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愛知県在住のローライダー乗り Kompさんが2005年7月のホッカイダー ツーレポを送っていただきましたのでご紹介します。Kompさんありがとう。


5回目の北海道への旅

直前に車検を受けて完璧な状態でと考えていたのですが、"某事情"により出発までに間に合わないことに・・・
04LowRiderをお借りして出掛けるという事態となりました(-_-;
デイトナ94db スリップオン付き。

【出発】
21:00に出発。雨も降らず気温も高くなく快適なナイトツー。
途中2回の休憩をとり0:00前に敦賀新港に到着。
バイクは他に6台。0:45には乗船を完了。
ハンドルロックとギア1速へ。しっかり取り付けた荷物も全部下ろして網棚へ。
1:30出港 19時間は船の上。

【到着】
苫小牧東港に近づくとアナウンス。天候は曇り・気温は15℃とのこと。
20:30到着。フェリーを振り返ることもなくライダーはそれぞれの方向へ。
私は20kmほど離れた苫小牧市のホテルへ。
今年は革ジャンでなくジャケットで来たが北海道の夜の走行は寒い。

【1日目】
目が覚めると自動車が濡れた道を走る音。夜中に雨が降ったよう。
天気予報はいい方向。通勤時間帯が終わり路面が乾燥しはじめたところでいざスタート。
36号で千歳・恵庭と札幌方面、途中から道央自動車道へ。快調にと思ったらガス少なし。
砂川SAまではもたないと判断し岩見沢で下りることに。
日本一長い直線道路12号をのんびり流す。

そうは言っても今日は道北・美深がキャンプ地。
距離はあるので深川からまた自動車道へ。終点の士別剣淵。
40号で街を通りぬけ美深に到着。
道の駅裏へ回ってみると・・まさにアイランド。
サイトに乗り入れが出来る綺麗なキャンプ場。
ライダーは4人ほど。あとは車でのキャンパー。
すぐ前には温泉。食事もできます。
チョウザメが有名と言うことで、チョウザメ丼食べる。味は・・?

夜は結構冷えました。

【2日目】
天気晴れ。今日は知床まで一気に向かう。
このあたりが北海道計画で難しいところ。
距離の感覚が実にわかりにくい。
少し戻って名寄から239号で興部。オホーツク海側へ向かう。
天北峠を越えるとだんだん冷えてくる。どんより曇り空。
オホーツク国道を走ると歯が鳴りました。ひたすら寒し。
気温は15℃といったところ。

遅めの昼食をサロマ湖道の駅で。当然ホタテづくしでいく。
網走を越えたあたりでまた青空が少し。
斜里町334号に入ると、ここから先は記憶にも残るお気に入りの道。
ハイペースで快適に走行。一気に知床峠まで走りました。
天気は曇りながら、羅臼岳は今年も姿を見せてくれた。
・・・あみさん。何処かですれ違いましたか?(^_^;

羅臼側へ少し下りるとすぐに霧の中。視界は50mほど。今度は体が震えてきた。
羅臼温泉野営場に到着。羅臼の街へ買い出しに出掛けておいて
食事は後回しで冷え切った体を熊ノ湯へ。やはり熱い。
最初は10秒と入ってられない。

【3日目】
この日がメインのはずでした。だから予定のコースはいっさいなし。
しかし羅臼を離れるとまもなく雨が降り始めカッパ着込む。
ここは雨か寒い記憶しかないですねぇ…。すっかり寂しいイメージの道に。
気温は10℃なり。こうなると先を急ぐ。途中から野付国道に入り開陽台方面へ。
霧で見えない開陽台はパスして養老牛。
ここを右折して清里峠へ。裏摩周湖展望台。見えない摩周湖を初めて見た・・。
そして神の子池を目指す。かなりのデコボコ道。
石もたくさんありますから慎重に。ローライダーは見事に腹を擦るでしょうね。
391号を弟子屈に向かう。野上峠を越えるとさっそく硫黄の匂いが。
川湯温泉駅のお店のビーフシチューは美味。

また雨が降ってきた。毎回泊まっているホテルへ早めのチェックイン。
夜通し雨のもよう。宿は楽チンですねぇ。

【4日目】
しっかり雨の中、カッパを着て出発。この日も特別予定コースなし。
天気はやがて回復するとのことだが、前日見た天気予報を参考に曇りがちな釧路方面へ向かう。
足寄方面は2年続けて走行していたこともあるし・・。
391号で南下。標茶町から274号へ進む。
雨ながらもこの274号はいい雰囲気の中の道でした。
鶴居村に入ると路面が乾いてきた。ここでカッパを脱ぐ。
釧路市湿原展望台より釧路湿原を眺めた。今まで天候に恵まれず今回が初めて。
昼は白糠の道の駅でこの豚丼。

ここから帯広までの38号は交通量も多く距離も長いため
ひたすら走り続けるが疲れどころでもあり。
今日はアバウトに決めていた航空公園のキャンプ場を目指す。
帯広から北へ向かい上士幌へ。再び路面は濡れてきた。
キャンプ場。芝は綺麗だが雨でしっかり濡れてた。
テントは3つほど。無料だがとても寂しい雰囲気だったので
戻って帯広でホテル泊を考えたが疲れもありここでテントを張ることに。

本日途中の給油で25km/Lを達成。リザーブに切り替えたのは407km走行の時でした。


【5日目】
朝。また夜には雨が降った模様。
雨上がり、少しずつ乾燥させながら撤収。
本日のキャンプ地は沙流川キャンプ場と決めている。
ここからなら70〜80kmの距離だが初回以来の三国峠を走りたかった。
旭川−美瑛−富良野−日高のぐるっとコースを決定。
ここまで来るとライダーにもかなり会う。
雨で汚れていないバイクが羨ましい(-"-;
天候晴れ。まさに新緑の糠平国道。
ハーレーではドラスタ400とは比べられないほど快適な走行が楽しめた。
層雲峡では銀河と流星の滝を見て旭川へ。
途中で親指の付け根にチクッと痛みを感じた。刺されたよう。
走行しながらグローブをめくってみると虫が飛んでいった。
ハーフグローブご注意下さい。

中心部をパスして富良野への237号に進む。
しかし暖かくなったのと、ノロノロ走行に体は怠くなってくる。
美瑛の風景はあえてパス。ファーム富田のあの花畑も国道から見るのみとする。
ちなみに白と黄色、少しブルーが見える状態でした。

237号を南下キャンプ場へ向かった。
17:00過ぎに到着。評判通り快適なキャンプ場でした。
近くのひだか高原荘で温泉に入ることができます。
朝は早くからカラスがうるさいか・・

【6日目】
今日は札幌で人に会う予定であったがキャンセルに。
ホテルはとってあるので今宵は札幌泊。日高からならすぐの距離。
のんびりと撤収をする。日差しのあたるキャンプ場はTシャツでちょうどいい温度。
夕張のお店"快速旅團"を目指す。そこで食事と買い物を。
ガスよりも灯油がお勧めだとか・・。
団長さんお勧めの452号を北上して桂沢湖へ。快適なワインディング。
再び岩見沢へ出て長沼町−札幌へ。
札幌市内での駐車は不安なところですが、地下・屋内駐車場をもつところを探しました。
安心して宿泊できます。すすきのへぶらり。

出来れば札幌の街は避けたいところ。せっかくの北海道気分もやや興ざめします。
ここは冬でも簡単に来ることできますから。

【7日目】
最終日。出港までたっぷりの時間は札幌から西を目指す。
円山公園そばの北海道神宮に寄ってから5号で小樽方面へ。
小樽運河は何回も見ているのでパス。さらに西へ向かい余市から積丹半島をカットした。
仁木あたりではちょうどサクランボ狩りがシーズンをむかえてました。
岩内で少し遅い昼食。迷わず生うに丼を食べる。上天気で少し暑いくらいの陽気。
食後はニセコパノラマラインでニセコ町へ。
ここは岩内へ向かう方のが景色を楽しめます。
まもなく羊蹄山が姿を現せる。このあたりも北海道でのお気に入りコース。
留寿都で230に出て276号で支笏湖へ向かう。支笏国道は快適でした。
このあたりにくると雲が多くなり久し振りに冷えてきた。
苫小牧への樽前国道は舗装工事中。路面が白くなるほどの土埃。
雨だと泥だらけ間違いなし・・

23:50がフェリーの出港時間。
締めくくりは去年と同じく苫小牧東港のさらに東。
鵡川の道の駅でのんびり過ごすことに決めていた。
なんとか明るいうちに到着。温泉にゆっくり入って食事をして。
21時過ぎに港へ向かう。10kmほどだが北海道最後の走り。
メーターを見ると約2000kmの旅でした。

敦賀行きにはバイクが14台。ハーレーのサイドカーも4台。

【帰還】
敦賀港の気温は26℃天候は雨とのこと 
福井沖ではカミナリがなるほどの雨。大雨警報も。
20:15 到着 港へ着くと雨も上がっている様子。
最後でまたカッパ・・は免れた。23:00自宅着。

久し振りに静かなハーレーを堪能しました。
排気音<エンジンノイズ。エンジンが軽く回るように感じました。
また、荷物を積んでのハイペース走行、路面によってはリアサスの
物足りなさを感じました。
ガソリンは札幌近郊なら128円ほど。離れるにつれ130〜140円台に。
フラッグをもらえるホクレンでは1回も入れず。全体に高めです。
ライダーは去年同時期よりも会いましたがまだまだ少ないのでしょう。

見慣れた風景も増えてきましたが、今年もまた来たという満足感いっぱいの旅。
また来年。今度はパワーアップしたLowRiderで!

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