全国秘湯巡り・新潟
瓢湖と五頭温泉郷
第1日目 東京→新潟→瓢湖→
出湯温泉→
村杉温泉
第2日目 村杉温泉→新潟→東京
第1日目
瓢湖へ
(瓢湖の餌場)
白鳥の餌付けで名高い瓢湖がどこにあるのか知らなかった。
一度は訪問したいという永年の夢を実現させるためにいろいろ検索すると、阿賀野市にあることがわかり、今度は阿賀野市に行く方法を検討した。
JR水原駅が最寄り駅だと判ったが、新幹線で新潟に下りても、水原までは直通の列車はなく、ワンクッションして新津で乗り換えるのがとても不便で、一度はさじを投げた。
だが、新潟市に近いという場所柄からバス便があるに違いないと思い新潟バスに電話したら、なんとこれが正解で、バスで1時間ほどということがわかり夢は実現した。
瓢湖
新潟までは、上越の国境を越えるまでは晴れ、越後湯沢では雨模様で、途中長岡では雷鳴を伴う土砂降りだったが、新潟では晴れ間が出ていた。
バスセンターまで歩き、水原行きのバスに乗る。
古い街道らしき道をはしり、小一時間で水原着。
バスはそのまま看板を書き換え「瓢湖」行きとなった。
(瓢湖1) |
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(瓢湖2) |
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瓢湖は思ったより小さな池で、えさ場にカモなどを含めた水鳥がたくさん集まっていた。
瓢湖の前の建物は1階が土産物屋、2階が食堂だった。
荷物を預け、水際に行く。
白鳥は餌の時間以外は近くの田圃で餌を食べるとのこと数が少なく、ほかの水鳥が群がっていた。
キンクロと呼ばれる鳥が特に可愛らしく必死に素早く泳ぎ回っていた。
瓢湖についた頃からまた雲行きが怪しくなり、あたりが真っ暗になって雨が降り始め、急に強い雨が降ったり雷鳴がなったりした。
ボランティアの説明員も建物の中に去ったので、食堂に戻ってやや遅めの昼食を摂った。
水鳥を見ていると飽きないのだが雨はなかなか降り止まないので予定を変えて今日の宿に向かうことにした。
水原駅近くからのタクシーは待つ間もなくきてくれた。
道々、直接村杉温泉に行くのでなく、出湯温泉の2つの共同浴場に入ってから村杉温泉の宿に行くことにした。
出湯温泉・華報寺共同浴場
雨の中を疾走したタクシーは10分ほどで出湯の温泉場に入った。
正面に華報寺の大きな屋根が見えた。
(華報寺本堂) |
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(境内の融雪施設) |
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華報寺では境内の融雪施設の試運転を行っていた。
パイプから出ていたのは水でなく、共同浴場の排湯で、湯気が上っていた。
(華報寺共同浴場) |
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(同浴槽) |
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共同浴場は混んでいた。
土曜日の夕方で今日明日にも初雪があるという悪天候で、もう何の作業もしなくてよいのかもしれない。
ぬるめのお湯が気持ちよかった。さっぱりとした単純泉だった。
残念なことは湯気の抜けが悪く浴槽の写真がうまく撮れなかったこと。
共同浴場を取材する度に自分に課している課題は必ず浴槽の写真をホームページに載せることで、そのために全国各地の温泉地を訪ねているのに、写真写りが悪いとせっかくの訪問が無駄になる?。
出湯温泉・出湯共同浴場
出湯共同浴場は華報寺共同浴場と100メートルと離れていない。
華報寺の境内からメイン道路をやや下った左側の路地のつきあたりにある。
(出湯共同浴場) | |
(出湯共同浴場浴槽) |
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(料金表) |
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天候は、昼間なのにあたりは真っ暗で、寒さのためかここでも多くの地元の人が長湯を楽しんでいた。
源泉の温度は20度台なので加熱は必須。その所為か入り心地のよい温度に仕上がっている。
地元の人たちは撮影にはやはり協力的。
村杉温泉
阿賀野市営バスは本数が少ないので待つ間がかなりあった。
喫茶店も食堂も無い。地元の人は歩いてもすぐだと言うので雨の中を歩き始めた。
国道はトラックが多かったが、トラックよりは雨が難儀で、それでも40分ほどで村杉温泉に着いた。
今日の宿は「室町」。
荷物を置いて共同浴場「薬師の湯」に行った。
家人は留守番。
村杉温泉・薬師の湯
薬師の湯も混んでいた。
ぬるめの湯は良い加減に加温され快適だった。
浴槽の写真撮影に、脱衣場とのしきりを開けさせてもらったが、湯気がなかなか取れず、外の暗さも手伝って満足のいく写真は撮れなかった。
この後、村杉露天風呂を訪ねた。
場所は、薬師の湯を出て左側の山側の道をたどって20〜30メートルほどの右側の斜面で、薬師堂の境内に当たる場所。
村杉温泉・村杉露天風呂
(村杉露天風呂脱衣場) |
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(村杉露天風呂) |
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石段の上に無人の入浴券発券所があり、木戸を開けると左側が男湯。
一間四方の脱衣場のほかには何も無い。
露天風呂は大きな石が組み込まれ、底は平らな石が敷き詰められているので入りやすい。
先客が2人。
新潟のサラリーマンで、今日のゴルフの成績を話していた。
今夜は温泉で忘年会とか・・・
雨が強くなって、タオルが濡れるが、外気がひんやりしていて気分はよい。
村杉温泉・割烹旅館・室町
室町は比較的新しい宿。
客の応対がてきぱきとしている。
忘年会シーズンで活気がある。
室町の夕食
室町の夕食はしゃれていた。
今年泊まった宿では最高と思われた。一部をご披露したい。宿泊料金は土曜の夜で一万円をちょっと超す程度。
もちろん、老人には食べきれないので、品数を減らして料金を下げて欲しいのだが・・・。
(シュリンプカクテル) | |
(イカの和え物) |
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(イクラとなめこ) |
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この他に、揚げ物、漬け物など。 丹念に写真を撮ったつもりだったが手ぶれもあり、落ちもあったかもしれない。
第2日目
昨夜来の雨が早朝雪に変わった。
(村杉露天風呂)
昨日撮った写真のうち、うまく撮れていない写真を撮るため、薬師の湯と村杉露天風呂に行ってみた。
薬師の湯は多くの人が入っており、写真は撮りにくいと判断し、村杉露天風呂に入った。
昨夜はほとんど何も見えなかったが、明るい時に見てみるとすっきりした石の露天風呂風呂で、寒椿の朱の色が目にしみた。
結構な露天風呂だった。
宿に戻って朝食を摂った。
今後の予定を考え直したが名案は無かった。
(阿賀野市の市営バス) |
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(村杉温泉停留所) |
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共同浴場は既に4湯とも入ったので、瓢湖に行く他何もすることがない。
で、朝の市営バスをつかまえるため大急ぎでバス停に走った。
停留所近くで朝市をやっていたが買い物をする間もなくバスに乗った。
バスで阿賀野市笹神支所を過ぎたあたりから、田圃に白鳥が餌をあさっている姿が多く見られた。
瓢湖でも雪が激しかったのでそのまま水原駅方面に行き、途中で新潟行きの急行バスに乗り換えた。
急行バスは途中からバイパスに入り、亀田付近ではいつもビールのつまみにする「亀田のあられ」の本社工場前を通った。
新潟では雨が激しかったので、街の散策をあきらめ、列車を換え新幹線の人となった。
いつも思うのだが今回も空いた列車にしては、一カ所にだけ人を詰め込み、他の部分はがら空きの座席指定の方法はプログラムミスではないか?と 考えたりした。
越後湯沢ではスキー場は白くなっていたが、国境を越えたら青空がまぶしかった。
(若干の情報)
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