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全国秘湯巡り・上州

草津温泉再々訪

第1日目 上野→長野原草津口→草津温泉
第2日目 草津温泉→長野原長野口→上野

第1日目

■ 草津へ

(湯畑)
湯畑 夏の終わりに、孫と草津温泉に行くチャンスがあった。
2008年の夏は、同年5月の入院生活のリハビリが遅れた上、酷暑が続き体力が極端に落ちていた。
温泉に湯治に行くという感覚より、どの程度通常の生活が出来るのか試したいという気持ちが強かった。

宿泊は娘の勤務先が契約しているコンドミニアムで、共同浴場で言えば長栄の湯のやや山側。

小学3年の孫はおばあちゃんと旅行が出来ると楽しみにしており、コンドミニアムと同じ系列のテルメテルメでの水泳を楽しみにしていた。

列車はJRの特急で長野原草津口まで乗った。
列車の中で弁当を広げて食べ、長野原草津口からは急行のバスに乗り30分足らずで草津温泉バスターミナルに着いた。

中沢ヴィレッジ・ビラUまではタクシーで行った。
コンドミニアムは、ややせせこましい部屋の配置だったが4人の生活に支障は無さそうだった。

■ 湯畑

長栄の湯、長寿の湯などの前を通り、旅館街を抜けて湯畑に着いた。

(湯畑下)
 
(湯畑脇の足湯)
湯畑  
湯畑脇の足湯

湯畑の周りは多くの観光客が群がり、草津の人気が強いことを伺わせた。

西の河原露天風呂

湯畑を一巡し、湯畑下から西の河原露天風呂まで歩いた。
細い道路は歩けないほどの混雑。
途中共同浴場を覗いたり、温泉饅頭屋さんで無料の饅頭をもらってほうばったり、ガラス細工の店を見たりした。

西の河原公園では、湧いて出る温泉にいちいち手を入れては、熱いだのぬるいだのと大騒ぎだった。

(温泉饅頭屋)
 
(西の河原公園)
 
(西の河原露天風呂入口)
温泉饅頭屋
 
西の河原公園
  西の河原露天風呂入口

西の河原露天風呂は相変わらずの大賑わいで、周りの人の撮影許可を得るのに苦労した。

(西の河原露天風1)
 
(西の河原露天風2)
西の河原露天風1  
西の河原露天風2

西の川原露天風呂を出て湯畑下で孫と別れ、白旗の湯に向かった。

■ 白旗の湯

白旗の湯は湯畑の隣にあり、ローケーションが良く、また板張りの風情ある浴場で、草津でも一二を争う評判の共同浴場である。
いつも人であふれているが、この日は何故か瞬間的に人の気配が無く、内部の写真をとることが出来た。

(白旗の湯)
 
(白旗の湯浴室正面)
白旗の湯  
白旗の湯浴室正面

白旗の湯は入って左側に脱衣場があり、間仕切りが無くすぐに浴室になる。
浴槽は左右に1つづつあり、右があつめの浴槽、左がぬるめの浴槽で、それぞれ5〜6人が限度の大きさである。

(白旗の湯ぬるめの浴槽)
 
(白旗の湯あつめの浴槽)
白旗の湯ぬるめの浴槽  
白旗の湯あつめの浴槽

白旗源泉が近くにあり、湯畑源泉同様酸性度が強いお湯である。

■ 地蔵の湯

湯畑の下の方から地蔵の湯に行く道路の看板が見つかり地蔵の湯に向かった。
2年前に泊まった「一田屋旅館」の下を通って地蔵の湯は割と近かった。

(地蔵の湯)
 
(地蔵の湯浴槽)
 
(地蔵の湯脱衣棚)
地蔵の湯
 
地蔵の湯浴槽
  地蔵の湯脱衣棚

地蔵の湯は2年前に改築され、当時はピカピカの新築だったが、現在は落ち着いたたたずまいで、貫禄がついた。
今回はお湯がぬるめで、一人でのんびりと入ったが、途中観光客が来たのでモデルになってもらった。
中年男性で共同浴場巡りに来たとのこと。

地蔵の湯を出て地蔵源泉の脇の道を下りると湯畑下から煮川の湯に出る道に行き当たり、さらに坂を上ると長寿の湯の前に出る。

■ 長寿の湯

長寿の湯は前回訪問したときからは改装されており、新しい共同浴場となった。

 
(長寿の湯)
 
(長寿の湯浴槽)
新しい長寿の湯も昔の湯とほぼ同じ配置。
つまり、入ると脱衣場があり、脱衣場には右側に脱衣だながあり、浴室に入ると右の壁に沿って縦長の浴槽があるなど。
変わったところはコンクリートに木の縁取りをしたところ位か。
お湯は湯畑源泉のお湯で熱い。
 
長寿の湯
  長寿の湯浴槽



長寿の湯を出て、昼に来た道をもどり宿舎に戻った。

途中、民家の庭には夏の花と秋の花が混在していた。

(ヒマワリ)
 
(ハマナスの実)
ヒマワリ  
ハマナスの実

夕食は中沢ヴィレッジの食堂を敬遠し、釜飯のいいやま亭に出かけた。

雨が降り始めて気温も結構下がってきた。
5〜6分歩いていいやま亭。睦の湯に近い。

■ かまめしのいいやま亭

いいやま亭は草津の郊外に近い場所にあり、国道に面しており駐車場が広い。
店内は、左側にカウンターと厨房、右側に大広間があり、食卓が9卓ある。

頼んだのは、ビールと孫の飲み物、後はおつまみ系と釜飯。

(カウンター)
 
(ナスとピーマンの味噌炒)
 
(ししゃも)
カウンター
 
ナスとピーマンの味噌炒
  ししゃも

(つくね焼き)
 
(鶏の唐揚)
 
(トマトのサラダ)
つくね焼き
 
鶏の唐揚
  トマトのサラダ

(アサリの釜飯)
 
(舞茸の釜飯)
アサリの釜飯  
舞茸の釜飯

以上で約 \6500 の夕食になった。
孫を連れての貧乏旅行か?

小やみになった雨の中を宿舎に戻った。

■ 中沢ヴィレッジ、ビラUの温泉

宿舎の中沢ヴィレッジ ビラUは契約者以外にも個別に宿泊を受け付けているらしい。
で、温泉を紹介すると、温泉は渡り廊下を経て別棟に行く。

男女別の大浴場と言うにはやや狭いが、万代鉱の源泉でぬる湯とあつ湯があって結構快適な温泉だった。

(ぬる湯)
 
(あつ湯)
ぬる湯  
あつ湯

温泉を出て、寝るまでの間は孫に五目並べを教えた。

第2日目

朝、孫のうなされ声で目が覚めた。3年生でも何か怖いことがあるのだろうか?。
雨は小降りで気温は12度。
一気に秋が来ている。

朝食は中沢ヴィレッジの食堂でバイキング。
家人と娘、孫の選ぶ朝食は個性が出ていて面白かった。

屋外は若干の雨で、ホテルの売店の外に六合村(りくむら)の野菜の売店が出ていた。
六合村特産のきゅうりとナスを購入した。

部屋に戻って支度をし、チェックアウトの後、荷物をフロントで預かってもらった。

娘と孫はプールで水泳、家人はテルメテルメの温泉、ひろさんは共同浴場巡りと別れ別れになった。
集合は11時半。

■ 睦の湯

睦の湯までは5〜6分で、雨は止んでいる。

(睦の湯)
 
(睦の湯浴槽)
睦の湯  
睦の湯

睦の湯は昨年5月の訪問以来2回目。
比較的大きな共同浴場で、脱衣場は特にゆとりがある。
浴槽はコンクリート製で先客が地元の人。
湯温ややや熱めだったがうめる必要はなく、地元の人に熱くはないかと問われたがやせ我慢をした。
湯畑のお湯は夏は途中の温度低下が少なく熱めだとのこと。

地元の人が出て、しばらくしたら観光客が一人入ってきた。
中年男性で共同浴場めぐりとのこと。

■ 恵の湯

睦の湯の前の道をそのまま行くと道の外れに恵の湯がある。
睦の湯に比べて幾分質素な感じだが、入ると観光客のおじさんが居て、ここは穴場ですねと話しかけてきた。

(恵の湯)
 
(恵の湯浴槽)
恵の湯  
恵の湯

この人は共同浴場巡りをしており、睦の湯が入れなかったとのこと。
今入ってきたと答えると早速行ってみるとそそくさと出て行った。
恵の湯のお湯は入れ替えている途中で8分目まで溜まっていた。
かなり熱かった。昨年もお湯が熱かったのを思い出した。
浴室の床が鉄板なのはここが始めてで、これも昨年の記憶通り。


■ 品木ダム水質管理所・湯川中和工場

恵の湯から宿舎の中沢ヴィレッジへ戻る途中、湯川に架かる橋を渡った。
湯川は、昨夜暗かったので異様に湯気が出る白い川と思っていたが、川沿いを上流にしばらく歩くと、石灰石投入の現場があった。
酸性度の強い川の水を、石灰石を砕き混ぜることによって中和しようという工場で全国に数カ所あるらしい。

この投入場所を柵の外側から見学した。

(石灰石の投入)

石灰石の投入

(石灰石投入の説明板)
 
(中和された湯川)
石灰石投入の説明板  
中和された湯川

中和された湯川は魚が住み、ダムの構築物も腐食せず、安全な農業用水、工業用水を供給する川になるのだろう。
次回は施設の中を見学させてもらおうと思った。

中沢ヴィレッジでしばらく待つと、家人が戻り、娘と孫が戻ってきたので、タクシーを呼んで貰ってバスセンターに行った。

朝食のバイキングをめいっぱい食べてまだ食欲が湧かないというので、スーパーのもくべえに行って弁当を買い長野原草津行きバスに乗り込んだ。

臨時のJRの特急とバスは若干接続が悪かったが空いており、往路と同じく楽しい車中の昼食となった。

その後、疲れたのか孫は眠りこんでしまった。



(若干の情報)
場所電話
品木ダム水質管理所
湯川中和工場
0279-88-5677



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