全国秘湯巡り・九州
別府湯の旅(続編)
第1日目 羽田→大分空港→別府→明礬温泉→鉄輪温泉
第2日目 鉄輪温泉→別府温泉 →浜脇温泉→別府温泉
第3日目 別府→
杵築→大分空港→羽田
第2日目の後半
■ 再び別府周辺の共同浴場巡り
夕食前にもう少し別府の共同浴場を探訪したい。
家人は疲れが出たと大型テレビに見入っていたのでまた一人で外出した。
海門寺温泉(18湯目)はホテルのフロントに教わったとおりすぐに判った。
公園のはじっこに大きな建物があり、そこが温泉だった。
(海門寺温泉) | |
(海門寺温泉浴槽) |
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別府特有の脱衣場と浴室が一体型の公衆浴場で、ここも歴史が古そうだった。
お湯は思ったより熱くなく、数人の地元の人も親切にポーズを取ってくれた。
分析表が掲げられ、単純泉とあった。
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海門寺温泉を出てたちばな温泉を探したが見つからず、国道10号に面した的ヶ浜温泉まで歩いた。
的ヶ浜温泉(19湯目)の入り口には組合員のみ入浴可能の旨の掲示がありがっかりしたが、覗いてみると番台におじさんが居たので入浴を頼んでみた。
他に客が居なかったのが効いたのかおじさんの許可が出て、洗面器も貸してくれ、「ごゆっくり・・・」と言ってくれた。
(的ヶ浜温泉) | |
(的ヶ浜温泉内部) |
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的ヶ浜温泉の内部はすのこと棚の脱衣場があり、木の柵の仕切りの先が浴室で、広くない浴室の中央に浴槽があった。
浴槽はやや深めで、湯温は適温(源泉は49.5度)。無色透明のお湯はなめらかで、若干の金気臭があり、炭酸水素塩泉とのこと。
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的ヶ浜温泉を出て、別府駅の方に戻りながら南的ヶ浜温泉(20湯目)の場所を聞いた。
わりとわかりやすい場所にあったが、先ほど探しても判らなかったのは何故だろうか?。
南的ヶ浜温泉も公民館の1階にある。
先客が2人居ていろいろと世間話をした。
(南的ヶ浜温泉) | |
(南的ヶ浜温泉内部) |
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南的ヶ浜温泉は的ヶ浜温泉に比べて脱衣場は狭いが浴室は広いようで、板の間と浴室のタイルが接している。
先客が2人居た。
お湯は熱めで、さっぱりした感触。 ナトリウム−マグネシウム炭酸水素塩・塩化物泉とのこと。
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出てきた2人にたちばな温泉(21湯目)の場所を聞いた。
良くは知らないそうだったが聞くべき商店の名前を教えてくれた。
たちばな温泉は道路に面しておらず、駐車場のような空き地の中にあった。
入浴料金は前の建物の中の料金箱に入れる。\100。
靴も建物の両側にある棚に入れる。
(たちばな温泉) | |
(たちばな温泉浴室) |
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履き物を脱いで入るとすぐ、浴室。
壁側に脱衣用の棚。この超シンプルさは素晴らしい。
お湯はぬるめで、聞いてみたら鉄道の線路の方からお湯を引いているとのこと。 この温泉の場所も駅前本町でなく北浜二丁目なので判りにくいのではないか?とのこと。
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このおじさんから、同じ駅前本町経営の春日温泉に入ったら良いと言われ、場所も聞いた。
春日温泉(22湯目)は北カメラ店の角を線路方向に曲がり左側との事。
春日温泉はすぐに判った。
表側は駅前本町公民館の看板があり、建物に沿って左に折れると女湯(手前)と男湯の入り口がある。
(春日温泉) | |
(春日温泉浴室) |
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春日温泉もシンプルなつくり。
中は浴室だけしか無く、浴室の周りにすのこが敷いてあり壁に脱衣用の棚があるだけ。
お湯はぬるめで、無色透明、さっぱりとしたクセの無いお湯だった。
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出た後、女湯から2人の女性が出てきて感想を聞かれたので内部が清潔だと言ったら、そのはずで、つい先だって男湯だけタイルを貼り替えたとのこと。
春日温泉を出て、駅方向に行ったらすぐに駅前高等温泉の前に出た。
ホテルに戻って休息。
ざっとあびるだけ、他は地元の人と話すだけでも入浴は意外に疲れる。
夕食はやっこ凧(やき鶏)
夕食はホテルのフロントのアドバイスに従って「やっこ凧」。
ホテルの裏側の1〜2分の所。
炭火焼きの焼鳥屋さんだが、地魚もなかなか良いとのこと。
(やっこ凧) | |
(釣り鰺と貝の刺身) |
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(やきとり盛合) |
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(海老の掻揚げ) | |
(焼きおむすび) |
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やっこ凧で取ったメニューは以上の通り。
簡素だが美味。
価格はリーズナブル。
皿を出すのをお子さんが手伝っていたがすぐに母親と家に戻った。
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第3日目
■ 今回最後の別府周辺の共同浴場巡り
早朝別府駅周辺の共同浴場数軒を巡ることにした。
家人は白河夜船。
最初は昨日入らなかった駅前高等温泉の高級湯。
一つの共同浴場に2種類の温泉があるのは四国道後の道後本館か武雄温泉の元湯位しか知らないが昔はこういったスタイルも結構多かったのかも知れ無し。
お湯の好みから言えば並湯に軍配を揚げたい。
続いて、別府駅の線路に沿って南に下りややそれて不老泉(23湯目)。
不老泉は大きな3階建ての建物で、脱衣場も浴室も立派。
(不老泉) | |
(不老泉浴槽) |
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脱衣場は広く、8段ほど下がって浴室を見晴らす事が出来る。
浴室は窓側がドーム状になり浴槽も同じようなカーブを描いている。
お湯は熱め。
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入り口に指定管理者制度の導入で、いくつかの共同浴場の管理を請負った会社のポスターが貼られていた。
番台も清掃もてきぱきとしており、愛想の良いのが気に入った。
別府の行政は進んでいると感心した。
中に一緒に入っていたおじさんに田の湯への行き方を聞いた。
田の湯(24湯目)はJRの高架をくぐってしばらく行ったところ。
(田の湯) | |
(田の湯浴槽) |
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真新しい建物は平成11年に建てられた。
脱衣場、浴室とも新しく、市営にしてはそれほど大きくない。
お湯は熱め。
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム−炭酸水素塩泉。
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中にいた人は東京生まれの東京人。
奥さんの実家のある別府に来て3年でようやく慣れたと言い、別府の良さをいろいろ教えてくれた。
上田の湯に寄っていったら良いと言われたので場所を聞いた。
大きな道路を横断したらすぐとの事だったが判らず、結局大回りしてようやく見つけた。
上田の湯九日天温泉(25湯目)は、こぢんまりとした共同浴場。 独立した建物はシンプルだが共同浴場らしい建物で昔からの歴史を感じさせた。
(上田の湯) | |
(上田の湯浴槽) |
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脱衣と浴室が一体型、浴槽はやや小さく5〜6人入るのが限度。
まろやかな感じのお湯は身体に馴染み、やや熱めだが気にならない。
入ってきた人はそそくさと入りすぐに出て行った。
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家人をホテルで待たせて居たので、今朝の共同浴場巡りは終わりとし、緩やかな坂道を別府駅の方向に歩いた。
10分ほどでホテル。
韓国からのおばさん方のツアー客が出発するところで、食堂がようやく空き、朝食が摂れるような時間になっていた。
杵築見物
食事をしながらこの日の予定を再検討した。
共同浴場巡りは十分に堪能したので、観光はどこがよいか?ということになり、別府市街についてあまりに知識がないので、杵築の城下町見物の後、飛行場に行く事にした。
JR別府駅から杵築までは特急で20分ほど。
タクシーに乗って杵築城まで行った。
運転手に飛行場行きの交通手段を聞いておいた。
杵築城では、年配の館長さん(?)が懇切丁寧な説明をしてくれた。
小さな城だが、コレクションが多く、説明が面白いので1時間以上かかって全部巡った。
杵築城から散策マップを片手に歩いてみた。
杵築の城下町は坂が多い。
勘定場の坂を上り藩校の門や大原家を見物し、酢屋の坂を下った。
(勘定場の坂) |
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(酢屋の坂) |
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時代劇に出てきそうな街並みが続く。
酢屋の坂の下には菓子屋、味噌醸造屋などがあり、みな時代を感じさせる建物を保っている。
(綾部味噌) |
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(松山堂菓子処) |
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(神田米店) |
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(南台武家屋敷跡) |
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飴屋の坂を上り南台武家屋敷跡を抜け寺町のお寺を一軒ずつまわって錦江に下りた。
タクシーを呼んで、大分空港道路のバス停まで行くつもりだったが、近くのバス停で、大分発国東行き路線バスの通過時刻が近いことを知り利用することにした。
住宅地や役所や病院を廻ってようやく大分空港に着いたが、航空機の出発時刻までに遅い昼食を摂る時間は十分あった。
(若干の情報)
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