第1日目(10月9日(金))
上高地へは,昔ながらの松本→新島々→上高地ルート。
新宿発8時のあずさ。
連休だが,意外に空いている。松本電鉄は立つ人が少なく,新島々からのバスが2台で済んだ。
ただ,観光バスはひっきりなしで,旅は自分で企画するより,選んで参加する時代になった。
梓川沿いの道が切り立ってくると,幾つかのダムを経て沢渡。昔に比べて道が良い。
中ノ湯から,釜トンネルまでは昔ながらの道だが,マイカー規制でバスはダイヤ通りの
運行をしている。
上高地の森林
大正池から,懐かしい風景が続く。
帝国ホテルの屋根裏の素泊まりは幾らだっただろうか。
バスターミナルの人出は多い。
村営食堂も座る場所が無いほど。
屋外も弁当持参の人であふれている。
河童橋が新調され記念写真を撮る人がひっきりなし。
2〜3時間だと,大正池の往復か,明神池の往復が散策コース。
途中雨に降られたが,紅葉が始まって,美しい森林を堪能した。
平湯峠に向かう。
上高地→平湯間はシャトルバスの運行で30分。
98年5月の連休に開通した新安房峠は,中ノ湯から平湯のインターまでをほとんどトンネルでつなぐ快適な道路だった。
平湯では1時間の待ち合わせ時間を利用してバスセンター3階の
日帰り湯(500円)に入った。
これが大当たりで,お湯良し,景色良し,設備良しで1時間は瞬く間に過ぎた。
高山発新穂高温泉行きのバスは,平湯から福地温泉,新平湯温泉,栃尾温泉,新穂高温泉といわゆる奥飛騨温泉郷を縦断して進む。
平湯温泉以外は小規模旅館の温泉地といった趣なので,好きずきで選ぶと良い。
新穂高温泉の旅館は、ほとんどが露天風呂を持っているという。
第2日目(10月10日(土))
翌朝,早く出たつもりだったが,ケーブルは数百人の行列で,
西穂高口(ケーブルの終点)に着くのに2時間掛かった。
ケーブルは乗り継ぎが必要で,上のケーブルは日本初の2階建て,120人
乗れるとのこと。
西穂高
すばらしい好天で,北アルプスの盟峰槍ヶ岳の穂先もよく見え,右に穂高連峰,
左に,笠ガ岳に至る稜線が連なっている。
西穂高岳の雄姿
西穂山荘まで往復する。
これは,11月の四国遍路2巡目のトレーニングを兼ねたもの。
西穂山荘まで約3.5キロ,標高差400メートルだったが,1時間一寸掛かり,すっかりアゴが上がった。
人出が多いが,空気は清冽で,近場のハイキングでは味わえない,
北アルプスの片鱗をちょっとかじったウオーキングだった。
高山祭りの2日目は5時終了とのことなので,
山の雰囲気を味わうのもそこそこに,西穂山荘を後にする。
ケーブルまで,やはり1時間強。
ケーブルは待たずに乗れ,一気に下界。バスとの接続も絶妙で,
最短時間で高山に着いた。
高山祭
高山は祭りの人出で混雑していた。
屋台の一つ(行神台)
コインロッカーに荷物を預け、祭りの会場の桜山八幡宮へ。
桜山八幡宮には10台の屋台(山車)が勢揃いしていた。(屋台曳き揃え)
屋台曳き回しは見られなかったものの,まつり行列の最後の1周には間に合い,来年は10月9日に泊まりたいものだということになった。
9日なら,曳き回しの他にも,屋台のからくりを奉納する行事がある(
前日TVで見たが)。
4時過ぎ,各屋台は,1台ずつ保管されている町内の倉庫に戻っていった。
屋台を追いかけを十分楽しんだ。
国民宿舎「やまいち」は、町の中心からかなり離れていた。
おやじさんがホームページを開いている。
第3日目(10月11日(日))
翌日は朝市を含めた市内観光。
これは、市販のガイドブックに譲るとして、ひろさんのお奨めは
宋猷寺町界隈の遊歩道のお寺巡り。
午後高山発名古屋経由で帰路についた。