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全国秘湯巡り・秋田

新玉川温泉と乳頭温泉

第1日目 東京→盛岡→八幡平→ 玉川温泉
第2日目 玉川温泉→田沢高原→ 秋田駒ヶ岳 乳頭温泉郷(蟹場温泉)
第3日目  蟹場温泉 →田沢湖→盛岡→東京

第1日目

八幡平行きのバスは6月〜10月の運行。それ以外の 季節は八幡平経由でなく、田沢湖からのバスになる。
盛岡駅から八幡平行きバスは12時02分発
津軽街道を走り、岩手山を迂回して、東八幡平に入る。
路線バスなので東北自動車道は走らないが、集落には 古い建物が有ったりする。

(八幡平・鏡池)
八幡平・鏡池 東八幡平からは、山道。松尾鉱山跡を見ながらどんどん高度を かせぎ、亜高山帯から高山帯へと植物相が変わってゆく。
2時間弱で八幡平。ここは岩手県と秋田県の県境で、秋田側の バスを待つ間に八幡平の山頂を往復するのがよい。
約40分で往復できるが、時間的にきつければ、ほんの少しでも 遊歩道に入ることをお奨めする。

頂上(1613.6 M )といっても、青森とど松の原生林に囲まれた、 木の見晴台があるだけの単なる平地。

青森とど松の原生林に小さな湖沼が点在する。
頂上往復は、ガマ沼側より鏡池側の方が早い。

14時45分発の田沢湖行きに乗ると、八幡平の 西側を下りながら、蒸(ふけ)の湯、大深温泉、後生掛温泉、 大沼温泉と通過して、花輪と田沢湖との分岐点までほぼ30分。
花輪は、十和田湖への道につながり、十和田湖→八幡平 の路線バスもあるが(当ページ青森特集参照)、田沢湖行き は左折して、玉川温泉経由田沢湖に至る。

玉川温泉まで八幡平から約1時間。

玉川温泉

玉川温泉はお湯の強烈さもさることながら、噴気口回りの 岩盤浴が有名。これは、温泉の蒸気で暖められた地面 に、ござを敷きタオルケットにくるまって身体を横たえると 全身が暖まってくるという温浴方法で、ガンが治るという。

(玉川温泉の岩盤浴)
(岩盤浴から戻る人々)
玉川温泉の岩盤浴 岩盤浴から戻る人々

玉川温泉は、浴槽が広く気持ちがよい。
強烈な酸性泉で様々な病気に効くと 云われており、予約は受付とともにすぐ一杯になるとのこと。
ひろさんも2ヶ月前で予約が取れず、99年4月に新装なった新玉川温泉に泊まった。

新玉川温泉

新玉川温泉は玉川温泉の下流500bほどの場所に建った 大型の温泉で、浴室の作りは玉川温泉に非常によく似ており、高い 木造の浴室は源泉ほかいくつもの浴槽が並んでいる (雰囲気も玉川温泉に近い)。
浴室の外側に露天風呂と岩盤浴の場所がしつらえられている。
玉川温泉に入りたければ、玉川沿いに7〜8分歩けばよく、 日帰り券は600円のところが400円と割引料金だ。
客室はA・B・C・D棟とかなりの収容人員。食堂も広い。
食事は一部バイキング形式で、難点といえばこの点だけか (国籍不明料理というところが難点)。

第2日目

早朝から、玉川温泉の岩盤浴をする人がゴザを 手に新玉川温泉の玄関を出て行く。
岩盤浴は30分もすると汗で脱水状態になるという。

新玉川温泉のバス停は、玉川温泉の一つ下の「森吉登山口」。 バス停まで送迎車が出る。
田沢湖行きのバスは、 宝泉湖を左に、鎧畑ダムを右に見ながら1時間ちょっとで 田沢湖畔に着く。
田沢湖畔で、田沢湖高原行きのバスに乗り換え、20分ほどで 田沢湖高原。ここからは、夏期(6月〜10月)の間、駒ヶ岳 8合目までバスが運行されており、それも30分間隔(夏休み 期間中)の運行。

秋田駒ヶ岳

荷物は、バス停のコインロッカーを利用すれば、ハイキング 用の荷物だけで駒ヶ岳が往復出来る。
秋田駒ヶ岳は女目岳(1637.4 M )を主峰とする火山で、 駒草ほかいろいろな高山植物が見事な山である。

(八合目登山口)
(阿弥陀池と男岳)
八合目登山口 阿弥陀池と男岳

八合目から、きつい登りで約1時間少々ほどで、阿弥陀ヶ池 につく。女目岳と男岳の鞍部にあり、避難小屋が池の畔にある。
どちらの山も、ここから15分ほど。

(女目岳(主峰)頂上)
女目岳(主峰)頂上 下りは、同じ道を下る他、横岳(1583.0 M )経由の道があるが、 少々荒れているという。
登りより遙かに楽に8合目バス停に戻る。小屋の脇に、水を引いて きている。うまい。

バスで田沢湖高原に戻り、乗り継いで乳頭温泉へ。

乳頭温泉は、鶴の湯はじめ7つの温泉の総称。
人気の鶴の湯は予約がすぐ満員になるという。

蟹場温泉

ひろさんの今日の宿は「蟹場温泉」。乳頭温泉行きバス停 から300bほど奥。
(路線バスのルートからはずれる湯は送迎バスが出る)
蟹場温泉は、内湯が男女各2つの他、沢のほとりに露天風呂 が出来た。
(蟹場温泉・内湯)
(蟹場温泉・露天風呂)
蟹場温泉・内湯 蟹場温泉・露天風呂

内湯も露天風呂もやや熱目だが、マイルドで透明な湯。食事も良い。

第3日目

毎朝、国民休暇村付近の湿原/ブナ林を案内してもらった。
(6時30分から約1時間)

(国民休暇村付近のブナ林)
国民休暇村付近のブナ林 案内人は環境庁委託のサブパトロール員。
学生のボランティアらしい。
朝食前のブナ林や空吹湿原(からふきしつげん)の散策は とても気持ちが良い。

下山時間は、少ないバスの時刻から選ぶ。
どのバスも、田沢湖発の新幹線に接続するから、温泉 のハシゴをするか、盛岡に出てなにか企むかはお好み 次第だ。


<若干の情報>
玉川温泉・新玉川温泉
秋田県仙北郡田沢湖町玉川字渋黒澤
0187-58-3100

乳頭温泉・蟹場温泉
秋田県仙北郡田沢湖町乳頭温泉郷
0187-46-2021

玉川温泉へのアクセス。
JR田沢湖駅から玉川温泉行き(八幡平行き=夏期)バス。
盛岡から八幡平で乗り継ぎ、田沢湖行きバス。
JR鹿角花輪駅から玉川温泉行きバス。

乳頭温泉へのアクセス。
JR田沢湖駅から乳頭温泉行きバス。



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