沢渡温泉・まるほん旅館 |
沢渡温泉・まるほん旅館 電話:0279-66-2011 大人:700円 開場時間 : a.m. 11:00 〜 p.m. 5:00 定休日:無休 入浴日:2006年1月8日 |
(まるほん旅館) |
まるほん旅館は温泉街の中心の沢渡温泉共同浴場の隣にある。 温泉街というが、沢渡温泉は四万温泉と草津温泉の影にかくれて、なんとなくさえない印象だ。 この老舗旅館の大浴場は、木造の浴室と浴槽でも有名で、お湯の質とともに呼び名が高い。 11時ちょっと前の到着で、掃除中とのことだったが、掃除風景も見せて欲しいとお願いしたら快く入れてくれた。 毎日、よく磨かないとお客様の転倒の元になるとのこと。 木造の渡り廊下を渡って大浴場の中に入ると、大浴場は一段と下がったレベルにあり、浴室の反対側に向かって木の階段を下る。 脱衣場は大浴場の一角にあり、間仕切りがない一体型の脱衣場である。 大浴場は大半が木造で、浴槽の内部が石造りで美しい。 お湯はなめらかなアルカリ性のお湯で肌触りがとても良い。 このお湯は、優しく、草津温泉の上がり湯といわれ、暮坂峠を越えて入ったという昔の旅人が偲ばれた。 まるほん旅館に日帰り入浴をお願いしたのには訳があった。 一年ほど前の2005年の1月の読売新聞に次のような記事があった。 おおよその概要は、「まるほん旅館は老舗の宿で、一時期、後継者難で廃業すら考えたのだが、群馬銀行の若手行員が会社を辞め、養子縁組して後を引き継ぎ、経営も上向きになりつつある・・・。」 旅館で忙しく立ち働く若いご主人を垣間見て、これは、世の中捨てたものではないなと思った。 なお、まるほん旅館は「全国共同浴場」で取り扱うには休日の入浴料金がかなり高価なのだが、名湯の部類に入るので敢えて採録した。 |
(浴槽1) | |
(浴槽2) |