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全国秘湯巡り・南会津

湯ノ花温泉と木賊温泉

第1日目 浅草→会津高原→ 湯ノ花温泉 湯ノ花温泉の共同浴場 木賊温泉
第2日目 木賊温泉→
前沢ふるさと公園 会津高原温泉→浅草

第1日目

湯ノ花温泉

(湯ノ花温泉・石湯)
湯ノ花温泉・石湯 2005年の9月、只見線に乗って会津を旅して気に入った。

2006年も9月に会津に行ってみたい。

喜多方から磐越西線に乗って新潟に抜ける旅が良いとも思ったが、南会津の湯ノ花/木賊の両温泉に浸かる旅にした場合、会津バスの便はどうか?を調べていたら、無性に南会津に行きたくなった。

その大きな理由は、湯ノ花温泉と木賊温泉にある素朴な共同浴場のたたずまいだった。
ネットで検索すると多くのページが両温泉の共同浴場を掲載していた。

前回東武線を利用して旅に出たのは5年前(2001年)の二股温泉で、その時も浅草寺にお参りする時間があったが今回も同じ展開になった。

(雷門)
 
(浅草寺本堂)
 
(五重塔)
雷門
 
浅草寺本堂
 
五重塔

早朝の浅草寺は気持ちよくお参りできた。

東武線の特急きぬ103号は約2時間で鬼怒川温泉駅に着き、接続する快速は「喜多方」行きだった。この列車は車両も良く空いていたので会津高原尾瀬口駅まで快適な旅が出来た。

(野岩鉄道)
 
(会津バス)
 
野岩鉄道
 
会津バス
  会津高原駅で下りたのは数人で、接続の会津バスに乗り込んだのも2〜3人だった。

バスは「尾瀬沼山峠」行き。国道352号線を通って檜枝岐の先まで行くらしい。
9月は尾瀬登山の季節ではないのだろうか?

国道352号線は快適な道で、行き交う車も少なくバスは時間通りに松戸原に着いた。

湯ノ花温泉

松戸原には会津高原タクシーがあり、しかも湯ノ花温泉はここから国道を折れるので、予約したらバス停で待っていてくれた。
運転手さんからいろいろ情報を仕入れる。

「弘法の湯は集落のほぼ中心にあり、石湯や天神湯はすぐ近く。湯端の湯まで行って中心部に戻りましょう。昼食はそば屋の「いせや」さんはいかがですか?荷物も置いてくれるでしょう・・・。イワナ釣りは腕次第ですね。今はソバの花が終わって実になりつつあります。稲刈りがもうすぐ始まります。」

(シュウメイギク)
 
(ソバの花と実)
 
(ソバ畑)
シュウメイギク
 
ソバの花と実
 
ソバ畑

(稲穂)
 
(稔った田んぼ)
 
(ミョウガの花)
稲穂
 
稔った田んぼ
 
ミョウガの花

いヤー!、ともかく自然が豊かな里ですね。
温泉場というより単なる山里で、ともかく自然が満喫出来る場所に温泉があるという感じ。

共同浴場は弘法の湯、石湯、天神の湯、湯端の湯の順に入り、途中、ソバは弘法の湯の前の「いせや」で美味いソバを満喫し、湯ノ岐川のイワナ釣りの釣り人に見とれたりした。
心残りはいせやのソバの写真を撮り忘れたこと。この夏、草津でも渋温泉でも評判倒れの店でソバを食べたのでいせやも期待していなかったが、ともかく、透明な、香りの良いもりそば(裁ちソバ)に圧倒されて写真を忘れてしまった。

湯ノ花温泉の共同浴場の写真の前に、湯ノ花温泉の写真をもう少し掲載したい。

(裁ちソバ・いせや)
 
(石湯に向かう橋)
 
(欄干のアカトンボ)
裁ちソバ・いせや
 
石湯に向かう橋
 
欄干のアカトンボ

(湯ノ岐川の渓流釣)
 
(湯ノ岐川の渓流美)
 
(ポンポンダリア)
湯ノ岐川の渓流釣
 
湯ノ岐川の渓流美
 
ポンポンダリア

湯ノ花温泉の共同浴場は全て期待通りの鄙び度。
お湯も単純泉のさっぱり系で、熱さをのぞけば問題なし。

湯ノ花温泉・共同浴場巡り

(クリックすると拡大します)

弘法の湯

石湯

天神の湯

湯端の湯




湯ノ花温泉の雰囲気にひたった後、湯ノ花温泉に来る本数の少ないバスに乗り込み、木賊温泉に向かう。
途中道路にタヌキが顔を出したりする。

木賊温泉

バス停「木賊温泉入口」には、お願いしていた今日の宿の「しゃくなげ荘」のおじいさんが迎えに来ていてくれた。
木賊温泉迄のおよそ10分間にいろいろと世間話をした。

バスの便が減り客が少なくなったこと。
登山人口が減ったこと。
このあたりでは山間のため日照時間が少なく、米を作っても反あたり収量が少ないこと。イワナが急な寒さのためかこのところ釣れなくなったこと。

間もなく木賊温泉の集落に着いた。湯ノ花温泉よりさらに鄙びた温泉地だった。

(しゃくなげ荘)
 
(しゃくなげ荘浴槽)
 
(コスモス)
しゃくなげ荘
 
しゃくなげ荘浴槽
 
コスモス

シャクナゲ荘の温泉は西根川の対岸の源泉を7軒の民宿仲間と共有で「ニュー木賊温泉」と名付け登録した源泉で、湯温は32度。加温の必要があり、飲泉は不可。
循環使用のためか成分のためか結構あぶくが多く出ていた。
無色透明のアルカリ性単純泉。
若干の硫黄臭。

原油の高騰で燃料代が馬鹿にならないとのこと。

その後、家人と木賊温泉の共同浴場の広瀬の湯と露天岩風呂を巡った。
露天岩風呂は数人の男性客が居たので家人は宿に戻ってしまった。
しゃくなげ荘は広瀬の湯と露天岩風呂の中間でどちらへも徒歩5分とかからない良い立地条件。

広瀬の湯は木賊温泉の駐車場の脇の急階段を西根川に向かって下る。

木賊温泉・共同浴場巡り

(クリックすると拡大します)

広瀬の湯

露天岩風呂


しゃくなげ荘の夕食

広瀬の湯、露天岩風呂ともにゆっくりと味わって入っていたら既に日も暮れ、宿に戻ったら夕食の時間だった。

(先代の女将)
 
(キノコ炊き込みご飯)
 
(イワナ塩焼き)
 
(イワナ刺身)
先代の女将
 
キノコ炊き込みご飯
 
イワナ塩焼き
 
イワナ刺身

(キノコと豆腐の鍋)
 
(鶏肉と筍の煮物)
 
(はっとう)
 
(ナメコ入り裁ちソバ)
キノコと豆腐の鍋
 
キノコ炊き込みご飯
 
はっとう
 
ナメコ入り裁ちソバ

大広間に2組の客が並び、会津の郷土料理を頂いた。
品数はもっと多かったが写真を写す前に食べてしまったものもあったので上記でご容赦。

第2日目

夜中に雨が降った。

早朝、露天岩風呂を再訪した。
いろいろの河原露天風呂に入ったが、この露天風呂は気分が落ち着く。
開放度が低いせいだろうか。

大型台風が九州を直撃。
会津地方も今日は雨模様。

朝食後、木賊温泉入口のバス停まで車で送ってもらった。
今日はご主人の運転。
ご主人は木賊温泉入口のバス停より松戸原寄りにある「前沢ふるさと公園」まで乗せてくれた。

前沢ふるさと公園

前沢ふるさと公園は「前沢曲家集落」をそのまま保存したもの。
十数軒の曲家にはまだ人が住み生活臭が漂う。


(前沢曲家集落の由来)
 
(曲家が連なる)
前沢曲家集落の由来
 
曲家が連なる

看板の説明によると「明治40年に火災に合い集落全戸を焼失したが、一時期に同一大工集団で再建されたため統一的な景観美が生まれた・・・」とのこと。

同じ会津の大内宿よりも観光化されていないので見る価値が十分にあった。

(曲家資料館)
 
(昔の民具)
曲家資料館
 
昔の民具

(屋根の葺き替え中)
屋根の葺き替え中


次のバスで会津高原駅に戻った。

ここでのお目当ては日帰り温泉。
ところが、予定していた「滝ノ原温泉・滝見荘」は入浴できないとのこと(2005年に閉鎖)
同じ源泉の「三滝温泉」は日帰り入浴はやっていないとのこと。

で比較的新しい「夢の湯」に入り今回の浴場巡りを終えることにした。

会津高原温泉・夢の湯

夢の湯は会津高原温泉駅から歩いて歩いて数分のところで国道352号線に面している。

フロントでインターネットの同施設のページからダウンロードした割引券を見せると100円引き。

(夢の湯)
 
(夢の湯内湯浴槽)
 
(夢の湯露天風呂)
夢の湯
 
夢の湯内湯浴槽
 
夢の湯露天風呂

内湯はフロント脇の階段の下で、日帰り温泉施設にしては設備は小型。
多分、宿泊施設の付属浴室という考え方の浴場だろうと想像した。
お湯は弱アルカリ性の単純泉だが、ほんのかすかに硫黄臭。
地下850メートルから毎分200リットル湧出の源泉は43度という絶妙の温度でうめなくても適温と思った。

露天風呂は庭を横断して10メートルほど歩いたところ。
ぬるめのお湯が気持ちよかった。

会津高原駅に戻って鬼怒川温泉駅で特急に乗り換え、浅草に着いたのはまだ陽が高く、心配された大型台風は九州から日本海に抜けたとのこと。



(若干の情報)
場所電話
会津高原タクシー
0241-78-2017
しゃくなげ荘
0241-78-2345
夢の湯
0241-78-3131


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