくるのではありません。ここでは動物が主役。この主役達をひいてしまうようなことの無い様に。それに、あなたの愛馬も大破することもあります。
エゾ鹿は、とてつもない大きさですから、当たるとどちらも無事ではいられません。ハーレーがエゾ鹿と衝突した場合、大破すると思ってください。
夕方以降は走らないようにコース設定する。夜遅くなってしまったら、原則は走らない!
どうしても走る場合は、細心の注意をしながらですが、エゾ鹿は明かりを見て道路に出てきます。
本当に注意してください。
夜間走行は要注意です!
8.キタキツネには絶対に触らない、生水は飲まない
北海道といえば、キタキツネを思い浮かべますね。実際に走っていると見かけることができます。
私はオンネトー湖付近で午後3時頃に見ましたが、人間をみても逃げないので近づきたくなるものです。
絶対にダメです!!!! キタキツネに触れてはなりません。
なぜなら、キタキツネには恐い寄生虫が宿っています。
その名は「エキノコックス」。聞いたことがある方もいるでしょう。
触れるとこの寄生虫が体内に入ります。
山の中の生水にはエキノコックスが居る場合があります。だから生水は決して飲まないようにしよう。
山の水は煮沸させてから飲みましょう。