Home日帰りの旅目次 >伊東温泉・七福神巡りと伊東消防の出初め式

伊東温泉・七福神巡り 2013

正月に伊東温泉の格安温泉ホテル・伊東園ホテルに泊まって七福神巡りをするようになって数年経つ。
正月明けに伊東園に泊まるのだが、このホテルは開場以来、土日に関わらず一泊7800円という価格を守り続けている。

経営のたち行かなくなった大ホテルを買収し、合理化してこの価格を保つのは努力が必要で、開業時はバイキング食堂のアルコール類が結構高かったのが、最近は飲み放題で無料となったのはご同慶の至り。

熱海発の電車は Resort 21

東海道線の普通列車は、大船から熱海までおよそ1時間ほどかかる。

熱海発の伊豆急線は、近年東急車輌のステンレス電車が多くなったが、この日は Resot 21 の電車が使われており、かなり空いていたので先頭車両に乗ることが出来た。
先頭車両はひな壇の座席で、運転席と客席との間仕切りが低く、運転している様子と景色が一体になっているので、子どもでなくとも興奮する。何だか伊東駅で降りるのがもったいないような気持ちがした。

(Resort 21 の運転席)
Resort 21 の運転席


伊東温泉・七福神巡りの概要

七福神巡りには伊東駅前の観光案内所で七福神巡りのパンフレットをもらうと、中にお寺や神社の説明、祀ってある七福神の説明があり、地図でもだいたいの場所が判るの便利だが、伊東市街地の地図を別にもらうとさらに好都合だ。

(七福神めぐりパンフレット)
七福神めぐり


七福神巡りは、伊東市の郊外の荻にある林泉寺以外は徒歩でお参りが可能。
林泉寺は路線バスが30分に一本の割合で通っているので、バスの時間を注意していれば利用可能。往復1時間ほど掛ければお参りできる。

今回は、一部バス、一部タクシーという方法で、途中昼食を交えて、午前10時過ぎから午後3時までかかってお参りした。

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松月院の弁天様

一番目のお寺は伊東駅に近い松月院。松月院は徒歩でお参りする。

場所は伊東駅の背後にある山の中腹にあり、伊東駅を左手に見て宇佐見方向に戻り、ガードを山側にくぐり、最初の交差点を右折した先にある。
10分程度の緩い坂道なのでさほど負担はない。

(松月院本堂)
(新弁天堂)
(弁財天)
松月院本堂
新弁天堂
弁財天

山門があって、本堂があって、本堂の左手に弁天堂があって、その中に弁天様が鎮座している。
2012年に弁天堂が改築され、中の弁天様も化粧直しされたそうで、弁天堂の格子戸から写真を撮らせてもらった。ふくよかな、美しいお顔だった。

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長光寺の大黒天

伊東駅に戻り、長光寺に向かうことにして、荻にある林泉寺へのバス便を調べる。
30分おきのバスだが、中途半端なので、長光寺にはタクシーで上り、タクシーに待っていてもらって、伊東駅に戻らずに、バスの途中乗車で西小学校前まで運んでもらえば何とかなりそうだと考えた。

長光寺は参道の石段が急坂で長いので、墓地の方から入ってもらう。

(長光寺の七面堂)
(大黒様)
長光寺の七面堂
大黒様

運転手さんは七福神巡りに慣れていないのか、大黒様の祀ってある七面堂の前を素通りして本堂まで行ってしまい、七面堂に走って戻り、どうにかスタンプは押したが、中に入る時間が無さそうなのでお堂の外からお参りして、西小学校のバス停に急いだ。
(大黒様の写真は以前に撮った写真を掲げます。)

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林泉寺の福禄寿

林泉寺の近くを通る東海バスは、「十足(とおたり)」行きか「かどの球場」行きで、西小学校の前を通り、伊東市郊外に出て「荻」のバス停に停車する。
林泉寺は荻のバス停から数分の場所にある。

話はやや逸れるのだが、伊東市は日本郵便の「赤丸ポスト」が多い。
古い街並みが保存され、従って赤丸ポストも多いのだが、西小学校の前にある赤丸ポストは前回の伊東訪問でも写真に収めたのだが、今回は東海バスと共に撮ってみたのがこの写真。

(かどの球場行きバスと赤丸ポスト)
かどの球場行きバスと赤丸ポスト


バスに乗って直ぐの反対側に別の赤丸ポストが見えたが写真は撮れなかった。丁度桜木町のバス停のあたりだろうか?。

20分ほどで荻のバス停で、下りると林泉寺の本堂の屋根が見える。
本堂の前まで行くと、立派な藤棚の奥に本堂がある。
福禄寿は本堂に入って左側。

(林泉寺の本堂)
(林泉寺の福禄寿)
林泉寺の本堂
林泉寺の福禄寿

早めにバス停に戻れば、先ほどの東海バスがかどの球場から折り返して伊東駅に向かうので、そのバスをつかまえること出来るとバス停に戻ってみたら20分ほど時間があったので、伊東駅行きのバス停際にある「山神社」のムクの木の群落や伊東市の名木に指定されている杉の巨木などを仰ぎ見て過ごした。

(山神社の鳥居)
(杉の木とムクの木)
山神社の鳥居
杉の木とムクの木

伊東駅に戻るバスもおよそ20分ほどで駅前に着く。

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昼食は江戸屋

昼食は例によって江戸屋。駅前のこのパン屋さんは富士宮に本店があるのだが、ランチが美味しく、店頭のパンを持ち込んでカフェ側で食べることも出来るので、大層人気があり、昼時には人があふれている。

(ランチの看板)
(日替わりランチ\850)
(調理パン+グラスビール\800)
ランチの看板
日替わりランチ\850
調理パン+グラスビール\800

また、店内には棟方志功の絵や串田孫一のイラストなどが飾られていてとても楽しい。

(串田孫一のイラスト)
串田孫一のイラスト


江戸屋を出て駅前のコインロッカーから荷物を取り出し、伊東園ホテル・松川館に向かう。
ホテルにチェックインして荷物を置き、さらに七福神巡りを続ければ、最後の新井神社のお参りを終えて直接ホテルに戻ることが出来る。

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最誓寺の寿老神

伊東園ホテルから最誓寺までは、松川を渡り、暖香園の前を通って10分ほど。

(最誓寺の本堂)
(最誓寺の寿老神)
最誓寺の本堂
最誓寺の寿老神

寿老人の木彫像は本堂左側の庫裏の玄関から入った本堂脇の座敷にある。
お参りを済ますと、次は、東林寺の布袋様。

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葛見神社の大クスノキ

東林寺までの歩く間に葛見神社で大クスノキに再会する。

(葛見神社の大クスノキ)
葛見神社の大クスノキ


葛見神社の大クスノキは樹齢約1000年。目通り約20メートルで、昭和8年に国の天然記念物に指定された。
この名巨木に会うことは、伊東七福神巡りの別の楽しみで、樹勢はまだまだ健在だった。

東林寺の布袋尊

葛見神社の向かって右側の道をたどると、6〜7分で東林寺の山門が見える。

東林寺は伊東市の瓶山を背にして建っており、曽我の兄弟の首塚や河津三郎の墓などがある。

(東林寺の山門)
(布袋尊のお堂)
東林寺の山門
布袋尊のお堂

東林寺の布袋尊は本堂の右側にあるお堂に祀られているが、中の布袋尊像を拝見することは出来ない。

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仏現寺の毘沙門天王

来た道を引き返し、葛見神社の前を直進すると、道は坂道になり杉山製茶というぐり茶の工場があり、更に左側に同本社があり、やがて国道に出る。

国道を右手に折れ、坂を上ると物見ヶ丘公園があって、ガラス張りの伊東市役所である。
仏現寺はこの伊東市役所の向こう側で、立派な山門がある。

葛見神社から仏現寺まで徒歩約20分だが、この日は国道で運良くタクシーの空車を見つけたので乗車し、仏現寺でお参りする間待っていてもらってその次の新井神社まで乗せてもらった。

(仏現寺の本堂)
(仏現寺の扁額)
(本堂内部の様子)
仏現寺の本堂
仏現寺の扁額
本堂内部の様子

(仏現寺の毘沙門天王)
仏現寺の毘沙門天王


仏現寺の本堂は立派な本堂で、七福神巡りの最中もいつも何人かが本堂にお参りしている。
本堂に入って左側の内陣の奥に大きな毘沙門天王が周囲を睥睨している。
また、この毘沙門天王の足元にも光った目を持った木彫の像がある。

仏現寺でこの毘沙門様にお会いするのも伊東七福神巡りの楽しみの一つ。

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新井神社

待っていてもらったタクシーに乗って新井神社へ行く。
仏現寺脇の急坂を下り、古い住宅地を通ると新井神社の石段の下に着く。10分と掛からない。

結構急な石段で、中程に社務所があり、その上の段に本殿がある。

(新井神社の本殿)
(境内から伊東漁港を見る)
新井神社の本殿
境内から伊東漁港を見る

祭神は蛭子神、諏訪神、八幡神の合祀で、新井神社は大漁の神とも呼ばれているとのこと。
目の下に伊東漁港がある。

新井の赤丸ポスト

タクシーで来る途中に目にとまった赤丸ポストは、八百屋の店先に取り込まれていて、八百屋の中ではご老人が世間話をしていた。

(八百屋に取り込まれた赤丸ポスト)
八百屋に取り込まれた赤丸ポスト


ここからは、共同浴場の「恵比寿あらいの湯」も近いので一風呂浴びてゆっくりホテルに戻ることも考えたが、あらいの湯脇のバス停「魚市場」で伊東駅行きのバスの時刻を調べたら数分の内にバスが来ることが分かりあらいの湯はあきらめた。

(あらいの湯のシンボル恵比寿~)
(バス停魚市場に来た東海バス)
あらいの湯のシンボル恵比寿~
バス停魚市場に来た東海バス

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伊東温泉七福神のスタンプ

各寺社で押したスタンプは下記の通り。

(松月院の弁財天)
(長光寺の大黒天神)
(林泉寺の福禄寿)
松月院の弁財天
長光寺の大黒天神
林泉寺の福禄寿

(最誓寺の寿老神)
(東林寺の布袋尊)
(仏現寺の毘沙門天王)
(新井神社の恵比寿神)
最誓寺の寿老神
東林寺の布袋尊
仏現寺の毘沙門天
新井神社の恵比寿神

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伊東市消防本部の出初め式で松川の一斉放水

伊東駅行き東海バスが松川の大川橋にさしかかったところ、人出が多くなり、右手の藤の広場で数多くの消防車が結集している。
出初め式に違いないとあわててバスの停車ボタンを押して橋の上に戻ると、出初め式の最後の行事の「松川の一斉放水」の準備中で、15隊の準備が整うと一斉放水が始まった。

(準備完了した隊は旗を掲げる)
準備完了した隊は旗を掲げる


(一斉放水)
一斉放水

一斉放水は壮観で、橋の上まで松川の飛沫が飛んできて、また、太陽の光の具合で虹が立ち上るなど結構な行事を見物することが出来たと嬉しかった。

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伊東園ホテル松川館

大川橋から伊東園ホテル松川館までは徒歩で6〜7分で、途中伊東園ホテル(第一号店)の前などを通る。

(伊東園ホテル松川館)
(ロビーとフロント)
伊東園ホテル松川館
ロビーとフロント

部屋に戻って一息入れてから浴場に行く。

この時間帯(14:00〜24:00)は、男性が「福寿の湯」と「野天岩風呂」、女性が「末広の湯」と「龍神の湯(露天風呂)」。
もう一つの時間帯(5:00〜11:00)はこの逆となるので、一泊すればどちらの組み合わせのお風呂にも入ることが出来る。
これらの浴場は場所がややこしく、一部は修善寺街道を地下道で越えた松川寄りにあるのだが、説明は割愛し、写真のみを掲げる。

福寿の湯(檜風呂)

(福寿の湯(檜風呂)の脱衣場)
(福寿の湯(檜風呂)の浴槽)
福寿の湯の脱衣場
福寿の湯の浴槽

野天岩風呂

(野天岩風呂の脱衣場)
(野天岩風呂)
野天岩風呂の脱衣場
ロビーとフロント

龍神の湯(露天風呂)

(龍神の湯(露天風呂)の脱衣場)
(龍神の湯(露天風呂)の浴槽)
龍神の湯(露天風呂)の脱衣場
龍神の湯

(なお、同じ場所のあり脱衣場を共有する末広の湯(内湯)は湯気が多く撮影出来なかった。)

いずれのお風呂もアルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性高温泉)で、ぬるめの肌に優しいお湯の掛け流しで、地下にあって、場所がややこしい以外は満足のいくお風呂だった。

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伊東園ホテル 松川館の夕食

伊東園ホテルは、ほとんどどのホテルでも、一泊二食付きで¥7800、食事の形式は大食堂でバイキング。
食材や調理方法は各ホテルで若干異なるが、和洋中華など共通部分も多い。

この松川館でも同じスタイルだったが、食堂の席は十分あったので、席を決めてから食事の準備にかかった。
食堂の規模と設備は、他の伊東園(伊東地区)よりやや豪華という印象。

(一斉放水)
一斉放水

といっても、好きな食材を取るにはそれなりに並ばなければならないので、家人と別ルートで二人前ずつ取って、席に戻って分け合うこととし、時間短縮をはかった。
その結果が下の写真。
この他に、ちらし寿司、飲み放題の生ビール各1グラスとデザート。

(席に戻ったバイキングのトレイ1)
(席に戻ったバイキングのトレイ2)
(席に戻ったバイキングのトレイ3)
席に戻ったバイキングのトレイ1
席に戻ったバイキングのトレイ2
席に戻ったバイキングのトレイ3

(デザート1)
(デザート2)
デザート
デザート


隣席の人がたまたま福寿の湯の檜風呂に入っていた人で、浴槽の写真のモデルになってくれた人なので、話に花が咲き、趣味で湯巡りのホームページを開設していることを得々と話したが、先方は、定年退職したばかりで、これからどのような趣味をもって生きるか模索中とのこと。

部屋に戻って、敷いてあった布団に入り、8時半頃には寝入ってしまった。

第2日目

お湯かけ七福神

日帰りの旅に二日目もおかしいが、朝湯に入り、バイキングの朝食を摂って、伊東駅に向かった。

この項の過去にも一度報告したが、伊東にはお湯かけ七福神という別の七福~が湯の花通りにあり、スタンプラリーの紙にスタンプを押すとスッテッカーがもらえる。
以下の写真はスタンプラリーの案内書の順に並べたお湯掛け七福神の石像。

(毘沙門天)
(布袋尊)
(寿老人)
毘沙門天
布袋尊
寿老人

(弁財天)
(恵比寿)
(大黒天)
(福禄寿)
弁財天
恵比寿
大黒天
福禄寿

ということで、七福神に深く浸った正月の発旅でした。
伊東駅が始発の特急踊り子号は空いており、快適に大船駅まで戻ることが出来た。

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(若干の情報)

場所電話
江戸屋伊東店
0557-37-4647
伊東園ホテル松川館
0557-37-3100
お湯かけ七福神
 


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