沢渡温泉・沢渡温泉共同浴場 |
沢渡温泉・沢渡温泉共同浴場 大人:300円 AM10:00-PM9:00 定休日:無休 入浴日:2006年1月8日 |
沢渡温泉は古い温泉場である。 300年の歴史があるといわれる。 中之条から四万温泉に向かう途中で、暮坂峠に向かって左折するすると3キロほどの所にあり、「草津のなおし湯、仕上げ湯」と言われている。 昔栄えたと言われる温泉街も今では十軒あまりの旅館とこの共同浴場だけでひっそりとした印象を与える。 沢渡温泉共同浴場はバス停「沢渡温泉」で下車し、温泉街の坂をやや下った坂の途中にある。 古い旅館「丸本(まるほん)旅館」と「龍鳴館」にはさまれて、ひなびたたたずまいがうれしい。 入口の手前に入浴料金を支払う場所があり、おばさんがこたつに入ってテレビを見ている。料金は2005年の夏に200円から300円に値上げしたそうだが、沢渡温泉の宿泊客は無料という。 男湯は手前で、入ると脱衣場があり、奥行きの狭い棚(脱衣用)が壁の2面分ある。 浴室との引き戸の上には、この浴場に対して寄付した人の木札が連なっている。 浴室の床は滑りにくい褐色の石で、浴室の壁は板張り。 浴槽はやはり石だが、うす緑色の柔らかい石でこれも滑りにくい。 浴槽は2つ。手前がやや熱めで上がり湯とのこと。奥はややぬるめで、奥の方から先に入るようにすすめられた。 お湯はなめらかな感じで、刺激が少なく、草津の酸性の強いお湯に比べて弱アルカリ性で肌に優しい。 源泉の流入口にはコップが置いてあり、飲んでみるとミネラルウオーターのような癖の無さ。 ここのお湯は持ち帰り用の料金設定がされており、大きなポリタンクで汲んで帰る人もいた。 入っている人は、地元と湯治客が半々だったが、湯治客は年輩者で障害を持った人とかリハビリ中の人が結構多い。 問わず語りにここのお湯が自分の身体にいかに良く効くかをそれぞれ話してくれる。 | |
(沢渡温泉・沢渡温泉共同浴場浴槽) | |
(壁の脱衣用の棚) | |
(寄付した人の木札) |