川原湯温泉・王湯 |
川原湯温泉・王湯 大人:300円 AM10:00-PM6:00(4月〜11月) AM10:00-PM5:00(12月〜3月) 定休日:無休 入浴日:2006年8月5日 |
川原湯温泉は古い温泉場である。 共同浴場は3箇所あり、王湯は特に古くからあって格式を保つ。 毎年1月には「湯かけ祭り」が行われテレビや新聞などで報道される。 JR吾妻線の川原湯温泉駅から徒歩10分足らず、吾妻川に沿って登ると、小さな温泉街が展開し、笹湯や聖天様露天風呂への道を左右に見て間もなく「王湯」。 吾妻川に面した建物は番台こそ同じ階だが、この階には座敷などしか無く、階段を下りて内湯の脱衣場があり、更に階段を下りて浴槽がある。 浴槽は石造り。 熱い源泉が3本の蛇口から流入している。 分析表では元の湯と新湯の二つが記載され、「含硫黄−カルシウム・ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)」とある。 浴槽の源泉流入口の隣には水道水がそそがれ、水は絶対に止めないで欲しい旨の張り紙が貼られ、特に子供の入浴には親が湯温を確かめてから入るよう書かれてある。 さっぱりした肌触りで、若干の硫黄臭があるが飲み心地も良い。 何とも落ち着く浴槽で、10人ほど入ることが出来る。 露天風呂には、一度衣服を着けてから渡り廊下を通り、露天風呂用の脱衣場で裸になり入る。 露天風呂はやはり吾妻渓谷に張り出した建物の地階にあり、屋根と3方向の壁が視界を邪魔するが渓谷を通る風は涼しい。 緑の陽光がまぶしく、ぬるめにうめられたお湯は長湯が出来るが、夏のことでアブの羽音が気になりそこそこに引き上げた。 この王湯もやがて八場ダムの水底に沈むという。 | |
(川原湯温泉・王湯浴槽) | |
(川原湯温泉・王湯脱衣場) | |
(王湯・露天風呂) |
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