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全国秘湯巡り・青森

定額給付金で津軽を満喫

第1日目 羽田→青森空港→弘前→平賀→弘前→ いわき荘
第2日目 いわき荘→ 西目屋村嶽温泉→いわき荘
第3日目 いわき荘→弘前→青森空港→羽田

第1日目

● 平賀へ

(岩木山)
岩木山 いろいろともめた定額給付金をあてにした旅行関係のバーゲンセールのうち、JAL は航空券のバーゲンセールを実施した。
国内の大半の航空券は¥12000。

いろいろと知恵をしぼったが、梅雨時のことでもあり、弘前のアソベの森 いわき荘に二泊して温泉三昧を企画した。いわき荘は国民宿舎時代から好きな旅館の一つで、旧岩木町(現弘前市郊外)にある百沢温泉にあり、今では鉄筋四階建ての瀟洒なホテルに変身しているが、公営の宿の良さも残している。

企画の目玉は

  • 平川市 平賀の温泉公衆浴場を訪ねる
  • 定額給付金支給第一号の西目屋村の温泉を訪ねる
  • 嶽温泉を訪ねる

    など。

    平賀町は市町村合併で平川市になっているが、市街地にある公衆浴場の評判が高い。
    西目屋村は定額給付金を支給した市町村では第一号になり、当日のテレビの話題をさらった。法案が通る前から準備を始めて、のし袋でキャッシュをくばり、うれしそうなお年寄りの笑顔と若い市長の顔のどちらもが印象的だった。
    嶽温泉は言わずと知れた白濁の湯の豊富な温泉として岩木山の登山基地となっている。


    青森空港は久しぶりだった。

    早朝の青森便の次は羽田発が10時でやや中途半端だった。

    (弘前行きバス)
     
    (国道のラベンダー)
    弘前行きバス  
    国道のラベンダー

    弘前行きのバスは順調に走り、弘前に近づいたら国道の中央分離帯にラベンダーが育てられ満開だったりした。
    弘前駅のコインロッカーに荷物を預け、弘南鉄道の弘南線(弘前−黒石間)に乗った。
    15分/\360 で切符の切れ目が懐かしかった(切符切り健在)。

    (弘南鉄道弘南線)
     
    (弘前平賀間 \360)
    弘南鉄道弘南線  
    弘前平賀間 \360

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    ● 平賀

    平賀駅は平賀町農協会館の中央にあった。
    売店で食堂のありかを聞いたら、少し歩けば行ける食事処「こばやし」を教えてくれた。

    (駅舎は農協ビル)
    平賀駅は農協会館


    食事処こばやしは平賀の駅前を市役所方面に最初の信号まで歩いたところ。
    入るとテーブル席の奥にいくつかの座敷がある。
    メニューを見てラーメンと天ぷらそばを注文し、待ってる間に、窓際にきれいな花があったので写真を撮った。
    ウチョウラン(羽蝶蘭)とのこと。

    (食事処こばやし)
     
    (ウチョウラン−白)
    食事処こばやし  
    ウチョウラン−白

    (ラーメン \450)
     
    (天ぷらそば \550)
    ラーメン \450  
    天ぷらそば \550


    頼んだラーメンも天ぷらそばも美味しく、価格は安く旅の出だしとしては上々だった。

    今回は、平賀で、駅近くの3軒の公衆浴場を廻るつもりで、時間はおよそ2時間半が取れた。

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    ● 南田温泉 ホテルアップルランド

    2時間半で三湯を巡るので、徒歩12〜13分程の距離だったがこばやしでタクシーを呼んでもらった。

    アップルランドは国道13号線に面しており、リンゴの低温倉庫の先にアーケードがあり、ホテル本館と西館がある巨大なものだった。
    ホテル本館の上には大観音像がそびえていた。

    (ホテル屋上の大観音像)
     
    (西館)
     
    (浴場は2種類)
    ホテル屋上の大観音像   西館   浴場は2種類

    西館に入ると、お風呂が二種類あることが分かった。
    満天の風呂と苹果の湯(ひょうかのゆ)。苹果とはリンゴのこと?。つまりリンゴ風呂らしい。
    また、西館には外来者 OK の食堂もあった。
    家人は苹果の湯を選んだ。 ひろさんは両方に入りたい。

    南田温泉 竹炭の湯 満天の風呂

    竹炭の湯 満天の風呂は長い廊下をくねくねと歩いたところにあった。

    (満天の風呂脱衣場)
     
    (浴槽)
     
    (露天風呂)
    満天の風呂脱衣場   浴槽   露天風呂

    ホテル宿泊者も使えるように、鍵付の木のロッカーと籐の籠の脱衣場は広く、浴室も鉄平石を敷き詰めた大きな浴室。
    浴槽は木の縁取りの浴槽で10人以上は入れそうな大きさ。竹炭の間を通って源泉が流入してくるがこれは何のためか?。
    露天風呂は内湯に掛かる橋の外側にあり、塀で囲われているが外気が涼しかった。

    お湯はわずかに薄みどり色で透明。
    味はうす塩味で硫黄臭があり、入るとぬるすべ感がして、若干の気泡が肌に付く。
    大ホテルの日帰り施設と侮ってはいけない良質のお湯だった。

    分析表によれば、ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ高温泉)で、源泉の温度は51.7度(使用場所で42度)とのこと。
    全く拾いものの温泉だった。

    南田温泉 苹果の湯(ひょうかのゆ)

    長い廊下をフロントまで戻り、その先の苹果の湯に行く。

    苹果の湯は大きな浴場で、円形の大浴場を囲むように小型円形風呂、打たせ湯等が室内にあり、屋外にはカギ形(L字型)の露天風呂が付いている。

    ホテルのメインの浴場らしく、日帰り客は午前10時〜午後3時の間だけ入ることが出来る。

    (苹果の湯入り口ののれん)
     
    (脱衣場)
     
    (大浴槽)
    苹果の湯入り口ののれん   脱衣場   大浴槽

    (屋内のリンゴ風呂)
     
    (打たせ湯)
     
    (露天のリンゴ風呂)
    屋内のリンゴ風呂   打たせ湯   露天のリンゴ風呂

    お湯は満天の湯と同質の弱アルカリ性のぬるすべ湯で、リンゴ風呂には実際に数えてみたのだがそれぞれ百個以上ほどのリンゴが浮かんでいた。

    弱硫黄臭とリンゴの香りが楽しかった。
    帰りがけに、受付の人に聞くと、冷蔵保存のリンゴを使っているという。

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    ● 鷹の羽温泉

    鷹の羽温泉は平賀駅から北の方向にあり、徒歩12〜3分の場所にある。
    ホテルアップルランドからは弘南鉄道の線路方向にあり、やはり徒歩12〜3分の場所。
    ホテルアップルランドの温泉で身体がぽかぽかしている中を歩くと丁度良い距離である。

    真新しい建物で、受付の奥に男女浴室が並んでいる。

    (鷹の羽温泉)
     
    (内湯)
     
    (露天風呂)
    鷹の羽温泉   内湯   露天風呂

    脱衣場には白く塗られた木の棚に籐の脱衣籠が並び清潔そのもの。
    浴室はタイル張りで、ハート型の大きな浴槽が収まり、一部仕切られた中に泡湯がある。
    戸の外に庭を配した露天風呂がある。

    お湯は、南田温泉に似てぬるすべ感のある無色透明のお湯で、塩味。肌にうっすらと気泡が付く。
    わずかに硫黄臭。

    ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ高温泉)とのことで、施設とお湯がよいので申し分の無い印象を持った。

    確かに平賀の温泉公衆浴場は評判通りだった。

    ずっと昔、NHKのテレビ「ふだん着の温泉」で取り上げられていたが、鷹の羽温泉の車に隣の「菊池医院」のロゴマークが付いていたが、昔は病院の医療用温泉だったという。
    その経緯は同ホームページに詳しい。

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    ● 柏木温泉

    鷹の羽温泉でタクシーを呼び柏木温泉に向かった。
    歩けない距離ではないが徒歩15〜6分といったところだろうか?。
    タクシーは駅前を通り過ぎてからくねくねと曲がって柏木温泉に着いた。旅館の浴場が公衆浴場として公開されている。

    (柏木温泉)
     
    (内湯)
     
    (露天風呂)
    柏木温泉   内湯   露天風呂

    旅館の入り口の左側が受付で、その斜め向かいに聖観音像があり、その両側に男女浴場がある。

    脱衣場はきれいで、ガラス戸が大きく浴室がよく見える。

    観音様は浴室内の内湯の窓側にも祀ってあり、観音石像の両側に湯口がある。

    (浴室内の観音像と湯口)
    浴室内の観音像 浴室はタイル張り。

    浴槽は三槽あって一部は泡風呂と通路をはさんで水風呂。
    戸の外に石をあしらった露天風呂があり、日替わりでハーブの香りが楽しめる。この日はミントの香り。

    お湯はやや薄みどり色で透明のナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で泉温は48.8度。
    入った感じはぬるすべ感があり、じっとしていると肌に気泡がつき、じんわりと身体があたたまる。

    お湯をなめると薄塩気のとろろこんぶ味。何とも良い温泉だった。

    歩いて平賀駅に戻る。

    弘南鉄道で弘前まで戻り、東横ホテル前でいわき荘のシャトルバスに乗って約30分でいわき荘に着いた。

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    ● 岩木山神社

    まだ明るいので、岩木山神社にお参りし、ついでに百沢温泉のどこか立ち寄り湯に入ろうといわき荘を出た。

    岩木山神社は荘厳だが土に根付いた荒々しい感じが好きだ。

    (岩木山神社茅の輪)
     
    (中門と拝殿)
    岩木山神社茅の輪  
    中門と拝殿


    岩木山神社の国の重文の楼門前に夏越しの大祓式に使った茅の輪が掛けてあった。
    輪をくぐる作法が書かれており作法通りに3回くぐってみた。

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    ● 百沢温泉 清明館の温泉

    岩木山神社の一の鳥居(?)近くにある清明館の温泉に入れてもらった。

    (清明館)
     
    (内湯)
     
    (獅子の湯口)
    清明館   内湯   獅子の湯口

    清明館は木造三階建てのやや古びた感じの旅館だが、浴場はグレードが高く、脱衣場は清潔で、浴場は御影石造り、浴槽も御影石で、獅子の口を彫った湯口が面白かった。
    源泉は岩木温泉と言い、ナトリウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉はポキポキとした浴感で百沢温泉のお湯らしい感じがした。

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    ● アソベの森 いわき荘の進化 本館ひば風呂

    今回は4年ぶりの訪問だったが、前と変わったところは2カ所。

    源泉掛け流しの本館ひば風呂と再生古民家の食事処。

    改築後、青森ひばの大浴場と露天風呂は感じの良い温泉だが、残念ながら温泉は循環使用だった。
    しかし本館ひば風呂は完全な掛け流しで昔の旧館の温泉を彷彿させる。
    ちょうなを入れた木の床も昔のままで、大満足だった。

    (本館ひば風呂の入り口)
     
    (ひば風呂)
     
    (脱衣場)
    本館ひば風呂の入り口   ひば風呂   脱衣場

    ● いわき荘の夕食 レストラン アソベの森

    いわき荘の夕食はいくつかの食事処でいろいろのスタイルの食事を楽しむことが出来る。
    定額給付金の範囲(一泊¥12000)で楽しむには、他の食事処はやめてレストランを選び、一番安い\4200の会席料理を選んで宿泊料金はぎりぎり\12000となる。
    第一日目はこの料理を紹介する。

    レストランアソベの森は雰囲気のあるレストランで外の景色がよい。
    ガラス窓が大きいので付近の山や森が美しく、広いのでゆったりしており、調度品も良く、照明器具はあけびの蔓細工など地方色も豊か。

    (レストラン アソベの森)
    レストラン アソベの森


    (通し 貝の水物)
     
    (旬菜盛り スモークサーモンとアスパラの蓮根巻 つくね芋とジュンサイの吸地仕立て 太刀魚馬鈴薯焼 トマトゼリー寄せ 鴨オレンジ風味煮)
     
    (造り 真鯛洗い カンパチ 焼霜サーモン 平目シロ巻)
    通し 貝の水物   旬菜盛り スモークサーモンとアスパラの蓮根巻 つくね芋とジュンサイの吸地仕立て 太刀魚馬鈴薯焼 トマトゼリー寄せ 鴨オレンジ風味煮   造り 真鯛洗い カンパチ 焼霜サーモン 平目シロ巻

    (変り蒸し 鳥青菜饅頭 緑あん)
     
    (煮物替り 鰻年輪大根と米茄子のふくませ煮)
     
    (冷し鉢 そばサラダ)
    変り蒸し 鳥青菜饅頭 緑あん   煮物替り 鰻年輪大根と米茄子のふくませ煮   冷し鉢 そばサラダ

    (酢物 魚貝類りんごソース仕立て)
     
     
    酢物 魚貝類りんごソース仕立て  とまあ、こんな具合の凝った料理。

     また、漬け物やサラダ類はバイキング形式で自分で自分で選ぶ。
     魚介類は深浦近辺であがった新鮮なもの。
     この他に、デザートはりんごシャーベットなど。

    食事のあと、8時半〜9時までは、地元在住の岩木義夫さんの津軽三味線のライブが湯上がり処「すぶとの間」であって、20人ほどの観客が聞き入って津軽の夜を楽しんだ。

    (津軽三味線 岩木義夫さんのライブ)
    津軽三味線のライブ 岩木義夫さん


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    第2日目

    この日は西目屋村に行って、天候がゆるせば津軽峠でブナの巨木「マザーツリー」を見ようと思っていた。

    ところが、梅雨前線が通過したとかで、夜半から雨が降り、明け方には一時雷鳴がとどろいたりした。
    いわき荘のシャトルバスが西目屋村の役場前(田代)まで行ってくれるので、役場前で弘前発津軽峠行きの弘南バスがつかまることになっている。

    ● 西目屋村役場と白神の湯(日帰り温泉)

    いわき荘のシャトルバスは数台あるが、弘前駅を往復するのは20人ほど乗れるマイクロバスで、西目屋村行きは6〜7人乗れるボックスカー。

    我々夫婦の他に若い男二人連れの4人が乗って20分ほどで西目屋村役場前に着いた。

    (西目屋村役場)
    西目屋村役場


    何の意味も無いのだが、西目屋村役場をカメラに収める。
    定額給付金支給第一号の自治体に敬意を表したい。
    土曜日で誰も居なかったけれど、若い村長さんがいたら握手を求めに行きたいところだった。

    雨が止みそうに無いので津軽峠行きはあきらめ、西目屋村役場前の田代温泉・白神の湯に入った。
    白神の湯は今風の建物だが、少々品位を欠くという印象だった。
    もしかして、近くの白神山地ビジターセンターと同じ設計者の作なのかしら?と思ったりした。

    (白神の湯)
     
    (白神の湯大浴場)
     
    (大浴場右側部分)
    白神の湯   白神の湯大浴場   大浴場右側部分

    内部の脱衣場や大浴場は、日帰り入浴施設の標準より上回る。
    大浴場は横に長く、右端の木の浴槽の泡風呂は気持ちよかった。
    お湯は良質のお湯らしいが、加水、加温、循環という条件が重なり満足行くものではなかった。

    受付のおばちゃんと雑談したが、白神山地を管理することを自負し、観光客に対するホスピタリティは抜群だった。
    今回は西目屋村の二度目の訪問だったが、次回は天候に恵まれて、入れる限り奥深くに分け入ってみたいと思った。

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    ● 嶽温泉 小島旅館の温泉

    白神の湯でタクシーを呼んでもらった。
    遠くから来るらしく、20分程掛かった。
    嶽温泉に向かう。

    山を縫いながら進み、百沢温泉と嶽温泉を結ぶ道に出たら嶽温泉は近かった。

    嶽温泉では数軒の立ち寄り湯を楽しむつもりで、その最初は2002年(7年ほど前)に泊まった小島旅館。

    (小島旅館)
     
    (小島旅館浴槽)
     
    (7年前の浴槽)
    小島旅館   小島旅館浴槽   7年前の浴槽

    小島旅館の浴室は二階にある。
    入ってみると浴室は改装され、傾斜のあった床は木からタイル張りになり、浴槽の位置もそれまで窓側にあったのが女湯側の縦位置に変わっていたが、檜造りは相変わらずで入ると肌になじんだ。

    お湯も昔のままの濁り湯で、身体から硫黄臭が消えなかった。

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    ● 嶽温泉 田沢旅館の温泉

    小島旅館の前の田沢食堂に入る。
    ここは食堂兼旅館で、家人が食堂でトウキビ焼きを食べている間に、旅館の立ち寄り湯をお願いする。

    旅館側の玄関から廊下を奥の方に進み階段を7〜8段下りた突き当たりに男女浴場がある。

    (田沢旅館)
     
    (田沢旅館男性浴槽)
     
    (田沢旅館・奥の混浴浴槽)
    田沢旅館   田沢旅館浴槽   田沢旅館・奥の混浴浴槽

    男女脱衣場の間仕切りは簡便な間仕切りで、木の棚があるだけ。
    浴室はコンクリート造で、浴室もコンクリート造。
    佇まいは共同浴場の感じ。
    酸性の硫黄泉がパイプで注がれているが、浴槽内は白濁せずうす水色。
    入ると硫黄臭が鼻をつく。

    奥に更に浴槽が一つあるのだが、行ってみると女湯側からも入り口があり、どうやら混浴らしい。

    更に2メートルの高さから源泉が大量に注ぎ込まれているのには度肝を抜かれた。
    豪快で楽しい湯浴みである。

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    ● 嶽温泉 縄文人の宿の温泉

    引き続き田沢旅館から斜め前にある縄文人の宿の日帰り温泉に入る。

    縄文人の宿は雰囲気を持った温泉宿で、テレビの旅番組やドラマの舞台に取り上げられることも多い。

    (縄文人の宿)
     
    (縄文人の宿男性浴槽)
     
    (縄文人の宿・脱衣場)
    縄文人の宿   縄文人の宿浴槽   縄文人の宿・脱衣場

    宿の中にはいろいろな彫刻や美術品、民芸品なども並ぶ。

    浴場は廊下の先の右側で、脱衣場もいろいろな民芸品が展示されている。

    浴室は木造で、同じく木造の浴槽はやや大きい浴槽と小ぶりの浴槽が2槽あり、共に40センチほど高くなった、この地区の宿では珍しいタイプ。
    小さめの浴槽のお湯がぬるめ。
    酸性の白濁のお湯は他の旅館と共通か?。

    (縄文人の宿のおやじさん)
     
    (館内の美術品)
    縄文人の宿のおやじさん  
    館内の美術品


    出がけにおやじさんと話し込んだ。
    個人客も含めて急に客足が落ちたこと。
    いくつかの旅館が立ちゆかなくなったこと。
    いわき荘がシャトルバスで客をさらったこと。
    だから、嶽温泉ではめっきりと宿泊客が減ったとのこ。

    ともかく、旅行業界も不況に見舞われている。

    天候は持ち直してきて晴れ間ものぞくようになった。

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    ● いわき荘に戻って昼食

    路線バスでいわき荘に戻る。
    雨具や荷物などを自室に置いて食堂で昼食。

    (中華盛りそば \800)
     
    (天ぷらそば \850)
    中華盛りそば \800  
    天ぷらそば \850

    いわき荘の昼食は洗練されたものが多い。
    昼食は嶽温泉で摂っても良かったのだが、メニューの品数が限られていた。

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    ● 三本柳温泉の日帰り温泉

    家人はいわき荘の自室で休息。

    ひろさんは徒歩で三本柳温泉を目指した。

    百沢温泉の集落から南にだらだらと下る。
    百沢温泉には1キロという表示があったが約20分程掛かった。

    周囲はりんご畑。

    三本柳温泉は一軒宿の旅館で江戸時代の創業らしい。自噴のお湯の評判がよい。

    (三本柳温泉)
     
    (三本柳温泉男性浴槽)
     
    (三本柳温泉脱衣場)
    三本柳温泉   三本柳温泉浴槽   三本柳温泉脱衣場

    脱衣場、浴室ともにきれいで、浴槽は窓に面して明るく、ぬるめのお湯が気持ちを休めてくれる。

    分析表によれば、お湯はナトリウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)で、泉温は42.2度とのこと。
    なめると鉄分臭が口に広がるが、やや白濁の湯はあくまでも肌に優しかった。

    入浴後、徒歩でどこまで行くのか聞かれたので岩木山神社に戻ると答えたら、若いおかみさん(?)らしき人が車で送っていくと行ってくれたのでご好意に甘えた。
    20掛かった道が5分たらずで岩木山神社に着いた。

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    ● 百沢温泉 岩木観光ホテル(旅館中野)の日帰り温泉

    岩木山神社で家人と待ち合わせしていたが時間があったので、神社正面前の岩木観光ホテルの温泉に入らせてもらった。
    玄関には岩木観光ホテルとあるが、二階の看板は温泉旅館中野で、隣に中野食堂を経営している。

    立ち寄り湯を頼むと浴室の場所を教えてくれた。
    帳場の奥を右折して廊下をかなり進み、階段を下った正面に浴室があった。
    脱衣場も浴室もかなり広い。

    (岩木観光ホテル)
     
    (岩木観光ホテル浴槽)
     
    (岩木観光ホテル脱衣場)
    岩木観光ホテル   岩木観光ホテル浴槽   岩木観光ホテル脱衣場

    広い浴室のほぼ中央に瓢箪型のタイル張りの浴槽があり、小さい方の瓢箪に源泉が威勢良く注がれていた。
    お湯は百沢温泉特有の薄緑色のやや濁ったお湯で、鉄分の析出からか湯の流れる場所は茶色に変色している。

    湯温は49.8度とやや高めだが、大きな瓢箪側の浴槽ではほぼ適温。
    分析表によれば、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩泉で湯温は49.8度。
    シャッキリとした入り心地で、出た後のぽかぽか感も強い。
    窓の外は田園が広がり気持ちが良かった。

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    ● 百沢温泉 山陽の日帰り温泉

    湯元山陽は岩木山神社の境内に入って直ぐの左側にある。
    宿泊を受け入れる旅館だが、隣(岩木山神社側)にそば屋を経営している。
    日帰り温泉を頼むと浴室の場所を示してくれた。

    脱衣場と浴室は比較的小さいが、清潔で手入れがよい。

    (山陽)
     
    (山陽浴槽)
     
    (山陽脱衣場)
    山陽   山陽浴槽   山陽脱衣場

    お湯はやや緑がかった黄褐色で笹濁り。
    なめると弱い塩味で鉄分臭。
    浴槽の温度は適温でわずかにぬるすべ感があり、身体に炭酸の泡がつく感じ。

    分析表によれば、ナトリウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉で湯温は43.2度。
    直ぐ近くなのに岩木観光ホテルの湯とは微妙に違う。


    家人と落ち合い、この日も岩木山神社をお参りし孫の無事な出産や成長をお願いした。

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    ● 百沢温泉 岩木温泉の日帰り温泉

    岩木温泉は岩木山神社の参道の右側にあり、これまで旅館を営み日帰り温泉も兼業していたらしいが、少し前から茶店(そば屋?)と日帰り温泉のみの営業になった。

    昨日入りたかったのだがやっておらず、茶店のおやじさんに聞いたらこの日の午後から営業するということで家人と共に夕刻やってきたわけだ。

    (岩木温泉)
     
    (岩木温泉浴槽)
     
    (岩木温泉脱衣場)
    岩木温泉   岩木温泉   岩木温泉脱衣場

    入り口は温泉棟を右に見て、奥の元旅館の玄関の方から入る。
    廊下を戻って浴室がある。

    脱衣場はややくたびれた感じ。
    壁に若い頃の三田佳子が主演したNHKテレビドラマ「いのち」の白黒写真が沢山掲げられていた。

    浴室はコンクリート造で薄暗く、細長い半楕円形の浴槽もコンクリート造。
    浴槽は途中で間仕切りがあり、手前が熱く奥は適温。
    入ると、わずかにぬるすべ感があるが、シャッキリとした肌触り。
    山陽に比べると透明度が高く、うす茶褐色の色は他の百沢温泉の湯と変わらない。

    雰囲気が良いのでもうけものの感じがした。

    家人が言うには女湯も三田佳子の写真が掲げてあったそうで、この作品の女医役が当たり役になった三田はテレビ女優のトップに躍り出たらしい。

    ● 岩木山がようやく晴れる

    夕暮れの中をいわき荘に戻った。
    夕日を浴びた岩木山が山頂まで晴れ上がった。

    (いわき荘から見た岩木山)
    いわき荘から見た岩木山


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    ● いわき荘2日目の夕食

    いわき荘のこの日の夕食はすぶと焼きテーブルでの海鮮炭火焼きにした。
    古民家を再生したかまどや調理場を見ながら、一方で暮れなずむ岩木山の森林に面した食事処は、演出を大切にしているのだが料金は定額給付金ではまかなえなかった。

    海鮮炭火焼は、プロが造るいくつかの料理を除いて自分たちで焼き上げる方式で、楽しいといえば楽しい。
    昨日と同じレストランでも良かったが気分を変えるという意味でここを体験した。

    (大きなかまどと古民家再生食事処)
     
    (全て自分で焼く)
    大きな竈と古民家再生食事処  
    全て自分で焼く

    (かまど炊きおこげ)
     
    (ほたてを焼く)
    おこげ  
    ほたて

    (エビ、一夜干しのイカ、栄螺、野菜類)
     
    (野菜類)
    エビ、一夜干しのイカ、栄螺、野菜類  
    野菜類

    プロの手になる料理は以下の三品。

    (通し−ブリの南蛮漬け)
     
    (造り−メジマグロ、アジ)
     
    (アジの塩焼き)
    通し−ブリの南蛮漬け   造り−メジマグロ、アジ   アジの塩焼き

    献立は以上の写真の他に、竹の子汁、デザートなど。

    なお、海鮮炭火焼の他に、特選倉石和牛炭火焼もこの会場で選択できるという。

    この日も、岩木義夫さんの津軽三味線のライブが宿泊客を魅了した。

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    第3日目

    ● 岩木山スキー場

    朝食の前に岩木山スキー場に行ってみた。
    急な車道を15分ほど歩いた。

    左右の森は、雑木林ありりんご畑ありで緑がきれいだった。

    (雑木林)
     
    (りんご畑)
    雑木林  
    りんご畑


    (岩木山スキー場)
    岩木山スキー場


    岩木山の頂上の雲がなかなか取れず、かなり長い間立ち止まって晴れ間を待っていた。

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    ● いわき荘の朝食

    いわき荘の朝食はレストランで摂る。

    朝食の基本セットは6種類のお菜がお膳に盛られている。朝食膳とでも言おうか?

    主食はご飯、粥、パンなどからセルフサービスで自分で選択する。
    サラダや漬け物も自分で選ぶ。
    米類の選択には味噌汁が選べるし、パン類なら地元産の牛乳、津軽りんごのりんごジュースなどもある。
    また、パン類には自家製のりんごジャムやブルーベリージャム、自家製ヨーグルトなどもあり、かなりデラックスな朝食を楽しむことが出来る。

    今回は二日ともパンを選択したが、パンは自家製天然酵母パンを契約パン店から運んでもらっているという。

    (朝食膳)
     
    (サラダ)
    朝食膳  
    サラダ

    (天然酵母パンのトースト)
     
    (津軽りんごのジュース)
     
    (自家製ヨーグルト)
    天然酵母パンのトースト   津軽りんごのジュース   自家製ヨーグルト


    朝食後、弘前行きのシャトルバスに乗せてもらった。
    何組かのお客さんの同乗した。

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    ● 弘前城跡に寄る

    シャトルバスを弘前城跡前で下りて久しぶりに弘前城を散策した。

    これまで、雪の季節や桜の季節、紅葉の季節に何度か訪問したが夏のこの時期は初めてだった。

    追手門から弘前城跡に入ると、第31回親子のつどいというイベントが始まったところで、市長さんなども参加し、こどもたちがいろいろなゲームを楽しんでいた。

    (親子のつどい1)
     
    (親子のつどい2)
     
    (親子のつどい3)
    親子のつどい   親子のつどい   親子のつどい

    (親子のつどい4)
     
    (親子のつどい5)
     
    (親子のつどい6)
    親子のつどい   親子のつどい   親子のつどい


    (弘前城南内門)
     
    (弘前城天守閣)
    弘前城南内門  
    弘前城天守閣


    弘前城跡を出て、タクシーでイトーヨーカドーに行った。

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    ● イトーヨーカドー弘前店でシャイニーアップルジュースを手配

    イトーヨーカドーはシャイニーアップルジュースをお中元のシーズンだけ割引で売り、送料も無料になることがある。
    毎年、あるお宅にはこのシャイニーアップルジュースをお使いものにする。
    今年は電話でシャイニーアップルジュースを手配せずに、直接イトーヨーカドー弘前店に行くこの日を待っていたので、青森空港行きのバスの時間が迫っている中、一階のお中元売り場に走った。

    (自宅に着いたシャイニーアップルジュースねぶた缶)
    シャイニージュースねぶた缶



    青森空港行きシャトルバスば順調で、羽田行きのJALも順調なフライトだった。

    定額給付金のおかげで津軽が満喫できたが大幅に足が出た。



    (若干の情報)
    場所電話
    アソベの森・いわき荘
    0172-83-2215
    南田温泉ホテルアップルランド
    0172-44-3711
    NHK ふだん着の温泉「鷹の羽温泉」
     
    嶽温泉 小島旅館
    0172-83-2130

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