人吉温泉・新温泉 |
人吉温泉・新温泉 住所:吉市紺屋町80-2 大人:300円 時間:AM 8:00-AM 9:00 PM 1:00-PM 10:00 定休日:第1月曜日 入浴日:2006年10月13日 |
人吉市は熊本県の南部にあり人口約4万弱の地方都市である。 この人吉市には何と78本(人吉保健所)の源泉があり市全体が人吉温泉とも呼ばれる。 公衆浴場も31箇所(2012年現在)を数える。 新温泉は人吉市街のほぼ中心部にある。 球磨川の支流の山田川が球磨川に合流するあたりで、山田川を渡る出町橋と二条橋のほぼ中間にあり、近くに鶯温泉がある。 新温泉と言うが創業は昭和6年。人吉でも老舗の公衆浴場で建物も源泉も浴槽も全て当時のまま。 源泉は手掘り(いわゆる上総掘り)という。 脱衣場は広く、壁には開業当時の広告のペンキ画がかかっていてこれが何とマッターホルン。当時はさぞモダンだったのだろう。 浴室、浴槽はコンクリート造。 浴槽は2つあり、その間に広い洗い場。 お湯はぬるめ。 入ると肌にまつわりつくぬるぬる感。 無色透明、無味無臭だが、温泉味というかまったりしたミネラルウオーター味。 浴室の天井は高い。 補強のため鉄骨が柱に沿って天井や屋根を支えている。 先客から人吉の公衆浴場の話を聞いた。 また不足分は番台の若奥さんが補ってくれた。 大正か昭和初期の建物の残っている公衆浴場は、元湯、堤温泉、鶴亀温泉、新温泉など。 今回は少なくともそれらの公衆浴場は入ってから帰りたいと決意を新たにした。
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