京町温泉・十兵衛の湯 |
京町温泉・十兵衛の湯 住所:宮崎県えびの市大字向江212-1 大人:450円 開場時間 : a.m. 7:00 - p.m. 10:30 定休日:無休 入浴日:2015年4月30日 |
(京町温泉 十兵衛の湯) |
京町温泉はえびの市の西の外れにあり、大正時代から昭和の中期にかけて宮崎県随一の温泉街を形成したが、団体旅行から個人旅行に移行した時代の流れや、歓楽旅行に対する批判や反省によるライフスタイルの変化に追いつかず、温泉街全体が沈滞し、車による旅行客はこの地に立ち寄らず、JR九州も京町温泉駅を無人駅にするなど未だに逆風が吹いている。 そんな中で、十兵衛の湯は、食事処「十兵衛うどん」と旅館「十兵衛の宿」との相乗効果もあって、京町温泉で唯一活気のある場所を形作っている。 広い駐車場は車の出入りが引きも切らない。 十兵衛の湯は入浴料金が温泉街の中ではやや高めだが程よく人が出入りしている。 玄関の戸を開けて入ると、右側に受付があり、正面に男女の浴場ののれんが掛かる。 券売機で入浴券を買い、受付に差し出してのれんをくぐる。 脱衣場は結構広い。 鍵の掛かるコインロッカーはとても便利で、大型荷物も十分入る。 浴室は床に石を張り詰め、壁は下部がタイル張り、上部は木製とグレードが高く、浴槽はタイル張りで女湯との壁に沿って細長く、手前に小さな浴槽、奥に大きな浴槽が連なっている。どちらにも湯口があり、手前の浅い浴槽には先客が居た。この浴槽は寝湯の感覚で入れる深さと温度である。 突き当たりの戸の外に露天風呂がある。 お湯はややヌルヌル感のある低張性中性高温泉(ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩塩化物温泉)で、源泉の温度は64.5度。 加水で適温にし、塩素系の殺菌剤も『使用しているとのこと。 中年の先客は名古屋在住の人で、実家に戻って連休を過ごすという。この近くでは、十兵衛の湯が一番落ち着くとのこと。銭湯と云うより旅館の立ち寄り湯だからだろう。
十兵衛の湯ホームページ | |
(脱衣場) | ||
(メインの内湯浴槽) |