第6話 |
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のどかな昼休みのはずであった。
階下では食事をする者、おしゃべりに講ずる者、五時間目の宿題を片付ける者など日常的な学生生活が勤められていた。
だがこの空間は違った。
寒風吹きすさぶ中、集まったナイトウィザード――戦う定めを背負いし者達。
その剣は誰を守り、その力は何を求めるのか。
この星の全ての愛しきものたちのため、魔法使いよ、夜を駆け抜けろ!
シーン6−1 「襲撃者」
[誠]
じゃあ、そろそろ出ていいですかね。
[GM]
OK
[誠]
ふぁぁぁ。うるさいじゃないですかぁ。と屋上の高い所で目を覚まします。
[全員]
やっぱり寝ているじゃねぇかぁぁぁぁ!!
[誠]
いや、これは朝叩き起こされて、一時間目体育だったから疲れてそのまま(しどろもどろ)。
[光]
授業さぼってフケ寝だぁ!
いままで散々寝てませんとか言っておきながらこの人は・・・。いくら言いつくろっても無駄である。キャラクター的にはおいしいのだが。
[紅神]
寝起き?
[誠]
ハイ。
[紅神]
寝起きはだめだぁぁぁ!
[GM]
凶暴になるんだっけ?
[誠]
あっ・・・(忘れていたらしい)。
うがぁぁぁ、うるせェェェ!!と、グランドキャリヴァーを抜きながら上から襲い掛かります。
[光]
ウィッチブレードで受けます!
[誠]
よけて誰もいないところにガシャーンと剣を突き立てます。
[紅神]
学校を壊すなぁぁ!
誠のPLCはよく校舎に暴力を奮います。
[光]
何々ですかぁ、コレ!
[竜崎]
そのバッジは二年だな。
[紅神]
光! 敵だ!
[光]
えぇぇぇっ!
紅神のPLはよくPC同士を争わせます。
[GM]
「ハイハイハイハイ(手拍子付き)、みんなそのへんにして」
と、桜塚深雪先生が来ます。
ちなみに陰陽師なので結界に入れます。
[紅神]
女の先生? ではシャカシャカシャカと近寄ります。
[竜崎]
これは桜塚先生。
[誠]
一体こんな所に何の用です?
[GM]
いえねぇ、上からものすごい音がしたから見に来たんだけど、あっらぁぁぁ、もしかして君たち・・・、三角関係?
[誠]
そんなわけあるか!
[紅神]
オレは先生一筋ですよ!
[GM]
「あらまあ、あいかわらず強引ね。ところで何かしらそこにあるまるで刀でもつきたてたような傷痕は?」
[誠]
足で一生懸命埋めてごまかす。
[竜崎]
ばれてる、ばれてる。
[GM]
「学校には回復魔法利かないから大切にね。じゃあ」
[紅神]
先生! じゃあそういうことで! とオレも付いていく。
[誠]
行っちゃった・・。えっと光君。そういうわけでよろしく。
[光]
はあ。なんなんですか・・・、コレはいったい・・・。
[紅神]
いや、とりあえずこれで全員会えたということで。
はあ、長かった(嘆息)。
S6−2 「ザ・ボディーガード」
情報交換&0−PHONによる情報収集などを行なう。
とりあえず時間場所などはバラバラだが霊力の強い人間が狙われているらしいことがわかる。
次に狙われそうなのは不明だが被疑者予定リストには瀬田香奈子と芹奈の名前があった。
[竜崎]
勇者はまだ無自覚だし・・・。
[紅神]
よし、担当を分けよう。まず瀬田香奈子は君担当(ビシッ!)
[光]
はい。
[紅神]
学校への送り迎え。当然家までついてく。できたら泊まる。
[光]
ええぇぇぇ!
[全員]
おぉぉぉっ。
[光]
じゃあ、お兄さんも両親も出かけていていないということで(笑)。
[紅神]
君は芹奈担当。
[誠]
ハイ。
[紅神]
で、先生は、男全員。
[全員]
全員!
[竜崎]
いや、それは多いだろう。
[紅神]
大丈夫。男はちょうど15人だ(キッパリ)。
[竜崎]
おおっ!
[GM]
クラス、バラバラなんだが。
[紅神]
だから、全員入れるんだよ、ラグビー部に!(爆笑)
[GM]
入るかぁ!(笑)
[竜崎]
じゃあ、スカウトしたということで。
[GM]
他の部に入っています!
[竜崎]
なら、掛け持ちで。
竜崎のPLCはよく目的の為なら手段を選びません。
[紅神]
勧誘は先生にまかせます。
で、オレは残りの女の子全員と(これが言いたかったらしい)。
[全員]
あんた、女の子に嫌われてるでしょうがぁ!!
S6−3 「THE STAR」
[GM]
じゃあ、放課後、演劇部、光のシーンからです。
[誠・紅神光]
今日はいる。
[竜崎]
ラグビー部はかってに練習させといてこっちで見てます。
[全員]
ヒドイ・・・。
[光]
いっそラグビー部の人たちも演劇に参加してもらったら。
[GM]
いや、あの人数は無理だろ。
[紅神]
いや、舞踏会のシーンで使う!
[全員]
オオッ!
[光]
それでOK。全員エキストラ。
[竜崎]
お前達、今日は練習はなしにして演劇部の助っ人をすることになった。
[GM(部員A)]
「先生、ダンス踊れませ〜ん」
[竜崎]
大丈夫、オレでも踊れる簡単なものだ。
[紅神]
おまえら、合法的に女の子の手を握るチャンスだぞ(こそこそ)
[GM(部員A)]
「よし、みんな演劇部で燃えるぞォ!」
[全員(部員)]
おおぉぉぉ!!
[紅神](継母)
おーほっほっ、シンデレラ、そこが汚れているわよ。まったく愚図なんだからぁ。
ちなみに配役。誠=長女、芹奈=次女、香奈子=王子、竜崎=魔女、光=シンデレラ。
舞踏会ご婦人=ラグビー部の皆さん。その他=演劇部の皆さん。
[GM](香奈子)
「光、とても綺麗よ」
[光]
ううっ・・・。
[紅神](継母)
明日の舞踏会楽しみだわねえ。今度こそ王子様の心をつかんで見せるわ。
[誠(長女)]
本当に楽しみねえ・・・。ってこの役やだ。
[GM]
ははは、では皆さん知覚力ジャッジをしてください。成功した人はわかる。何かが近づいてくる。
そして全員気づく。一緒に練習していた他の生徒が見えない。
[光]
あれ、この感じ・・・。敵!
[誠]
月衣から剣を抜き・・・。
[GM]
ちなみに香奈子と芹奈は消えてない。
[光・誠]
エーっ! 出せない?
[GM](香奈子)
「え、みんな消えちゃった・・・。いったいどうしたの!」
とパニクってます。
[光]
落ち着かせたいんだけど・・・、どうすれば・・・。
[竜崎]
頚動脈をクッとやれば?
[全員]
それは下手したら死ぬ!
[GM]
体育館の入り口に一つの影。
「これは予定外だったな。ウィザードが四人もいるとは。
まあいい。そこにいる2人を渡したまえ。そうすれば君らにはいっさい危害を加えない」
[誠]
ふざけるなっ!!
[光]
香奈子には手を出させない!!
[GM]
香奈子は慌てまくってますがどうする?
[光]
当身食らわせます。
[GM]
OK。
「ほう、交渉決裂のようだな。なら君たちには死んでもらうしかないなあ」
というわけでイニシアンチブ振ってください。
1ラウンド目
移動も戦闘ルールもわかってないから大混乱。
誠・竜崎:移動のみ。
紅神:移動&式神召還。
光:全力移動+イレイズ攻撃(本当はできません)。命中した上に攻撃がクリティカル。攻撃力42。
「さすが勇者だ」
「じゃあ、目の前にいる勇者に反撃」
「さようなら勇者」
「えっと、ファンブル〜(泣)。」
「この勇者、何かの力に守られている!」」
2ラウンド目
マスター、行動ジャッジでファンブルを振る。
竜崎:外れ。
紅神:ヴォーティカルショット命中。攻撃力21。しかもマスター防御力ジャッジでまたもファンブル。いきなり名もない敵ピンチ。
誠:攻撃命中。攻撃力47。かろうじて生きている。
「さあ、勇者、トドメだ!」
「まだだ、まだまだ終わらんよ!」
「イレイズで二回殴りますが」
「・・・クリチャーの性能が数値だけではないことを教えてやる!」
「クリチャーの強さはダイス目だな」
「・・・(泣)」
が勇者スカ×2。名もない敵とりあえず生き延びる。
3ラウンド目
勇者:1回当てるもダメージが奮わず逃す。
式神:式神パンチが敵の首をへし折る。式神強すぎ。この後自爆。
結局名前も名乗らせてもらえないかわいそうな敵であった。
この戦い、GMのファンブル率約50%・・・。
[GM]
爆発した瞬間、黒い矢が香奈子の胸に突き刺さり、消える。
[誠]
消えた? さらわれたのか!
[GM]
違う。矢のほうが体内に消えていっただけ。
[紅神]
ファントムアロー?
[GM]
ちゃうわ。
[紅神]
12時間以内にとかじゃないのか。
じゃあ、傷口を見るために服を・・・。
[全員]
するなっ!
今回から小見出しが着きました。あまり意味がない上、考える時間がもったいない気がしますが。
前後編にわけたのはこういう下らない仕掛けを書いてみたかったから。
うわ、本当にくだらねえ・・・。
やっと四人そろいました・・・。これでようやく六分目というところ。
まじめにセリフけずらないと後一年かかるな・・・。
次回予告
「今日、だれも家にいないの・・・」
少女はうつむきながらそうつぶやいた。
「ま、まだ僕たち未成年・・・」
頬が赤いのは部屋の温度のせいだけではない。
「まずは交換日記から」
錯綜する想い。
「その人は悪くない・・・」
戦場に芽生える愛。
「か、香奈子っ〜〜!!」
少年の絶叫が夜を裂く!
ナイトウィザードリプレイ第七話 「双月舞い降りて」(仮)
嘘は・・・。ちょっとしかついてないよな。ウン。
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