人吉温泉・鶴亀温泉 |
人吉温泉・鶴亀温泉 住所:熊本県人吉市瓦屋町1120-6 大人:200円 時間:PM 2:00- PM 9:00 定休日:毎月12日/28日 入浴日:2006年10月14日 |
人吉市は熊本県の南部にあり人口約4万弱の地方都市である。 この人吉市には何と78本(人吉保健所)の源泉があり市全体が人吉温泉とも呼ばれる。 公衆浴場も31箇所(2012年現在)を数える。 鶴亀温泉は人吉の公衆浴場には珍しく人吉駅より北側にある。 人吉の観光マップには出ていないものもあるが、れっきとした老舗の公衆浴場で創業は昭和の初期といわれている。 建物のたたずまいや浴室浴槽の雰囲気は新湯、元湯、堤温泉などと同じように、レトロで昔ながらの味がある。 暖簾をくぐると番台。 老婦人が賑やかに迎えてくれる。 84才でこの道60年とか?。 お金を支払って脱衣場。床などはきれいで手入れが行き届いている。 籠に脱いだモノを入れ、浴室へ。 浴室は数段下がっており、床はコンクリート板。 浴槽が一つあり、中央に仕切がある。 湯は壁側のエビスの顔から流入する。 やや熱め。 昔の源泉の出が良くなくボーリングし直したとのこと。 お湯は無色透明、無味無臭。 典型的な人吉の湯でぽかぽかと出た後の気持ちがよい。 お湯のあふれる場所が茶褐色なのは成分の析出の跡。 入っていると、年配の娘さんに伴われて、102才というお年寄りが入ってきた。 杖はつくが独力で数段の石段を下り浴槽でのんびりとしている。 声を掛けて写真を撮らせて貰うと、ピンと背筋を伸ばしてポーズを取ってくれた。 84才と102才はまさに鶴亀コンビだと思った。
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