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蓮着寺と伊東の共同浴場再訪 08


2008年夏の旅行は、同年5月に入院して手術した前立腺肥大のリハビリが長引き、2回も切符や宿をキャンセルした。
体力回復の自信をつけるため、伊東温泉一泊の旅と伊東の共同浴場再訪を企画した。

旅館は電話を掛けまくってようやく「緑風園」が取れた。

さて、目玉を何にするかいろいろ考えたが、富戸の蓮着寺が良いと思いついた。
現役時代には、伊豆高原荘という会社の施設が利用できて何度となく足を運んだお寺だがこれは二十数年も前の話である。

(蓮着寺本堂)
蓮着寺本堂


● 蓮着寺へ

蓮着寺へ行くには、伊東駅から伊豆海洋公園行きバスに乗るか、伊豆高原駅から伊豆海洋公園行きのバスに乗るかのどちらかが便利。

今回は伊豆高原まで足を延ばした。
バスは約10分で蓮着寺前。
バス停からすぐにダイビングスクールのフェンスに沿って蓮着寺の入り口に着く。
二十数年前のダイビングスクールは大きな施設が無かったが、今はフェンスを張り巡らし大きな音を出してFM放送を流しっぱなしにしていた。

(蓮着寺)
(本堂の扁額)
蓮着寺
本堂の扁額

境内には山門が無く急な石段を登れば目の前に本堂がそびえる。
風雪に耐える本堂に感心するが、本堂に向かって右側にある、樹齢千年を越えるというヤマモモの木には感動を覚える。

(樹齢千年を越えるヤマモモ)
樹齢千年を越えるヤマモモ

他に、ボケ封じの三十番神のお堂があり、境内から遊歩道を奥の院方面に行くと俎岩(まないたいわ)などを見ることが出来る。

(三十番神のお堂)
(俎岩(まないたいわ))
三十番神
俎岩(まないたいわ)

ここから八幡野まで、城ヶ崎自然研究路があり、溶岩台地から太平洋を見晴らすことが出来るのだが、今回は伊豆高原駅に戻り伊東温泉を目指した。

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● 伊東での昼食は江戸屋

伊東での昼食はいつも迷う。
駅前や海岸沿いの海鮮料理の他には食指が動く店が少ない。
で、思いついたのが、手作りパンの店の江戸屋。

(江戸屋店先)
江戸屋店先


駅前のやや南伊東側にある老舗のパン店では、店内に結構な喫茶室を持っている。
店頭で購入したパンを持ち込んで飲み物をとるほか、パスタ類やサンドイッチのランチも用意している。

(ミックスサンド \780)
(ナポリタン \890)
ミックスサンド
ナポリタン

スパゲッティ類には美味しいパンが5種類ほど付く。
飲み物とサラダのセット(\350)を追加して完全なランチになる。

喫茶室内はゆったりとしており、棟方志功の肉筆画が飾られていたりする。
また、お盆や他の器は串田孫一の絵が使われている。

(喫茶室の様子)
(串田孫一の絵が食器に・・・)
喫茶室の様子
串田孫一の絵が食器に・・・

食事を楽しんだ後、共同浴場巡りの最初はあらいの湯。

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● 恵比寿あらいの湯

あらいの湯は伊東の共同浴場の中では開場時間が午前11時と一番早い。
駅前から新井行きのバスがつかまり労せずにあらいの湯の前に着いた。

(恵比寿あらいの湯)
(あらいの湯の浴槽)
(あらいの湯の脱衣室)
あらいの湯
あらいの湯の浴槽
あらいの湯の脱衣室

あらいの湯は伊東漁港に面した建物で、番台があり、広い脱衣場があり、浴室には浴槽一つが中央にあるというシンプルな配置で昭和30年代の銭湯のおもむき。
適温の無味、無臭、無色透明のお湯が汗の出た身体をさっぱりさせてくれた。

あらいの湯を出てから、適当なバスがないので湯川まで歩くことにした。

● 伊東オレンジビーチ

漁港で釣りをしている人を見た後、海岸で海水浴の客を写真に納めた。
今年は不況の始まりで、伊東のような近場の海水浴場は満員とのこと。

(伊東オレンジビーチ)
(伊東オレンジビーチ2)
伊東オレンジビーチ
伊東オレンジビーチ2

伊東海岸から湯川弁天の湯まではすぐだった。

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● 湯川弁天の湯

(湯川弁天の湯)
(湯川弁天の湯の浴槽)
(弁天様)
湯川弁天の湯
湯川弁天の湯の浴槽
弁天様

湯川弁天の湯は入浴料金が\200になっていた。
従来は\170で、200円になっても安いのだが、経営が苦しいのだろうと思った。
数人入っていた先客に了解をとって浴槽を写した。
お湯はさっぱりとした肌触りで適温。無色透明、無味無臭。

● 緑風園

予約の取れたホテルの緑風園の送迎バスが午後3時に伊東駅を出るとのことなので湯川弁天の湯から駅まで歩いた。

緑風園は松川の右岸にあり、川沿いの桜並木が始まる場所にある。

(緑風園)
(緑風園の内湯)
(緑風園の露天風呂)
緑風園
緑風園の内湯
緑風園の露天風呂

チェックインを済ませ早速一階の温泉に入る。
内湯の外に露天風呂があり、両方とも巨岩を配した立派なお風呂で、お湯はアルカリ性単純泉。
ぬるめのさわやかな温泉で無色透明、無味無臭。

● 小川布袋の湯

家人は疲れたからと昼寝。
一人で小川布袋の湯に向かった。
緑風園の近くにある岡布袋の湯は火曜日で休業。

(小川布袋の湯)
(小川布袋の湯の浴槽)
(小川布袋の湯の布袋様)
小川布袋の湯
小川布袋の湯の浴槽
布袋様

小川布袋の湯はアパート風の建物の一階部分。
入浴料金が\220 → \250に上がっていた。
お湯はさっぱりとした単純泉で近くから出ているらしい。

脱衣場に二階のアパートの入居者募集の張り紙があり、六畳と台所で家賃が月¥20,000とあった。
布袋の湯に対する優待措置があるとか?。

(個別の共同浴場の詳細は当ページの 「全国共同浴場」を参照してください。)


緑風園に戻る時は夕暮れが迫っていたが、歩いていると汗が止まらなかった。

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● そば処 手打庵

緑風園の予約では夕食無しとなっていたので、日が落ちてから、小川布袋の湯に行くとき見ておいた「そば処 手打庵」に入った。
いわゆる町のそば屋だがソバは美味しかった。

(手打庵)
(冷やしきつね)
(湯桶)
手打庵
冷やしきつね
湯桶

ビールと天ぷらと、ひろさんは冷やしたぬき、家人は冷やしきつねを注文した。

リハビリ中の身にはこんなところが無難という線をねらっての注文。
ホテルが食事処が満員で素泊まりにして欲しいという要求とこちらの状況が一致したので、この旅行も一興か?
湯桶読みの湯桶を写真に納めた。

● 第二日目

朝松川沿いを散歩した。海岸までおよそ30分。
4月の桜並木は緑と蝉時雨の桜並木の変わっていた。

(松川の桜並木)
(アオサギ)
松川の桜並木
アオサギ

朝食は緑風園で出た。

朝食後、伊東駅から帰宅した。
午前中の帰宅も悪くはない。

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