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全国秘湯巡り・静岡

伊豆・土肥温泉

第1日目

戸田へ

(菜の花)
菜の花 春の伊豆は暖かい。

2004年の花見は伊豆に決めた。
ところが、3月18日の開花宣言以来寒い日が続き、桜の蕾は固いまま月末を迎えた。
暖かいはずの伊豆も、桜はまだ少し先のようだった。

戸田は西伊豆のとば口。
アクセスは、修善寺からだが、沼津からの船便という手もある。

大船から特急東海1号、伊豆箱根鉄道と乗り継ぐと修善寺駅発9時35分の戸田行き東海バスに間に合う。
バスは修善寺の町中から右折して、達磨山に向かい、戸田峠を経て約50分で戸田に着く。

戸田は、ぐるりと岬に取り囲まれた天然の良港で、幕末には造船が盛んだったとのこと。

壱の湯

着いてすぐに、バス道路を戻って「壱の湯」に向かった。
昭和61年に開発された温泉で、町営の共同浴場。温泉の給湯スタンドもついたユニークな共同浴場だ。

(壱の湯のシンボル)
(飲泉場)
壱の湯のシンボル 飲泉場

(壱の湯)
(壱の湯浴槽)
壱の湯 壱の湯浴槽 壱の湯は脱衣場も浴槽も広く、清潔で快適だった。
入浴料金は300円。


大行寺

壱の湯の脇を川沿いに下ると幕末の日露交渉が行われたという大行寺。
記念碑に
幕府全権 勘定奉行 川路聖謨
露国使節 水師提督 プチャーチン
とある。

(大行寺)
(日露交渉の記念碑)
大行寺 日露交渉の記念碑

戸田での昼食は、夜の魚料理を予想して、普通の食堂の丼類とした。

土肥温泉へ

戸田から土肥へ行く交通機関はバス便か船便。
ホワイトマリン号が沼津から運行されており、今回は20分ほどの船便を楽しんだ。
付近の山は芽吹く寸前で、富士の英姿も間近に見ることが出来た。

(戸田港)
(ホワイトマリン号)
(船上からの富士山)
戸田港 ホワイトマリン号 船上からの富士山

土肥温泉

土肥の歴史は古いという。
温泉宿や民宿も戸田に比べて数が多い。共同浴場も4カ所ある。
船着き場は大沢温泉側の外れで、中心部まで徒歩10分ぐらい。

途中に「屋形温泉共同浴場」があるので、まず入浴となった。
入浴料金400円。

(屋形温泉玄関)
(屋形温泉・全景)
(屋形温泉・浴槽)
屋形温泉玄関 屋形温泉全景 屋形温泉浴槽

屋形温泉共同浴場は砂浜に面している。
脱衣場、浴槽とも程々の広さで、清潔。湯はひろさんにとって適温だが、蛇口では結構熱い。
泉源は何カ所かにあり、その混合泉だが、掛け流しでよくあたたまるお湯だった。

町の中心部方向に歩くと、松林の中に人がゆっくり歩いている。
松原公園の大花時計を取り巻く、花のこみち。

(花時計)
(顔をしかめて)
花時計 顔をしかめて

花のこみちは、いくつかのサイズの石を埋め込み、2メーターほどで別サイズの石の上を歩くように配置され、花時計を裸足で歩いて一周させる仕組み。
途中足の裏のツボの説明などがあるが、ともかく痛い。
石が小さいほど刺激が強い。

泣きながら一周すると何となく足がぽかぽかし、隣接する足湯と共に健康的な遊びで、人気が高かった。

(石(極小))
(石(小))
(石(中))
(石(大))
石(極小) 石(小) 石(中) 石(大)

(人気の足湯1)
(人気の足湯2)
(人気の足湯3)
人気の足湯1 人気の足湯2 人気の足湯3

予約した民宿「つかさ」は、歩いて10分ほどで港に面していた。
チェックインして、タオルを持って飛び出す。
家人は近くの「弁天の湯」。ひろさんは「馬場共同浴場」。
民宿の主は弁天の湯が一番新しく、眺望もよいということで、弁天の湯をしきりに勧めてくれた。

馬場温泉(楠の湯)

馬場温泉は修善寺方面のバス道路を行く。
途中、伊豆水軍土肥高谷城主富谷山城之守の菩提寺という看板があったので清雲寺を尋ねたら、桜が一本満開だった。

(清雲寺本堂)
(満開の桜1)
(満開の桜2)
清雲寺本堂 満開の桜1 満開の桜2

「馬場温泉共同浴場」は安楽寺のくすの木が目印で、安楽寺は土肥温泉発祥の「まぶ湯」に近い。
今は、「楠の湯」と名乗っており、男女浴槽に小さいながら露天風呂がついていた。(入浴料金¥400)

(馬場温泉・楠の湯)
(馬場温泉・浴槽)
(馬場温泉・露天風呂)
馬場温泉外観 馬場温泉・浴槽 馬場温泉・露天風呂

元湯共同浴場

馬場温泉を出て、さらに修善寺方向に向かうと「元湯温泉共同浴場」がある。
ここは土肥温泉の泉源に最も近いとのこと。
入浴券は近所の商店で買ってから入る。(入浴料金¥300)

(元湯温泉・外観)
(元湯温泉・浴槽)
元湯温泉・外観 元湯温泉・浴槽


元湯温泉を出たら、さすがに疲れが出て、民宿に戻るまでに缶ジュースを2本あけた。

漁港で魚釣りをしばらく見て、部屋に戻ったら、名物の夕日が沈む間際だった。

(弁天の湯外観)
弁天の湯 家人は大藪温泉共同浴場・「弁天の湯」に入って来たので感想を聞くと、2階に浴槽があり、やはり「結構なお湯」とのこと。

土肥の共同浴場はお湯もさることながら建物や浴槽もグレードが高いと思った。


夕食は魚づくし。
旅館とやや違って、家庭料理ふうが美味しかった。

(民宿「つかさ」の夕食)
(つかさの浴槽)
つかさの夕食 つかさの浴槽

第2日目

(小土肥の朝)
小土肥の朝 さすがに前夜は風呂にも入らず、部屋に戻ったらすぐに眠くなった。

翌朝、つかさの湯に入った。
3階からの漁港の眺めはすばらしく、漁船が出入りしていた。

朝食前に小土肥地区まで散歩。岬から小土肥を望んで美しい景色が広がった。

朝食後、バスで松崎経由下田へ。

松崎の那賀川に沿って大沢温泉までの約6キロにわたって植えられている見事な桜はほとんど開花していなかった。

下田

下田の春もまだ浅く、4月の上旬が桜の見頃だろうか。
下田の町はコンパクトで、散策はとても楽しい。
折しも開港150年記念で、町に活気があった。

(下田開港150年)
(お吉の墓・宝福寺)
(了仙寺)
下田開港150年 お吉の墓・宝福寺 了仙寺

唐人お吉の墓のある宝福寺や、下田条約が締結されたという了仙寺は大型バスでにぎわっていた。

町の中にも、幕末の遺跡が多く、伊豆急を待つ間はアッというまに過ぎてしまった。


(若干の情報)
場所電話
壱の湯
0558-94-4149
屋形温泉
土肥町観光協会
0558-98-1212
馬場共同浴場
土肥町観光協会
0558-98-1212
元湯温泉共同浴場
土肥町観光協会
0558-98-1212
民宿「つかさ」
0558-98-0346



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