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二つの酒場 シナリオ100のネタ No.001
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街のメインストリート沿いに向かい合うようにして立っている二つの酒場兼宿屋。
そこのマスターはお互いをライバルとして意識している関係だ。
悪質な手などを使わず、ただ料理の腕だけで勝負する潔さに常連となる客は多い。

街の客の大半はこの二つの酒場に取られてしまうため、他の酒場はつぶしあってしまえとか考える強硬派も・・・。
これまでに何度も事件がおきたとしても酒場が存在しているのは「客からの信頼」の高さゆえである。

「白銀の狼亭」
高級料理をとことん安く庶民にも味わってもらう、というのがモットーの店。
どことなく気品ある雰囲気が旅行客などに人気のある理由。
貧乏貴族達がおしのびで通いつめている、という噂も。
宮廷料理を庶民に手の届く価格までにした「王宮きどり」コースは予約制。

「黒翼の鷲亭」
庶民的な料理のレパートリーが豊富な質素なお店。
遠方の地方料理なども数多く、安値で量が多いことから若者に人気がある。
前日の余り食材から作られる「ぶっこみシチュー」は材料から想像できない味。
味の保証は無いとは言っているが味は絶品。激安なため貧乏冒険者には好評とのこと。

忍び寄る毒
「白銀の狼亭」で食中毒が発生した。
最初は他の酒場からの嫌がらせかと考えられていたが、それは街中に広まろうとしていた。
毒の元は肉でも野菜でもなく「水」
(白銀の狼亭では上流の綺麗な水を汲んできて使っていたため最初に発生した。)
原因を確かめるべく上流へと向かっていった先には・・・。

食材を求めて
「黒翼の鷲亭」の主人から珍しい食材を撮ってきて欲しいと依頼された。
しかし「白銀の狼亭」の主人も同じ情報を手に入れていて、別の冒険者を雇っていた。
あちらより先に見つけなくてはならない。

その植物を見つけた時、今まで取って来れなかった理由を知る。
噂を広め、餌をおびき寄せていた食人植物を無事手に入れることはできるだろうか・・・。

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