ライダーハウスのご紹介

実は何を隠そう、この原稿を書いている時点で私kitaは、ライダーハウスに宿泊したことがありません。
という訳でライダーハウスに昨年(2000年)の夏に宿泊した女性ライダーの感想を公開します。

ライダーハウスって何?
ライダーのために、地元の方々によって運営されている格安の宿です。
この料金は1泊素泊まりで600円〜1000円位という、驚きの金額。これはとりあえず宿の維持費程度にしかなっていないそうです。つまりボランティアみたいなもの。

男女別の相部屋で、基本的に寝袋持参。場所によっては、オーナーが食堂を経営しているところもあり、そこで食事することができる場合もある。
ライダーハウスのルール
・行ったらだれも居ないかもしれませんが、必ず管理者を探して受付をする。
・去る時には、せめて掃除はしておこう。「来た時よりも綺麗に」を合言葉に。
・共同利用の場所なので、深夜まで騒ぐことはやめよう。

ライダーハウスを利用した女性ライダーの感想

私は当初、ずっと「とほ宿」などに泊まるつもりだったんですが、稚内で出で知り合った人と気が合って、一緒にサロマ湖に向かって、結局たどり着けないしということで、途中にあったライダーハウスに泊まることに。これがはじめてのライダーハウスです。一人では入りづらかったんですよね。

でも結局ここが結構いい所だったので、その後も何度か利用する事にしたんです。 
ただし、宿によって全然違いますね。
特徴といえば、利用者は学生やフリーターのような若い人ばかりでしたね。

私はシェラフを持って行きました。一応という感じで、はじめの頃はとほ宿を利用していたので持ってこなくてもよかったかなと思うほどでしたが、旅の後半はとても役に立ちました。

9月9日 紋別大自然ライダーチャリダー共和国
    料金:1000円 (素泊まり)
    風呂:あり
    洗濯:可
    布団:あり(無料)  

隣りが飲食店で、そこのおじさんがやっているらしい。
私が着いたのは21時頃で、次の日は8時すぎに出発してしまったので、確かではないのです。
着くのが遅くなったのは、20kmほど手前(北)にある日の出岬で温泉に入って、興部(おこっぺ)で夕食を食べてから、宿に向かったからです。
着いたときには、もう宴会の真最中でした。そう、ここの駐輪場はちゃんと屋根があって、シャッターを閉めてくれるので、雨なども心配なし!

それで、ここの主のおじさん、いや、もうおじいさんかな?はお酒が好きらしく、人一倍酔っていて、陽気な人でした。9月ということで、北海道ツーリングとしてはちょっと遅い時期なため、この宿で一緒になった人たちは常連さんばかりで、連泊してるおじさんにバイトを紹介してもらっている人もいました。

男女別部屋で、私が泊まった部屋は、男性の部屋と建物が違いすぐ隣りでした。部屋は広く、6畳くらいの
部屋と8畳くらいの部屋がつながっていて、そのほかに隣りに、8畳くらいの部屋がありました。トイレも水道も洗濯機もありました。男部屋は見てないのでわかりませんが・・・。

9月11日 大阪屋食堂(名寄)
    料金:無料 ただし、この食堂にて食事をとること → 定食で800円くらい
    風呂:なし。歩いて6〜7分のところに銭湯あり(360円?かな)
    洗濯:不可
    布団:なし

またまたここに着いたのは、19時ごろでした。
着いた時には、ちょうどみんな夕食を食べていました。夫婦でやっている食堂で、なんか新聞にも載ったことがあるらしい。ジンギスカンとかそばとか、メニューは色々。

でもなんか、おじさんが「○○○でいい?」みたいに勢い良く聞くので、選べずに、おとなしく「はい・・・。」と言うような感じでした。味は、まあまあってとこですかね。

ここはほんと部屋を貸してくれる、って感じで部屋にはテーブルがあるだけ。隣りの男部屋は、写りの悪いテレビもありました。

私が泊まった日は、女は私ひとりだけ。でも、ほかの男の人たちと銭湯にいって、帰りにコンビニでお酒を買って、夜、一緒に飲みながらいろんな話をしました。みんなで自分のヘルメット磨いたりと、結構楽しかったです。

9月12日 PRIDO(プライド)
    料金:1000円(素泊まり)
    風呂:なし 歩いて5分くらいのところの銭湯あり
    布団:貸してくれる(たぶん有料)
    洗濯:不可 歩いて10分くらいのところにコインランドリーあり

ここの宿主は、近くに住んでいる人で、このライダーハウスは一軒まるまる使えます。
2階建てで、1階は10畳くらいの広い部屋と、洗面台、トイレで、2階は6畳ほどの部屋がつながっていて、あと隣にもう一部屋6畳間があり、わたしはまた一人でこの部屋に泊まりました。

宿に入る前に、近くで食事をしてからはいりました。近くにコンビニもあります。
この宿でも、一緒になった人と情報交換をしました。私は次の日に、函館に泊まる予定だったのですが、函館に2軒あるライダーハウスについて教わりました。その宿で一緒になった人はこの2軒とも利用していて、その結果、来夢来夢を使う事に決めて、次の日は出発しました。

翌朝は、7時ごろ出発しました。私の旅のなかでは一番の早起きでした。
ライダーハウスだと、なんだか早朝でも遠慮なく出発できる気がします。朝食の時間とか気にしないで済むし。そう、この日は長旅でした。だからこそ、こんなに早く(そんなに早くないか?)出発したのです。

千歳から支笏湖まわりで札幌に出て、時計台を見て、小樽へ。三角市場で魚介類などをお土産に送って、市場で三色丼を食べ、小樽運河を見て、ちょっと遠回りして洞爺湖・有珠山を見て、あとはひたすら海沿いの5号線を走り、長万部・八雲・森・函館と400km以上走りました。

9月13日 来夢来人(ライムライト)
    料金:1000円(素泊まり)
    風呂:なし 目の前に銭湯あり
    布団:あり(無料) 着いたらもう敷いてありました
    洗濯:不可 歩いて7・8分のところにコインランドリーあり
    夕食:希望すれば、焼き魚定食などあり

私は18時過ぎに到着しました。
オーナーは30代くらいの人でした。着くと函館の観光マップのコピーをくれ、観光スポットを教えてくれました。
「見て欲しい」らしいです。やっぱりちょっと変わっている人かも?!

私も結局荷物を置いて、出発。 函館山も教会も、チャ-ミーグリーンの坂もほとんど見ました。
私はこの夜、ほとんど寝ずに夜中の3時の青森行きのフェリーに乗りました。

結局、ライダーハウスもなかなか良かったですよ。
それぞれのオーナーは変わった人が多いのが印象的でしたね。
でもそれが、そんないろいろなオーナーに知り合えるってのが、楽しかったです。どこの宿でも、一緒になる人がほとんどライダーなので(たまにチャリダー、徒歩の人)、いろんな話が聞けました。
とほ宿よりもライダーに知り合える機会が非常に高い!!私はとりあえず、悪い人なんかには会わなかったです。

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