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八甲田連峰と酸ヶ湯

八甲田に登るには、若干の山登りの心得が必要だ。
八甲田ケーブルの終点から登れば,2時間足らずで八甲田大岳の山頂に立つことが出来るし, 6月下旬から10月上旬までの晴天時ならハイキング気分で登ることが出来るが,それ以外 の場合は,登山に心得のある人の同行が必要だ。

ひろさんは,ここ5〜6年,10月上旬に酸ヶ湯から毛無岱(けなしたい)経由で八甲田山に登っている。

(八甲田山・毛無岱の写真)
毛無岱写真

10月上旬(10月10日を中心とした連休)は,早い年なら酸ヶ湯あたりが紅葉している。

遅い年でも,少し登った毛無岱あたりが紅葉している。

紅葉前線は平地で1日あたり20〜25キロほど南下し,高さで100メートル下ると云われている。

10月上旬に八甲田を目指せばどこかで美しい紅葉にぶつかるチャンスが多く,酸ヶ湯の温泉とセットで探訪することをお勧めしたい。


酸ヶ湯の予約はかなり早くからしなければ ならない。

(紅葉初霜・酸ヶ湯付近の東北大演習林にて)
紅葉初霜 八甲田大岳は,毛無岱からおよそ2時間の行程で,酸ヶ湯からは3時間必要である。
その点ロープウエイ終点から行けば,酸ヶ湯から登るよりかなり楽だ。

ただ,頂上に登るより,毛無岱の展望台で景色を見ている方が快適で,最近では酸ヶ湯と毛無岱の往復だけになってしまった。

例年,4月1日に青森→十和田湖の道路が全線開通する。
5月の連休までは,バスは雪の回廊と呼ばれる「雪の壁」の間を通る。
この時期酸ヶ湯はスキーの拠点である。


6月,八甲田は雪解けと同時に水芭蕉が咲き乱れ,根曲がり竹のタケノコが芽を出す。

夏は,青森のねぶたとセットで旅行の日程を組むと面白いが,青森市内での宿の確保が難しく,青森は団体旅行で占領されてしまう。

冬の八甲田には来たことが無い。


(酸ヶ湯温泉の写真)
酸ヶ湯の写真

酸ヶ湯を一躍有名にしたのは,1994年JR東日本の東北キャンペーンだった。

団体(100人位か)の混浴写真が,国電にでかでかと張り出された。

それ以前も,勿論酸ヶ湯を好く人は多かった。

入り口は別々でも中は混浴の千人風呂は多くのファンを抱えていたが,この写真の,特に頬を真っ赤に染めた外人さん達(三沢基地のアメリカ人とか)は大人気で,それ以後テレビでもたびたび取り上げられる ようになった。

一度は泊まってみたい宿の一つである。



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